2008年11月17日

アジアシリーズ2008二日目

SK 15-0 天津

スコア通りの試合過ぎてなんとも言うことが出来ませんが、表現の善し悪しは分からないもののまさに手玉に取られたといった感じの試合でした。立ち上がり2回はSKソン・ウンボムも天津チェン・ウエイもまずまずいい感じの出だしだったのですが、切れるカードの枚数がやはり天津とSKでは違っていた、ということかもしれません。下位打線の二人がカウントをかためないうちにヒットで出塁・タイムリーを決めると、9番パク・ジョンファンがチェンの緩い足元をついてのバントヒット。さっそくの攻勢に動揺したチェンは暴投してしまい、畳み掛けるように盗塁を許すとストレートの四球、投手交代へと追い込まれていきました。かわったリ・ズリアンも背負った走者の圧力に気圧され、甘く入った球を外野に運ばれる展開を繰り返し、前の二回が見る影もない7失点でゲームのあらかたの結末は決まりました。毎年のことですが、中国勢はどこか韓国勢に異様に弱い気がしてなりません。



どうにもこうにも投手陣は四球が多いこと、そして打線はカウントが悪くなってから振りが大きくなること、このあたりが繋がりの悪い打線の淡白さと苦しい投球を強いられる投手陣の原因のように思えます。天津と言う1球団でオールスターでの出場を続けてきたアジアシリーズとほぼ変わらない成績を残せていることは成長の証と言って差し支えないのでしょうが、どうしても「野球強国」と張り合うための一線を越えられないように見えて仕方がありません。逆に勝ったSKは試合内容的にも大会的にも勝ちが板についたところがあり、失点率の関係からもほぼ決勝進出が決定。打線にも満遍なくあたりが出て、第一線でとめられた打線もあたりが完全に戻ったように見えます。前評判が高かったSKではありますが、ここまで堂々とした戦いを見せられると恐ろしいものがあります。まぁまだまだ大番狂わせがあるのが国際戦、この試合でも感じたとおりSKは万能チームではありますが、決して全てが他球団より秀でたチームと言うわけでもないと言うところが難しいところ。弱点が無いのが弱点ってなんだそれは、西川先生が前にそんな事言ってたような気がしないでもない。



統一 1-2 西武
台湾のエースパン・ウエイルン、そして日本シリーズMVP岸の両投手のさすがとも言える投手戦でした、あれで打てないのはまぁ攻めるにゃ酷ってもんでしょう。統一打線は初回から目に見えて長打を狙う積極性を見せ付けており、2本のヒットがともにツーベースだったことやゴロの少なさ、唯一の得点が犠牲フライによるものだったというあたりの数字にも、そのあたりはよくよくでているんじゃないかと思います。しかしそこは流石若きエースといったところで、ホーム突入を許さない試合どころかスタンド突入を許さない絶妙な配球、力で押しても勝てるわけではないというところをありありと台湾のファンのかたがたに見せ付けちゃってくれていました、奪三振ショーと呼んでも差し支えない力投だったようにさえ思えます。一方のパン・ウエイルンも貫禄というところを見せつけた投球ではあったのですが、やはり完璧に抑え続けることはかなわず、下位打線に不意をつかれたような2点を決められてしまう悔しい敗戦。攻守ともに西武が一枚上手だった、勝因はそんなところかもしれません。



そういやなんにも関係ないですが、試合を見ていてふと、星野という投手がかなり統一側の視線を受けているような気がした事がありました。左のサイドで厳しいところがつける上に球種が多く、サイドに人材が多い韓国は別として、よくよく考えてみると台湾の選手たちは彼のような選手にお目にかかっているとは思えません。西武ベンチとしては左のヤン・セン、パン・ウションを殺すシチュエーショナルレフティ的な活躍を期待して送り込んだのでしょうが、あの反応を見るに、今後の国際大会で彼のような存在に面喰らう国々は多いのではないかという気がしました。決勝進出の分かれ目は失点率、西武はこの後対天津戦ですのでほぼ決勝は手中に収めた感じになりましたが、統一は脚を使った戦力でSKに分が悪く、大量得点をしなければ決勝に上がれなかったはずの試合だというのに、打線が本塁打から遠のかされた形になってしまいました。岸がすごいのか、統一が意識しているのか、WBCも近いだけにここでせめて好材料ぐらいは拾っておきたいところだと思うんですけど。

posted by shoeless |01:49 | アジア野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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