2008年08月18日

アメリカという国

 昨日シーズンが終了してしまいました。というのも昨日チャンピオンシップ準決勝でシャルロットに1-2で敗れ今シーズンは3位で終わりました。このブログを読んでくれている皆さんには早くプレーオフのハリスバーグ戦の結果をお伝えできればと思っていたのですが遠征などで忙しく今になってしまいました。その試合には2-2のPK(7-6)で勝利。そしてシャルロット戦に向かったというわけです。

 プレーオフのハリスバーグ戦もなかなか見ごたえある好ゲームだったと思います。1点目はジャマイカのブルックスが僕のFKを頭で合わせ先制。その後追いつかれまた突き放しそしてまた追いつかれと、ハリスバーグとはいつも白熱する展開になります。この試合の先制点をアシストできたのはとても気持ちよくしかもそれがFKだったのも僕にとってはとても自信になりました。PK戦も1番目に蹴りしっかりとゴールしました。

 昨日のシャルロット戦、先制点を挙げたのはなんと僕でした。左からのFK、キッカーが中に入れるふりしてボックスの外で待ってた僕に流し込んでくれてそれをダイレクトでヒットし、自分でも驚くようなシュートが入りました。ただ後半2点を取られ逆転負けを喫したというわけです。ただ2点取られてからの僕らの攻撃は目を見張るものがありました。シーズンチャンピオンのシャルロット相手に攻めまくり、あれだけ追い込んだのは僕らだけではないのでしょうか。ただ負けてしまってはどうしようもないのですが…。 

 正直ショックでした。きっと僕らが決勝へ行くのだと信じていたのでこの敗戦は受け入れがたいものでした。ただ試合後に相手の監督や選手らが僕の所に来て「すごいシュートだったね。」とか「よくやった、君はいい選手だ」などと声をかけてくれる所にアメリカらしさを感じました。ここではいいプレーをした選手に対しての賞賛を惜しみません。僕もそれに対し「Good luck」と言い返し彼らの決勝での健闘を祈りました。そしてヘッドコーチのピートさんも僕のところにきて「Shin、グレートゲームだった。」と声をかけてくれました。そしてこんなことも…「今日これだけやることやって彼らを攻め立てやれることすべてやったのに時々アンラッキーな時もあるね」と…。僕は思いました、なんてポジティブなんだろうって笑。日本人の考え方とアメリカ人の考え方の違いに驚きを隠しきれませんでした。日本人ならおそらく試合を振り返り「何かが足らなかったから負けた、その何かが何なのかを探し課題にしてトレーニングし克服していこう。」こう言うでしょう。ただうちのヘッドコーチは「アンラッキー」で終わってしまいました。負けて結構ショックを受けてた僕でしたがその考え方の違いに“違うショック”を受けました笑。そしてその後帰りのバスに戻るやいなやまたさらに驚きの光景が…。戻ってきた選手たちがピザをみんなで囲んでまるで勝ったみたいに騒いでいるではありませんか!!何がそうさせるのか、試合を終え気分がいいのか、シーズンを終えてもう終わりだぁって思ったのかわかりませんが。勝っても負けても疲れていてもいつも明るいこいつらはいかに自分達が楽しむかを知っています。日本では負けて騒いでたらなんだこいつって思われると思うのですが。

もうアメリカにきて1年4カ月ほど経ち、様々な事を感じてきましたがまだまだ驚きを与えてくれるのが“アメリカ”です。どちらが良い悪いではなく「違いすぎる」というのが僕の思うところです。ただ僕はこんなアメリカが大好きです。たまに「君はゲームを読むプレーヤーだね」とコーチ達からいわれるのですが、アメリカ人の考えの先にあるものを読めるようになるにはまだまだ修行が足りないようです笑。これがアメリカ、彼らの強さ…。試合の敗戦にガッカリ肩を落としていた僕にやつらはゆっくり試合を振り返る時間さえ与えてくれませんでした。

posted by shinharada |10:29 | コメント(0) | トラックバック(0)
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