2008年12月23日

不屈の闘志 アルタ・バディアSL

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今年最後のスラロームが終わりました。

イビッツァ・コステリッチが昨日2位の勢いをそのままに久々の勝利を挙げました。表彰台では笑顔、笑顔。泣きまねまでしてくれました。

スラロームの優勝は実に5年ぶり。度重なるケガと手術を乗り越えて、見事な復活を果たしました。「不屈の闘志」とは彼のようなことを言うのでしょう。

4,5,6位にロッカ、モエルグ、ターラーのイタリア3人衆、8,8,10位にスウェーデン勢(ハーガン、ラルソン、ビグマルク)がそれぞれ入りチーム力をアピールしました。オーストリアも3位にライヒ、7位にヒルシャーが入り面目躍如といったところでしょう。

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同じチームの3人が表彰式に出る姿を見て、私はとてもうらやましかったです。
明、湯浅、賢太郎の3人が同時に表彰に出ることは夢のまた夢なのでしょうか。

一時期はそのような勢いがあったときもありましたが、今日の結果は3人とも2本目に進めず。残念でした。

今年は明日帰国の途につきますが、また年明けからこちらに舞い戻ってきます。2009年の幕開けはコステリッチの地元、クロアチア・ザグレブ。その後、1月は毎週スラロームが開催されます。

日本チームにとっては厳しいレースが続くかもしれませんが、日本でテレビをご覧のみなさんも応援してください。きっと声援は彼らに届くと思います。

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表彰が終わってお父さんと抱擁。コステリッチ家にとっても最高の一日となりました。


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2008年12月22日

スイス勢2連勝 アルタ・バディアGS

ヴァル・ディゼールに続き、2戦連続でスイス勢が勝ちました。

ダニエル・アルブレヒトは初戦セルデンに続き、今季2勝目です。

2位にはイヴィッツァ・コステリッチ。とうとうGSでもトップシーンに復帰してきました。度重なる怪我を乗り越えての選手生活は頭が下がる思いがします。

今日のレースはヤニッツァ・コステリッチとお父さんとともにインスペクション。家族でつかみとった2位かもしれません。

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昨晩から異常に気温が高く、今日も公式記録ではゴールで3℃、スタートで2℃。2本目は素手でシャッターをきっていました。

コースも2本目は新潟の雪のように湿った状態になり、ワックスやほんの少しの減速がタイムに影響したことと思います。

1本目はスタートで撮影していました。

このクラスの選手たちでもスタート前には緊張し、普段の自分の力を出そうと懸命に集中している姿がアップになったファインダー越しに垣間みられます。

気合いを思いっきりいれてスタートする選手もいれば、さらっと練習のようにスタートバーを切っていく選手もいます。(さすがに大きな声を出す選手は今回は一人だけ、66番スタートのイギリス選手だけでした。)

印象に残ったのは、カルロ・ヤンカ。22歳の彼は気合いを入れるでもなく、さらっと出るでもなく、自然体で出て行ったように見えました。最初の2ターンも無駄な力を入れずにしっかりとスキーに圧力をかけていく動きに見えました。

日本でご覧になった多くのスキーレーサーの方々にも、大いに参考になったレースだったのではないかと思います。

明日は先週日曜日の代替レース。
昨日のヨーロッパカップで賢太郎が15位。一昨日は湯浅が9位。

少しずつですが、結果を出しつつあるジャパンチームに明日も期待しましょう!

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写真は優勝のダニエル・アルブレヒト。


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2008年12月20日

アルタ・バディア到着

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今朝のミュンヘンは雨でした。

インスブルックに近ずくにつれ小雪になり、オーストリアとイタリアの国境、ブレンナー峠ではちょっとした降雪になっていました。

しかし、イタリアに入った途端、雪は止み、少しだけ太陽が顔を出しました。

今朝のドライブのおともはミスチルの新譜。成田で買ってきました。
「もう一回、もういっかーい!」
何度も口ずさみながら(いったい、何回だ?)順調にお昼にはアルタ・バディアのペンションに到着。

英語のうまいペンションのお兄ちゃんが、「このあいだ1メートルも雪降ったんだよ。今年は雪多いよ!」と挨拶してくれました。

確かにここ近年になく、ここアルタ・バディアも雪が多いです。

プレスセンターに着いたときにはヴァル・ガルディナの29番スタート、スティーブン・ナイマンの滑りが大画面で生中継されていました。

プレスセンターはがらがら。それもそうです。おとなりのヴァル・ガルディナのプレスがごそっとそのままこちらに移動してくるからです。

明日のレースは日本でもJ SPORTSで生中継です。GSの聖地、アルタ・バディアのグラン・リサでのレースを日本でもお楽しみください。

注目は地元のGSスペシャリスト,ブラルドーネとスイスのニュースター、カルロ・ヤンカ、オーストリアの新鋭、ヒルシャーといったところでしょう。

ヴァル・ガルディナの写真を見ていると、ずっと天気はよくなかったようですが明日は晴れることを期待します!


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2008年12月18日

スター誕生 ヴァル・ディゼールトピックス

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日曜のキャンセルが決まったあと、私はとぼとぼとチューリッヒに戻りました。

翌日の朝には代替地は早々とアルタ・バディアと決まっていました。以前にも日曜にGS、月曜にSLを開催したこともあるのであまり違和感はありません。

帰国便に乗るときに、大きなスーパーマンもどきが目にとびこんできました。
カルロ・ヤンカの地元のスイス紙です。

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「スター誕生」の見出しが踊っていました。

ヴァル・ディゼールのGSには、ヘルマンもビュッヘルもエントリーしていませんでした。おまけにこの人、カレ・パランダーも怪我で離脱中です。(土曜の表彰式では元気そうにコステリッチとモエルグと談笑してましたが)

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主役どころがいない中、ニュースターの誕生はまた今週末のレースを楽しみにしてくれます。

さて、私は帰国した日に早速、ミュンヘン行きの飛行機を予約しました。明日19日に再び出発です。

日本チームは19,20日とアルタ・バディア近くで行われるヨーロッパカップに出場してくるようです。勢いをつけてアルタ・バディアに乗り込んでくることを期待します!


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2008年12月14日

スラロームがキャンセル ヴァル・ディゼールSL

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スラロームがキャンセルになるのは初めて経験しました。

今日は朝から強風で横殴りの雪。リフトも何回も止まっていました。
インスペクションを終え、スタート20分前になったところで電話を受けたフランスのカメラマンが手でばってんをつくりました。

風が止むと十分レース開催は可能なのですが、ひとたび吹き始めると強烈な吹き上げが襲ってきて視界はなくなり、おまけに風に吹かれた選手と吹かれない選手ではタイムにかなり影響すると思われました。キャンセルも仕方のないところです。

写真はインスペクションの湯浅。強風で足もともよく見えません。コーチのショーシの声も強風にかき消されたことでしょう。

心配なのは、渋谷のパブリックビューイング。どうなるのでしょう?

加えてこのレースの代替がどこになるか?私は明日、帰国の途についてしまうので、年内またこちらに舞い戻ってくることになりそうです。やれやれ。


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2008年12月14日

カルロ・ヤンカ初優勝 ヴァル・ディゼールGS

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スイスのカルロ・ヤンカがW-CUP初優勝を遂げました。

1986年生まれの22歳。FISレースやヨーロッパカップではここ近年上位の実績がありましたが、ワールドカップでは突如現れた新星といった印象です。

レイク・ルイーズのDHで2位に入り、今季序盤戦でいきなり注目を浴びることになりました。(昨日のSCもSGでは1位でした)

今日、コース上でもオーストリアのコーチが彼の滑りをしっかりとビデオにおさめている姿が印象的でした。他国のコーチにも一目置かれる存在になってきたというわけです。

ディディエ・キューシュもしっかり5位に入り、ベテランと若手が融合してスイスの復活をアピールできたといったところでしょう。

今日のレースコースは世界選手権と同じ。起伏に富んだコースで、下地は固いところと掘れるところの混在。選手たちはかなり苦労していました。

今日のGSの日本での放送はないようですが、世界選手権の放送を見れるとしたらかなりタフなコースだと思ってご覧いただければと思います。

明日はスラローム。12日に予定されていたイタリアでのヨーロッパカップは雪のためキャンセルになり、出場予定だった日本チームは長旅でヴァル・ディゼールに到着しているはずです。

コンディションは少し心配ではありますが、車での長時間移動はこちらの選手たちも当たり前にこなしているようですので、「負けてはいられない」といったところでしょう。

明が27番、湯浅が36番、賢太郎が71番スタートです。渋谷のパブリックビューイングでも応援してください!


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2008年12月13日

ヴァル・ディゼール到着

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チューリッヒから車で6時間、フランス、ヴァル・ディゼールに着きました。

チューリッヒの空港が雪で覆われていたのは久々に見た光景でした。今冬のヨーロッパはここ近年では一番雪が降っているのではないかと思います。

朝、オーストリア各地のスキー場カメラを放送するチャンネルを見ていましたが、映しだされるスキー場は全部、真っ白。今冬は雪の心配はなさそうです。

ビーバークリークのキャンセル分、スーパーコンビもスタート時間をずらして無事行われたようです。私が着いたときにはすでにレースは終わりかけてました。気温もゴールでマイナス10℃。ちょっと寒く感じます。

レースコースはいつものワールドカップコースではなく、世界選手権で使用されるコースのようです。日中でも日陰で、バーン状況はよさそうです。

明日のレース、明が出場するかどうかはまだ情報がありません。わかったらまた追記します!


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2008年12月02日

師走

もう師走。

今年も早い一年だったように思います。北京オリンピックもついこの前に感じます。一説によると、一歳のときに感じる1年の長さを1とすると、年齢分の1ずつ時間の感じ方が短くなっていくそうで、私の場合は今年で40分の1。確かにそんな感じはします。

先週末のレイク・ルイーズではDHでイタリアのフィル・ペーターがW-CUP初優勝、ヘルマン・マイヤーもSGで2006年1月以来の勝利をあげ、話題には事欠かないレースとなりました。

フィル・ペーターは26歳。年齢的には明と湯浅のあいだです。2002年からW-CUPに出場、161レース目での初優勝でした。FISのHPで記録を見てみると、彼は2002年からずっと継続してW-CUPに出場しており、大きな怪我をせず高速系を中心に第一シードにしっかり定着していたことも今回の勝利の要因ではないかと思います。

2007年の1月、ウェンゲンの登山電車のなかで「今日のトレーニングランはキャンセルだって」と教えてくれたのも彼で、気さくで純朴な感じの青年です。(このブログの最初のほうに記述あります)

彼のような小柄な選手が高速系種目で勝利できるということは、体重や足の長さのハンデを超える技術やメンタルの存在を教えてくれていると思います。

フィルが初優勝なら、ヘルマン・マイヤーは通算54勝目。2006年1月28日、ドイツ、ガルミッシュでのダウンヒル以来の優勝でした。

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スーパースターの復活。私にとってもほんとにうれしい限りです。不死身のハーミネーターとはよく言ったものですね。

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写真はそのガルミッシュでの優勝のときのものです。

さて、今月は13日のヴァル・ディゼールのGSから撮影予定です。「から」といっても残念ながらSLが終わったらトンボ帰りの予定です。経費のこともあり、今季は年明けから本格的に「参戦」することにしています。

14日のSLは渋谷でパブリックビューイングを開催するそうです。申し込みはお早めに。
http://www.jsports.co.jp/notice/notice_1125.html

そのスタート順をあげるために、賢太郎はアメリカでがんばっているようです。今日のレースは悪天候で中止みたいですが。

スキー場のHPのゲレンデカメラ
http://www.skiloveland.com/

明日からのラブランドとウインターパークでの4連戦、がんばってほしいものです。
ここでポイントを上げると、W-CUPのスタート順も一気に上がる可能性があるのでシーズン始めにして彼にとっては正念場だと思います。がんばれ!賢太郎。
追記:4連戦の1戦目は2本目途中棄権のようです。(FIS HPより)

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写真は先月レヴィでのレース。帰国してJ SPORTSの録画を見たら、前半の動きはかなりよかったと思うのですが、急斜面の入り口から動きがおかしくなってしまったように思いました。失敗は次に活かしてほしいです!

一方、ヨーロッパにいる明と湯浅もライターアルムのヨーロッパカップSLには出場するのではないかと思います。ヨーロッパカップは3日の予定です。
追記:優勝はヘルブスト。湯浅が5位、大越が32位で明は1本目途中棄権の模様。

では、来週の出発に備えて休養、休養。(なんか、休んでばかりの気もするが)


posted by shinichiro |15:01 | コメント(2) | トラックバック(0)
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