或る野球ファンのひとりごと

【2013ペナント#16】5/11 謎の藤井交代と山口鉄也の快投が連敗ストップを呼んだ

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4連敗で2位阪神に1.5ゲーム差まで詰められて迎えた今日の試合は、シーソーゲームとなるものの再逆転後は山口、西村がしっかり締めて前日のサヨナラ負けのリベンジ。
菅野もいつもどおり魔の6回で多村に逆転弾を浴びマウンドで膝をつくも、直後に逆転したことでリーグトップの5勝目。

ところで、この試合の中で大きなターニングポイントになったのは、6回表の藤井→加賀への投手交代。
5回まではわずか2安打1四球と抑え込まれ、この回も長野・寺内の連打で無死1・3塁のチャンスを作るも坂本・村田がフライに倒れ2死。
ここで次打者ロペスのところで藤井を右の加賀にスイッチ。
しかしこれが完全に裏目に出て、ロペスに逆転の3ランをレフトスタンドに叩き込まれ、藤井の勝ちは消滅。これが巨人打線を蘇らすことになりました。

問題なのはこの交代のタイミング。
球数は交代時点で87球でしたが、ここまで先発した6試合のうち80球以下で降板したのは4/6の1試合のみ(61球)で、最近の3試合は100球以上投げています。
巨人時代の藤井は確かに80球を超えた時点で極端に打たれ出すことも多かったですが、今年はそのようなデータもありません。ロペスを抑えてから交代してもおかしくはなかったはず。

また右打者だからというのであれば、この回は1~6番までずっと右が続く打順であり、少なくとも無死1・3塁で前日猛打賞の坂本を迎えた時点で加賀に変えるべきでしょう。そうでもなく、前の打席でいい当たりのライトライナーを打たれている村田のところでもなく「ロペスのところで」代えた理由がわかりません。前打席に四球を与えているからロペスのところで代えたとデニーコーチはコメントしていますが、なぜいい当たりを打たれていた村田で代えようとしなかったのか。

2死1・3塁となった時点、しかも村田が完全に詰まらされた時点で「ああ、この回も無得点か・・・」と思いましたし、ツイッターを見る限りは大半の巨人ファンも、そしてDeNAファンですら同じように思ったでしょう。おそらく巨人ベンチもそうではなかったかと思います。そしてここで無得点に終われば、藤井の完封もありえたと思います。前日の大逆転負けの重い雰囲気を巨人ベンチも明らかに引きずっていましたから。

しかしそんな大きな壁である藤井が交代したことにより、もしかしたらいけるかも・・・という希望をもてる雰囲気になってしまった。これがロペスの逆転弾を呼び込んでしまった。

現状で3勝0敗で防御率1点台、この2試合はいずれも好投し勝利(1試合は完投)している、現状のDeNAのエースとも呼べる藤井を6回という時点で交代させるのはどうだったのかとは思います。この時点でつぎ込める絶対的なセットアッパーがいるなら別ですが、現在のDeNAでそのクラスの投手はソーサ・山口俊であり、いずれも6回で投入する投手ではありませんし。

継投の難しさはわかっているつもりですが、あの交代は必要のない、むしろ戦局を一変させてしまった「悪手」であった、という印象でした。

逆に巨人側の勝因をあげるのであれば、昨日リリーフ陣で唯一無失点に抑えた山口を7・8回の2イニング行かせたことでしょう。
7回表に再逆転したものの、7回裏のDeNAの反撃を抑えなければまた逆転を許してしまう。しかも7回は3番荒波から始まるクリーンナップ。
本来ならマシソンを投入したいところでしょうが、前日ブランコにもノリにも打たれていますし・・・
この日もホームランを放っている多村を含めて、振り逃げはあったもののしっかり無安打に抑えました。この日最大の功労者は彼だと考えています。
ここで勢いを止めたことで、9回裏の西村も少しは気楽に投げることができたと思いますし。

明日はエース内海でしっかり締めて交流戦に入っていきたいものです。



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この記事へのコメントコメント一覧

【2013ペナント#16】5/11 謎の藤井交代と山口鉄也の快投が連敗ストップを呼んだ

>ACEさん

この試合が始まるまでの加賀の対右打者の被打率は.061(33-2)ですね。これは確かに驚異的な成績です。
であればこそ、なぜ坂本のところで使わなかったのかが疑問です。坂本がこの時点で当たっていなかったということであれば、前の打席に強烈なライトライナーを打たれている村田の所で代えなかったのはなぜなのか。
「右の外国人」と一括りにするのは危険すぎるでしょう。ロペスとは今季初対戦だったわけですし、タイプも打者によって全く違う。それに昨年はニックに被弾、一昨年はラミレスを始め4HRを打たれていますからね。
まあ仰るとおり、長野の打球処理を荒波がミスしたのは大きかったですが、そこで作った無死1・3塁というピンチを藤井が自らの力で2死までこぎつけた。ここで「藤井から点は取れないんじゃないか・・・」というムードになりかけていたところを交代によって変えてしまったのが大きかったと思います。原監督もあの交代は大きかったと言ってますし、相手の嫌がることやるのも采配ですから。

7回表の同点劇はブランコのミスと亀井の好走塁によるものですが、ブランコにこういったプレーがあることは織り込み済みだと思いますし・・・

【2013ペナント#16】5/11 謎の藤井交代と山口鉄也の快投が連敗ストップを呼んだ

Deファンのものですが、継投失敗の批判は結果論に過ぎません。被弾した加賀の外国人に対する防御率や右打者への防御率は抜群で、首脳陣は1点でも与えると反撃のムードを作ってしまうからと石橋を叩いて渡る気持ちで加賀を送り出したのでしょう。結果的には巨人ベンチのムードをいけるかもという雰囲気にさせ、被弾もして失敗でしたが。
無死1・3塁で失点は覚悟していたが、むしろ2死までこぎつけてしまったことで失点したくないという強い欲が首脳陣に出た結果ともいえるかもしれません。
それよりも多村が打った後の2失点と、そもそも被弾の流れを作ってしまった長野の打席での荒波のミスが痛かったですよ。

【2013ペナント#16】5/11 謎の藤井交代と山口鉄也の快投が連敗ストップを呼んだ

>koseiさん

無死1・3塁で坂本、村田が犠牲フライも打てないという最悪の展開でしたからね。「藤井から点を取れない・・・」という雰囲気をDeNAの方から取り払ってくれたのは幸いでした。正直「ロペスのところで」投手交代を行う合理的な理由はないですからね。藤井にアクシデントというのならわかりますが。

ここまで修羅場をくぐってきた山口なら3連投しても問題ないと思いますが(明日は休みですし)、中日の中継ぎ陣、特に5連投中でここまで既に4敗している田島の惨状を見ると、やはり心配してしまいます。西村も立ち直れるでしょうし、問題はやはりマシソンでしょうか。

援護率という点では、菅野は4.50でホールトン(7.20)や宮國(5.14)杉内(4.60)より低いんですよね。リーグ最多勝タイのスタンリッジが防御率3.47ながら援護率7.47でリーグトップですから、特別援護が多いというわけではなさそうです。
澤村は2.85で内海(3.21)を抑えて(?)巨人先発陣では一番低く、リーグでも下から5番目。
一番可哀想なのは榎田ですね。防御率1.31はリーグトップなのに援護率は2.51のおかげで2勝3敗。自責点0で敗戦投手という試合もありました。

【2013ペナント#16】5/11 謎の藤井交代と山口鉄也の快投が連敗ストップを呼んだ

おはようございます(*^^*)

本当に昨日はあの交代のおかげで勝てたと言ってもいい試合でしたね。こちらとしては3、4番を打ち取られて「またか・・」って感じでしたから・・勿論、結果がどちらに転んでいたかは分からなかったんですが、少なくとも変わる可能性を作ってくれたのは間違いないですよね。

自分も内海には是非完投して貰いたいです。せっかく拾った勝ちを無にしないためにも、山口、西村を休ませるためにも・・このタイミングで完投できてこそ、真のエースだと思います。

それにしても・・この展開でも勝ちが付く菅野って・・2試合援護がなかった澤村を応援する者としてはちょっと羨ましかったです(笑)まあ、最後の最後で踏ん張っているからこその勝利、なんですけどね。

澤村はその点、”要所”で打たれることが多いからな・・ここが解消できれば、もっと勝てるんだろうけどな・・

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1988年の東京ドーム元年から野球を見始めました。贔屓チームは親の影響で巨人。1989~90年に連続20勝をあげた斎藤雅樹に憧れ、野球をするときはサイドスローで投げていました。
そして1993年に入団したゴジラ・松井秀喜の大ファンとなり、彼がFAでヤンキースに移籍するまでに放ったHRすべてのホームランカードは今でも宝物です。
その後は一時期巨人から離れるも、2008年に彗星のごとく現れた遊撃手・坂本勇人の活躍を見たくなり復帰。そして2012年に同じく高卒2年目にしてローテ入りした宮國椋丞の成長を見るのを楽しみに、現在にいたります。

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