アメリカ経由ヨーロッパ行き

Football Essence~本質を見抜けるか~

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 日々熱い戦いを繰り広げるワールドカップ(以下WC)。本当に熱く、楽しい。1戦、2戦、3戦と、試合が進むにつれて各国の結果も異なってくることにより、よりアグレッシブになる国や、より守備的になる国があったりとその戦い方にも注目してみております。うまく行く国いかない国、当然出てくるわけですが、予想に反して活躍する国があるなど本当にどこが勝ってもおかしくないそんな雰囲気があるこのブラジルWCですね。そしてどこの国々も、その特徴を出して戦っていることが本当に見て取れて、WCとは「国民性発表会」とでも言ったような表現さえ出来るのではなかろうかと思うわけです。

 残念ながら我が日本は昨日、コロンビアに大敗を喫し決勝トーナメント進出できませんでした。なぜなのか、なぜだろうか…。実に日本国民として悔しいですし、自分自身海外に来てよりその「国際性」というものを得た今、誰も日本のサッカーを話題にすら上げないことがさらに悔しく思いました。今朝のトレーニングで僕のチームメートで誰一人僕に昨日のコロンビア戦の話題をふってきた選手はおらず、もちろん惜しかったね、残念だったねの一言もなし(まあもちろんいらなかったですけど…)。それが悔しいではないですか!!誰にも見向きもされない、素通りされるサッカーってなんだろうか。日本人のサッカーってなんだろうか。日本代表選手たちの言う「僕たちのサッカーが出来なかった」ってなんだったんだろうか…。前回のブログでも書きましたが「このWCが日本の将来の目指すべきサッカーを大きく決めてゆくような大会になれば良い」と。自分でいうのもと思いつつも、それは間違いではないと思います。今こそ僕はまたサッカーマンとしてそれ(日本のアイデンティティ)を考え明日のトレーニングで、今週末の大切な一戦で思いっきり良いプレーをぶつけたい、そんな高ぶる気持ちを持ちつつ暮らす日々。このブログを書き終えたら外を少し走ってこようかと思っています。

 しかし、サッカーは実に楽しいスポーツです。このWCを見てもまたさらにサッカーが好きになってしまいそう。今大会も良いチームがたくさんあります。チリやメキシコ、オランダ等・・・。その中で良い選手もたくさん見れます。中でもメキシコのマルケス、オランダのデ・ヨング、アルゼンチンのマスチェラーノやガーゴ。僕のポジション柄もありこういった選手たちに目が行きますが、彼らは本当に素晴らしいと思ってます。今挙げた選手たちは、そもそも日本では全く話題にならない選手たちですが、その国のチームで多大な貢献をしている選手たちです。中でも好きなのはメキシコのマルケス。3バックの真ん中に位置し、最後方からゲームを作り守備を統率するその姿に惚れ惚れします。マスチェラーノもバルサではセンターバックが主戦場ですが、自国の代表では1ディフェンシブMF(日本ではワンボランチか…)としてアルゼンチンの攻守のコネクターを素晴らしくこなしているし、デ・ヨングも今回の“守備的オランダ”の舵取りを抜群な守備センスでこなしている様を素晴らしいと思ってみています。これらがざっと僕の今回のWCの中での好きな選手です。

 ではなぜ僕は彼らが好きなんだろう、そして彼らのいるチームはなぜ機能しているのでしょう。タイトルにも書いた「Football Essence」、いわゆる”サッカーの本質”という意味ですが、彼らもしくは彼らのチームは他の国よりもその本質を理解しプレーしていると思ってみています。もちろん戦いですから、試合は100%のファイトと気持ちが必要です。その上で、個人のボールを止める蹴るの技術、さらには“どこに止める”か。体の正面かはたまた少しオープンに止めるか。相手が来なかったらボールを運ぶか、来たら出すのか。パスは見方に出すのではなくて、見方の“スペース”にだしているか。

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現在アメリカのColorado Springs Switchbacks(USL Pro)に所属。2007シーズンより渡米し、センターバック、センターハーフ両ポジションで高い戦術眼を生かしプレーする。渡米以来、4年連続でリーグベスト11を獲得。2010シーズンはリーグベスト11とともに最優秀DF賞獲得、リーグMVPにノミネートされた。日本では横浜Fマリノスをはじめ、複数のチームに所属しJ.LeagueやJFLでタイトルを獲得した。
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