2008年02月01日
やれんのか!2試合感想
UFCに吸収されてしまったPRIDEにとって、(戦極はとりあえずおいといて) その流れを汲む興行としては最後になるであろう大会です。 PRIDEのお通夜だとか、 参戦選手のことを『参列選手』などと皮肉る人もいますが、そんな人は気にしない。 他の試合もネットを介して一応目にはしているのですが、 ここでは地上波放送された2試合についてのみ感想を書きたいと思います。 また、三崎・秋山戦に関してのコメントについてですが、 コメント欄での来訪者同士の討論はご遠慮下さい。 ○ 三崎 和雄 VS 秋山 成勲 ●(後にノーコンテストに) PRIDEウェルター級王者 VS 格闘技界一の嫌われ者 という構図の一戦。 個人的に秋山は大嫌いなので、三崎には何としても勝って欲しいところ。 入場時から物凄いブーイングを浴びる秋山。 ちょっと酷い気もしますが、自業自得でしょう。 昨年の『ヌルヌル事件』が故意ではないと思っている格闘技ファンは 皆無と言ってもいいですし、 結局最後まで(裏には色々と複雑な事情があるのでしょうけど) 過失として押し通してしまいましたから。 それはさておき、試合内容について。 まず序盤(というか、試合を通じて)は打撃戦。 圧力をかけているのは秋山の方ですが、 ローを中心とした有効打を数多く叩き込んでいるのは三崎の方。 秋山は保険のない状態で至近距離になるのを恐れているのか、 パンチの踏み込みが浅い。 ところが1R6分を過ぎた辺りで、ローからのワンツーが三崎を直撃! 三崎は明らかにダメージのある様相でダウン。 もしこれがHERO'Sだったならば、(色んな意味で)止められていたでしょう。 しかし三崎はキッチリとガードポジションを取って体勢を立て直し、致命傷を許しません。 下になりながらも秋山の動きをほぼ完全に封じ、回復を待つ三崎。 逆に秋山は上になりながらも、 これ以上グラウンドで勝負するのは不利と判断したのか、自らスタンドへ。 こうして勝負は再び打撃戦に。パウンドの打ち疲れか、秋山の動きが若干鈍っています。 そして1R終了まで2分を切った頃、今度は逆に三崎の左フックが秋山を直撃! 倒れ方を見た印象では先ほどの三崎ほどのダメージはなさそうだったのですが、 その後が悪かった。 余程グラウンドに持ち込まれたくなかったのか、 ガードポジションも取らず、 あろうことか四つんばいという無防備な姿勢で立ち上がろうとしてしまいます。 当然、まともな総合格闘家であれば こんな隙だらけの状態の相手を見逃すはずもなく、三崎はキックで追撃。 このキックが入った時点でゴングが鳴り、 三崎が格闘技ファンの溜飲を下げる、見事なKO勝利を収めました。 ところが後日、秋山側が 『スタンディング・ポジション状態の選手による グラウンド・ポジション状態の選手への顔面・頭部へのキック・踏みつけは禁止とする。』 というルール条項に関して、最後のキックは反則事項に当たるのではないかと抗議。 PRIDE関係者側からは当初、 反則ではない(あるいはグレー)という意見が数多く見られたものの、 しばらくの沈黙の後、 1/22に突如としてノーコンテスト裁定にするという発表がなされました。 この文章を見る限り、 政治的判断の元に『結果ありきのこじつけ』がなされたとしか思えません。 確かに、厳密にこのルールに照らせばあのキックは反則に当たるかもしれません。 しかし、今まで行われてきた総合格闘技の試合内容を考えれば、 そもそもあの秋山の立ち上がり方そのものが、 ルールの想定外であったのではないかと思います。 ですからこの抗議そのものには、ルールの不備を指摘し、 今後に反映させるという意味で、それなりの価値があったとは思うんですよ。 ただ、それによって『誰の目にも明らかであった三崎の勝利』が消されてしまったことと、 それが『秋山を勝たせたい(負けさせたくない)』というFEGの意向に沿うものであること、 そして上記の文章における説明の不十分さが、 この問題を空虚感のあるものにしている要因でしょう。 …もっとも、興行側が何と言おうが、私の中ではあの試合の勝者は三崎ですけどね。 ○ エメリヤーエンコ・ヒョードル VS チェ・ホンマン ● 総合世界最強に、K-1の大巨人が挑むという何とも大晦日らしいカード。 当初はこれがメインカードの予定だったのですが、 地上波放送の都合で急遽第6試合になりました。 当然といえば当然ですが、ヒョードルは打撃戦を避け、迷わず組み付きに行きます。 しかし、ホンマンは流石シルムの天下壮士だけあって腰が重い。 逆にヒョードルを浴びせ倒し、上を取ります。 それでも下から極められるのがヒョードル。 ガードポジションから流れるように腕ひしぎの形へ。 ホンマンは強引な形(幸運?)でこれを何とか凌ぎ、スタンドへ戻します。 ところが打撃から再びヒョードルに組み付かれると、再び同じような展開に。 お前さっきそこで極められかけただろ!と思っていたら、 今度は本当に極められてしまいました。 ヒョードルから上を取るだけでも凄いとは思うのですが…。 ホンマンはちょっと不注意に過ぎたと思います。
ここよりレス
>伊勢っ子さん
気持ちはわかるんですけど、
秋山さえいなくなればいいという訳でもないような…。
せめてPRIDEがまだ存続していれば
ここまでFEGはやりたい放題できなかったと思うんですけどね。
つくづくPRIDE経営陣の失策が悔やまれます。
>Pさん
まぁ、どこの団体でも多かれ少なかれそういう要素はあるでしょうね。
例えばあの試合がHERO'Sのリングで行われていて、
秋山のパンチで三崎がダウンした時に止められていたとしたら、
それはそれで公平といえるのかどうか、という話になりますし。
だからこそ、公平性を欠く事例が出てきた場合には
ファンの側が糾弾する必要があるのではないでしょうか。
>pyさん
実際には、時間をかけていろんな方のブログを見て、
情報を色々と集めたからこそ、ここまでをまとめることができたんですけどね。
年明けすぐに書いていたら、もっと感情むき出しだったと思います。
格闘技界の将来は…とりあえず戦極に期待しましょう。
>マルチポスト
マルチにレスするのもアホらしいのですが、
2ちゃんでもよく見かけるこのコピペについて、
前から少し気になっていたことがあります。
"on the ground"を「グラウンド状態」と訳しているようですが、
英文法的には「地面に接して」いれば"on the ground"なワケで。
極端な話、立っていても屈んでいても、"on the ground"です。
この後、この人がどのように発言したかがわかれば
"on the ground"の細かいニュアンスもつかめるのですけど…。
コピペされているのはいつもこの一部分のみであるというところに、
恣意的なものを感じています。
- 共通ジャンル:
posted by 臣桜花 |22:44 |
PRIDE系列 |
コメント(6) |
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やれんのか!2試合感想
コメント投稿者ID :
全くその通りだと思います。もう秋山は格闘技界から追放すべきです。でも、谷川の権力が。。。
posted by 伊勢っ子 | 2008-02-01 23:26
やれんのか!2試合感想
コメント投稿者ID :
まず、結果ありきのレフェリングが間違ってる。まぁ高田がリングでプロレスやってりゃレフェリーを責めるのも酷かもしれないが(苦笑)
元々、公平なリングじゃないってことで。
posted by P | 2008-02-01 23:49
やれんのか!2試合感想
コメント投稿者ID :
ぬるぬるやメリケンが許されるヘロスは格闘技界最後の良心
posted by ぬめり | 2008-02-01 23:57
やれんのか!2試合感想
コメント投稿者ID :
この件に関していろんなブログを見ましたが、一番共感できました。しかし、ここまで、FEGが露骨にするとは思いませんでした。これじゃぁ、格闘技の将来が...。
posted by py | 2008-02-02 00:14
やれんのか!2試合感想
コメント投稿者ID :
http://jp.youtube.com/watch?v=bIo21Cxwy0Q
長年にわたるプライド解説者でありPRIDE33で三崎に勝利したフランク・トリッグが、
実況のKO宣言を遮るようにこう言ってます。
No!No! No!No! No! No!
His head is crisis
Akiyama is on the ground when kicked the head.
秋山騒動で脳が麻痺していないMMA関係者が
中立な立場で見ると、完全に反則だったのすね・・・
posted by | 2008-02-02 00:51
やれんのか!2試合感想
コメント投稿者ID :
↑君、これいろんなブログで10回位紹介してんね。 ご苦労さん。 何の説得力も無いけどw
posted by ^^ | 2008-02-02 03:16
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