2009年01月31日

リンゼイ・ボン2勝目 ガルミッシュ・パルテンキルヘン女子SL

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リンゼイ・ボンが11月のレヴィでSL初優勝して以来、今季2勝目を飾りました。

2位には地元ドイツのマリア・リシュ。仲のよい二人でワン・ツーでした。この2人で7戦中、6戦でどちらかが優勝しており、SL表彰台は「親友同士で独占状態」となっています。

お気つきになった方もいらっしゃると思いますが、リンゼイは今年からインタビューにドイツ語でも答えています。FISの新しい動画が見れるサイトを見ていてびっくり。親友マリアのおかげもあるかもしれません。

今日はスタートでも撮影していました。写真中心にスタート風景を。

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ロシニョールのサービスマン。スタートワックスを塗っていました。ストラクチャーは浅めのダブルクロスが定番みたいです。

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スタートにはテレビが設置してあることが多いです。試合開始直後は選手がテレビを囲み、

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レース後半になると各国のコーチたちが選手の滑りを食い入るように見つめています。コースアウトすると選手以上に悔しがり、好タイムを出すと何事か?というくらいの大声で喜ぶのがこの人たちです。熱いハートが垣間みれます。

熱いと言えばスタートにいるコーチの人数。フランスは選手1人に4人でサポート。スタートバーを切ってコースに飛び出していったあとも全員で大声を出していました。特に女性コーチはドスのきいた声。女性のそんな声って、熱いです。

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スタートは撮るほうも緊張します。

レベルが全く違って恐縮なのですが、私自身も20年ほど前から10年ほど、レースに出ていたのでスタート前の気持ちだけはわかるつもりでいます。

自分もスタート台に立つような気分になって撮っているこちらもプレッシャーを感じるのです。

それはどんなトップ選手も同じ。



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リンゼイはコース状況を知らせるトランシーバーと眉間をよせて話していました。


と、ここまでかなり熱すぎるので、新発見(勝手に決めるな?)の美人選手を。

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フランスの20歳、ノーエンス・ナターシア。私は美人だと思ったのですがFISのHPにのっている「証明写真」を見ると、そんなでもありません。多分その写真の撮り方がまずかったのだと思います。ちなみに今日は21位でした。

明日は男女のDH、SGが行われます。撮る方はDHが終わるとすぐSGで忙しいです。間違いなく。

ちなみに今日のトレーニングランのラップはヘルマン・マイヤー。昨日ビリだったボディは10位で0.75秒差でした。


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2009年01月29日

初めてのコース ガルミッシュ・パルテンキルヘンDH

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「熱狂」のシュラトミングからドイツ、ガルミッシュ・パルテンキルヘンに移動してきました。車で3時間くらいです。

今年は来月からフランス、ヴァル・ディゼールで世界選手権が行われますが、ここガルミッシュ・パルテンキルヘンはその次、2011年の開催が決まっています。

そのあいだ、来シーズンはバンクーバーオリンピック。今年からビックイベントが3年続きます。

今日は曇り空のもと、ダウンヒルのトレーニングランが行われ、ディディエ・キューシュがラップでした。

ビリの44位にはボディ・ミラー。スキーに乗ってるだけで流して滑ってキューシュからジャスト5秒遅れでした。

というのも私も今日初めてわかったのですが、通年のダウンヒルコースに今年は何カ所かアレンジとコース変更が加わり、全く別のコースとして生まれ変わったようなセッティングでした。

全選手が初めてのダウンヒルコースであったため、ほとんどの選手は6、7割程度の力で滑っていたように見受けられました。

ボディもまるでインスペクションの延長のような力のない滑りで、「超高速インスペ」をしたような感覚だったかもしれません。

男子のダウンヒルコースの隣には女子のコースが並び、土曜にはスーパーGが行われます。男子DHが11時、女子SGは13時スタートです。世界選手権の準備はもうすでに始まっています。

明日は女子のスラローム。ダウンヒルのコースとは全く別のところ、パルテンキルヘンのジャンプ台のすぐ横で行われます。星瑞枝さんが出場するかどうかはまだ不明です。多分出るでしょう。

世界選手権前に一度、2本目に残って自信をつけてほしいものです。
(追記:スタートリストに彼女の名はありませんでした。ブログを見るとリヒテンシュタインでのレースに出場するようです。)


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写真は自国の選手だけでなく、他国の注目選手も撮るドイツとフランスのコーチ。持っているカメラはSONY。スチールカメラだけでなく、ビデオカメラもやっぱり日本が一番なのかな?

ちなみにドイツの美人女子コーチを冗談っぽくくどいていたイタリアのコーチもSONYを首からさげてました。

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一番上の写真はラップのキューシュ。心なしか、ジャンプも力感がありません。


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2009年01月28日

湯浅直樹14位 シュラトミングSL

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スーパーランをみせてくれたのは湯浅直樹でした。

1本目、42番スタートから9位。本人、会心の滑りだったと思います。
ゴールで何度も拳をつきあげました。

2本目もゴールで見ていた人によると、「本人も覚えていないスーパーリカバリー」でゴールへの執念をみせてくれたようです。

2本目のゴールでは天を仰いで倒れ込んでしまいましたが、14位。ワールドカップポイントを18獲得しました。

これで、ワールドカップSLのスタンディングは34位。日曜のガルミッシュと来月おわりのクラニスカ・ゴラで好成績を残せば最終戦出場も決して夢ではありません。

こんどの日曜に期待しましょう。

優勝はヘルブスト。これで世界選手権の出場をほぼ手中にしたでしょう。

シュラトミングは今年も大観衆。降雪のなか、インスペクションの始まる1時間前、1本目スタートの2時間半前から多くのひとがコースサイドに陣取っていました。

たまたま隣り合わせた地元のカメラマンに
「なぜ火曜の夜なのにこんなに大観衆が集まるの?」と素朴な疑問をぶつけてみました。

彼は「地元の人間でもわからない! 最初は小さな大会だったんだけど、だんだん大きくなっちゃったんだ」。と語ってくれました。

今晩はオーストリアのワン・ツーで会場も大いに盛り上がりました。

「熱狂の夜」もまた来年までおあずけです。


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写真は優勝のヘルブスト。


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2009年01月27日

決意表明 シュラトミングSL

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今朝、キッツビュールのペンションからシュラトミングに移動してきました。

キッツビュールは快晴。移動日はえてしてこんなものです。一日か二日ずれてくれれば青空バックの写真になったのに。楽しみはまた来年ですね。

明日はナイターレースですがビブドローは前日の晩に行われます。ここは去年からスモークを炊いたりして選手登場がかっこ良くなりました。(写真はマリオ・マット)

おまけに、ここは選手の待ち合い部屋がポールステージの客席で、当然のように踊り子さんが踊っています。スキー場のそのようなところというと場末な感が否めませんが、ダンサーはみな若かったです。(どうでもいいか?)

でも、去年あたりから明もビブドローに出れなくなったのでさびしい限りです。

その明とばったり会いました。

私はドローに撮影に行く途中、彼はコースオープンのフリースキーから戻ってきているところでした。

二言、三言かわしました。スキーができたということは、足も少しは回復してきているのではないかとは思いますが、足取りはゆっくりと慎重でした。

頭は丸刈り。今日やったと言ってました。(追記:明のブログを見ると、少し前から丸刈りですね。聞き間違いかもしれません。今日27日は朝から小雪。降ったりやんだりしています)。

丸刈りは彼の決意のあらわれです。

一昨年のキッツビュールのスタート写真を撮ったときも実はヘルメットの下は丸刈りでした。

「ここから大逆襲が始まるぜ!」という彼の無言のサインと私は受け取りました。

明日の晩、みなさんも期待してください。


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写真は明日の晩の大観衆を待つシュラトミング。


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2009年01月26日

初優勝ふたつ キッツビュールSL

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「ナイス・ガイ」が初優勝を遂げました。

ジュリアン・リゼルー、20歳でキッツビュールでワールドカップデビュー。今年で10シーズン目、遅咲きの29歳がとうとう表彰台の中央に立ちました。2位にはグランジェが復活し今日は「フランスデー」。世界選手権にもはずみがつきました。

表彰式、フランス国歌のやさしい旋律はジュリアンの目に涙をうかばせました。


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もうひとつ、初優勝。ここキッツビュールでは唯一、ダウンヒルとスラロームのコンビのレースが同時に行われます。その勝者はシルバン・ツルブリッケン。こちらは派手に咆哮していました。

彼のことも書かなければならなくなりました。


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ザルンチッチはコンビで3位入賞。喜びのお母さんとの写真です。
このあと、「応援バナーに写真を使いたい」と言われました。私の撮った写真がクロアチアデビューです。どこかの会場でみつけたら撮っておきます。

日本チームは2週連続で惨敗。次は息つく暇なく火曜のナイター、シュラトミングの大観衆が待っています。

これもめぐりあわせなのか、キッツビュールのスタートを撮るときはなぜか明が苦しんでいるときにあたってしまいます。

一昨年もそうでした。

一昨年同様、今年もファインダーにうつる彼の姿を見て涙をこらえるのが精一杯でした。

レースに出るからには言い訳は通用しないのかもしれません。
でも戦える状況にはない今の彼を突き動かすものがあるのは確かでしょう。

プロの勝負は結果がすべて。日本チームは今こそ全員の力で苦境から這い上がらねばならないと私は思います。


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2009年01月24日

もう伏兵とは呼べません キッツビュールDH

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カッコよすぎです。

もう「伏兵」とは呼べません。ディディエ・デファーゴがウェンゲンに続き、ここキッツビュールのハーネンカムレースも制しました。

クラシックレースDHの2週連続優勝はオリンピックの金メダル以上の価値があると思います。

しかも「王国」オーストリアのヴァルヒホッファーとクローウェルを露払いと太刀持ちのように従えた表彰式はかなりカッコよかったです。


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また今日も背景は真っ白。前走のときはまだ青かったんです、空は。「学習」しないというのか希望的観測が過ぎるというのか、とにかく2日連続で予定外の写真になってしまいました。

でも、そこはさすがに二日目。なんとか同じ位置からカメラを全く別の方向に向けて、ものになる写真も撮れました。それはちょっとまた内緒です。


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しつこく彼のことも書きますが、ザルンチッチは44番スタートから23位、1秒84差につけてワールドカップポイントを獲得しました。滑りを見ていると「昇り竜」の勢いを感じます。

今日のインスペクションのときもマウスファーレで「おはよう。がんばって」と声をかけました。18歳でワールドカップに出場、5シーズン目で何かをつかみかけてきているのかもしれません。高速系には出ない日本人選手の代わりといってはなんですが、これから彼に注目していきたいと思っています。

さて、カッコよかった表彰式、国歌吹奏で帽子をとったらなんだかお坊さんの集まりみたいになっちゃいました。(笑、失礼。)


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明日はスラローム。まだシーズンは先があるように感じていましたが、数えてみると残りスラロームは明日をいれて4戦+最終戦。

今のままでは最終戦のオーレには日本人出場せずということになってしまいます。
世界選手権前の3戦でなんとか3人それぞれ結果を残してほしいものです。

追記:さきほどキッツビュール恒例のゴール横で行われる表彰式に行ってきました。暖かいせいもあるのか例年より人は多め。みなさん、昼間だけでは騒ぎ足りないようです。


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明日は明が30番、湯浅46番、賢太郎72番、大越75番スタートです。


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2009年01月24日

伏兵、再び キッツビュールSG

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再び、伏兵登場です。

地元の応援はやはり力になるのか、クラウス・クローウェルがキッツビュールの地元観衆の期待に応え、ワールドカップで自身初の勝利を手にしました。

初優勝、おめでとうございました。しかも伝統のキッツビュール、シュトライフコースを制したことは喜びもひとしおでしょう。

ウェンゲンに続き地元勢ががんばりました。やはりキッツビュールでは盟主オーストリアは負けるわけにはいかないのでしょう。

私の撮っていたところは、ハウスベルグカンテに入っていくジャンプ。あまり飛びませんでしたが選手にとっては先が見えないところに飛びこんでいくので、しっかりと目標物を決めて飛ばなければいけません。


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写真のライヒはこのジャンプ自体に遅れて入ってきてしまい、このあとすぐコースアウトしました。

『アアっーー!!!」ライヒの激しい叫び声を初めて聞きました。相当悔しかったのでしょう。明日のダウンヒルにはいつも以上に気合いを入れて臨んできそうです。

カメラポジションについたときには青空が水色になり始めていました。そして十数分もすると空は次第に白くなり、結局レースが始まるころにはすっかり曇り空になってしまいました。

我々カメラマンは1時間前には自分が撮りたい場所につき、安全な場所かどうかFISの役員にチェックを受けなければなりません。

数時間後の天気の予測も大事なのです。ポジション決定の思考過程は言い訳になるので省略しますが、今日は結果的に失敗。

天気は希望的観測をもってはいけないということは何度も学んでいるつもりですが、明日はなんとか青空を見たいと思ってしまいます。

予報は雪。キャンセルだけにはならないでほしいです。

今朝、やっと彼と話ができました。インスペクションの直前、スタートハウスのところで「名前の読み方は?」と聞きました。

「ザルンチッチ」

だそうです。「日本人には読み方難しいんだ」と言うと「みなによく言われる」と言ってました。

正確には「ザ」が8割、「ズ」が2割くらいの音(オン)をまぜた感じでした。
でも、「ズルンチッチ」でないことははっきりしました。

「ザルンチッチ」、今日は56番スタートから38位、ラップに2秒21差です。ワールドカップポイントはとれませんでしたが、高速系も今後、大いに期待できると思います。


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2009年01月22日

最恐コース キッツビュールDH

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ボディがラップを奪いました。

トレーニングランではありますが、今日はなかば本気。それはタイムを見ればわかります。1分55秒95は昨日ラップのヴァルヒホッファーのタイムを4秒近く上回っています。

毎年書きますが、このキッツビュール伝統のハーネンカムレース、私はワールドカップコース中「最恐」だと思います。

その恐ろしいコースで今年も大クラッシュがおきてしまいました。場所は昨年のスコット・マッカートニーと全く同じ。ゴール前の最後のジャンプで5番スタートのダニエル・アルブレヒトが空中で体が後ろに引け、後頭部から転倒。即、ヘリコプターで病院に送られました。


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かなりハードなコースを滑ってきての最後のジャンプは、一瞬気が抜けるのかもしれません。一瞬の判断ミスが大きな事故につながってしまいます。

私はいつもこのコースのスタート台に立つ選手を尊敬します。このコースを完走しただけでも素晴らしい勇気だと思います。


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明日はスーパーG。事故がないように祈ります。

日本チームはヨーロッパカップの翌日、同じ場所で行われたFISレースに出場。湯浅が2位。明、賢太郎、大越はそれぞれコースアウトだったようです。毎年恒例のキッツビュールの隣、ウエステンドルフで行われる「W-CUP並みにレベルの高い FISレース」には出場しないようです。


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2009年01月22日

霧のトレーニングラン キッツビュールDH

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今日は朝から霧。今にも雪が降り出しそうでしたがなんとか持ちこたえてくれました。

それでも霧はなんどもコースを白く覆い、多くの選手が中間姿勢やテールを体の横に出してスピードコントロールしながらのトレーニングランでした。

ラップは種目リーダーであるレッドビブをつけたミヒャエル・ヴァルヒホッファー。

ここハーネンカムのコースを得意としているだけに地元でなんとか勝って、種目別リーダーの座を守りたいところでしょう。

2位だったキューシュはゴールでのインタビューで「ボディは強敵ですね」とでも聞かれたのでしょう。こう答えていました。

「うん、ボディは速いからね。俺がまだマウスファーレをインスペしているときにもうゴールにいるからね。」

放送で流れたコメントでコースの我々は爆笑しました。
(すいません、意味がまったく不明の方は昨年のウェンゲン~キッツビュールのブログをご覧ください)

ズルンチッチ(今日の放送でそう言っていた)は49番スタートから今日、12位。「まくり王」の実力は本物かもしれません。私が撮っていた場所でも臆することなく誰よりも積極的なジャンプを見せてくれました。

怖いもの知らずの「いけいけ」の時期なのかもしれません。

写真のお礼メールはきましたが、まだ彼とあれから話していません。
ほんとに「ズルンチッチ」という日本で覚えてもらえそうな愛すべき響きの名なのか本人に確認しますね!

追記:今日のフランスでのヨーロッパカップ、明が4位、賢太郎は14位でした。残念ながら良いポイントはつきませんでした。


posted by shinichiro |00:38 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年01月20日

トレーニングランが中止 キッツビュールDH

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やっぱり今年もキャンセルになりました。

ここキッツビュールは3日間、DHのトレーニングランがスケジューリングされていますが、ここ近年は一度も3回全部トレーニングランができたことはありません。

必ずといっていいほど雪が降り、そのせいで当日は晴天でも前日の降雪の多さでキャンセルになったりして、我々プレスは暇を持て余すことが多いのです。

でも、今日はインスペクションはしっかりやりました。コース整備の人員も大量に導入されて除雪機で雪飛ばし。ここキッツビュールの運営もウェンゲンに負けず劣らず素晴らしいです。コース整備のひとたちもプライドを持って仕事をしています。

写真はハウスベルグカンテに入っていく前のジャンプをインスペクション中のディディエ・キューシュ。(決してサーフィンのまねごとをしているのではありません)

コーチにストックを渡して、自分の両手でラインをしっかりイメージしていました。

この写真を撮った直後に携帯にキャンセルのメールが届きました。今やレース情報も携帯メールの時代です。便利になりました。

天気予報は明日も雪。ここ一週間くらいは晴れは望めないというような情報もあり、「あららら」。

では、また明日。


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2009年01月19日

ウェンゲン雑感

日曜の早朝、ラウターブルネンからウェンゲンに向かう登山電車に乗りました。鼻をつくアルコールのにおいと電車内に散らかった多くのゴミが前夜の喧噪を物語っていました。係員はゴミ掃除。宴のあとの常なのでしょう。

ウェンゲンは今冬豊富な積雪のヨーロッパ他所にくらべかなり雪は少なく、初日コースにあがったときは意外な感じがしました。しかし、それをあまり感じさせないくらい、コースつくりは素晴らしかったし、レースのスタートからウェンゲンの駅まで、途切れることなくスキーで降りていけるくらいは雪があったので不便を感じることはありませんでした。

そのウェンゲンのDHコースで最も氷が露出し、我々カメラマンにとって危険なのは実は緩斜面です。フントショフのジャンプのあと、ミンチカンテの右90度のターンを終えると、幅の狭い廊下の90度ターンを2度こなし、登山電車のトンネルをくぐりしばらく緩斜面のクローチングが続くあたり、ここが一番固いのです。

数年前は緩斜面だからと気をぬいて行き、インスペクション中の選手に後ろからぶつかりそうになってあわてて必死にスキー操作をしようとしたことを覚えています。

例年ツルツルなので今年はその箇所を通らずに迂回しました。緩斜面だからといってあなどってはならないのがウェンゲンのDHコースなのです。

TOKOやホルメンコールのウエアを来たサービスマンも毎朝、雪温計を手にうろうろしています。4,480mにもおよぶワールドカップ最長コース、ワックスをあわせるのはやはり緩斜面なのでしょうか。氷のような雪に適合したワックスはどんなものか、興味のあるところです。

さて、文章が長くなってきたのでここらで写真中心のウェンゲン雑感といきましょう。


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はじめに今年のフントショフジャンプ。最も「飛型」が美しかったのは(もちろん私の勝手な主観です)ジュリアン・リゼルー。このかた、かなり小柄ですがSLは第1シード。フランスカメラマンによると、ほんとにナイスガイで人間的に尊敬できるそうです。


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お次は「最長不倒」、というか正確に表現すると「上空最高点到達ジャンプ」、アメリカのアンドリュー。 このかた、おそらくわざと踏み切ってます。というか、そうしないとジャンプを飛べないのかもしれません。


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すごい顔をしているのはハンス・オルソン。このかた、ここで2回撮ったのですが2回ともこんな顔をしてくれました。左のスヴィンダルも「Vサイン」。この写真だけ見ると日本の草大会みたいです。

そして最後はこのかた、すいません、名前が難しくてそのまま表記で、Zrncic-Dim Natko(クロアチア)。SLで最後の出走72番から1本目20位に入った「まくり王」です。実は1本目もしっかり彼を撮っていました。


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SCは第1シードに入っているということもありますが、本人に頼まれて写真を送ることになっていたのです。
選手によっては気さくに「今撮ったやつ、送ってくれる?」と、メールアドレスを教えてくれることがあります。今度会ったときにはしっかり名前の読み方聞いておきます!


posted by shinichiro |16:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年01月19日

克己 ウェンゲンSL

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今日はプレッシャーに負けませんでした。

前回のレース、アデルボーデンでも1本目ラップを奪ったプランガーでしたが、ヘルブストに逆転され2位。

しかし今日は1本目ラップのプレッシャーに負けることなく、今度はそのヘルブストを2位に従えて久々の勝利を手にしました。

数年前も1本目ラップを奪いながら2本目で失速してなかなか勝つことができない選手でしたが、キッツビューエルで初優勝を果たし、その直後のシュラトミングでも連勝してトップランカーの仲間入りを果たした栄光の時期がありました。

ここ近年は低迷が続いていたのですが、ヘルブストと共にオーストリアのSLスペシャリストとして再び輝き始めました。

2人はライヒやマットと違い、いわいるスター的存在ではないので、お互いが互いの活躍をうれしく思っていることと思います。(FIS のサイトで動画を見たらゴールで抱き合ってましたね)


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プランガーは誰に聞いてもナイスガイといいます。私も彼とヨーロッパカップでいっしょにゴンドラに乗ったとき、とても礼儀正しかったのをよく覚えています。英語もかなりうまいです。

でもプランガーといえば日本で有名なのはやっぱり派手なインスペクション。


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今でこそ「無音」ですが、ヨーロッパカップを主戦にしている頃は手の動きといっしょに「擬音」を発していました。しかもかなり大きな声で。FISの新しいサイトでもそれだけを特集してとりあげているくらいです。

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ロベルトの手荒い祝福に逃げるプランガー

日本チームは昨年に続き惨敗でした。今シーズン、ワールドカップでは全く成績のない明はとうとうWCSL(スターティングリスト)の30位から落ちてしまいました。今後はワールドカップポイントをとらない限り、湯浅や賢太郎と同じFISポイントでゼッケンが決まります。次回キッツビュールは30番台のゼッケンになるでしょう。

このあと日本チームはフランスのヨーロッパカップに出てからキッツビュールに向かうようです。私は今晩はゆっくりして明日、キッツビュールに向かいます。


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2009年01月18日

伏兵あらわる ウェンゲンDH

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ボディ・ミラーのウェンゲンDH3連覇を阻んだのは、地元スイスのディディエ・デファーゴでした。

表彰式ではコーチに両脇から肩車されて雄叫びをあげました。ほんとに、ほんとに本人はとてもうれしそうで、スイスチームあげて心から祝福していました。

苦節13年、デファーゴにとってワールドカップ2勝目、ダウンヒルは初優勝でした。それが地元ウェンゲン、伝統のラウバーホーンレースであり、ワールドカップ最長コースの勝利なのですから喜びもひとしおだったでしょう。

ほんとうにおめでとうございました。

これで、カルロ・ヤンカに続きスイス勢がウェンゲン2連勝。明日は3連勝めざして、ダニエル・アルブレヒトやシルバン・ツルブリッケンらがグランジェとコステリッチの牙城を崩しにかかるでしょう。

さて、明日のスラロームは昨年に続きまた今年も天気が良くないようです。
湿った雪のなか、2本目に誰も残れなかった悪夢が脳裏によみがえります。

ドイツでヨーロッパカップに出場してきた日本チームですが、結果は芳しくなかったようです。明と湯浅は2戦ともコースアウト。賢太郎も1戦目はコースアウトし2戦目は11位でポイントアップにはつなげられませんでした。

結果からみると厳しい状況ではありますが、難易度の高いコースは日本チームの3人が得意とするだけに一発期待したいものです。


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朝、フリースキーをしてからインスペクションにのぞんでいたデファーゴ。このとき数時間後に至福のときが待っていようとは撮っている私も夢にも思わなかった(失礼!)です。


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2009年01月17日

カルロ・ヤンカ2勝目 ウェンゲンSC

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失礼しました。

昨日の優勝予想、あなたをすっかり忘れていました。でも、それには理由があります。

ヴァル・ディゼールでワールドカップ初勝利をあげてから、私はあなたにニューヒーローとしてかなり期待していたのですよ。それなのにその後はいまいちパッとしない成績だったものだから、「もしかして今日本で流行の一発屋?」なんて疑い始めちゃったんですもの。

カルロ君、ほんとに失礼。

アデルボーデンの前走で密かにというか公にスラロームも練習していたしね。

これから、期待してますよ。ニューヒーロとして。

スイス選手のウェンゲンでの勝利は2003年のブルーノ・ケルネン以来ということで、観客も大喜びでした。


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ダウンヒルを撮っていると「日本人選手も出てくれないかなー」といつも思います。それぐらい魅力がある競技であり、こちら本場のアルペンスキーのチャンピオンといえばそれはダウンヒルの王者のことであり、滑降で勝つことはそれだけ栄誉なことなのです。

明にまたスーパーコンビに出場してもらいたいところではありますが、それよりも日本に高速系チームを復活させてもらいたいという思いはずっと今でも心のなかであきらめずに願っていたりします。

さて、明日はその「本ちゃん」のダウンヒル。
ディディエ・キューシュが地元スイスに2日連続の勝利をもたらすか、ボディ・ミラーの連覇なるか、楽しみです。

下の写真もカルロ・ヤンカ。SCの滑降スタートは10時30分のため、写真はどうしても暗くなってしまいます。でも、それをどう撮るかが腕のみせどころでもありますね。


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2009年01月16日

今日も快晴 ウェンゲン DHトレーニングラン

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今日もウェンゲンは快晴でした。(写真は今日ラップのアンドレイ・イエルマン)

朝、私が泊まっているラウターブルネンからひとつ上の駅であるウェンゲンに向かうときは、低い雲が垂れ込めていました。しかし、ウェンゲンに着くとその雲は眼下にたまっていたのです。そうです、ウェンゲンから見ると雲海でした。

6年目ではじめてウェンゲンで雲海に出会いました。インスペクションはもちろん、選手のうしろにその雲海を入れて撮りました。ちょっとその写真はここでは内緒。ごめんなさい。

その代わりといってはなんですが、昨日の朝のライヒの写真を。朝のフリースキーの前にはしっかりと準備体操をしていました。この写真を撮ったあと「時間わかる?」と聞かれました。

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数年前からインスペクション時、コースに入らなければならない時間が15分しかありません。いくら2時間もインスペクションの時間があっても、始めるのはどの選手もその15分のあいだに限られるので、ライヒも気をつかっていたのでした。

もう1枚はマルコ・ビュッフェル。一昨日、ラウターブルネンでのショットです。「写真撮っていい?」と聞くと「もちろん!」と言ってくれました。うれしいですね。オーバーオールが似合ってました。

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荷物を車から降ろして登山電車に積み込むところです。最新型のAudi A4。やっぱりこういうシチュエーションにはばっちりはまりますね。

さて、明日はスーパーコンビ。今日の結果だけから見るとスヴィンダルやコステリッチ、アルブレヒトが優位にみえますが、今日のコースよりかなり短縮される明日のコースはライヒやグランジェにも十分チャンスはあると思います。

おっと、大事なひとを忘れてた。ボディー・ミラー。

「ゴールすれば」ぶっちぎりかもしれません。

追記で。さきほど(こちらの時間で17時45分から)行われたスーパーコンビのビブドローです。地元ダニエル・アルブレヒトの登場はやっぱり盛り上がりました。


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posted by shinichiro |01:08 | コメント(0) | トラックバック(0)
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