アメリカ経由ヨーロッパ行き

目には見えないリーダーシップ

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 ここ数週世界のサッカーシーンが熱いですね。WC(ワールドカップ)に向け23人のメンバーを各国が発表されたり、欧州主要国リーグチャンピオンがエキサイティングな形で誕生したりと、本当に5月はフットボールにとってまさにクライマックスです。

 そんな中発表された、日本代表のWCに臨む23人の選手たち。本当に厳選された素晴らしい選手たちばかりでWCでの活躍の期待が高まるばかりです。今回の選出には本当にザッケローニ監督の意志が強く、強く現れたと思います。意思、もしくは選手たちに対するメッセージとでも言いましょうか、僕はそんな感想を持ちました。それはやはり攻撃にかける人数、スタイル、そして大久保選手の選出。これらが日本の代表選手たち自身への強いメッセージになっているように思いました。強さ、高さというより日本人が持つ独特のスキルやクイックネスで相手国に対抗する。「今までやってきたスタイルで攻撃的に行く」という強いメッセージです。そういったものに、強い自信を感じ、見ているものに期待を抱かせます。本当に楽しみなWCになりそうです。
 
 
  そしてこのWCがこれからの日本サッカーの将来にとって、正しい道を示してくれるWCになることと思いますし、強くそう願います。Jリーグ発足以来「カウンターだ、いやポゼッション。いや強固な守備ではないか。ショートパス主体で、いやロングボール主体…」と、あるべきスタイルにおいて様々な議論をされてきた日本の将来が、このWC後により深く精密に国全体として定まった行くことを願っています。要するに日本のフットボールのスタイルはこれだ!!という“アイデンティティ”が欲しいのです。オランダにあるように、スペインにあるように、フランスにあるように、スタイルが、我々日本の打ち出す“日本はこれ!!”というサッカーのスタイルが欲しいところです。日本サッカーの進むべきスタイルがこのブラジルWC後に、明確になることを僕は強く望みますし、そういった見方をすればWCというものがさらに楽しくなるのではと思うのです。日本が“勝つ”ことでなく“どう勝つ”かを見たいですし、良い勝ち方をしてくれる選手たちだと期待を抱かずに入られません。

 さて、先日のリーガエスパニョーラ最終戦、見た方も多いのではないでしょうか。本当にエキサイティングなラストでしたよね。プレミアシップも最終節までもつれ込む素晴らしいシーズンになりましたね。バルサファンとしては最後の最後でバルサが勝てず残念でしたが、しかしアトレティコは純粋に凄いシーズンを過ごし、そしてまだチャンピオンズの決勝も残しているのですから…。今年のアトレティコは本当に凄いチームでした。

 そういった様々な試合を見ていて最近感じることは、強いチーム、勝てるチームとはなんだろうか、何が他と違うのだろうか…ということ。僕が思うに、強く、勝ち続けるチームには絶対決定的なリーダーシップを取れる選手が存在していると思うのです。バルサにはプジョールやチャヴィ、チェルシーにはジョン・テリー、ブラジルにはチアゴ・シルバ、メキシコにはラファ・マルケス…。挙げればきりがありませんが、本当にチームにとって大切な存在。戦術とか、テクニックとか、試合の中でそういった目に見える部分ではないのだけど、試合を勝っていく上で絶対に必要不可欠な要素。それが有るか無いかで大きく変わる試合の雰囲気や士気。試合を最初から最後まで仕切り続けるビジョンとスピリット。そういったものを持ち合わせた選手がサッカーには必要だと感じます。

 “目には見えないもの”、もしくは“肌でしか感じられないもの”をどれだけ試合の中で感じ「読めるか」。僕も、もちろんプレー自体向上させなければならないのは百も承知ですが、その目に見えない部分もこれからもどんどん鍛えていかなければならないと思っております。またそこがサッカーの本当に面白い部分であるのではないかなと、考える今日この頃です。ありふれた言葉ですが、どんな時も冷静に、しかし心は熱く…。サッカーは毎年毎年本当に楽しくなるし、僕を成長させてくれる素晴らしスポーツです。

 最近あまり振るわない我がチームに、僕がこれからどう助けられるか。これからが本当に勝負です。しかしそんな状況も楽しめる余裕も少し持ちたいと思います。
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現在アメリカのColorado Springs Switchbacks(USL Pro)に所属。2007シーズンより渡米し、センターバック、センターハーフ両ポジションで高い戦術眼を生かしプレーする。渡米以来、4年連続でリーグベスト11を獲得。2010シーズンはリーグベスト11とともに最優秀DF賞獲得、リーグMVPにノミネートされた。日本では横浜Fマリノスをはじめ、複数のチームに所属しJ.LeagueやJFLでタイトルを獲得した。
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