2010年01月26日
雪のシュラトミング
今朝のシュラトミングも雪です。 降雪でなかったレースはいつだったっか、思い出せないくらいの毎年の雪。 ナイター照明に浮かび上がる雪の粒が幻想的な絵をつくりだしてくれますが、選手たちにはいい迷惑。(笑) ただでさえ暗くて見えにくいうえに、雪で視界を遮られ、しまいにはポールについた水滴がアタックするたびにゴーグルに付着してワイパーが必要なくらいになってしまいます。 数年前には滑りながらゴーグルを投げ捨てて滑った選手もいるほどです。まあ、今はもちろん対策はしているのでしょう。ゴーグルメーカーさんも大変です。 昨晩はビブドローが町中のナイトクラブ前で行われました。 ビブドロー自体は特にどこの会場のものとも変わりなく「健全」なのですが、ここシュラトミングの「特色」は小型ライブハウスくらいの広さの選手の待機場で、すと っぷを見せていること。 まあ、日本のそれみたいに妖艶なものではなく、からっとしたポールダンスなのですが、ドア1枚向こうには子供たちが選手に渡すビブを持って待機していたりするので、「教育上」よろしくありません。(笑) 選手も、ま、みな男ですからね。うん、そう、「俺は興味ないよ」なんて顔しながらちらちらと視線は、、、。(笑) 冒頭写真は、キッツビュールでレッドビブをヘルブストから奪ったジュリアン・リゼルー。僚友グランジェの分まで獅子奮迅の活躍です。2年連続でのSL種目別優勝をフランスがさらうか、注目です。
写真は友人のイタリア人カメラマン、愛称ジオ撮影のポールダンス。 彼がこの写真を「かぶりつき」で乗り出して撮っているとき、私はかれのケツを叩いていました。(笑) さて、それではキッツビュールSL雑感を。 SLの朝のことは前述のブログで書きましたが、湯浅とリフト降り場で別れたあと私はコース内に入りました。 SLは特にネット際を降りていくのですが、この日は逃げる場所がないくらい全面の氷。 多少、エッジが引っかかる部分もあるものの今季でも一二を争うハードバーンが我々カメラマンを待ち受けていました。
友人イギリス人カメラマンはスキーがお上手でないこともあり、最初からスキーを持たずにアイゼンで行動、大正解です!(笑) それでも足下おぼつかないのか、私がからかいがてら呼んでいるのに視線は足下のまま返事していました。「そんなにびびらんでも(笑)」。 彼に限らず、ほか大勢のカメラマンもアイゼンで登り降りするか、コース途中でスキーをあきらめてアイゼン着用していました。 え?私? 私はなぜかあまり恐怖感がなく、上から下までずっとスキーで降りました。(自慢!笑)。「湯浅パワー」をもらった直後だったからですかね。 このように、カメラマンは自分のスキーテクニックに自信がないのでかえって安全なのですが、実は一番危なそうなのは各国コーチ。
「元選手」が多く、前夜にエッジを研いだりすることも少ないのでしょう。数人は写真のように必死の表情でコースサイドをおりていくはめになります。(笑) 「過信」と「自信」は大違い。私が見ただけでもロシアとフランスのコーチがこけてました。(笑) 逆に何事もないようにコース中央を降りていくのはサービスマン。 自らの「仕事」に自信があるのは当たり前ながら、かっこいいです! もちろん、選手がこけることはありません。 いや、去年はひとり、ロシアの選手がこけました。それを見ていたヒルシャーと私は目があって、思わず2人で笑ってしまったのを今でも覚えています。ごめん!ロシアン。 2本目のセットは、木村公宣さんがSLでクラウチングを組んで日本では話題になった「登り」のセットがありました。日本でテレビ観戦していた皆さんは確認できましたか?
写真はその「登り」をインスペクションする湯浅。 最後はお約束していたジュリアンママの話題。 私は昨年3月にジュリアンの2008-09シーズンすべての写真をCD-Rに焼いて、彼のアルベールビルの自宅に郵送しました。 その後、彼からの便りはなかったのですが、SLの表彰のときにカメラを構えていると、ジュリアンママが「いつものように」笑顔をふりまきながら、前に座って撮ってもいいかしらと、私のすぐ横にちょこんと座りました。 「あ、ジュリアンママ、おめでとう」と私が言うと、 「あら、あなたお名前は?」 「たアーなアーかアー」とわかりやすく言うと、 「おーーー!あなたがTANAKA! あなたからもらった写真、素晴らしいわ!」と首に両手をまわされ、頬にキスされてしまいました。(赤面、笑。) 「気にいった1枚は大きくして寝室に飾ってあるのよ!」と言っていただけました。カメラマン冥利につきるお言葉、もうそれだけで十分すぎました。 「また今季の分も送ります」と言うとまた喜んでいただけました。よかったよかった。 写真はパパを交えてのショット。この写真もリゼルー家のリビングを飾ってくれるといいな。
追記:昨日のアクセス数はこのブログ史上最多の3509/日 いただきました。ありがとうございます。湯浅直樹にさらなる応援をどうぞよろしくお願いいたします。 また、このブログにも多くのコメントをいただき感謝いたします。 田中慎一郎
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posted by shinichiro |19:44 |
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雪のシュラトミング
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湯浅選手、明選手ともに2本目の
集中力と攻める滑りは
ぴか一☆☆☆です!!!
posted by 素晴らしい! | 2010-01-27 05:30
雪のシュラトミング
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今日はTV観戦でしたが、メチャメチャわくわくしました
3人ともにポイント獲得で、しかも2人が一桁順位
テレビの前で叫んでました
posted by しん@ミュンヘン | 2010-01-27 05:50
雪のシュラトミング
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直樹やりましたね!!明も1桁フィニッシュでしたし、賢太郎も結果が残せましたね。
テレビの前で夫婦でガッツポーズしてました。
しかし、オリンピック何とかならないんですかね〜
posted by mine | 2010-01-27 06:09
雪のシュラトミング
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1/27の記事に泣けてましたが
さかのぼってココ迄きたら、ジュリアンママのエピソードと
3人の素晴らしい笑顔。
これまでの道程に想いを馳せて…他人事とは思えず泣けてきます。
初優勝おめでとう。
田中カメラマンの感性にスッカリ ヤラレました。
posted by 初めまして | 2010-01-27 09:46
雪のシュラトミング
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雑感楽しく拝見しています。頑張ってください。(笑)
posted by S | 2010-01-27 10:39
ポールダンス
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もし、17とかの選手がいたらどうするんですかね?(笑)
posted by おやじろー | 2010-01-27 13:38
雪のシュラトミング
コメント投稿者ID :
素晴らしい!さん、ほんとに素晴らしい滑りでしたね。
しんさん、私もテレビの前の人たちは大変なことになってるぞ多分、と撮りながら思ってました。
mineさん、パリも寒いかい?オリンピックがすべてじゃないよ。ワールドカップで勝つことは大変なことだし、まだ日本人は勝ったことないのだから、それを期待しましょう。
初めましてさん、ありがとうございます。写真は「感性」って重要です。もう私は磨けるような年齢でもないかと思いますが(笑)。
Sさん、どうもありがとうございます。サイドストーリー、なるべく面白く読んでいただけるようにがんばります。
おやじろーさん、それはもちろん、皆で最前列に座らせてからかうに決まってるでしょ。(笑)
posted by 田中慎一郎 | 2010-01-27 22:16
雪のシュラトミング
コメント投稿者ID :
確かに…よくコース整備に駆出されている地元のスキー教師も
転んでいたりしますよねw
あのキッツの登り斜面…結構大変そうだけど選手達は変わったコースを楽しんでいる様です。
ジュリアンとジュリアンママホントお口がそっくり!
素敵な親子ですね!
これからもツーショット楽しみにしています
posted by ぼりーど | 2010-01-28 06:35
雪のシュラトミング
コメント投稿者ID :
コース整備は今季はどのSL会場もそうですが、整備というより「いかに転ばず降りてくるか」が第一優先になってます(笑)。
posted by 田中慎一郎 | 2010-01-28 15:06
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降雪でなかったレースはいつだったっか、思い出せないくらいの毎年の雪。
ナイター照明に浮かび上がる雪の粒が幻想的な絵をつくりだしてくれますが、選手たちにはいい迷惑。(笑)
ただでさえ暗くて見えにくいうえに、雪で視界を遮られ、しまいにはポールについた水滴がアタックするたびにゴーグルに付着してワイパーが必要なくらいになってしまいます。
数年前には滑りながらゴーグルを投げ捨てて滑った選手もいるほどです。まあ、今はもちろん対策はしているのでしょう。ゴーグルメーカーさんも大変です。
昨晩はビブドローが町中のナイトクラブ前で行われました。
ビブドロー自体は特にどこの会場のものとも変わりなく「健全」なのですが、ここシュラトミングの「特色」は小型ライブハウスくらいの広さの選手の待機場で、すと っぷを見せていること。
まあ、日本のそれみたいに妖艶なものではなく、からっとしたポールダンスなのですが、ドア1枚向こうには子供たちが選手に渡すビブを持って待機していたりするので、「教育上」よろしくありません。(笑)
選手も、ま、みな男ですからね。うん、そう、「俺は興味ないよ」なんて顔しながらちらちらと視線は、、、。(笑)
冒頭写真は、キッツビュールでレッドビブをヘルブストから奪ったジュリアン・リゼルー。僚友グランジェの分まで獅子奮迅の活躍です。2年連続でのSL種目別優勝をフランスがさらうか、注目です。
写真は友人のイタリア人カメラマン、愛称ジオ撮影のポールダンス。
彼がこの写真を「かぶりつき」で乗り出して撮っているとき、私はかれのケツを叩いていました。(笑)
さて、それではキッツビュールSL雑感を。
SLの朝のことは前述のブログで書きましたが、湯浅とリフト降り場で別れたあと私はコース内に入りました。
SLは特にネット際を降りていくのですが、この日は逃げる場所がないくらい全面の氷。
多少、エッジが引っかかる部分もあるものの今季でも一二を争うハードバーンが我々カメラマンを待ち受けていました。
友人イギリス人カメラマンはスキーがお上手でないこともあり、最初からスキーを持たずにアイゼンで行動、大正解です!(笑)
それでも足下おぼつかないのか、私がからかいがてら呼んでいるのに視線は足下のまま返事していました。「そんなにびびらんでも(笑)」。
彼に限らず、ほか大勢のカメラマンもアイゼンで登り降りするか、コース途中でスキーをあきらめてアイゼン着用していました。
え?私? 私はなぜかあまり恐怖感がなく、上から下までずっとスキーで降りました。(自慢!笑)。「湯浅パワー」をもらった直後だったからですかね。
このように、カメラマンは自分のスキーテクニックに自信がないのでかえって安全なのですが、実は一番危なそうなのは各国コーチ。
「元選手」が多く、前夜にエッジを研いだりすることも少ないのでしょう。数人は写真のように必死の表情でコースサイドをおりていくはめになります。(笑)
「過信」と「自信」は大違い。私が見ただけでもロシアとフランスのコーチがこけてました。(笑)
逆に何事もないようにコース中央を降りていくのはサービスマン。
自らの「仕事」に自信があるのは当たり前ながら、かっこいいです!
もちろん、選手がこけることはありません。
いや、去年はひとり、ロシアの選手がこけました。それを見ていたヒルシャーと私は目があって、思わず2人で笑ってしまったのを今でも覚えています。ごめん!ロシアン。
2本目のセットは、木村公宣さんがSLでクラウチングを組んで日本では話題になった「登り」のセットがありました。日本でテレビ観戦していた皆さんは確認できましたか?
写真はその「登り」をインスペクションする湯浅。
最後はお約束していたジュリアンママの話題。
私は昨年3月にジュリアンの2008-09シーズンすべての写真をCD-Rに焼いて、彼のアルベールビルの自宅に郵送しました。
その後、彼からの便りはなかったのですが、SLの表彰のときにカメラを構えていると、ジュリアンママが「いつものように」笑顔をふりまきながら、前に座って撮ってもいいかしらと、私のすぐ横にちょこんと座りました。
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「あら、あなたお名前は?」
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写真はパパを交えてのショット。この写真もリゼルー家のリビングを飾ってくれるといいな。
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田中慎一郎

