2006年07月28日
今週スコティッシュ・プレミア・リーグが開幕し、以降プレミアなどが続々と開幕していく。相変わらず大型補強を続けるチェルシーやレアル・マドリ、セリエAの混沌とした不正事件の裁定とそれにまつわる移籍話などが紙面をにぎわせている今、まさに新たなサッカーシーズンの到来と言った様相だ。
しかし、この06-07シーズンに中田英寿の姿はない。いつもならひたむきにトレーニングに励む彼のニュースや、新たな移籍の話題が入ってくる頃なのに、紙面に彼の名前は踊らない。なぜこんなにも彼の不在が悲しいのだろう。
それは僕と中田が1時代を共に戦った「戦友」だからだと思う。彼がアトランタで気むずかしい青年だった頃から今まで、僕はずっと彼と共にサッカーを見てきた。
深夜のテレビ放送で、時にはゴールデンタイムの試合で、彼のパスやシュート、トラップ、タックルの一つ一つに声援を送り、「共に戦ってきた」仲間として、もう共に戦えぬことが悲しいのだ。
どんな苦境も確固たる信念と実力で跳ね返し、NAKATAは戦い続けてきた。僕はそんな中田のプレーに声援を送り、共に怒り、共に喜び、共に絶望した。
そんな戦友がピッチを去る。
中田のどんな逆境にも耐えた精神力と体力がつきてしまったことに、まるで自分自身を否定されてしまったような感覚を覚える。
「もう、ダメなのか」
という思い。彼がユベントスを絶望の淵に突き落とすミドルシュートをネットに突き刺したときのあの快感、NAKATAを通し、「日本人でもできるんだ」という感慨にひたることはもうできない。
J2のカズを見に来る中年のおじさんたちは、カズがピッチを駆けまわり、泥臭くゴールを狙う姿を見て、
「カズがまだやってる。俺たちもまだできる。まだがんばれる。」
と思い、涙するそうだ。
年齢こそ違うけれど、僕らも中田に対して中年おじさんがカズによせるのと似た思いを持っていたのではないかと思う。それが、偉大な選手の全盛期を見た人間の自然な感情なのだろう。
僕はいつまでもローマやペルージャの中田を忘れないし、おじさんたちはヴェルディの頃の華やかなカズの姿を忘れない。そして、そのかつてバリバリだった選手がたとえ名門と呼ばれるチーム、ビッグクラブから弱小チームや2部リーグに移っても、その活躍を見れば
「お、まだやってんのか。がんばってるな。よし、俺もがんばろう。」
と思える。「共に戦う」ことができるのだ。
しかし、僕らはもう
「まだ中田も戦ってる。俺もまだ戦える。」
という思いを持つことはできない。
だからこそ、僕はただただ中田と共に戦えなくなったことが、悲しくて仕方ないのだろう。
posted by やーり |23:45 |
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2006年07月25日
あれほど騒がれて大事件になりながら、
マルコ・マテラッツィ 罰金+出場停止2試合
ジネディーヌ・ジダン 罰金+出場停止3試合(引退のため奉仕活動3日間)
という裁定で事件は終わり、話題の人種差別発言については「なかった」とされる。
しかし、これではどう考えてもおかしいでしょう?暴言や厳しいマークを受けただけで、決勝の延長で、あと10分で試合終了ってとこでジダンが頭突きをするでしょうか?彼の行為は許されるものではない恥ずかしいことではありますが、単純な暴言で激情するほど子どもではないはずです。そこには家族への侮辱を超えたひどい言葉が吐かれたことが推察されます。
そこであくまでも推論ではありますが、メディアの報道の通り
「テロリスト売春婦の息子」
発言はあった。しかし、それを公表すると大きな社会問題になりかねないから、喧嘩両成敗で済ませた。FIFAという巨大な権力が、選手の制裁より社会の安定を選んだということではないでしょうか。人種問題が絡むとアフリカW杯開催にも影響しますしね。
ところで、この事件(決勝戦)のあとフランスの新聞は
「ジズー、大好きだよ」
という言葉を一面に掲載したそうです。人々はよく覚えているんですね。彼が予選すら突破できなかったフランスを自国開催のW杯優勝に導き、続くユーロでフランスをサッカー大国に再び押し上げたことを。
人は過ちを犯す。しかし、それまでに行ったことは1度の過ちですべて消えてしまうわけではない。ジダンの栄光に彩られた選手生活もあの頭突きですべて消えてしまうはずがありません。
みなさんは覚えているでしょうか?あの「神様」ジーコですらJリーグで「つば吐き事件」を起こしてしまった。けれども彼は変わらず人々の尊敬を集め続け、日本代表監督まで務めた。
偉大な選手でも長い選手生活で何度か挫折を味わいます。しかし彼らがそれでも偉大と言われるのは、挫折を補って余りある輝かしい記憶を人々に与え続けたから。
不思議ですね。いつも思い出すのは、いいことや楽しかったことばかり。引退した選手を語るとき、なぜか全盛期の姿をみんな想像するでしょう?
「ジダン?ああW杯の決勝で頭突きしたバカなヤツか。」
そんなの悲しいじゃないですか。
「ジダン?あの華麗なボールタッチをもう見られないのは残念だな。あいつのルーレットは抜群だったよ。パスだけじゃなくて自分でゴールも決められたし、ヘディングも強かったな。」
僕だったらこう答えたいですね。
posted by やーり |12:38 |
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2006年07月22日
「イタリアの老貴婦人」
いつからかユベントスはこう言われるようになった。したたかに栄冠を取り続け、決してリスクを負った行動には出ない。そこに所属する選手はみな「成熟した一流選手」であり、オトナの集団。そしてその選手獲得のドンたるルチアーノ・モッジは
「カルチョ・メルカート(移籍市場)を牛耳る存在」
と呼ばれ、事実ユベントスほどスマートに移籍市場を切り抜けているチームはいなかった。しかし、その大きすぎる影響力がついに法に触れてしまった。これまでもセリエAと言えば優勝が
「最終節までもつれる」
ことで有名。しかももつれたときはユーべが勝つ。強豪が多い厳しいリーグからこその風物詩だと思っていたが、それが八百長の結果だったとは…。
この一連の八百長事件でユーべの降格が決定し、ビッククラブによるいわゆる「ハイエナ」的なユーべの選手狩りが始まったわけです。そういえばペッソットが飛び降り自殺なんていう悲しい事件もおきてしまいました。
最近決まった移籍は
DF ジャンルカ・ザンブロッタ → バルサ
DF リリアン・チュラム → バルサ
DF ファビオ・カンナバーロ → レアル・マドリ
MF エメルソン → レアル・マドリ
バルサの守備陣はこれで磐石になりましたね。バルセロニスタとしては飛び上がるほどうれしい移籍です。2人とも「円熟」の域ですが、ラーションのようにバルサというクラブの力が彼らを若返らせるはずです。
レアルも欲しいところをようやく取れましたね。これでやっとセンターラインが安定するでしょう。エメルソンとグティorエルゲラ、カンナバーロとセルヒオ・ラモスのコンビなら磐石です。あとは前線をどうするかが「白い巨人」復活のキーでしょうか。
ということで、堅守を誇ったユーべのセンターラインは骨抜きにされてしまいました。イブラ、トレゼゲあたりもまず移籍していくことでしょう。移籍先はミランあたりがくさいですね。
沈みゆく船に残るのはアレッサンドロ・デル・ピエーロ、ジャンルイージ・ブッフォン、パヴェル・ネドヴェドと言われています。それから移籍したばかりのマルコ・マルキオンニ。
お前ら、「男」だ
っていう気持ちになります。降格になんの責任もないのにチームに忠誠を誓う。これがユーべというクラブの偉大さと歴史を物語っています。たとえ今回の事件があっても、プラティニ、バッジョ、ジダンら偉大な選手が所属した偉大なクラブであることに変わりはないのです。
今期は日本でもセリエBのハイライトが見られるんでしょうか?
「史上最も豪華な2部リーグ」
というのも少し楽しみになってきました。
posted by やーり |01:34 |
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2006年07月19日
「古い井戸にまだちょっと水が残っているのに、新しい井戸を掘るのはどうか。」
オシムさん、おっしゃる通りです。
「ジーコは罠にはまった。目の前に実る果実をむさぼって、次の果実を育てなかった。」
トルシエさんも、おっしゃる通りです。
それだけ小野・稲本世代の人材と才能は豊かで、中村という選手の技術と能力がズバ抜けてるっていうことでしょう。稲本・小野はもう試合に出て今期をスタートさせましたね。中村もそろそろでしょう。
「日本の育成システムの最高傑作」
「彼らはボールと戯れる」
と言われた世代の爆発は2010年なのか。ポルトガルのゴールデン・エイジがWユース優勝から10年以上経ってユーロ準優勝とW杯ベスト4になったように。
日本の黄金世代も、2010年にはあのWユース準優勝から11年が経つ。
「水はまだ、かれていないか?」
posted by やーり |10:06 |
日本代表 |
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2006年07月16日
ユーべ、フィオレンティーナ、ラツィオの降格決まりましたねー。フィオレンティーナなんて
「え、また!?」
ですよ(笑)
さて、そうなると移籍の動きが活発になるわけで、今シーズンの移籍市場の主役になりそうな迷える巨人、レアル・マドリーについて個人的な改善計画を考えていきましょう。
まず、監督はカペッロということで、間違いなくフォーメーションは4-4-2です。
GKはカシージャスで決まりでしょう。レアル生え抜きの彼を外すのはカペッロでも無理だし、彼よりいいキーパーで同年代なのはチェフくらいですから。
DF陣はセルヒオ・ラモスとシシーニョを残してカンナバーロとザンブロッタを入れたいですね。そうすれば年齢的なバランスもいいし、欧州屈指です。テュラムも1年限りなら使えそう。ロベカルさんはとっとと出て行ってもらって結構です。
MFはジダン引退、ベッカム、エルゲラ引退寸前ということで、特に補強が不可欠です。エメルソン、グティを中心に左にC・ロナウド(×ならロビーニョ)、右にホアキン・サンチェス(×ならカッサーノ)を加えたらどうでしょう??リベリーに50億は高すぎます。
FWの2トップですが、ロナウドくんは
「飼い殺し」
が妥当なんじゃないですかね?そろそろレアルに飽きてるようなので、移籍させてあげるのが一番だとは思いますが。
ラウールさんorロビーニョorカッサーノと誰を組ませるかってとこなんですが、ここにはファン・ニステルローイ、トレゼゲあたりのビッグネームが欲しいです。最悪ルカ・トニでもいいかもしれません。とにかく、本格的な得点力のあるCFが絶対不可欠。
といった感じが私の提案ですが、いかがでしょう黒い巨人とどん底具合がそっくりな、白い巨人さん?
posted by やーり |16:10 |
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