すき間ベイスターズ

限界の特典チケット 2015年度ファンクラブ

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前回記事で推定した2015年度のファンクラブ会員数23万人超というのは、どの程度の多さなのか考えていきたい。

まず特典チケットの受け入れ限界を明らかにしたい。方法は対象席数を座席表で数えた。内野指定Cは1塁側を数えて2倍したのであるいは違うかもしれない。

外野指定	 4,633
内野指定C	 3,322
内野指定B	 3,633
合計  	11,588

2015年度対象試合:64
2015年度対象席総数:11,588×64=741,632


シーズン後半に対象席種が拡大された試合もあったが、シーズン中の決定で当初予定にはなかったと思われるので数には入れない。 実際には特典チケット以外の購入が優先されるので、特典チケットへの割り当ては何割も少ないことは明らかである。例えば2016年のハマスタ開幕シリーズのライト側外野席は特典チケット受付前の時点で完売している。ただ、少なくとも、74万という限界を超える特典チケットをばらまいたら必ずチケットを取れない人が出てくるという一つの目安にはなるだろう。

もし会員すべてがレギュラー会員ならば23万×2=46万だから、最低でも46万/74万=62%は特典チケットで埋まる計算となる。残りの38%で、スペシャル会員の特典チケット3枚目以降や販売分などが賄えるのか、かなり疑わしい。計算すると、スペシャル会員が24%を超えると受け入れ限界を突破する。細かくはキッズ会員とか来場登録回数で特典チケットが追加とかもあるが無視する。

スペシャル会員比率を推定するため会員証画像を集めたところ、スペシャルは75枚中26枚、34%強であった。だが、そのまま使うわけにはいかない。75枚がいつ記録されたかの内訳を示す。

記録年 枚数
2013  11
2014   8
2015  15
2016  41


2015年以外のものは2015年の比率を求めるのに直接は使えない。2016年記録のものは会員番号から2015年に会員だったことがわかるものもあるが、2015年の種別はわからない。となると使えるのは15枚のみとなり、さすがに少なすぎる。2015年時点の会員番号がもっと大量に集まれば統計上意味があることが言えそうなのだが、調査方法に困っているところである。

結論:2015年度ファンクラブ会員数は特典チケットをすべて受け入れられる限界近辺にあったが、限界を超えていたと言い切るにはデータが足りない。 この答えとなるデータを球団は当然知っているわけで、それを踏まえての2016年度の制度変更なのは間違いない。チケット消費量を3段階にして需要が少ない方へ誘導しているが、休日しか来られない人には改悪に等しく、グレードを下げたり退会する人がまとまって出る初めての年となるだろう。去年のチケット入手難で、無条件に入った方が得だとはとても言えなくなった。ビジターファンの少ないカードで席種を拡大したのは朗報だが、それくらいで去年芽生えた不信感を消せるのか。

特典チケットというのは、利用者の立場からすると与えられた回数は観戦に行きたいと期待するが、運営上は空席対策、売れ残った席の安売りである。航空会社や宿泊施設が閑散期に安くしているのと仕組みは似ている。しかし、特典チケットはいつ、何枚使うかは自由に決められるという非常に便利なシステムである。便利すぎるがために会員数が膨れ上がったが、多くなればなるほど希望のチケットは取りづらくなり、会員の期待から外れていくのは必然だ。

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記事カテゴリ:
ベイスターズファンクラブ会員数の推定
タグ:
ファンクラブ
B☆SPIRIT友の会
特典チケット

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