2008年03月13日
3月12日世界最終予選
我来台湾的目的是看棒球 3月12日、空港から台中へのアクセスに悩まされ、英語がまったく通じないアウェーの中、バスも鉄道もないアクセス状況の球場へ向かわなくてはならない。幾多の障害を乗り越え、ついに僕は今、五輪野球競技世界最終予選が行われるここ台湾インターコンチネンタル球場へ到着しました。ここに来るまで一体どれほどのお涙頂戴イベントがあったことか、本来ならそのイベントの日記のみで普段のごとくわんさか書くところですが、「久しぶりに更新したと思ったら旅好きのOLのブログに」みたいになるとあれなので、大人しくレポートだけ書いて終わりにしようと思います。自重。 まぁでも上の情報もあながちレポートに関係ない話ではありません。幾多の困難の中には、上にあるとおり球場へのアクセスの問題があったからです。今回の大会の舞台の一つ台中洲際棒球場、日本名「インターコンチネンタル野球場」は主に国際戦で使用される、台湾でも有数の奇麗な球場です。コンビニからお店、カフェやらマクドナルドもあり、日本の総合施設的な野球場とイメージは近いかもしれません、芝生の手入れも行き届いており外野席や電光掲示板も完備、流石は台湾が誇る球場といったところでしょう。しかし台中市にフランチャイズを構える興農ブルズは別に球場を持っており、いまだプロ使用の球場ではない事が理由だと思うのですが、球場へのアクセスがあまりよくありません。まぁ野球場なんて大体土地の問題で郊外に立てるもんですが、それにしたって最寄のバス停、駅、ともに無し、観光客はほぼタクシーを使用しているんじゃないかと思います。どこを台中中心部と言うかは難しいところですが、台中のデパートSOGOからは20分程で到着できます。今からでも来るよ!という方は参考にしてみてください。 そんな事もあって台湾での注目は非常に気になるところだったのですが、いざ来てみればスポーツニュースはほぼ最終予選一色、空港から広告の幕をデデーンとたらしビラもありまくり、台湾戦は連日超満員でチケットは完売御礼、これならば十分、「今台湾は最終予選に注目が集まっている」と言っても良いでしょう。昨晩のニュースによれば台湾VS韓国戦のチケットは値上がりしまくって今じゃ4倍の値が付くとも言われており、正直僕もうかうかしていられないじょうきょうになってきました、景気がいいようで喜んでいいんだか悪いんだか。ホテルの台湾の人たちからチケットは手に入らないとさんざ脅されていたような状況に、ダフ屋にぼられたらどうしようとびくびくしていたのですが、まぁそれは主に台湾戦周りの話だったようで、いざ球場に行ってみればびっくりするぐらいのほんわかムードで当日券も簡単に手に入れれました、ガラガラとまでは言いませんが、観客も多くはありません。ちなみにチケットの値段は300台湾ドルから500台湾ドル、ヨーロッパ選手権とほぼ同じ、誰が決めてるんだろ。 ドイツ 1-12 韓国 ドイツの先発はナショナルチーム史上最速の男とコーチからお墨付きとなった快速投手HENKENJOHANN TIM、対する韓国の先発はかつては韓国球界ビッグ3の一人と呼ばれた軟投派SON MIN HAN、正反対の二人の投げ合いとなった試合は韓国応援団のおっさんのビックリするぐらい美しい国家斉唱で始まりました。ドイツは初回からSON MIN HANのひとをおちょくったような怪投に操られ、あっというまに出鼻をくじかれます。もともと大きく振りぬくタイプの多いドイツは変化球にスッコスコにやられる印象があったのですが、それにしたってSON MIN HANの最高球速は130中盤、ヨーロッパ予選であれだけ打ってきた球だというのにドイツは手も足も出ません。そんなすべりだしのベテランSON MIN HANと対照的に、HENKENJOHANN TIMは初回から韓国打線に苦しまされます。自慢の直球の速球が定まらず、キャッチャーがおっつけとりになる場面もしばしば、そんな彼をオールスターの韓国打線は逃しませんでした。WBCで見せた機動力は健在のようで、初回からどんどんと揺さぶりをかけに来ます。一度ランナーを気にしだしてしまったが最後、HENKENJOHANN TIMは徐々に緻密さを失い、牽制球でさえ暴投に仕掛けたあげくミスから進塁を許し、早々と2点を失う渋い立ち上がりとなってしまいました。 SON MIN HANとHENKENJOHANN TIMで何が違ったのか、それは一概にはこれと断定はできませんが、こうやって改めて考えてみるとドイツの打線全体からはひとつのテーマめいたものがみえてきます。それは端的にボールカウントへの意識が積極的ではないという事と言えるでしょうか、気のせいかもしれませんが、ドイツの打線、チーム全体から、振って塁に出たいという精神が感じられたような気がしたのです。野球がボール打つべきゲームなのか選ぶべきゲームなのか、どちらの精神が正しいかは今は考えませんが、一例としてこの試合全体の打者のフォアボール数をだしてみますと、韓国7に対しドイツはたったの1、両国投手陣の制球の差を差し引いてもドイツ打線の四球に対する消極的さが伺えるかと思います。基本的にカウントを悪くしてからの勝負が多く、出塁してもなかなか後が続かない展開。この試合もまたその例には漏れず、2回には5番LUTZ DONALDによってホームランは出ましたが、やはりソロホームランで、その上2球連続ファウルで追い込まれた後からの球でした。振りは良いのに当たらない、当てられるのに続かない、SON MIN HANの投球はドイツ守備陣のリズムをも蝕んでいきます。 以前ドイツは我々の想像よりか大味でアメリカ的な野球をすると言った事がありましたが、一つ一つのプレーで見たとき、ドイツの選手は守備にそこまでの難があるわけではありません。事実ここまで5試合のエラー数も合計3。所謂堅実で細かい訳ではないですが、練習においてもほぼほとんどの実践においても、ジャッグルやトンネル落球等のミスが目立つチームではないのです。そんなドイツがこの状況である理由の一つには、やはり単純な捕球云々以外の部分のあやうさが背景にあるのかもしれません。上記の通り韓国打線の走塁に神経をとがらせていたバッテリーの焦りが、することによって傷口を広がかねない危なっかしい牽制を呼び、2連続での暴投を呼びます。両者ともエラーではないですが確実にミスと呼べる代物だった事は間違いなく、焦りはそんなプレーと共に伝染していきます。連携ミスで走者を予定の一つ先の塁へ進めさせ、判断ミスで走者を生かし、ピッチャーゴロを落としながらも完成させる様はエラーのつかない守備難の代名詞とも言えるでしょう。試合中ピッチャーゴロを投手と捕手がぶつかりかけて内野安打にしてしまった場面がありましたが、あの場面こそ今のドイツの「打ち取れる力を持ちながらあと一歩うまくいかない」状態の最たるものだったような気もしました。 2回で5失点、4回には一挙6点を失ったドイツはそのまま復活することなく7回コールド負け。オールスター陣容の韓国が強すぎたのか、ドイツが試合をあっさり捨てたのか、幾つか疑問が試合が残るもののなかなか面白い試合内容でした、まぁしいて言えば二国共に対照的な国だったと言えるかもしれません。最初に述べた二人のピッチャーが140後半と130中盤と言う事も一つそうですし、会場を睨み続けてた韓国ベンチと台湾バナナをむさぼっていたドイツベンチというのもそう。そういえばドイツベンチで思い出したのですが、試合中、急にドイツベンチが「ウオオオオオーン」と唸りを上げた事がありました。あんまり突然に発作のごとく唸りだしたのであっけにとられる暇もなく「あれはそういうもんだよね、うん」と納得してしまっていたのですが、試合後ようやく理由が分かりました。ドイツの背番号12番、wulfさんが打席に立っていたから、多分もじりで遠吠えしていたんじゃないかと思います。みなさんも今後ドイツ戦を見る機会があれば是非注意してみてください、吠えてるから。まぁトップをひた走る韓国と棚ボタで出場枠を得たドイツでは注目度が違う、というのも仕方の無い話かもしれませんが、これら違いはそういう部分の違いと言う事なのでしょう。 報道陣ももちろんのこと両国間で差はありましたが、入館許可書を得て球場入りしている人たちもかなり韓国がお目当て、という感じがしました。報道の人たちから漏れ聞いた話によると、日本からは中日スカウトと横浜スカウト、メジャーからはフィリーズやジャイアンツの極東担当スカウトが来ていたようで、現場最先端でうずまく大人の仕事の臭いを感じずにはいられません。それ以外のところで言えば、韓国で野球を取材していらっしゃっている室井さん(当ブログにリンクがあります)やNHK取材陣、日本代表の参謀といわれている三宅スコアラーも来場。そんなビッグネームの中で僕一人ボケーっと野球を見れたこと、僕、一生忘れないからね! 南アフリカ戦の日記についてですが、今書いていた文が回線の不調でさっくりお釈迦となりました。明日以降にアップします。![]()
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posted by shoeless |01:28 |
国際大会 |
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3月12日世界最終予選
コメント投稿者ID :
HENKENJOHANN TIM選手はアメリカのマイナーで活躍できる実力があるのでしょうか。140キロ台後半というのは凄いですね。
posted by thesearch | 2008-03-19 16:39
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