2010年02月03日
賢太郎引退報道
2日のお昼、無事に帰国しました。東京も寒いですね。(笑) 同じ日に賢太郎も帰国。私とは違う便ですので、成田では会えませんでした。 その日の朝にオリンピックを最後に引退するという記事が出て、多くの報道陣だったようですね。テレビまで。私が税関出たときにはしーんとしてましたが。(笑) 今年がオリンピックイヤーだということもあるでしょうが、アルペンスキー選手が我が国日本で大きく報道されるということはうれしいことでもあります。 しかし、報道された内容だけから見ると、引退するという「第一報」と賢太郎本人が成田で報道陣に話した内容は真逆。 さて、どちらが真実か。 ここからは、私自身が思う事を三つの観点から記します。 まず、「第一報」の記事中やタイトルにもある、 「2006年のトリノ五輪で4位に食い込んだ皆川だが、同年12月に前十字靱帯(じんたい)を断裂した右ひざの痛みが癒えず、現役続行が無理と判断した。」 という部分に私もうなずける事があります。 それが冒頭の写真。 今季何度かインスペクション中に右膝を気にするしぐさをファインダー越しに見ていました。写真ではわかりずらくてすいませんが、少し膝を持ち上げ、左右に軽くひねったり、上下に振動させる動作です。 私の場合は側副靭帯と後十字靭帯損傷なので前十字靭帯ではないのですが、その動作を注視してしまったのは、私自身が10月のセルデンでケガをして今もだるいような痛みがあるせいかもしれません。 痛みというのは本人にしかわからないことではありますが、成田の囲み会見の記事中にも 『今五輪後に引退すると報じられたことについては「(現時点では)引退は考えていません」。ただ、32歳という年齢と前十字靱帯(じんたい)を損傷した両ひ ざの調子を考えると「次の五輪への4年は非常に長い。五輪後に、燃え上がるものがあればイエスだし、そうじゃなければノーかもしれない」と、五輪後に去就 を決めることを明らかにした。』 とあります。 第二は違う観点から。 今季開幕直前の10月13日、ヘルマン・マイヤーがウイーンで記者会見し、ひざのケガを理由に引退を表明しました。 突然の引退表明に私はショックを受けました。 「もうスーパースターを撮らせてもらえないのか」 大きな落胆でした。喪失でした。残念でした。 せめて「これが最後のレース」というものがあったなら、悔いなく彼の最後の勇姿を撮ることができたと思います。 毎年、最終戦では「引退レース」が行われます。 最終戦に出場できる好成績のベテラン選手に与えられた特権ですが、昨年はジュエル・シェナル(フランス)がプレスリーの仮装で滑って仲間に祝福されていました。(過去ブログを「掘って」ください。ヘルマンもシェナルもあります) ファンにとって、「これが最後の勇姿」と思って見るのと「あれが最後のレースだった」と後から知るのはどちらがいいのか。 もちろん、ヘルマンは苦渋の決断だったと思います。彼も華々しくオリンピックを最後に引退したかったのではないかと私は思います。 第三はまた違った観点から このブログをコメント欄の隅々まで読んでいただいている希少な?(笑)方々はもう気がついていらっしゃると思いますが、クラニスカ・ゴラには日本人メディアは私を含め3人しかいませんでした。 3人しかいないということはつまり、私みたいな「アルペンスキーおたく」しかいなかったということです。(笑)オリンピックだからと駆り出された「にわか記者」などスロヴェニアの山の中には存在しなかったということです。そして私を含めた「おたく」たちは今季どころではなく、何年もアルペンスキーを取材してきているということです。 そして成田の囲み記者会見の記事も、微妙に各紙、見出しや強調している部分、言い回しや語尾に違いがあるのを発見している「希少な」(しつこい!笑)方々もいらっしゃることでしょう。 私の結論として、27日(日本時間は28日早朝)は、 賢太郎のオリンピックの勇姿を目に焼き付けてください。 もちろん、明のスーパーランも大いに期待してください。 以上です。 田中慎一郎 また「ちょいユル雑感」はごじつーーー。(笑)
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posted by shinichiro |22:27 |
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2日のお昼、無事に帰国しました。東京も寒いですね。(笑)
同じ日に賢太郎も帰国。私とは違う便ですので、成田では会えませんでした。
その日の朝にオリンピックを最後に引退するという記事が出て、多くの報道陣だったようですね。テレビまで。私が税関出たときにはしーんとしてましたが。(笑)
今年がオリンピックイヤーだということもあるでしょうが、アルペンスキー選手が我が国日本で大きく報道されるということはうれしいことでもあります。
しかし、報道された内容だけから見ると、引退するという「第一報」と賢太郎本人が成田で報道陣に話した内容は真逆。
さて、どちらが真実か。
ここからは、私自身が思う事を三つの観点から記します。
まず、「第一報」の記事中やタイトルにもある、
「2006年のトリノ五輪で4位に食い込んだ皆川だが、同年12月に前十字靱帯(じんたい)を断裂した右ひざの痛みが癒えず、現役続行が無理と判断した。」
という部分に私もうなずける事があります。
それが冒頭の写真。
今季何度かインスペクション中に右膝を気にするしぐさをファインダー越しに見ていました。写真ではわかりずらくてすいませんが、少し膝を持ち上げ、左右に軽くひねったり、上下に振動させる動作です。
私の場合は側副靭帯と後十字靭帯損傷なので前十字靭帯ではないのですが、その動作を注視してしまったのは、私自身が10月のセルデンでケガをして今もだるいような痛みがあるせいかもしれません。
痛みというのは本人にしかわからないことではありますが、成田の囲み会見の記事中にも
『今五輪後に引退すると報じられたことについては「(現時点では)引退は考えていません」。ただ、32歳という年齢と前十字靱帯(じんたい)を損傷した両ひ ざの調子を考えると「次の五輪への4年は非常に長い。五輪後に、燃え上がるものがあればイエスだし、そうじゃなければノーかもしれない」と、五輪後に去就 を決めることを明らかにした。』
とあります。
第二は違う観点から。
今季開幕直前の10月13日、ヘルマン・マイヤーがウイーンで記者会見し、ひざのケガを理由に引退を表明しました。
突然の引退表明に私はショックを受けました。
「もうスーパースターを撮らせてもらえないのか」
大きな落胆でした。喪失でした。残念でした。
せめて「これが最後のレース」というものがあったなら、悔いなく彼の最後の勇姿を撮ることができたと思います。
毎年、最終戦では「引退レース」が行われます。
最終戦に出場できる好成績のベテラン選手に与えられた特権ですが、昨年はジュエル・シェナル(フランス)がプレスリーの仮装で滑って仲間に祝福されていました。(過去ブログを「掘って」ください。ヘルマンもシェナルもあります)
ファンにとって、「これが最後の勇姿」と思って見るのと「あれが最後のレースだった」と後から知るのはどちらがいいのか。
もちろん、ヘルマンは苦渋の決断だったと思います。彼も華々しくオリンピックを最後に引退したかったのではないかと私は思います。
第三はまた違った観点から
このブログをコメント欄の隅々まで読んでいただいている希少な?(笑)方々はもう気がついていらっしゃると思いますが、クラニスカ・ゴラには日本人メディアは私を含め3人しかいませんでした。
3人しかいないということはつまり、私みたいな「アルペンスキーおたく」しかいなかったということです。(笑)オリンピックだからと駆り出された「にわか記者」などスロヴェニアの山の中には存在しなかったということです。そして私を含めた「おたく」たちは今季どころではなく、何年もアルペンスキーを取材してきているということです。
そして成田の囲み記者会見の記事も、微妙に各紙、見出しや強調している部分、言い回しや語尾に違いがあるのを発見している「希少な」(しつこい!笑)方々もいらっしゃることでしょう。
私の結論として、27日(日本時間は28日早朝)は、
賢太郎のオリンピックの勇姿を目に焼き付けてください。
もちろん、明のスーパーランも大いに期待してください。
以上です。
田中慎一郎
また「ちょいユル雑感」はごじつーーー。(笑)
ジュリアーノ・ラッツォーリは昨年のクラニスカ・ゴラSLも1本目ラップでした。
昨年はジュリアンに逆転を喫し2位。今年はポールをまたいでコースアウト。
ヘルブストの連勝が決まってゴールエリアに降りて来た彼はとても悔しそうでした。表彰が終わって私が引き上げるときもまだ、コーチと何事か話をしていました。
私個人的には昨年も1本目ラップ、今季ザグレブで初優勝、今年も1本目ラップで得意のコースで自信もつけていると見て、このまま優勝かと思いました。
でも、本人は攻めにいったのかもしれません。これがスラロームですね。
ヘルブストは逆転で連勝。これでSLは最終戦を残すのみとなり、2位のジュリアンに43ポイント差をつけ種目別優勝は2人の争いになりました。
最終戦はジュリアンが優勝しても3位以内であれば、ヘルブスト初のSL種目別優勝が決まります。逆にヘルブストが4位以下でジュリアンが勝てば逆転で種目別Vをさらうことになります。
最終戦は、ケガしている僚友、グランジェも応援に来そうですね。熾烈な2人の戦い、オリンピック後、3月13日が楽しみです。
その最終戦、3月13日の戦いに今年は明と湯浅の出場が今日決まりました。2人そろってスタンディングは22位。
明も攻めにいったのだと思います。1本目は1.46秒遅れの16位と今季最小の差につけ、「今日はやってくれる」と2本目の前に思いを強くしましたが、中盤にポールをまたいでコースアウト。
ゴールで撮っていた私が大画面で見た明の悔しがる顔は、おそらく日本のみなさんが見たものと同じものだったでしょう。
前回トリノオリンピックでは2本目でポールをまたいで悔しい思いをしているので、バンクーバーオリンピックではぜひ一発、スーパーランを見せてほしいと思います。
湯浅も2本目はゴールで悔しさをあらわにしました。ほとんど止まりかけるようなミスで失速しましたが、なんとかゴールして結果的に23位。
他の選手の今日の成績が影響しあっての結果ですが、今日の8ポイントがなかったら、最終戦出場はなかったかもしれません。
本人は納得していないようでしたが、とにかく今日の成績が湯浅にとっては初の最終戦出場を自らの手で導いた結果となりました。
湯浅は2月のヨーロッパカップに出ることなく帰国。賢太郎もいったん帰国して国内で練習して、バンクーバーの前の練習地ナキスカ入りするそうですし、明はこちらで少し休養してからナキスカ入りするようです。
そして今日、ワールドカップSL初出場だった石井智也。6.55秒差の49位。まずは第一歩を刻みました。智也は2本目もゴールエリアで、2位ヒルシャーを含め他の選手の滑りを見ていたので今日の結果を自分の糧として飛躍してほしいと思います。
今日でワールドカップはしばらくお休み。バンクーバーのオリンピックは2月12日開会式です。
これから私は「戦友」とミュンヘンに向かい、明日、帰国の便に乗ります。
長いようで短かった1ヶ月。今年はオリンピックイヤーということもあり、いつもに増して「燃えた」1月でした。
では、また帰国後の雑感で。
夜半から降り続いた雪は夜明け前にはやみました。
私自身初めて見る、クラニスカ・ゴラでの本格的な積雪。しかし、車の屋根の50cmの雪は手で払うとさらさらと飛んでいきました。
コースに上がると、比較的除雪のしやすそうな軽い雪で予定通りレースは行われました。
1本目はケティル・ヤンスルがラップを奪いましたが、2本目で昨日の2位、ヒルシャーが逆転で勝利しました。
昨日書いたようにヒルシャーは12月のヴァルディゼールGSが初優勝で、今回が2勝目。いずれもGSで、この勝利でオーストリアチームのなかでもGS金メダル最有力候補に名乗りをあげたことになります。
「自分は背も低く、体重もない。リスクを承知で攻めるしかない。」
そう記者会見で語るように、彼は身長は170cmに満たないくらい。キューシュのようにごっつい体格でもなくスリム。サインをねだる子供のほうが大きかったりするくらいです。
一方、同世代の大越龍之介は5秒60遅れの47位。昨日の転倒でケガを負いましたが、痛み止めを飲んでの出場で昨日の石井智也よりタイム差をつめました。
ゴール後の表情も明るかったです。彼はこのあと帰国して国体に出場する予定とのこと。
そして智也はコースアウト。なんとか明日は初出場のSLで雪辱を果たしてほしいところです。
このシリーズはアルベルト・トンバ氏がゲスト。おとなりイタリアからの応援団も喜んでました。
(小さくてすいません、中央で手をあげているのがトンバさんです。クラニスカ・ゴラとトンバ氏といえば、氷のアイスバーンを彼だけがスムーズに切っていき2位に大差をつけて勝ったSLが印象的です)
さて、明日はオリンピック前最後のSL。最終戦ガルミッシュへの出場のためにも明、湯浅、賢太郎の3人にはがんばってほしいところです。
曇天のクラニスカ・ゴラ、アデルボーデンのキャンセル分GSを制したのは昨年の勝者、テッド・リゲティでした。
これって、連覇と言えるのかわかりませんが、明日も同じコースなので勝つ確率はかなり高いでしょう。
ディディエ・キューシュは2本目のゴール前で転倒。スキーが片方はずれ、手を痛めたようですが自分で片足スキーをしてゴールを出たので明日は大丈夫だと思います。
大越龍之介も派手に転倒しました。ケガがないといいのですがいまのところ情報がありません。
彼は今日のインスペクションは入場時間ギリギリに現れ、ちょっとこちらをひやひやさせました。
「マルクス・ラルソンがまだいたから大丈夫だと思ってたらぎりぎりだった。危ないあぶない」。彼はそう言ってましたが全然慌てた素振りはありませんでした。
彼はいい意味で、「大物」だと私は思います。明日も元気に出場してほしいものです。
石井智也は7秒04遅れの53位。
智也は日曜のSLも出場します。昨日のSGから数えると4連戦。若さと勢いで最後の日曜、ワールドカップSL初出場をいい成績で飾ってほしいと思います。
初めてと言えば、2位のヒルシャーは1番ゼッケンが初めてで今日は特別なレースだったと記者会見で語りました。
ヒルシャーも智也と同じ20歳。日本式に言えばヒルシャーのほうが学年はひとつ上ですが、2008年2月のジュニア世界選手権SLでは彼が優勝、智也はそのとき3位でした。
12月のヴァルディゼールGSでワールドカップ初優勝を果たしたマルセル・ヒルシャー。
智也にとっては、まだまだ遠い「背中」かもしれませんが、彼をいいライバルとして現実に捉えられる日が早くきてくれることを望みます。
今日はアデルボーデンキャンセル分のレースだったので、アデルボーデンからプレゼンターが来ており、恒例の特大ホーンを贈呈。
3人で「カランカラン」!
平日で少し観客の少なかったゴールエリアに心地よく響きわたって今日はこれにて。
ザルツブルグから南下すること3時間、スロヴェニアのクラニスカ・ゴラに着きました。
道中、降っていた雪もやみ、道路もきれいに除雪済み。時折、太陽も顔を出しのんびりドライブできました。
写真は毎年恒例の国境越え峠の坂道から撮ったレースコース、ポドコーレン。
おとといのシュラトミングよりは暖かく感じます。プレスセンターで毎年会う受付のおばちゃんに、「また来たよ」と挨拶してカメラマンビブをもらいました。
明日は大越と智也がエントリーされていますが、本日(28日)、シュラトミングのほぼお隣と言っていい、ラドスタッドでSGのFISレースがあり、石井智也91位、布施峰98位、大越龍之介101位、成田秀将128位という結果でした。1位はワールドカップ選手のハンス・オルソン(スウェーデン)。智也で3秒97差でした。
ちなみにハンス・オルソンは昨季のオーレ最終戦DHは3位表彰台、今季ヴァルガルディナでも7位の選手です。
2人は連戦になりますが、若さのパワーで元気のいい攻めの滑りを見せてほしいところです。
明日は2人の写真をお届けできると思います。お楽しみに。
追記:大越65番、智也69番スタートです!
昨日はシュラトミングからザルツブルグまで北上。町中を観光してきました。
写真はホーエンザルツブルグ城からの風景
今日はこれからクラニスカ・ゴラに向かいますが、今朝起きてみたら雪が降っていました。まだ止んでいませんので慎重ドライブで行こうと思います。
では、シュラトミング雑感を。
シュラトミングのスタート景。スタート直後はテレビで見るより急で、ゴールから見える「正面バーン」に入る前までの中斜面も簡単なセットではないようです。
おまけに今年も例年とおりコースはじまでインジェクションが打ち込まれ、ガチガチ。アイゼンに履き替えるときも片足はスキーをはいてエッジをかませておかないとこける危険大有りです(笑)。
一応、雪面を撮ってみましたがわかりますかね? これをご覧になってすぐご理解いただける方はかなりなレース経験をお持ちの方だと思います。
「スタートハウス滞在時間」が最も長いのはおそらくマンフレッド・プランガー。
インスペクション前もスタート20分くらい前もご覧のように集中しっぱなしです。
彼はインスペクションにも時間をかけるほうですし、動作を見ているとポールセットをしつこいくらいに頭に叩き込んでいるようなので、レースの日はかなりの集中で終わったら疲労困憊なのではないかと心配してしまいます。
スタートバーの前に早めについてコースをじっと見ている選手、SLのときは「go」と言われるまでうしろにいて前に出ない選手、いろいろですが、ボディは前の選手が出るとすぐ自分も前に出て、しばらくコースというか、遠くを眺めています。あの瞬間は何を考えているのでしょうか。本人に聞いてみたいですね。
キッツビュールではインスペクションしておきながらレースには出なかったボディ。遅ればせながらこの日のインスペクション前にノイロイターを祝福していました。
観衆は今年も4万8千人。
そして今年も聞いてみました。
たまたま隣り合わせたカメラマンがシュラトミング在住の人で、去年とは違う人だったので「なぜ、火曜の夜にこんなに人が集まるのですか?」
その方も去年の方同様、しばらく首をかしげて考えたあげく、
「ユニークなレースだし(ナイタースラローム)、観光協会も一生懸命だし、VIPを大勢呼んでるのでそれ見たさもあるんじゃないかな。」というお返事。
やっぱり、「これっ」という理由があるわけでなく、地元の努力とレースそのものの面白さが人をひきつけるんですね。
表彰では派手な噴射。でも実はこれ、手前にも小型のが仕込まれていて3人のまえでも「噴射」するはずが、この台ごと移動中に「早漏」(失礼、女性のみなさま。ごめんなさい。41歳のおっさんだから許してたもれ)してしまい、後方のみ。(笑)
お口直しに、いや、その表現はよけいまずい。(笑)えと、お目め直しに、シュラトミングコースの全景です。
さて、明日からのクラニスカ・ゴラ。アデルボーデンキャンセル分を含め、金土がGS、日曜がSLです。
GSには大越龍之介と石井智也が出場予定。
クラニスカ・ゴラのGSコースはびっくりするような急斜面はないものの、斜面変化が多く振ったセットが立つことが多いので簡単なコースではありません。
日本の次世代、21歳の大越と20歳の智也がどんな滑りを見せてくれるのか、要注目です。
いよいよ、SLもオリンピック前最後のレース。オリンピック後はノルウェーのクヴィットフェルでのSG、DHと最終戦ガルミッシュ・パルテンキルヘンの2会場のみ。
昨シーズンは最終戦出場ゼロに終わった日本チームにとっても、今季はワールドカップスタンディングの25位以内に入ってガルミッシュ行きの切符を確保してほしいところです。
ワールドカップスターティングでも明が28位、湯浅が29位です。
20位のロッカが引退、13位のグランジェもケガなのでおそらく明が26番、湯浅が27番から29番のいずれかのゼッケンになると思います。(ボディが出場なら1番ずつ下がるでしょう)
また、昨日のアクセスが記録更新しました。(5929/1日アクセス数)
コメントもたくさんいただき、どうもありがとうございます。
みなさんご心配されていた湯浅もブログ更新していますので、励ましがございましたらどうぞ彼のブログにコメントください。それが彼の大きな力になると思います。
また彼だけでなく、日本チームや多くのアルペンスキーレーサーたちの肉声やナマの表情をお届けできるようにがんばります。
キッツビュールの悔しさをすぐに晴らしたヘルブスト。ここシュラトミングの勝利はまた格別のものとなったでしょう。
2本目ライヒが滑り出すと発煙筒が点火!プランガーのときも夜空を派手に赤く染めました。
そして賢太郎。
明。
最後に湯浅。
写真から3人のスピリットを感じていただけたら幸いです。
そして前述の友人のイタリア人カメラマン、ジオからのプレゼント、彼は2本目ゴールで撮っていました。
ほんとに、ジオにも感謝感激です!
追記:SLスタンディングでも明が22位、湯浅が26位と最終戦に「2人出場」が見えてきました。今度の日曜で決まりますが、このままの勢いで2人ともいってほしいです。賢太郎もクラニスカ・ゴラで一桁順位に入れば可能性あります!
今朝のシュラトミングも雪です。
降雪でなかったレースはいつだったっか、思い出せないくらいの毎年の雪。
ナイター照明に浮かび上がる雪の粒が幻想的な絵をつくりだしてくれますが、選手たちにはいい迷惑。(笑)
ただでさえ暗くて見えにくいうえに、雪で視界を遮られ、しまいにはポールについた水滴がアタックするたびにゴーグルに付着してワイパーが必要なくらいになってしまいます。
数年前には滑りながらゴーグルを投げ捨てて滑った選手もいるほどです。まあ、今はもちろん対策はしているのでしょう。ゴーグルメーカーさんも大変です。
昨晩はビブドローが町中のナイトクラブ前で行われました。
ビブドロー自体は特にどこの会場のものとも変わりなく「健全」なのですが、ここシュラトミングの「特色」は小型ライブハウスくらいの広さの選手の待機場で、すと っぷを見せていること。
まあ、日本のそれみたいに妖艶なものではなく、からっとしたポールダンスなのですが、ドア1枚向こうには子供たちが選手に渡すビブを持って待機していたりするので、「教育上」よろしくありません。(笑)
選手も、ま、みな男ですからね。うん、そう、「俺は興味ないよ」なんて顔しながらちらちらと視線は、、、。(笑)
冒頭写真は、キッツビュールでレッドビブをヘルブストから奪ったジュリアン・リゼルー。僚友グランジェの分まで獅子奮迅の活躍です。2年連続でのSL種目別優勝をフランスがさらうか、注目です。
写真は友人のイタリア人カメラマン、愛称ジオ撮影のポールダンス。
彼がこの写真を「かぶりつき」で乗り出して撮っているとき、私はかれのケツを叩いていました。(笑)
さて、それではキッツビュールSL雑感を。
SLの朝のことは前述のブログで書きましたが、湯浅とリフト降り場で別れたあと私はコース内に入りました。
SLは特にネット際を降りていくのですが、この日は逃げる場所がないくらい全面の氷。
多少、エッジが引っかかる部分もあるものの今季でも一二を争うハードバーンが我々カメラマンを待ち受けていました。
友人イギリス人カメラマンはスキーがお上手でないこともあり、最初からスキーを持たずにアイゼンで行動、大正解です!(笑)
それでも足下おぼつかないのか、私がからかいがてら呼んでいるのに視線は足下のまま返事していました。「そんなにびびらんでも(笑)」。
彼に限らず、ほか大勢のカメラマンもアイゼンで登り降りするか、コース途中でスキーをあきらめてアイゼン着用していました。
え?私? 私はなぜかあまり恐怖感がなく、上から下までずっとスキーで降りました。(自慢!笑)。「湯浅パワー」をもらった直後だったからですかね。
このように、カメラマンは自分のスキーテクニックに自信がないのでかえって安全なのですが、実は一番危なそうなのは各国コーチ。
「元選手」が多く、前夜にエッジを研いだりすることも少ないのでしょう。数人は写真のように必死の表情でコースサイドをおりていくはめになります。(笑)
「過信」と「自信」は大違い。私が見ただけでもロシアとフランスのコーチがこけてました。(笑)
逆に何事もないようにコース中央を降りていくのはサービスマン。
自らの「仕事」に自信があるのは当たり前ながら、かっこいいです!
もちろん、選手がこけることはありません。
いや、去年はひとり、ロシアの選手がこけました。それを見ていたヒルシャーと私は目があって、思わず2人で笑ってしまったのを今でも覚えています。ごめん!ロシアン。
2本目のセットは、木村公宣さんがSLでクラウチングを組んで日本では話題になった「登り」のセットがありました。日本でテレビ観戦していた皆さんは確認できましたか?
写真はその「登り」をインスペクションする湯浅。
最後はお約束していたジュリアンママの話題。
私は昨年3月にジュリアンの2008-09シーズンすべての写真をCD-Rに焼いて、彼のアルベールビルの自宅に郵送しました。
その後、彼からの便りはなかったのですが、SLの表彰のときにカメラを構えていると、ジュリアンママが「いつものように」笑顔をふりまきながら、前に座って撮ってもいいかしらと、私のすぐ横にちょこんと座りました。
「あ、ジュリアンママ、おめでとう」と私が言うと、
「あら、あなたお名前は?」
「たアーなアーかアー」とわかりやすく言うと、
「おーーー!あなたがTANAKA! あなたからもらった写真、素晴らしいわ!」と首に両手をまわされ、頬にキスされてしまいました。(赤面、笑。)
「気にいった1枚は大きくして寝室に飾ってあるのよ!」と言っていただけました。カメラマン冥利につきるお言葉、もうそれだけで十分すぎました。
「また今季の分も送ります」と言うとまた喜んでいただけました。よかったよかった。
写真はパパを交えてのショット。この写真もリゼルー家のリビングを飾ってくれるといいな。
追記:昨日のアクセス数はこのブログ史上最多の3509/日 いただきました。ありがとうございます。湯浅直樹にさらなる応援をどうぞよろしくお願いいたします。
また、このブログにも多くのコメントをいただき感謝いたします。
田中慎一郎
ノイロイターの初優勝は、まわりの誰もが祝福していました。
表彰式でカメラを構えていると、フェリックスが中央台に昇ると同時に赤いウエアの老人が近寄っていきました。
「おいおい、じゃまじゃま、誰だよ?」と思ったら、イビッツァパパ。大げさに握手をして初優勝を祝っていました。
2位のジュリアンも3位のラッツォーリも自分が初優勝したときのことを思い出しているかのように、フェリックスを祝福していました。
ワールドカップ選手を両親に持つ彼にとって、その重圧ははかりしれないものだったのではないでしょうか。ようやく解放された安堵もあるのではないかと思います。
おめでとう!フェリックス。
一方、2位に0.41と圧倒的優位にたちながら2本目コース中盤で失敗、地元オーストリアでの勝利を逃したヘルブスト。
ゴールではしばらく頭をかかえて動けませんでした。
これがアルペンスキーの勝者と敗者の姿。ヘルブストの火曜夜の滑りに注目です。
今日はプランガーも1本目前半で早々とコースアウト。オーストリアSLチームに暗雲がたちこめてきました。シュラトミングでどれだけ立て直してくるか、見物でもあります。
今朝、インスペクションを撮ろうとリフト乗り場に向かっていると、
「おはようございます」
と後ろから明るい声。湯浅でした。
「ヨーロッパカップ2連勝おめでとう」。私と湯浅はお互いグローブをとって握手。
「ブログのコメントは全部読んでいます」。私の最初の質問にそう答えてくれました。
そして、いっしょにリフトに乗って話をしました。
内容を詳しく書くことはできませんが、彼のブログに励ましや心配、そして「大好きです」と多くのコメントを入れているみなさんや、コメントを入れなくても黙って心の底から応援しているみなさんにお伝えします。
ご心配はいりません。
インスペクション中にも、湯浅のサービスマンである横田幸平さんと話をしました。彼の表情も明るかったです。
幸平さんによると、昨晩は12時ころにホテルに着き、2時30分ころまで湯浅は起きていたそうです。今朝も早かったので睡眠時間は数時間。
それでも彼の目は爛々と輝いていました。少なくとも私にはそう見えました。
2本目はゴールで天を仰いだ湯浅ですが、15位。ワールドカップスタンディングでも35位まであげてきました。
ポールをまたいでしまった明と賢太郎はヘルブスト同様、悔しい思いをしていると思います。また火曜、3人に期待しましょう。
日本チームで少し心配は大越龍之介と石井智也。
ヨーロッパカップでも湯浅とのタイム差はかなりのもの。まだまだ経験が必要だとは思いますが、「光陰矢の如し」。
はやく「下から」つきあげて欲しいものです。
昨日のDHとあわせたコンビではイビッツァが昨年2位で今年は優勝。
おまけ?にいつもコース上で危なっかしいイビッツァパパではなく、このブログ初登場のイビッツァママとジュリアンママの2ショット。
なぜこのショットを撮ることになったかは、後日の「雑感ブログ」でご報告します(笑)。
私は今晩、ゆっくり今日の余韻を味わって明日、シュラトミングに向かいます。
そして、私の「戦友」がぜひにと、私にプレゼントしてくれた湯浅直樹のコメントを以下に掲載させていただきます。この場をかりて「戦友」に、そして湯浅に心から感謝いたします。
湯浅直樹 キッツビューエル後のコメント
「俺は冗談抜きで本当に世界一になりたい。オリンピックに行けないからってくよくよしている場合じゃなかった。それを、本能で分かっていたのだと思う。すごく悲しかったし、責任は取らなければならないだろうと思った。続けさせてもらえるならそれにこしたことはない。オリンピックの出場権が取れなかった責任は重いけど、純粋に世界一になりたいという気持ちは揺るいだことがなかった。もしも続けられる環境がどこかにあるなら、それに食らい付いてでも絶対に世界一になる。今季のワールドカップも最低2試合、終わりまでベストを尽くすとブログで約束したので、最善を尽くして全力で戦っていく。闘志というか、戦う志はオリンピックに選ばれなかった一件でさらに強くなった。今日のノイロイターは目に焼き付いているし、自分も心の底からそうなりたいと思っている。俺の戦いはウェンゲンから始まったと思う。ソチ五輪に向けてじゃなくて、自分が世界一になれると信じてやっていくし、それが叶えばいい。俺、決めたんです。迷っているくらいなら絶対にレースに出ないって。誰に何を言われようと、迷うくらいなら終わらせてやろうと思って。迷って大切なものを失ってしまったから。それを取り戻そうなんて思わない。もっと大きなものを取りに。迷っていたら、また大切なものを失っちゃうかもしれない。もう二度とそれはしたくない。迷うくらいだったら滑らない。俺が滑っているということは、迷いがないということ。これからも滑り続けるし、二度と迷わない」
今日は日の丸がキッツビュールの空にひるがえりました。
明、賢太郎、湯浅、火曜も期待しています!!
昨日のSGに続き、キューシュがハーネンカムを「完全」制覇しました。
ダウンヒルが行われる日は毎年、曇りが多かったのですが今日は朝から雲ひとつない晴天。絶好のレース日和でした。
キューシュがラップを奪うまでリーダーボードの前を守り続けた2位のアンドレイ・スポルンは、今まで5位が最高で6位が2回、8位が1回。コンビが得意な選手で失礼ながらわかりやすく言えば、スペシャルなダウンヒルでは地味な存在でした。
表彰式ではほんとにうれしそうで、今にも泣き出しそうでした。おめでとう!
今日はレッドブルのゲートがあるところ、ハウスベルグカンテに飛び込んでいくジャンプの横で撮っていました。
46番スタートから10位に見事食い込んだおなじみザルンチッチを撮り終えると、急いでゴールに向かいました。
ダウンヒルなので当然、コースサイドは降りれません。コースの外から降りることになります。
ほかのワールドカップ会場であれば余裕で表彰式には間に合うのですが、ここはゴールエリア周辺は人、人、人。(2番目の写真、ゴールエリア周囲の黒いものはぜーーーんぶ人です)
ゴール近くぎりぎりまでスキーで進み、あとは同じ方向に向かう体の大きな人に「露払い」してもらいながら、ゴールエリアスタンド裏のプレス入り口に向かいます。
当然そこも人だかり。こちらの人は、強引に「エクスキューズミー」と入っていかないと道をあけてくれません。
もうそこまでで汗だくになりながら、なんとか今日は表彰式に間に合って冒頭の写真となりました。ふーーーっ、体力つかいます(笑)。
そしてこの状況は帰りもいっしょ。表彰を終えてプレスセンターに向かうときもスタンド外には多くの人だかり。出てくる選手のサインを求めて群がっているので、それを強引にでもかきわけないと前に進めません。
プレスセンターにたどり着くまでも一苦労。ここでも汗だくになっていい運動です。(笑)
その汗だくになってたどり着いた表彰式、キューシュは名前を呼ばれるとなれたものでスキーを頭上にかかげていつものファンサービス。
の、はずでしたが、足下がちょっとつま先さがりになっていたところでつるっと足を滑らせてこけました。(笑)。
笑顔でこけて、観客も笑わせてくれました。
さて、明日はスラローム。
明を筆頭にオリンピック行きを決めた賢太郎、そして今日のバンスコ2戦目も勝利した湯浅の滑りに大注目です!
ちなみに湯浅はこれから空路でミュンヘンへ飛び、そこから車でキッツビュール入り。夜遅く着いて明日は早朝からワールドカップ。
本人としたら当たり前なのかもしれませんが、ほんとに、ほんとに、すごいです。
時折、陽のさす曇り空のもと、キッツビュールSGは大きなけが人なく終えることができました。
優勝はディディエ・キューシュ。
地元ウェンゲンで勝てなかった鬱憤を晴らした格好です。
SGは一発勝負なので、インスペクションがとても重要。
今朝、インスペクションを撮影していたとき、キューシュに
「Out of line, please」
と怒られて(笑)しまいました。
私がちょっと他の選手の撮影に気をとられ、彼のインスペクションライン上に入っていてしまったのでした。
キューシュはその後もイタリア人テレビカメラマンにも同じことを言ってラインをあけさせていました。
結果的に彼の勝利を邪魔しなくてよかったです。ほっ。
写真は怒られた?直後のキューシュのインスペクション。
今日は2位、ヴァルヒホッファー、3位シュトライトベルガーと地元オーストリア勢もなんとか面目を保ちました。
写真は表彰台2回目、シュトライトベルガー。初優勝は2008年クヴィットフェルSGです。
ヨーロッパカップ速報 ブルガリア/バンスコSL
湯浅直樹1位! ポイント6.00獲得です!
ヨーロッパカップ優勝は2006年以来2度目です。
訂正:失礼いたしました。湯浅のポイントは6.00ではありませんでした。
さきほど終わったウエステンドルフのFISレース、日本からは明ただ一人の出場で22番スタートから7位。優勝はフェリックス・ノイロイターでした。
今日は2本ともゴールエリアでカメラを構えていました。
普段はコース上で写真を撮っているので滑りそのものを真近でじっくり見ることは少なく、撮り終わったあとの後ろ姿を追うことがほとんどなのですが、ウェンゲンのその滑りといい、今晩の真近で見た滑りといい、明のパフォーマンスは確実に上がってきていると思います。
日曜のSLは過去、成績の良くないレースですが、今年の明は今までとは違う滑りを見せてくれる気がしてなりません。
そして、日本のエース、佐々木明の「爆発」がオリンピック前に見れるかもしれません。
写真はサービスマンの伊東さんと成績ボードを見る明。
明日、あさっては湯浅がブルガリアのバンスコでヨーロッパカップ2連戦に出場。
土曜夜、空路ミュンヘンへ。そしてそこからキッツビュール入りして金・土・日とSL3連戦をこなすそうです。
自らハードスケジュールをこなす湯浅。日本からも多くの声援をお願いいたします。
今朝のキッツビュールは厚い雲が垂れ込め、今にも雪が降り出しそうでした。
ごらんのように、スタート横から見るマウスファーレも霧がかってました。
それでも予定どおり10時からトレーニングラン2回目がスタート。お昼前には無事に全員滑り終えました。
今日も今まで撮ったことのない場所を選択。
シュタイルハングの下、緩斜面に入っていく廊下の部分。
以前、今日ラップタイムを奪ったボディがネットの上を滑っていって話題になったところです。
今年は、ネットすれすれをいく選手はほとんどいないほど、シュタイルハングのターンをポールセットで調整していました。
昨年、ダニエル・アルブレヒトが大転倒したゴール前のジャンプも今年はまったくと言っていいほど飛びません。けが人続出の今季、コースの安全対策は慎重を期して行われたことがみてとれます。
さて、今日は夜6時からキッツビュールからほど近いウエステンドルフでFISレースが行われますので、行ってきたいと思います。
明日はSG。天気は曇りの予報です。
久々に快晴のキッツビュール、ダウンヒルのトレーニングラン1回目はディディエ・キューシュがラップでした。
今日は今まで一度も撮ったことがない場所、マウスファーレジャンプの下から撮影しました。
朝から雲一つない見事な青空だったので、インスペクションを撮りながら撮影ポジション決めには非常に迷ったのですが、いろいろと思考をめぐらした末、冒頭の写真を撮ることにしました。
ここキッツビュールコースのハイライトといえば、急斜面をハイスピードで雪面に何度もはじかれながら斜めにトラバースしてくるハウスベルグカンテと、スタート直後の急斜面に飛び込んでいくマウスファーレ。
学生時代にテレビで見ていて「おーーーすげーーー!」と思ったのはこの2カ所でした。
実際に自らの足で、いや、スキーでそのコースを横滑りしてみると他にも「おーーーすげーーー!」な箇所はいくつもあるのですが、特に印象に残っているその2カ所は毎年、どうしても撮りたい場所でもあるのです。
キューシュは態勢を崩すことなくお手本のようなジャンプ。空中でクラウチングを組んだのは彼とテッド・リゲティだけでした。
2枚目の写真はハウスベルグを降りてきてゴール前の棚のところをインスペクションするハンス・グルッガー。後方のハウスベルグカンテの急斜面、すごいと思いません?
今朝スタートに上がると、昨年亡くなったトニー・ザイラー氏の雪像が迎えてくれました。
最初はコースを見守っているように見えましたが、いろんな角度で撮っていると、今にも滑りだしそうな雪像に感じました。
明日は天候の関係でしょう、11時30分開始のトレーニングラン2回目が10時開始となりました。では、また明日。
昨晩、ウェンゲンからキッツビュールまで移動してきました。
チューリッヒ近くのサービスエリアで昼食をとったのですが、気温は高く、キッツビュールの天気予報を見ても今週はマイナス1℃くらいが続きそうです。
今日は晴れているのにトレーニングランは中止。ウェンゲンのレース期間中に今日のキャンセルは決まっていました。天気予報が悪かったためですが、大はずれ。カメラマンとしてはもったいない思いです。
週間天気予報では明日水曜は晴れ、木曜は小雪、金曜くもり、土曜晴れ、日曜くもりとなっています。
さて、ウェンゲンの雑感を少々。
冒頭の写真は土曜の滑降の朝、スタートハウスが見下ろせるところで、ながーーーいホーンをふくおじさん。すぐ横にスイステレビ局のスタッフもいたので、出演目当てか?(笑)
そのおじさんの眼下にあるスタートハウスは小屋で常設。斜面に建てられているのでスロープの上に「盛り雪」をしています。
我々カメラマンはスロープの下から写真を撮れるので、下からあおった迫力あるスタート写真が撮れます。
選手側から見るとこんな感じ。(昨シーズンは
写真は今回ウェンゲンからごいっしょしている共同通信のカメラマン、村上憲一さん撮影のウェンゲンの星空。
「ブログに星空のことを書きたい」と言ったところ、「カメラマンのブログだったら写真がなくっちゃ」ということでご提供いただきました。ありがとうございます!
さてさて、湯浅のブログを読んでびっくりしている人が多いと思います。私もびっくりしました。
友人記者のレース後の湯浅の話や、ブログの文面から見ても本人のショックの度合いは想像を超えています。
でも彼への膨大な量の励ましのコメントを見ると、もうすでに「答え」は出ているように思います。
月曜にオーストリアのヨーロッパカップで6位となりましたが、次のレースは木曜のナイター、「世界一レベルの高いFISレース」ウエステンドルフSLでしょう。
ウエステンドルフは毎年、キッツビュールSLの「前哨戦」としてSLスペシャリストを中心にほとんどのワールドカップ選手が出場します。
ここキッツビュールから車で30分ほどのところなので、木曜夜は行ってきたいと思います。
写真はウェンゲンSL1本目インスペクションの湯浅直樹。

