2007年11月15日

過去ログ掲載:K-1 WORLD MAX 2007 ~世界一決定トーナメント決勝戦~

前回に続き、K-1ヘビー級決勝トーナメントまでの間繋ぎとして
ここには掲載していない過去の大会の感想をコピペしました。
今回は、先月頭のMAXの決勝トーナメントの感想です。
前回と同じく、「今更こんな大会の感想なんか載せて…」と思われる方は、
迷わず『戻る』をクリックして下さいませ。(もしくはブラウザを閉じる)

見識のある方から、何かしらのご指摘を頂ければ幸いです。

世界一決定トーナメント準々決勝
● ブアカーオ・ポー.プラムック VS 魔裟斗 ○
魔裟斗の指名で、初戦から豪華なカードが実現。
とはいえ、ちょっと別の部分で気になるところが。
というのも、実は去年、一昨年と3年続けて、魔裟斗はトーナメントでは
一番有利とされる(試合時間の関係で休憩時間がより多く取れるため)
第1試合にエントリーされてるんですよね…。
第1試合に魔裟斗が出れば盛り上がる、という狙いもあるのかもしれませんが、
3年連続というのは流石にいかがなものかと思います。
結果的には魔裟斗有利に働く訳ですし。

それはさておき試合内容へ。
蹴り合いではブアカーオが圧倒的に有利なため、
徹底してパンチの間合いに持ち込もうとする魔裟斗。
対するブアカーオは、ボクシング技術が上がったことへの自負があるのか、
打ち合いに応じます。
いつも通りにミドルと前蹴りで距離を保って削る戦い方をすれば、
磐石だと思うのですが…。
トーナメントのことを考えてKOを狙っているのか、
ホームタウンデシジョンのことを考えて、
パンチでも圧倒する必要があると考えているのか…。
しかしこれが裏目に出てしまい、
1R終わり際にブアカーオはフラッシュダウンを喫してしまいます。
一方、ダウンの代償として、
1Rに魔裟斗はブアカーオのローを何発かまともに受けてしまいました。
そのため2R以降でのブアカーオ逆転の余地は、充分に残されるという形に。
とはいえダウンを喫している以上、
削る戦い方ではいくら圧倒しても勝てそうにありません。
おそらくこうした理由があり、2Rもパンチ主体の攻防に。
ブアカーオにとってはローに活路を見出す(ローでダウンを奪う)しかないため、
パンチの撃ち終わりに積極的にローを織り交ぜていきます。
魔裟斗の方もパンチでの攻防に意識を集中させているため、このローをカットできません。
これが効いてしまい、2R終了時には魔裟斗の左足は半壊状態に。
魔裟斗は細かいパンチをコツコツと当ててはいますが、足がこの状態では…。
それでも3R、魔裟斗は気力を振り絞ってパンチで攻勢に出ます。
ブアカーオはスタミナが切れたのか、パンチのダメージが大きいのか、防戦一方に。
頼みの綱であるはずのローもほとんど(一発も?)出さないまま、ラウンド終了。

結果は、3-0で魔裟斗の判定勝利。
しかし勝利の代償として、魔裟斗は左足に深刻なダメージを負ってしまいました。

世界一決定トーナメント準々決勝
● マイク・ザンビディス VS アルトゥール・キシェンコ ○
鉄の拳 VS 家族愛の好青年、という構図の対決。(意味がわからない…)

何故か3Rからの放送。
キシェンコはリーチ差を生かして、ザンビディスの間合いの外からチクチクと削ります。
ザンビディスも踏み込んでのパンチを狙いますが、
キシェンコのガードが堅く、なかなか有効打を叩き込めず。
その流れで淡々とラウンドが終わり、判定へ。結果は1-0で、延長ラウンドへと突入。
1Rと2Rを見ていないので何とも言えませんけど、それが放送されていない以上、
もしかして魔裟斗の次の相手の体力を削ろうとする意図があるのでは?
と勘ぐってしまいます。
延長ラウンドでは両者共に手数を出すようになります。
この結果、有効打数ではザンビディスが上回ったように見えたのですが、
判定では何故か3-0でキシェンコ勝利。
やはりどうしても、次の魔裟斗戦への配慮があるのでは?
という疑念が拭えない判定内容に。

世界一決定トーナメント準々決勝
● 佐藤 嘉洋 VS アルバート・クラウス ○
佐藤にとってはリベンジマッチとなる一戦。同郷出身者としても、頑張って欲しいところ。

序盤からテンカオを積極的に狙い、パンチも繰り出していく佐藤。
前回のクラウス戦で喫したような印象負けを繰り返さないために、
戦い方を変えてきたらしい。
しかしこれが逆に、間合いに入らせないままローで一方的に削る、
という佐藤本来の恐ろしさを消してしまう結果に。
ボクシング技術が低い相手であれば、この戦い方は効果的なのでしょうけど、
クラウスを相手に自らパンチの間合いに飛び込んだり、
更にはパンチの打ち合いに応じてしまうというのは、正直に言って愚策としか…。
3Rにはローをクラウスに効かせるものの、
パンチの打ち合いでダウン寸前まで圧される場面を作ってしまい、
結局3-0でクラウスが判定勝利。

佐藤のこの新しい戦い方は決して悪くないとは思うのですけど、
もう少し使うタイミングを考えなくては…。
下手をすれば、佐藤の戦い方そのものを崩してしまうことにもなりかねないと思います。

世界一決定トーナメント準々決勝
○ アンディ・サワー VS ドラゴ ●
ドラゴは開幕戦で負けたにもかかわらず、推薦枠で決勝トーナメント出場。
とはいえ、小比類巻とTATSUJIが開幕戦での推薦枠査定試合で
あまり評価できない内容の試合をしたため、
この2人よりはマシ…という訳で、仕方ないのかも。

1R、攻め手を出しているのはドラゴでも、
有効打数ではサワーが上回っているという印象。
2Rになると、両者共に本領発揮。
強引な攻めでガードをこじ開けていこうとするドラゴに対し、
サワーは的確な攻撃を返していきます。
結果的にこれがKOとなったサワーのカウンターに繋がり、
サワーが貫録勝ちを収めました。

世界一決定トーナメント準決勝
○ 魔裟斗 VS アルトゥール・キシェンコ ●
左足のダメージと決勝戦のことを考えると、優勝するためにはKOを狙うしかない魔裟斗。
序盤からパンチとローでガンガン手数を出していきます。
しかしこれは逆に、キシェンコの方が精神的に優位に立っているということ。
手数や有効打数では魔裟斗が上回るものの、
キシェンコは的確にローを返していき、
ラウンド終盤にはパンチで魔裟斗をグラつかせる場面も。
しかし2Rになると、1Rで魔裟斗が打ち込んだローのダメージが表れてきます。
足が動かなくなったキシェンコはパンチ主体の攻め方に変更。
こうなれば、パンチの得意な魔裟斗にとっては占めたものです。
2R開始から30秒が過ぎた頃、パンチの打ち合いから
魔裟斗の左フックがキシェンコのテンプル辺りを捉え、そのままKO。

この辺りの勝負強さはさすが魔裟斗という感じ。

世界一決定トーナメント準決勝
● アルバート・クラウス VS アンディ・サワー ○
魔裟斗と同様、準々決勝でのダメージが大きいクラウス。
KOを狙いパンチで積極的に攻めますが、サワーの堅いガードを崩せません。
一方のサワーは徹底してパンチには付き合わず、ローで着実に削っていきます。
2Rになると佐藤戦から蓄積してきたローのダメージが顕著に表れ始め、
クラウスのパンチは手打ちに。こうなれば試合はサワーのもの。
パンチの打ち合いでもサワーが優位に立ち、
効果的なレバーブローを何発も叩き込みます。
3Rにはクラウスが意地の攻めを見せますが、手数はあっても威力が…。
こんな威力のない攻撃では、いくら手数を出そうとサワーのガードは崩せません。
結局、2Rからの試合の流れをひっくり返すことはできず、2-0でサワーの判定勝ちに。

…ところで、あの試合内容でドローにしたジャッジって…。

世界一決定トーナメント決勝戦
● 魔裟斗 VS アンディ・サワー ○
ローのダメージが致命的に蓄積してしまっている魔裟斗に対し、
かなりダメージの少ないサワー。
短期決戦に勝負を賭けるしかない魔裟斗は、
玉砕覚悟と言っても良い程の攻撃一辺倒という戦法に。
しかしこれへの対処法がサワーのトップファイターたる所以なのでしょう。
顔面へのガードだけはしっかり固めて致命的な一撃だけは防ぎつつ、
ローを確実に返していきます。
これをやられてしまっては、
既にジリ貧の状況に追いやられている魔裟斗に打つ手はありません。
2Rになると、サワーが魔裟斗を仕留めにかかります。
これは魔裟斗にとって、貴重な逆転のチャンス。
…しかし如何せん、魔裟斗の足に蓄積したローのダメージが大き過ぎました。
ただでさえサワーは一発で倒すのが難しい選手である上に、
ローによるダメージまであっては…。
そこへ更にサワーがローで削ってくるのだから、堪ったものではありません。
ラウンド終盤には魔裟斗のパンチも手打ちになり、ローのカットすらできない状態に。
さらにラウンド終わり際にはローのダメージにより、
ダウンと紙一重の場面を作ってしまいます。
ここはゴングに救われたものの、
インターバルに入ると同時にセコンドに対して首を横に振る魔裟斗。
魔裟斗はインターバルの間も座りません。
おそらくは、一度座ったらもう立てないという状況なのでしょう。
そして…とうとう、魔裟斗は座り込んでしまいました。
苦渋の表情で、もうやれないと訴える魔裟斗。
その表情(というよりむしろ眼光)からは
「辛いからもう嫌だ」という心が折れたような雰囲気ではなく、
「続けたいけれど続けられない(体が言うことを聞かない)」という
無念の気持ちが感じ取れます。
そして3R開始直前…とうとうタオルが投げ込まれました。
魔裟斗、決勝戦にして無念の敗北。

こうしてサワーがブアカーオに続き、2度目の戴冠。
魔裟斗の気持ちの強さが印象的な大会でしたが、
総合力ではやはりサワーが上回っていました。 

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posted by 臣桜花 |22:50 | K-1 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月12日

過去ログ掲載:K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16

K-1の決勝トーナメントまで大分時間がある上に、
大晦日での曙とサップの件くらいしか話題がないので、
ここには掲載していない過去の大会の感想をコピペしてみました。
なので、「今更こんな大会の感想なんか載せて…」と思われる方は、
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見識のある方から、何かしらのご指摘を頂ければ幸いです。


○ バダ・ハリ VS ダグ・ヴィニー ●
ヘビー級王者のハリと、最終予選でリザーバーから勝ち上がって来たヴィニーの一戦。
誰もがハリが勝つと思っている中、ヴィニーは大アップセットを起こすことができるか?

意外なことに1Rはヴィニーが善戦。
ハリは様子見をしているのか、それほど攻撃的ではありません。
しかし2Rになると、徐々にハリの本性が表れてきました。
パンチの打ち合いをしたかと思うと、次には鋭いローを叩き込んでいきます。
そして2R中盤、ハリの右ストレートがカウンターでヴィニーを直撃。
ヴィニーは10カウント以内に立ち上がることができず、ハリは文句無しのKO勝ちを収めました。

○ セーム・シュルト VS ポール・スロウィンスキー ●
開幕戦で王者シュルトに挑むのは、
最もレベルが高いといわれるヨーロッパ予選を勝ち抜いてきたスロウィンスキー。
しかしそれでもやはり、シュルトが圧倒的優位というのは変わらず。

なかなかいい動きを見せるスロウィンスキーですが、
シュルトが前に出始めるとあっとういう間にシュルトペースに。
最終的にはロープ際に追い詰めてのヒザを決め、シュルトがKO勝ち。
まさに圧倒的。本当に圧倒的過ぎて、この言葉以外のコメントが思いつきません。

○ レミー・ボンヤスキー VS ステファン“ブリッツ”レコ ●
昨年の決勝トーナメントでボンヤスキーに2度の金的を喰らわせ、
ダメな意味で戦闘不能に追い込んでしまったレコ。色んな意味で、因縁の一戦です。

試合開始から、ボンヤスキーの攻撃一発一発に殺気がこもっています。
気持ちはわかるぞ、ボンヤスキー。
若干ながらもボンヤスキー優勢という試合展開でしたが、1R終了30秒前、
ボンヤスキー渾身の(金的の恨みを込めた)右飛びヒザ蹴りがレコに炸裂。
レコは立ち上がってファイテングポーズを取るものの、何故かジャッジはここで試合をストップ。

レコのファイティングポーズは確かに中途半端といえば中途半端でしたが、
止めるほどのダメージを受けたがためにそうなった、というようには見えなかったのですが…。
プロであるジャッジの目には止める必要があると映ったのか、
それともちゃんとしたファイティングポーズをとらなかったレコの態度を問題視したのか…。
どちらにせよ、何かしらの説明が主催者側から欲しいところです。

○ グラウベ・フェイトーザ VS ハリッド“ディ・ファウスト” ●
蹴りのグラウベと、パンチのハリッドという一戦。
相性的にはグラウベが有利と見られますが、どうなるか。

徹底的に間合いを詰めてのパンチを繰り出すハリッドですが、グラウベのガードが堅い。
逆にカウンターのヒザを合わせられ、ダウンを奪われてしまいます。
しかしそれでも、前に出続けるハリッド。もしかして、これ以外に武器がないのか?
そしてこれが功を奏したのか、グラウベのガードが徐々にこじ開けられていきます。
ところがハリッドが攻勢になり始めた瞬間、グラウベの左正拳突きがカウンターでヒット。
ハリッドは2度目のダウンを喫します。ひょっとしてグラウベ、ガードを緩くして誘ってた?
2Rは、両者共に激しく動く展開に。
ほぼ互角の、見応えがある攻防が続き、あっという間に3分が経過してしまいます。
ダウンを喫しているのに前に出続けるハリッドの気持ちの強さには、圧巻の一言。
そして3R。今度はハリッドが優勢に。グラウベはやや消耗しているという印象。
一方、グラウベの攻撃も良い形で入っているのですが、ハリッドは倒れず、勢いも止まりません。
こうして勝負は判定へ。徐々にハリッド優勢になっていった試合展開とはいえ、
1Rに喫した2度のダウンが大きく、結果は3-0でグラウベ勝利。

ハリッドは試合に負けて勝負に勝った、という印象の残った試合でした。

○ ジェロム・レ・バンナ VS ルスラン・カラエフ パク・ヨンス ●
カラエフが一週間前に交通事故(!)に遭ったとK-1サイドから発表があり、
急遽、『武蔵に金的を連発した挙句にKOされた選手』として有名なパクが
代替選手として立候補。
正直、パクのこの行為は自殺行為としか思えないのですが…。無理矢理やらされてるのかも…。

そして試合は予想通り、バンナの圧勝。
公開処刑という展開にはならず、パンチ一発でのKO決着だったのがせめてもの救いでした。

● 藤本 祐介 VS 澤屋敷 純一 ○
日本人最強決定戦。決勝戦に日本人を残すためのカードという声も聞かれますが、
このカードを組むのにベストな時期は今をおいて他にないのではないでしょうか。

1Rは藤本が優勢に試合を進めます。
ローで先手を出し、懐に踏み込んでのパンチ連打で
澤屋敷のカウンターを封じようという作戦らしい。
しかし、澤屋敷はこれだけで攻撃を封じることができる程度の選手ではありませんでした。
2Rになると、踏み込んでくる藤本に対しテンカオを4発、5発と叩き込んでいきます。
これが致命的に効いてしまった藤本は、急激に失速、そしてダウン。
何とか一発逆転を狙おうとパンチを振り回す藤本ですが、足がついていかず、スリップダウンに。
2Rに2度のダウンを喫し、3Rではダウンと紙一重のスリップダウンを連発してしまいます。
このスリップダウンは明らかにダメージから来ているものなので、
流石にジャッジも3、4回目のスリップダウン辺りからはこれをダウンと判定。
その後も藤本は立て続けにダウンを喫し、3ノックダウンでのKO負け。
先日の金戦とは違い、文句のつけようがない程の完敗です。

金戦に引き続き、10歳近く年下の澤屋敷相手にこれでは…。
藤本はそろそろ引退を視野に入れた方がいいのかもしれません…。(武蔵は言わずもがな)

○ ピーター・アーツ VS レイ・セフォー ●
ベテラン同士の一戦。最近登り調子のアーツに対し、
セフォーはシュルト戦以降、パッとしません。
今回、(ブレギーに査定試合で負けたのに)主催者推薦で出してもらった以上、
セフォーはここで負けてしまうと、来年は予選からの再挑戦となるのは避けられないでしょう。

戦前には、セフォーの腹筋が割れていたら勝負は五分、
そうでなければアーツ、と思っていました。
そして試合当日、リングに立ったセフォーのお腹は…タプついていました…。
(普段からこんな感じだったという気もしますけど)
試合はやはり予想通り、アーツが圧倒する展開に。
セフォーは動きが鈍く、ほとんど手が出せません。
1R終盤にはローでダウンも喫してしまいます。
それにしても、セフォーの動きの鈍さと消耗の激しさはちょっと異常。
インターバル中には吐き気をもよおしている様子も見られ、結局ここでタオル投入。
アーツのTKO勝ちとなりました。

試合後のインタビューによると、セフォーは熱があって体調が非常に悪かったとのこと。
しかしプロとしてリングに上がる以上、そんな言い訳には意味がありません。
プロの格闘家ならば、体調管理も仕事の内です。
さらに、セフォーは以前にも敗戦後、同じような言い訳を口にしているんですよね。
確かにそういった試合での動きを見れば、セフォーが万全の状態でないことはわかります。
とはいえ、これだけ頻繁に起こるということは、何かしらの原因があるのではないでしょうか?

○ チェ・ホンマン VS マイティ・モー ●
今年3月の横浜大会でこそモーが驚きのKO勝ちを収めたものの、
体格差と相性の問題上、やはりホンマンが圧倒的に有利なことには変わりません。
しかも開催地はホンマンのホームである韓国。判定になればホンマンの勝ちは堅いでしょう。
ある意味では結果よりも、ホンマンが判定狙いで逃げの試合をせず、
リスクを冒してでも攻める姿勢を見せられるか、という点の方が重要な意味を持つ試合です。

それで、試合内容なんですけど…。一言で表せば、

アレがまかり通るなら、
韓国開催の大会では
誰もホンマンに勝てんわ。

という感じ。この試合については、それ以上のことを語る価値はありません。
あえて言うなら、せめて決勝トーナメントのリザーバーにはモーを採用してくれ、
ということだけです。

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posted by 臣桜花 |17:39 | K-1 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年11月04日

HERO'S KOREA 2007

テレビ放送で見ることのできた試合のみの感想です。

● ベルナール・アッカ VS ポアイ菅沼 ○
正直言ってポアイ菅沼という名前を聞いた時、アッカの相手ということもあり、
「どこの色モノ選手を連れてきたんだろう?」と思っていたのですが、完全な見当違いでした。
実はパンクラスの現役ヘビー級選手で、師匠はあのBJペンという選手。
成長著しいアッカとはいえ、ポアイはかなり厳しい相手となるでしょう。

そしてやはり、試合開始直後にグラウンドでの攻防に移ってからは、
一方的にポアイが試合を支配し続けてしまうという展開に。
アッカも粘りますが、実力差は如何ともし難く、最終的には腕ひしぎを極められての一本負け。
残念。

○ ホ・ミンソク VS 柴田 勝頼 ●
上半身の筋肉の付き方に明らかな差がある両者。
オフィシャルサイトのプロフィールを見ると、ミンソクは83.0kg、柴田は87.0kgとなっていますが、
どう見てもミンソクの体躯の方が一回り大きいような…。とにかく柴田にとっては分が悪そうです。

トリッキーな動きで先制攻撃を仕掛ける柴田ですが、冷静さ、打撃のスピードと正確性、
さらには間合いの取り方など…と、あらゆる面で劣っていることがすぐにわかってしまいます。
打撃では分が悪いとわかったのか、組み付きから倒しにかかる柴田ですが、
ミンソクは倒れない。
これはなかなか良いストライカーなのでは…と思い始めたその時、
柴田のヒザがミンソクの顔面にヒット。
このヒザが上手く入ってしまったらしく、ミンソクは足元がおぼつかない状態に。
しかし柴田の方もかなりダメージを受けているため、効果的な追撃を加えることができません。
その後、攻防はグラウンドへ。
ミンソクが上からパウンドを落とし、柴田が下から関節を狙うという展開に。
柴田はミンソクに対して正面を向いていないために致命的な一撃を受けることはありませんが、
関節を狙っているため一方的にパウンドを浴び続けてしまいます。
これは止められてもおかしくない状況。
ところがここで何故かブレイクがかかり、スタンドからの再開へ。
結果的に柴田を助ける形になったために何だか釈然としませんが、
動きがあるから膠着状態ではない、とも言い切れない状況だったので、
仕方ないのかもしれません。
ここから先は両者共にスタミナ切れを起こし、ややグダグダ気味な展開に。
しかし、ミンソクの方が基本的な能力が高いため、有利な状況にあることは同じです。
1R終了間際には柴田がTKO直前まで追い込まれ、
ゴングに救われるという場面も生まれました。
そして2R開始から1分半後、
1R終盤の再現のような形で崩れ落ちてしまい、柴田は無念のTKO負け。

柴田にはまだまだ足りないものが多いということを、明確に示した試合でした。

● ミノワマン VS キム・ミンス ○
HERO'Sに移っても相変わらずのミノワワールドを展開させているミノワマン。
花火はスポーツと言ってみたり(危険性があるから、とのこと)、
ミンスを悪魔超人のザ・魔雲天と表現したり…。(天然とはいえ、これはかなり失礼なのでは…)
さらに驚かされたのは、ミノワマンの方が選手名のコール時に起こった観声が大きかったこと。
韓国開催の大会で、加えて日韓対決なのにも関わらず、
日本人であるミノワマンの方に大きな歓声が上がるとは。超人パワーに国籍は関係ないらしい。

兎にも角にも、ミノワマン VS ザ・魔雲天 の試合は始まりました。
並んでみると、両者の体格差がハッキリとわかります。本当に大丈夫か、ミノワマン?
とにかく何とかしてグラウンドへ持ち込み、
上を取らないと勝ち目は薄いぞ…と思っている傍から、
猛然と打撃で仕掛けるミノワマン。これがリアルプロレスラーの生き様なのか。
それでもミンスの打撃技術が攻防共に低いため、何とか試合になってしまうという不可思議。
そして、いつの間にやら場内からはミノワコールが。凄い人気だミノワマン。
しかしそんな声援も空しく、ミノワマンはミンスのパワーに圧されての
ラッシュをもらってしまいます。
そのまま崩れ落ちたところでジャッジが試合を止めた…と思いきや、
何故かミンスにイエローカード。
ミノワマンがヒザ立ちになっていたところへのヒザが、
4点ポジションでのヒザとみなされたらしい。
ルールがそうであるなら仕方ないのですけど、
これは流れの中で入ってしまっただけのような気が…。
こうしてミノワマンは首の皮一枚で勝負を繋げますが、
結局ダメージと体格差をひっくり返すことはできず、
再開から程なくTKO負けを喫してしまいました。

ミノワマンは面白くて大好きな選手なんですけど、
こんな戦い方をしていては寿命を縮めますよ…。

● 金 泰泳 VS ゼルグ“弁慶”ガレシック ○
開始早々、弁慶の左ハイで金の右目じりがサクッと切れてしまい、ドクターストップ。
勝負が始まる前に試合が終わってしまいました。

● デニス・カーン VS 秋山 成勲 ○
正直言って、あまりここでは触れたくない試合。
秋山に関しては、擁護する人も叩く人も極端な傾向があって、荒れやすいんですよね…。
とはいえ、臭いものには蓋、というわけにもいかないので書きますけど。

なお、この試合に関してはコメント投稿者同士での討論は遠慮して下さい。
荒れる原因にもなりかねないので、削除対象にもするつもりです。

さて、肝心の感想に移ります。
試合前の釈明(?)VTRの内容が見苦しいというか、言い訳がましいというか…。
本当に悪いと思ってるいるのならば
こんな形で同情を請うような姑息な真似はせず、黙って戦うべきだと思うのですけど。
…まぁもっとも、黙ってリングに上がったとしても「反省してない!」って言われるんですけどね。
あと、格闘の神々が大論争を繰り広げたって…
笑いを取りたいのか、視聴者をバカにしてるのか…。

序盤はカーンペース。寝て良し立って良しのカーンに対し、秋山は攻め手が出せません。
一方で、カーンの方は打撃で優位に立ちます。やはり実力的にはカーンの方が上らしい。
しかし試合開始から2分が過ぎた頃、
秋山の左ストレートがカウンター気味にカーンの顔面にヒット。
これでカーンは妙な所から出血してしまい、これ以降、動きが急におかしくなります。
具体的には、苦し紛れのタックルを仕掛けたり、
打撃の手数があからさまに減ったり、といったところ。
カーンの異変を察知した秋山は、一転して攻め手に回ります。
そして試合開始から5分頃、
コーナーに追い詰められたカーンの顔面を秋山のアッパーが捉え、KO。
個人的には望んでいなかった結末ですが、
一応は(運も込みの)実力で、秋山が勝利を収める形に。

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posted by 臣桜花 |03:53 | HERO'S | コメント(29) | トラックバック(0)
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