2009年03月23日
シーズン終了 帰国後雑感
先週水曜日に無事、帰国しました。 オーレからの帰路を少し。 トロンハイムからオスロまでの車移動は、思いのほか短時間ですみました。 途中、オップタールという小さな町を通過。 この地名だけでピンとくる方は相当なアルペンスキーファンです。 そう、1988年、いまから20年ほど前に岡部哲也さんが2位になったワールドカップ会場です。(優勝はアルベルト・トンバ) 木村氏のHPによると当時はカルガリーオリンピック直後のレースでだれも北欧の片田舎には行かなかったとの記述があります。 木村氏のおっしゃるように、オップタールはほんとに山の中の田舎町でした。失礼ながら「こんなとこでよくワールドカップをやったなー」という感じです。 ま、同じようなワールドカップ会場は他にもありますけどね。(バドクラインキルヒムとかヒンターストウッダーとか) いまではワールドカップの男子SLに日本人カメラマンがだれもいないということはありませんが、当時はそういうこともあったのですね。 岡部さんはワールドカップはこの2位が1回。その後のエース、木村公宣さんも3位が最高。 そう考えると、「現代のエース」佐々木明は2位が3回。史上最高の成績を残している日本のエースと言えるでしょう。 しかし、そのエースも今季は度重なる怪我で大苦戦でした。 来季はオリンピックシーズンでもありますので、トリノオリンピック前のシュラトミングでの明のような、大活躍を望みたいところです。 一方、「今季日本人最高位」の14位をシュラトミングであげた湯浅直樹。今季のWCランキングも日本人トップですが、彼自身は調子の良さがレースで発揮できない消化不良なシーズンだったかもしれません。 世界選手権では思いもよらぬ?GSでスーパーランをみせてくれましたが、その後は調子を落とし得意のクラニスカ・ゴラでも2本目に残れませんでした。今シーズン彼自身最後の欧州レースであるドイツ選手権で好ポイントも取れたので、私個人としては、「あせらずじっくりオフシーズンのトレーニングをこなしてほしい」と思います。 そして結果的に日本のレースに出場したことが来季への大きなステップとなった皆川賢太郎。彼の場合、心配なのはひざを中心とした体調面だけでしょう。メンタルは全く心配ないと思います。ベテランの底力をバンクーバーでは発揮してほしいところです。 日本のトップ3は、レースで本来の力を発揮すれば世界で互角に戦える実力を備えていると言えますが、心配なのは若手の成長です。 大越龍之介には来季どこかのレースで2本目に残って、ワールドカップで初順位を記録してほしいと思いますし、石井智也には早い段階で初出場を果たしてほしいと思っています。 そして彼らに続く選手の登場を早期に望みたいところです。 今年の「帰国後初仕事」は東京マラソンでした。 私はゴール担当。 「エリートランナー」とよばれる招待選手や本格的なランナーたちを撮り終えると、少しずつ一般ランナーがゴールに増えていきました。 ほとんどの人が自己タイムを更新したのか、バンザイ、いや、「グリコのポーズ」でフィニッシュしていました。 どの顔も達成感に満ちあふれていました。しかもそれが3万人。 そして4時間を超える頃には、ゴールは人であふれ、芋洗い状態になっていました。 ランニング人口の底辺の広さをまざまざと見せつけられた感でいっぱいでした。 さて、アルペンスキーはどうすれば国内の底辺拡大ができるか? 一朝一夕にいく問題ではありませんが、私は競技者もSAJ登録をしてもらって、レーサーはみな、SAJポイントを持ってもらうのがいいのではないかと考えています。 基礎の検定が数人資格者がいれば内輪のクラブ内でもできてしまうように、(昔はそうだったのですが今もそうですかね?)B級レースを場所を決めてやるのではなく、公認セッターとペースレーサー、ある程度のコースがあればどこでもいつでも開催可にするというのはどうかと思っています。 そのような規定にすれば、公認セッターとペースレーサーが各大学サークルの合宿を行脚して全選手にポイントを与えたり、そこで技術の講習もできたり、人のつながりも生まれると思います。 自分が国内でどれくらいの位置にいるのか明確になることによって、励みにもなるし、東京マラソンではありませんが自己ポイントの更新を目標にアルペンスキーを継続していけることにも継ながるのではないかと思います。 小さなことかもしれませんが、大会を開くというとお金がかかるという問題がついてまわるので、SAJB級のレース開催規定の簡略化やそれが無理であればC級、D級レースの創設など考えてみてもいいのではないかと思います。ま、これはあくまでも「底辺拡大」のため、いわいる草レーサー減少歯止めのためと捉えていただけると幸いです。 もっと深刻な問題は某掲示板によると、中学・高校生で真剣にトップを目指してアルペンスキーをする選手が減少しているということにあるようです。 用具や遠征費にお金がかかり、道半ばで断念せざるを得ないのが現状。これはアルペンの本場、オーストリアでも同じらしく、以前キッツビュールのスキー学校の先生に聞いた話によると、一流のスキー選手になるまでにはかなりの額のお金がかかり、多くの中学・高校生がアルペンスキー選手への道を断念していくそうです。 「ジュニアの育成」には今、どのスポーツでも力をいれています。アルペンスキーも取り残されることのないよう、「しかるべき立場の大人」がしっかりとビジョンを示して確実な未来への投資を始めなければ、今の「トップ3」のように世界で互角に戦える選手は生まれてこないかもしれません。 「底辺の拡大」と「ジュニアの育成」、どちらも地道な活動が実を結ぶものだと思います。私自身も「継続は力なり」、アルペンスキーの撮影をこれからもずっと続けていきたいと思います。
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posted by shinichiro |23:14 |
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先週水曜日に無事、帰国しました。
オーレからの帰路を少し。
トロンハイムからオスロまでの車移動は、思いのほか短時間ですみました。
途中、オップタールという小さな町を通過。
この地名だけでピンとくる方は相当なアルペンスキーファンです。
そう、1988年、いまから20年ほど前に岡部哲也さんが2位になったワールドカップ会場です。(優勝はアルベルト・トンバ)
木村氏のHPによると当時はカルガリーオリンピック直後のレースでだれも北欧の片田舎には行かなかったとの記述があります。
木村氏のおっしゃるように、オップタールはほんとに山の中の田舎町でした。失礼ながら「こんなとこでよくワールドカップをやったなー」という感じです。
ま、同じようなワールドカップ会場は他にもありますけどね。(バドクラインキルヒムとかヒンターストウッダーとか)
いまではワールドカップの男子SLに日本人カメラマンがだれもいないということはありませんが、当時はそういうこともあったのですね。
岡部さんはワールドカップはこの2位が1回。その後のエース、木村公宣さんも3位が最高。
そう考えると、「現代のエース」佐々木明は2位が3回。史上最高の成績を残している日本のエースと言えるでしょう。
しかし、そのエースも今季は度重なる怪我で大苦戦でした。
来季はオリンピックシーズンでもありますので、トリノオリンピック前のシュラトミングでの明のような、大活躍を望みたいところです。
一方、「今季日本人最高位」の14位をシュラトミングであげた湯浅直樹。今季のWCランキングも日本人トップですが、彼自身は調子の良さがレースで発揮できない消化不良なシーズンだったかもしれません。
世界選手権では思いもよらぬ?GSでスーパーランをみせてくれましたが、その後は調子を落とし得意のクラニスカ・ゴラでも2本目に残れませんでした。今シーズン彼自身最後の欧州レースであるドイツ選手権で好ポイントも取れたので、私個人としては、「あせらずじっくりオフシーズンのトレーニングをこなしてほしい」と思います。
そして結果的に日本のレースに出場したことが来季への大きなステップとなった皆川賢太郎。彼の場合、心配なのはひざを中心とした体調面だけでしょう。メンタルは全く心配ないと思います。ベテランの底力をバンクーバーでは発揮してほしいところです。
日本のトップ3は、レースで本来の力を発揮すれば世界で互角に戦える実力を備えていると言えますが、心配なのは若手の成長です。
大越龍之介には来季どこかのレースで2本目に残って、ワールドカップで初順位を記録してほしいと思いますし、石井智也には早い段階で初出場を果たしてほしいと思っています。
そして彼らに続く選手の登場を早期に望みたいところです。
今年の「帰国後初仕事」は東京マラソンでした。
私はゴール担当。
「エリートランナー」とよばれる招待選手や本格的なランナーたちを撮り終えると、少しずつ一般ランナーがゴールに増えていきました。
ほとんどの人が自己タイムを更新したのか、バンザイ、いや、「グリコのポーズ」でフィニッシュしていました。
どの顔も達成感に満ちあふれていました。しかもそれが3万人。
そして4時間を超える頃には、ゴールは人であふれ、芋洗い状態になっていました。
ランニング人口の底辺の広さをまざまざと見せつけられた感でいっぱいでした。
さて、アルペンスキーはどうすれば国内の底辺拡大ができるか?
一朝一夕にいく問題ではありませんが、私は競技者もSAJ登録をしてもらって、レーサーはみな、SAJポイントを持ってもらうのがいいのではないかと考えています。
基礎の検定が数人資格者がいれば内輪のクラブ内でもできてしまうように、(昔はそうだったのですが今もそうですかね?)B級レースを場所を決めてやるのではなく、公認セッターとペースレーサー、ある程度のコースがあればどこでもいつでも開催可にするというのはどうかと思っています。
そのような規定にすれば、公認セッターとペースレーサーが各大学サークルの合宿を行脚して全選手にポイントを与えたり、そこで技術の講習もできたり、人のつながりも生まれると思います。
自分が国内でどれくらいの位置にいるのか明確になることによって、励みにもなるし、東京マラソンではありませんが自己ポイントの更新を目標にアルペンスキーを継続していけることにも継ながるのではないかと思います。
小さなことかもしれませんが、大会を開くというとお金がかかるという問題がついてまわるので、SAJB級のレース開催規定の簡略化やそれが無理であればC級、D級レースの創設など考えてみてもいいのではないかと思います。ま、これはあくまでも「底辺拡大」のため、いわいる草レーサー減少歯止めのためと捉えていただけると幸いです。
もっと深刻な問題は某掲示板によると、中学・高校生で真剣にトップを目指してアルペンスキーをする選手が減少しているということにあるようです。
用具や遠征費にお金がかかり、道半ばで断念せざるを得ないのが現状。これはアルペンの本場、オーストリアでも同じらしく、以前キッツビュールのスキー学校の先生に聞いた話によると、一流のスキー選手になるまでにはかなりの額のお金がかかり、多くの中学・高校生がアルペンスキー選手への道を断念していくそうです。
「ジュニアの育成」には今、どのスポーツでも力をいれています。アルペンスキーも取り残されることのないよう、「しかるべき立場の大人」がしっかりとビジョンを示して確実な未来への投資を始めなければ、今の「トップ3」のように世界で互角に戦える選手は生まれてこないかもしれません。
「底辺の拡大」と「ジュニアの育成」、どちらも地道な活動が実を結ぶものだと思います。私自身も「継続は力なり」、アルペンスキーの撮影をこれからもずっと続けていきたいと思います。
おはようございます。
今日はチーム戦。オーストリア、スイス、イタリア、フランス、そして地元スウェーデンの5カ国が出場です。
今朝は雲ひとつない快晴。写真は逆光なので少し白っぽいですが、私がいたところで一番飛んでくれたのはカメラ前走のハンス・クナウスでした(笑)。
次まで時間がたっぷりあるので、サブプレスセンターに戻ってこれを書いてます。
では、これから第2ヒートのSLに行ってきます。ちなみにSLはシングルポールSLです。
さきほどの続きです。
コースに行ってみたらSLはシングルポールではなく、通常とおりアウトポールも立っていました。
インスペクションのジュリアンのショット。もう今日は遊びのイベントなので余裕です。
「どこ撮るの?」
と聞かれたので、「あの青」と答えると、「じゃあ」、と体を傾けてこんな感じで滑るよとジェスチャーで言ってくれました。
そして、少し普段より傾けてくれました。かな?(笑)
でも、レースが終わってゴールで会ったら、「どうだった?」と聞かれたので「サンキューベリーマッチ!」と言いました。(笑)
今回の引退ランはジュエル・シュナル。プレスリーの仮装なのですが白いのでちょっとわかりずらくてすいません。技術系種目、特にGSを主戦としワールドカップ勝利は1回。記憶に新しいのはトリノオリンピックでのGS銀メダルです。きれいなブルーの吸い込まれそうな目がとても印象的な選手でした。おつかれさまでした。
今日の勝利チームはイタリア。私の記憶ではチーム戦初優勝です。
そして例年通り、ネイションズカップは男子、女子、総合全部、オーストリアです。おめでとうございました。でもなぜか中央のハンス・プムより、後ろのロベルトに目がいってしまうのは私だけでしょうか?(笑)
これでほんとにすべてのレースが終了。
これから私はトロンハイム近くで一泊。明日オスロまでドライブしながらノルウェーの森をゆっくり撮りながら南下、あさって帰国の便に乗ります。では、また。帰国後の雑感ブログで。
総合タイトルはあっけなく決まりました。
小雪舞うなか行われた男子SL最終戦、1番スタートのライヒがコースアウト。
その瞬間、スヴィンダルの2点差での総合優勝が決まりました。
その瞬間は私がいたところからは全く見えませんでした。いま、FISのHPで確認しましたが、片反でしょうか。ほんとにあっけなく終わったように見えました。ライヒは悔しくてしょうがないシーズンの終わり方に違いありません。
それに対し、SLの種目別タイトルはハラハラドキドキでした。
1本目10位につけたグランジェが2本目ラップタイムでゴール。1本目4位のコステリッチをゴールで待ちました。視線の先には大画面。両手をあわせ、祈るようなしぐさをみせました。
そして、コステリッチの中間タイムの遅れが表示された瞬間に横にいたコーチが先にガッツポーズ。
まだイビッツァがゴールする前にグランジェはタイトル獲得を確信しました。昨年、目前で逃がしたクリスタルトロフィーを2年越しで奪取。僚友ジュリアンもゴールしてまず真っ先にグランジェを祝福していました。
SL最終戦はマリオ・マットが勝利。彼にとっても久々の表彰台中央で、やっと勝ったよという安堵の表情でした。
女子GSは今季調子が良かったティナ・マゼが勝利。私は恥ずかしながら、スロヴェニア国歌を初めて聴きました。メジャーコードの明るい曲でよかったです。
そしてカトリン・ツェッテルとGSタイトルを争った「笑顔美人」ターニャ・プーティアイネンが逆転でクリスタルトロフィーを獲得。GSは4年ぶりの種目別総合タイトルです。
これで今季のワールドカップは明日のチーム戦を残して終了。ジュリアンは車にスキーを積み込んでいた私に握手をしてくれました。
「おめでとう。いいシーズンだったね」と言うと、
「うん、これから休みだー!」と去っていきました。
私も今晩は写真を見ながら今シーズンをゆっくり振り返りたいと思います。
ヨーロッパカップの最終戦SLは明が4位、湯浅5位、大越23位、賢太郎は1本目コースアウト。優勝はベテラン、ウルス・インボーデンでした。
追記:クラニスカ・ゴラが終わった時点で賢太郎はスターティングリスト59位でワールドカップ出場権を確保と書きましたが、今日最終戦のスターティングリストを確認すると61位になっていました。つまり、昨年の「貯金」がなくなったためですが、私がうかつでした。すいません。でも、FECで好ポイントをとったので賢太郎自身のワールドカップ出場には影響ないと思います。
急に降り出した雪のなか、キューシュがゴールで吠えました。
今日も朝から快晴のオーレ、男子GS2本目が始まるまでは絶好のレース日和でしたが、2本目の途中から激しい降雪になり選手の視界を遮り始めました。
キューシュは1本目終了時点で3位。
GS種目別総合では2位のライヒに54点差つけていたので、ゴール時点でラップであれば60点確保。ライヒが優勝して100点とってもキューシュがクリスタルトロフィーを手にすることなっていました。
ゴールして自らのラップを確認すると、雪が降りしきるなか、34歳が体いっぱいに喜びをあらわしました。
「美しき咆哮」でした。
表彰では一転、ズラをかぶって登場。国歌斉唱でもズラの上の帽子をとっただけでした。(笑)
しかし、GS総合の表彰のときはスイス国歌の最後の最後、余韻の最後の音まで、キューシュはかみしめるように聴いて、長かったシーズンに思いをはせているようでした。そして、目には光るものが一瞬見えました。
今シーズン最後のGSはベンヤミン・ライヒが勝利。これで今日19位でノーポイントに終わったスヴィンダルに総合でわずか2点差にせまりました。
明日のSL、守って15位に入れば3年振りの大クリスタルトロフィーを手にする可能性が大きくなってきました。
今季スヴィンダルはSLではポイントなし。かなり追い込まれたと言わざるをえません。(写真は2本目のゴールでタイムを確認し落胆するスヴィンダル)
女子SLはサンドリーヌ・オベールが先週に続き連勝。来季に楽しみをつなげました。
SL種目別優勝はマリア・リシュ。会場の選手紹介では「ワールドカップ女子選手のなかで一番背が高い」と紹介されていました。女子はそんなこと言わんでもいいのに。
さて、日曜にチーム戦はあるものの明日はいよいよ今季最後のレース。
私のワールドカップの撮影も今季のフィナーレを迎えます。グランジェとコステリッチの戦い、しっかり撮りたいと思います!
ヴェルナー・ヒルが今季2勝目、女子は今日もリンゼイ・ボンが勝ちました。
SGチャンピオンはスヴィンダルが2位に入りヘルマンを逆転。ヴエルナー・ヒルをかわしてクリスタルトロフィーを手にしました。
今日は昨日の願いかなっていっぱいの青空。朝のインスペクションは晴れていたせいもあってか寒かったです。
今日も写真を多めに。
オーレのコースはゴールの向こう側が湖で、当然氷がはっており、ワールドカップの期間中はアウディの試乗会がその湖上で行われています。景色はこんな感じ。日本のスキー場ではなかなかお目にかかれない風景だと思います。(写真はDHチャンピオン、ヴァルヒホッファーのインスペクション)
コースはところどころ氷が露出。わかりやすいように少し暗めに撮ってみました。
緩斜面でも油断はできません。コースサイドのなるべく雪がたまっているところを我々カメラマンはおりていくのが常です(笑)。
今日の撮影ポジションは三重ネットの外だったので安全かと思いきや、完全に飛ぶ方向を間違えた前走がこんな風に真近に迫ってきました。彼はインポールとアウトポールを間違えて飛んできたにもかかわらず、転倒することなくそのまま滑っていきました。ブラボー!(笑)。
でもこの方のおかげで、私とイタリア人カメラマンの二人は少しポジションを下げられました。余計なことをしてくれました。(笑)
お決まりの表彰写真です。今回は背景を真っ黒にしてしてくれたおかげで、スタジオで撮ったみたいと各国カメラマンも喜んでます。
明日は男子GS、女子SLです。女子の総合は昨日すでにリンゼイに決まっていますが、男子も明日、スヴィンダルに決まるかもしれません。ではまた明日。
スヴィンダルが総合争いのトップに躍り出ました。
本来であれば先週末にトップに出る予定?だったと思いますが、最終戦に異常に(!)強いスヴィンダルが今年も本領発揮。一昨年の最終戦、DH、SG、GSの怒濤の3連勝が脳裏によみがえりました。
今日の勝利で2位のライヒに72点差をつけました。ライヒも13位で20ポイント獲得。なんとか技術系で追いつける点差でふんばっているといったところでしょう。
明日のSG、スヴィンダルとライヒの戦いが楽しみになってきました。
一方、ライヒと同点で総合トップだったコステリッチは17位でノーポイント。スヴィンダルとは92点差となりました。明日のSGでなんとか15位以内に入ってポイントを獲りたいでしょう。個人的には「不屈の闘志」イビッツァにはがんばってほしいところです。
女子はリンゼイ・ボンの圧勝。撮っていても他の選手とは滑りの勢いがはっきりと違うのがわかります。絶好調の選手の勢いは、見ていて圧倒されるくらいの強さがあると私は感じています。
もし彼女をおびやかすとしたら、世界選手権で活躍したスイスの新星、ララ・グットでしょう。17歳の彼女の勢いとスター性は数年後、リンゼイにひけをとらないものになると思います。
では、最終戦おきまりのクリスタルトロフィーのショットを。
リンゼイのスパイダーワンピースはいったい何色あるのでしょう?私が見ただけでも青、緑、ピンク、黄と4色。すべて薄めの色でかっこいいです。
ヴァルヒホッファーは今日、コースアウト。しかし、クローウェルがゴール時点で6位だったため、75点差でリードしていた彼は、滑る前に種目別チャンピオンが決まっていました。それにしてもヴァルヒホッファーでかい!ダウンヒルのスキーとあまり変わりません。(笑)
オーストリアチームで集合写真を撮ったあと、シャンペンシャワー。とぼけた顔して後ろのコーチにかけてます。
今日はずっと小雪が舞っていました。明日は好天を望みます!
追記:現在、FISの動画が見れるサイトで「ランツィンガーのカムバック」が見れます。ぜひご覧ください。
http://www.fisalpineworldcup.com/Fis_alpine/
今朝のオーレは晴れ、少し雲はあるものの、無風で絶好のレース日和でした。
男子のトレーニングランは予定通り9時半にスタート。
1番スタートのテッド・リゲティのときには見事な青空。
しかし、
しかしだんだんと空は雲でおおわれていき、風も吹いてきました。
そして14番スタートのミヒャエル・ヴァルヒホッファーが滑ったあと、レースはストップ。次のスヴィンダルがクラッシュか?と心配になりましたが、私のいたところからはわからなかったのですが、コース上部は深い霧におおわれており、スタートを止めていました。
それから待つこと2時間、たびかさなる決定の先延ばしの末、結局、男子のあとに予定されていた女子トレーニングランはキャンセル。男子は15時スタート予定で14時15分最終判断ということになりました。
で、いまは一時サブプレスセンターに戻ってこれを書いています。現状、天気の回復する兆しはなし。
今日、トレーニングランがキャンセルになると昨年の二の舞。最終戦DHの2年連続キャンセルは避けたいところでしょう。(DHは必ずトレーニングランをやらなければならない。)
明日の早朝に男子トレーニング、その後女子DH,、15時に男子DHというスケジュールも現在検討されているようです。
どうなることやら。
追記:こちらの時間で午後2時すぎ、男子トレーニングランも濃霧のためキャンセルが決まりました。明日は朝から長い一日になりそうです。
追記2:明日は朝6時45分からインスペクション、男子トレーニングランが8時15分、スヴィンダルからスタート。9時30分から女子DH、12時30分から男子DHというスケジュールになりました。今日の15番スヴィンダル以降の選手は明日、2本滑ることになりました。
今日のオーレは朝から強風でした。
いや、正確には昨日から。ノルウェーとスウェーデンの国境あたりから強い横風に車が少し流されそうになり、クヴィットフェルから7時間、オーレに着いたときには陽が暮れかかっていました。
そのため、女子DHトレーニングランは10時開始予定が12時に変更。
DHのスタートに行くにはリフトを2本乗らなければならないのですが、2本目のリフトが強風のため動かず。雪上車が後ろにひもをつけて待機していましが、結局これは使わずにスタート位置もかなり下げて行われました。
ラップはナディア・ファンキーニ。しかし、今日はみな流しぎみに滑っていたのでタイムはあまり参考になりません。
今日の写真、本当は向こう側から撮りたかったのですが、一応、「ターンの外側」なので許可は下りず。(そのため満足できない写真です。すいません)
内心、「ここは大丈夫でしょ。ターンの外といってもしばらく真っ直ぐ滑ってきてジャンプするのに。」と思っていましたが、今日は潔く女子のFIS役員、スカーダルの指示に従いました。
女子のレースはカメラマンのポジションに対する規制が厳しすぎるのと、レース開始5分くらい前になっていきなり「そこはだめ」と言い出すので、世界選手権でも多くのカメラマンから不平不満が噴出、そのときはカメラマン全員でFISに意見をしたほどでした。
ここオーレは昨日までと違い、これからもかなりポジションには厳しそうです。明日からはそれを計算に入れて撮影場所を決めたいと思います。
世界選手権で大活躍、本国スイスでも一躍人気ものになった17歳のララ・グット。インスペクションではゴール前でネット際によってコーチと二人、コースのおさらいをしていました。
でも、なぜか会話はイタリア語。???。
もしかしたら、スイスでもイタリアよりの生まれかもしれません。ちょっと調べてみます。
明日は男女DHトレーニングランです。
事故からちょうど1年。今回、マティアス・ランツィンガーがひざから下を失った現場に戻ってきたことを報じた記事でした。
同じカメラマンとして、最高の写真だと思います。
「マティアス・ランツィンガー、クヴィットフェルにカムバック」
と一言あれば、言葉はいりません。
皆さんも感じていらっしゃるとは思うのですが、日本の感覚だと、まだ事故から1年しかたっていないのに、そっとしてあげればいいのに、(キッツビュールでもそうでしたが)公の前にひっぱり出されてかわいそう、という意見が大勢を占めるのではないでしょうか。
手術が終わって目が覚めたら、自分の片足、ひざから下がなかったという状況を想像してみてください。それがアルペン王国オーストリアの将来を嘱望されたスキー選手だったのですから、失望は他人にははかりしれないものだったに違いありません。
それでも、こちら、ヨーロッパの人々はたくましいという表現があうのかどうかわかりませんが、とにかく、
「後ろを振り返るな。前を向いてしっかり進め。応援するぞ。」
という考えなんだと思います。
確かにアルペンスキーは後ろを振り返ることはできません。次から次へとくる旗門をクリアしていかなければならないのです。
「しっかり前を向いて、前だけ見て、力の限りをつくしてゴールを目指せ。」
アルペンスキーは人生そのものかもしれません。少なくとも私にとってはそう思えます。
写真は昨年の事故現場に立つランツィンガー。手で顔を覆って、「あのときに戻れたら」と涙してるように見えます。
確認していませんが、キッツビュールでも両足で滑っていたので義足をつけていると思います。
次回、彼を撮れる機会があったらまたこのブログで紹介します。
では、これからゆっくり最終戦の地、おとなりスウェーデンのオーレに向かいます。
クラウス・クローウェルがキッツビュールでの初優勝に続き今季2勝目、通算でも2勝目をあげました。
今朝、インスペクション開始と同時に横殴りの雪が降り始め、スタート位置を昨日より下げ、スタート間隔も2分から1分30秒に短縮してレースは強行されました。
「今日のレースはなんとしてもやりたい。」
キューシュやスヴィンダル、ヴァルヒホッファーら得点をかせげる選手をかかえるチームはキャンセルにしてなるものかという気持ちだっだと思います。
ほとんどのチームがキャンセルは望まないなかで、もしかしたらクロアチアだけは中止になってくれないかと願っていたかもしれません。
コステリッチは43位で今日もノーポイント。
しかし、ライヒもコースアウトで仲良くノーポイント。そしてスヴィンダルが14位に沈み総合タイトルの順位は昨日と変わりませんでした。
一番の誤算は地元のスヴィンダルでしょう。これで明日は是が非でも勝利が欲しくなったと思います。
今日の写真はクローウェルずくしで。
彼の愛息。まだおしゃぶりしてました。奥様はかなりの美人さんです。
そんなお父さんの真剣な顔。やっぱり戦う男はこういう顔が似合いますね。
そして今日でDHの種目別チャンピオンはヴァルヒホッファーかクローウェルのどちらかに決まりました。オーストリアチームはとりあえず「ひと安心」の?雄叫びをあげました。余談ですがいつも一番喜んでいるのは中央一番奥にいるロベルトです(笑)。
今日のポイントはクヴィットフェルの「定番ショット」。
ノルウェーのカメラマン氏は、10年間ずっと同じとこで撮ってるよと笑ってました。ワールドカップの会場のなかでも数すくない、かっこいいジャンプが撮れるポジションです。
私は今回初めてだったので、ちょっとびっくりしました。
写真をご覧になっていただくとわかると思うのですが、ターンの外側でかなり着地に近い位置で撮っています。もしここがキッツビュールやウェンゲンだったらまずこの場所で撮影する許可はおりないでしょう。(基本的に、ダウンヒルではターンの外側はかなり離れた位置でも許可されないことが多い)
ノルウェーだからこそのショットと言えるかもしれません。ここのひとたちは皆やさしくておおらか。それは私だけでなく、オーストリアのカメラマンもそう話していました。
今日はバックに広告バナーが入ってしまうので、少し横に移動してくれないかとフランスのカメラマンが交渉するとすぐ動かしてくれました。ほかの会場だったらまず「ノー!」と言われて終わりなところです。
ほんとに親切でクヴィットフェルが大好きになってしまいました。
明日は地元のスヴィンダルにがんばってもらいましょう!(笑)

マニュエル・オズボーン・パラディスがとうとう初優勝をとげました。
ここ3シーズンでDH第一シードに定着。世界選手権勝者のクチェラ同様、優勝する実力は十分にありました。
これでクチェラ、調子が戻りつつあるゲイとともに、来季地元オリンピックでは、カナダにとって大いに期待できる「三本の矢」ができあがったと言えるでしょう。
「クレイジーカナック」の復活といえるかもしれません。
2位にはヴァルヒホッファー。DHレッドビブを守り、2位のディディエ・デファーゴに77点差をつけました。明日の結果次第では、ダウンヒルの種目別タイトルは最終戦を残して、ここクヴィットフェルで決まるかもしれません。
明日もまったく同じコース、セットでダウンヒルですので今日の勝者が連勝する可能性はかなり高いと言えますし、もしかしたら表彰はメンバーがいっしょで多少並び順が違うくらいかもしれません。
普段は四方八方から声がかかるので視線はバラバラになる表彰の写真ですが、今日はカメラマンが極端に少なく、(表彰だけでなく、来ているカメラマンの数がとても少ないのです)3人ともカメラ目線になってくれるほどでした。
今日は10人の写真も。
こうやって見ると、アトミック5人に対し、ロシニョール4人。高速系だけでなく、技術系、女子を含め今季のロシニョールは老舗復活と言えるでしょう。実はこちらも熾烈な争い。
ずーーーーーーっと、年間トップの座を守ってきたアトミックの牙城が今季は崩れつつあります。現状トップではありますが、2位のロシニョールの猛追をうけています。現在400点差。
ロシニョールはリンゼイやグランジェ、オズボーンやデファーゴ。対するアトミックはライヒ、スヴィンダル、ヴァルヒホッファーとララ・グットにカトリン・ツェッテル。ややアトミック有利かと思いますが、面白い争いだと思います。
総合タイトルはライヒが今日29位でポイント獲得したことにより、コステリッチと全く同じ点数でトップに並びました。3番手はスヴィンダル。点差はないに等しいです。今日の結果から見ると明日はスヴィンダルがトップに踊りでるでしょう。
シーズン終盤は熾烈なトップ争いによりドラマも生まれるので、あと一週間ちょい、クライマックスを迎えるワールドカップにご注目ください。
小雪舞うなか、DHトレーニングランが行われました。
ラップはキューシュ。ほとんどの選手が少しスピードをセーブして滑るなか、彼も同様でした。顔にはマスク。デストロイヤーのようでした。(世代がおっさんですいません。笑)
そんなに寒いの? と、お思いかもしれませんが今日のマスク着用はそうではなく、湿った降雪のせい。顔に付着するのを嫌ったようです。ちなみに気温はマイナス5℃。たいして寒くありません。
DHの総合トップは現在、ミヒャエル・ヴァルヒホッファー。2位にはディディエ・デファーゴ、12点の僅差です。151点差をつけられてキューシュは現状10位。
しかし、ダウンヒルはガルミッシュのキャンセル分を含めて残り3戦あるので、まだまだクリスタルトロフィーの行方はわかりません。
その現状トップのヴァルヒホッファー、今日は最下位でした。
私が撮っていたところで飛び出す方向を少し間違え、着地後上体がひけて内倒。ネットまで雪煙をあげて体ごと滑っていき完全にストップ。すぐ立ち上がって滑りだし、周囲を安心させました。
ここクヴィットフェルも昨年のランツィンガーの事故があるだけに、転倒にはナーバスになってます。
今日は総合タイトルを狙うライヒやコステリッチも出場しましたが、二人ともポイント圏外。この週末はキューシュとスヴィンダルが一気に総合トップに躍り出るチャンスと言えるかもしれません。
でも、私個人的に一番の注目はヘルマン・マイヤー。現在SG総合でトップです。
日曜のレースでスヴィンダルやこのコースを得意とするヘル・ヴェルナーに勝てれば、5年ぶりのクリスタルトロフィーが近ずくと思います。
今日へルマンは4位。明日も日曜も楽しみです。
リレハンメルから時速80kmで45分。レースコースであるクヴィットフェルに着きました。
プレスセンターはゴールのすぐそばというHPの案内があったので、準備中のゴールエリア周辺をうろうろ。
それらしき建物が見当たらないのでしょうがなく、「RACE OFFICE」と書いてあるところで聞いてみると、「隣のドアよ」とおばちゃん。
ドアを開けてみると、「PRESS」の文字が。
私の経験してきたワールドカップ会場のプレスセンター中、「最小の部屋」でした。
受付のお姉さんも私の顔を見るなり、「東京からでしょ、ようこそ」。
日本人、いや、東洋人プレスは私一人だということが確定しました。(ま、東洋人といってもまず日本人に間違いないんですけどね。ワールドカップは)
こじんまりとして居心地のいいプレスセンターで温かいコーヒーをすすり、窓外の景色を見ながらのんびりと写真セレクトをして過ごしました。
さて、少し雑感を。
先月の世界選手権、NHKで放送をごらんになった方も多かったのではないかと思います。その世界選手権でのSL、2本目のインスペクションでの光景です。
結局、この2人で金メダルを争うことになりました。対称的で面白かったので載せてみました。
ほとんどの選手がリゼルーのように振り返って確認しているのに対し、私の見る限り、プランガーはインスペクションでまったく後ろを振り返りません。常に前だけ見ています。そして、例のアクション付きイメージをコース上で何回もスタートから繰り返しています。
なぜスタートからだとわかるのか。それは、「イメージアクション」に入ると必ず最初に足をスタート時のように、パパン!と小さくジャンプするからです。(笑)
一方、今季はJsportsの放送が縮小。高速系がだいぶ見れなくなりました。それはGSもしかり。
しかし、来季のJsportsアルペン放送は増えそうです。詳しいことはまだ決まっていないようですが、今シーズンのように高速系は3会場だけなんてことはないでしょう。そしてクラニスカ・ゴラのGSも見れるのではないかと思います。
写真は前述の場所で最もダウンヒルに近いジャンプを披露してくれた地元スロヴェニアのベルナルド・ヴァイディッチ。
逆に残念な話題はボディ・ミラー。今季の残りレースは欠場のようです。つまり、今季は終了。世界選手権後に帰国してしまったため、このSLコースアウト後のものが今季の彼を写真におさめた最後になってしまいました。
コースアウト後、しばらくiphone?をいじってました。FISのHPによると引退するかどうかはまだ決めていないようです。多分、来季もやるでしょう。
志賀高原ではファーイーストカップのSLが行われ、賢太郎がぶっちぎりで勝ったようですね。
賢太郎にはクラニスカ・ゴラには出てほしかったところではありますが、FISポイントは8点台。今季一番いいポイントをとれました。(日本のレースでも2位以下をぶっちぎるといいポイントもつくようです。ちなみに昨年のファーイーストカップの1位ポイントをみると20点前後。)
賢太郎の国内レース参戦に関しては賛否両論あるようで、ご本人のブログでもそのことに触れていますが、私は「賛」さておき、「否」のほうは賢太郎ではなく、ぶっちぎられる国内の他の選手にあると思います。(厳しい言い方ですいません)
「否」というのは言い過ぎですが、大越を含めて、もうちょっとがんばってほしいというのが本音です。皆さんはどう思われますか?
だいたい、彼のブログに「若い芽をつむようなことをして心苦しい」というニュアンスで書かれてしまう日本の若手自体が情けないと思いませんか?
気持ちだけでもいい。「賢太郎さんを負かしてやる!」と心の底から思ってスタートバーを切った選手がいったい何人いるのだろうか。
写真は賢太郎が今季、唯一順位を残したザグレブ。66番からの快走でした。レーサーにとっては当たり前の姿ではありますが、私は100分の1秒でも速くゴールを切ろうとするこの一瞬のこの気持ちが大好きです。
また熱くなりすぎたので、最後にSL種目別チャンピオンを逃してしまったヘルブスト。写真は熱いまなざしですが、注目はヘルメット。私の勝手な予想では来季の売れ筋NO1.だと思います。デザインはおそらく「オールドプレイン」。昔の飛行機のボディを模したデザインです。メーカーはウベックス。かっこいいと思うのですが、どうでしょう?

1994年のオリンピック会場であるリレハンメルに着きました。
一週間お世話になるペンションには(実際、ほんとにお世話になるという感じのこじんまりとした老夫婦経営のペンションに泊まってます)、オリンピックの写真集が置いてありました。
アルペンスキーファンの方ならそのとき大活躍した選手をよく覚えていらっしゃるかもしれません。
そうです、マルクス・ヴァスマイヤー。
ドイツのベテランがSGとGSで二冠に輝き、当時、下馬評にもあがらなかっただけに日本でもみなびっくりしたのを覚えています。
SLはトーマス・シュタンガシンガーが金、トンバ銀、コシールが銅で木村は18位、石岡拓也が19位でした。
今朝はオスロ空港でレンタカーを借り、2時間でリレハンメルに到着。
ずっと制限速度の時速80kmを守って走りました。
それというのも、クヴィットフェルに行くと言ったときにスウェーデンのカメラマンが「制限速度は絶対守りなよ」と教えてくれたからでした。
今朝、レンタカーカウンターで再度確認すると、係のお兄ちゃんも「そうねー罰金はだいたい800Euroくらいかな」と教えてくれました。
日本も罰金を高くすればスピード違反はなくなるかもしれません。実際、ここまでの道中、80kmで走る私の車を追い越したのはたった1台。イタリアやドイツのように疾風のごとく追い越されるというのは皆無。みな制限速度を守って走っていました。
でも、罰金を高くするなら日本は制限速度を120kmくらいにあげて、ヨーロッパのようにトンネル内や市街地に近いところは80kmにするなどメリハリをつければいいのではないかと思います。(ちょっと話が横道にそれました)
お昼すぎからリレハンメルの街をうろうろ。洒落た建物のお店が軒をつらねていました。日本のスキー場ではなかなかお目にかかれない光景です。
フランスやイタリアのスキー場でも高級ブティックが並んでいるリゾートがありますが、日本ではちょっと考えられないですね。
そもそも、スキー場に買い物しにくる人がいないのが日本で、こちらの場合、一週間の休暇を同じところで過ごしたりするので、スキーばかりではなく、ショッピングもリゾートには大事な要素なのだと思います。
ライフスタイルの違いですね。
明日はここリレハンメルから1時間のレースコース、クヴィットフェルに行って、プレス受付をすませてコースを見てくる予定。トレーニングランは木曜開始です。
ジュリアン・リゼルーが世界選手権前からの勢いをそのままに逆転勝利をあげました。(写真は表彰で3位ノイロイターにシャンペンを浴びせてもらう?リゼルー。)
今日も気温は高かったのですが、コースは昨日同様すばらしいコンディションでした。
2本目でグランジェが失敗して最下位に沈み、ヘルブストはコース前半でコースアウト。スラロームの種目別チャンピオンは首位グランジェと2位コステリッチが49点差になり、同時にヘルブストの夢は今日でついえました。
SL種目別チャンピオンは3位プランガーまで権利があり、最終戦のオーレで決着をつけることになりました。
グランジェには昨年の悪夢がよみがえっているかもしれません。
去年の最終戦ボルミオは、2本目の後半でコースアウトしそうになり失速。手中におさめかかった種目別タイトルをまさに目前でメルグに奪われたのでした。
今年の相手はコステリッチ。2年越しの種目別クリスタルトロフィーを手にするか、最後の最後まで目が離せなくなりました。
ゴールで落胆を隠せないグランジェ。
そして、わが日本の明が15位。今季初めて順位を残しました。
1本目はラップのラッツォーリに1.18秒差。
「いつも」の明がやっと見れたように思いました。「復活」と言っていいでしょう。ヨーロッパカップの最終戦でもいい滑りをしてほしいと思います。
そして今日で事実上、今季のスターティングリストの下位順位が決まりました。
賢太郎はぎりぎり59位で来季のワールドカップ出場権を確保しました。
実は今日、もし賢太郎の順位をおびやかす選手が2本目に残ったら、
「ころべーーーころべーーー!」と念じようかと思ってました。(半分冗談ですよ)
今季スタンディングは湯浅が37位、明が49位、賢太郎が59位で終えました。満足な選手はいないでしょう。日本でテレビを見て応援していたみなさんもストレスがたまったシーズンだったのではないかと思います。
他のスキー競技では優勝がいくつもあって話題になっているようですが、私個人的な気持ちは、
「そんなのかんけーねー」(小島よしおはまだテレビで見ますか?)。
どの競技が一番かなんてくだらないことを考えているのではなく、今季も苦しみもがいて必死に全力を尽くして3人が戦ったことは確かだと言いたいだけです。
また来季、オリンピックシーズンの3人、いや、大越や石井智也を含めた日本チームに期待したいと思います。
私はこれからミュンヘンへ向かい一泊。明日、オスロに向かいます。

