常勝紅鹿

【鹿島】連覇ならず。甘さを捨てなければ再びのタイトルはない

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帰国して結果を見て、6割「やはりか」とため息。柏戦で引き分けてしまった時点で、最終節の勝利は相当難しいだろうと感じた。 そうした不安を、鹿島なら杞憂に終わらせてくれるかも、という気持ちが4割あったのだが…。 柏戦、磐田戦ともに審判の変なジャッジがあったそうだ。悲しいことだが、たらればを考えずにはいられない。

それと同時に今年の川崎のリーグ戦での強さは圧倒的であった。ACL、天皇杯、ナビスコでのいずれも衝撃的な敗戦をリーグ戦に影響させなかった。その屈強さと、強固な守備陣が初タイトルを手繰り寄せたと思う。

さて、鹿島は屈辱的な形で無冠に終わった。衝撃的な敗戦としては2003年2ndステージ最終節を彷彿とさせる。 また、ホームで勝てば優勝(の可能性)という状況で、2013年、14年に続き、勝てなかった。 来季のタイトル獲得は、相当の覚悟で臨まねば厳しいだろう。2003年最終節の敗戦の後、どれほどタイトルから遠ざかったか。それを考えると、「大岩体制のもと、優勝争いできたから来季もこのままいけばいいのでは」という考えは避けたいところだ。

単に打ちひしがれるのでもなく、楽観的になるのでもなく、今季の反省点を挙げていきたい。

①大岩体制の是非

大岩監督が悪かったとは言わない。ただ、結果を残せなかった。そして、戦い方にバリエーションがなかった。 石井監督、大岩監督と、「前の監督がイマイチになったからとりあえず据えてみたら、なかなかだったから続けさせた」という、長期的な視野を欠く形での監督就任が続いた。2人とも監督経験はなかったが、元鹿島の選手であり、鹿島のコーチを務めていたことから、単なる新人監督よりも一日の長はあった。ただ、石井監督時代はチームの好不調の波が大きく、大岩監督のもとではルヴァン杯、天皇杯、リーグ戦と肝心のところで勝ち切れなかった。大岩体制は発足して半期。石井監督のころのように大きな不調の波が今後来ないとも言えない。 もとより、実績ある監督のもと、3年、4年といったスパンで強固なチームを作っていく、ということが求められるのではないか。私は、そういった意味で大岩監督が来季も指揮をとることに批判的である。

②日本人補強選手の不振

日本人選手の補強には2種類あると思っている。一つ目は「この選手はぜひ」といって引き抜いてくる補強と、二つ目は「J2でやるくらいならウチに来ない?」といって降格が決まったチームから選手を獲得するものだ。後者は必ずしもチームの即強化には結びつかない。即戦力として鹿島で十分やれる選手なら、チームを降格させたりはしない。金森のように将来の成長の伸びしろを考慮して獲得、というケースが多いように思う。 そういった意味で、今季鹿島が獲得した日本人選手、金森と三竿雄はほとんど今季チームに貢献できずに終わった。そして即戦力となる日本人選手の補強を行っていなかった。これは大きなミスだと思う。来季に向けた補強も、降格するチームからばかり引き抜いているようでは、来期すぐにチームを強くしていくことは望めないと思う。

③FW陣の不振

金崎以外のFW選手のゴール数はふがいなかった。敢えて取り上げるなら、私は大岩監督のもとでの土居の起用だ。 土居はFWとして今季多くの試合にスタメンで出場したが、あげた得点はたったの3点である。もちろん選手の役割は得点だけではないが、FWである以上、得点が最重要の仕事である。それで3点というのは問題外だ。得点力どころか、土居の得点をあげようとする積極性にも疑問が尽きない。柏戦、磐田戦で彼は何本シュートを放っただろうか。それぞれたったの1本ずつしかないのである。それでどうしてFWとして機能するのだろうか。もとより、そうした消極性を大岩監督が野放しにしてしまったことも大いに問題だ。もともと土居はリーグで6-8点とれる選手だったはずだ。今の起用法が適切なのか考えてほしい。 ペドロ・ジュニオールも、長期離脱があったとはいえ、期待外れのゴール数だった。私はマルキーニョスを超える外国人FW選手の到来を夢見て久しいが、今のところ彼がそうなるように感じない。来期もPJでいくのだろうか。 総得点53は一位川崎はもちろん、三位セレッソよりも10点以上下回り、勝ち点が59だった昨年と同じだ。これも圧勝、完勝が少なかった、という今シーズンの得点力不足を反映している。

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この記事へのコメントコメント一覧

【鹿島】連覇ならず。甘さを捨てなければ再びのタイトルはない

kuuu様

コメントいただきありがとうございます。そして返信が遅くなりまして申し訳ございませんでした!
誤審のことなど、色々と記事では触れられていますが、そこまで大きな話題になっていませんね。
2011年や12年のナビスコ杯決勝でもそれぞれ不可解なレッドカードやPK判定があり、それに負けずに鹿島が勝ったから良かったようなものの、それで負けていたら今のような気分にさせられていたのだろうと思います。
今季最終節の磐田戦のゴール取り消しや、2012年ナビスコ杯決勝でのコーナーからPKを取られたシーンでもそうですが、リプレイを流しても実況も解説もどこがどうファールだったのかわからない、となることが多いように感じます。
理想を言えば、1-0の試合ですと主審の判定云々で0-0にされたりするわけですから、常に2-0くらいで勝つつもりで、主審のヘンな判定があっても勝利は揺るがない、といった戦い方を来季は見せてほしいですね。でもタイトルが掛かった試合ですとそんな余裕も言ってられないのですが…。
昨晩浦和のWCWの試合を見ましたが、ペナ内で相手DFの手にあたったように(リプレイで)見えたシーンでもVARでの判定とはなりませんでした。そうなると導入されるにしても、おっしゃるように「チャレンジ権」とセットでとしないといけないのかもしれません。しかしそうすると余ったチャレンジ権をアディショナルタイムに乱用して時間稼ぎとかしてしまいそうですし、難しいところです。

【鹿島】連覇ならず。甘さを捨てなければ再びのタイトルはない

こんばんは

2013、2014年シーズンを味わっているものとしても、今年の結果は到底納得がいきませんね。
鹿島サポーターであればたいがいのことは自分たちの不甲斐なさに原因を求めますし、そうでなくてはならないのですが、どうしても腹の虫が収まりません。 鹿島だけでも10月のホーム広島戦以降、得点に直結する誤審がなかったのは札幌戦のみです。 正直ここまでされるといっそ清々しいですね。 悪名高き読売が好き放題していた時代(と聞いております。)と比べていかがでしょうか。

〇審判について
チームに関してはほぼ管理人様と同意見なので(そもそも今シーズンはずっとここで議論してましたしね) 審判団について私見をのべさせていただきます。

今季は心配していた2016年CS第1戦から続いていた厳しすぎるPK基準が比較的早く是正されましたし、(それでも被害がでましたが・・・)9月までは今季のジャッジはミスはあっても私はまだ許せる範囲でした。それは主審の方々が1度失敗しても2度同じミスは繰り返さなかったからです。 明らかに今季導入された試合後の審判会議が効果を発揮しました。 例えばルヴァンカップで我々を無駄にイライラさせた山本主審の(笛を吹くのが遅い)という弱点はホーム広島戦では修正されましたし、家本さんのように結果的にはミスになったが(J2名古屋vs町田、町田の退場させる選手を間違えて平戸を退場させてしまった。)以前のように独断専行したわけではなく、自らの判断に疑問をもち副審と相談してから裁定を下しています。

またこれらの工夫によって誤審の大きな原因が副審のレベルの低さからきているように感じました。いい主審は試合途中から副審のジャッジと違う裁定を下す割合が高い印象です。

だからこそ今季終盤の致命的なミスジャッジ連発は信じ難い。2002年W杯の某国の悪夢をみせられた気分です。 管理人様が海外にいっている間に行われた浦和vs川崎戦後にあの浦和サポが「今回ばかりは鹿島を応援する」というコメントが複数ネットに流れたことからそのヤバさ加減がわかると思います。
浦和戦+最終戦のみであれば(悪い意味で)いつもどうりなのですが今季はそれのはるか斜め上をいきました。 陰謀論を抜きにすれば来季にも様子見ではなくすぐにVARを導入してほしいです。そのうえでテニスのチャレンジ制のようにチーム側から要求するシステムをすぐさま整えて欲しい。 主審の判断だけでは人によっては信用なりません。

〇早く本当の「プロサッカーリーグ」に
審判も人間だ。ミスするなとは言わない。 しかし通常の日本の民間企業であれば10億の金が動くようなミスをしかも一か月に4回もした場合、「ミスしました。ごめんなさい。以後気をつけます」ですべてを許されるだろうか?
否、断じて否。 アルバイトならクビ 契約社員なら確実に契約延長はされず、正社員でも相当キャリアに傷がつくだろう。最悪、会社そのものが倒産する。 それがバブル崩壊後に生まれ、リーマンショックで先輩方の苦しむ様子を見てきた人間の感想だ。
Jリーグや「プロフェショナル・レフェリー」に 普通の会社レベルのプロ意識を求めるのはそんなに厳しいことだろうか それが酷だというならばそれはもはや「プロサッカーリーグ」を名乗っていいのだろうか  甚だ疑問です。

【鹿島】連覇ならず。甘さを捨てなければ再びのタイトルはない

ヒルヒル様

コメントいただきありがとうございます。
大型補強で選手層が分厚くなったかと思いきや、レオシルバとレアンドロ以外の選手はフィットできなかったか、または期待通りではなかった感じでしたね。三竿雄は正直もっと見たかったです。オウンゴールやPK献上はありましたが、サイドバックとしての積極性は少ない時間でしたが感じれたと思います。両センターバック同様、サイドバックの2選手も相当疲弊していたと思います。

安部は急成長を見せていたわりに十分に出場させてもらえていなかったように思います。もったいなかったです。キッカー不在は痛かったですね。川崎の中村、浦和の柏木などが羨ましかったです。
スンテには個人的に期待していますが、どうでしょうか。言葉の問題でコミュニケーション面での難しさはあったかもしれませんが、Jリーグでは数多くの素晴らしい韓国人GKがいますし、スンテなら曽ヶ端以上になれると思っているのですが…。韓国代表でも振るわず、怪我もあり、彼にとってもなんだか悪循環の一年になってしまいましたね。

素晴らしい分析

CB補強はシーズン前に果たして大丈夫なのかなと思っていたら案の定、昌子と植田を疲弊させてベストに程遠い状態でも出場って事がかなりありましたね。ブエノはコンビを組む相棒次第といったところなんでしょうが彼に外国人枠を一人分使ってしまうのは勿体無いとしか言いようが無い出来でしたね。
三竿雄斗はシーズン前に既に山本に遠く及ばないと烙印を押されてしまって出場機会がほとんど無かったですし。
金森もFWのポジション争いでは蚊帳の外になってしまったし、安部に完全に先を行かれてしまいましたし。

それにしてもレオシルバをきっかーに据えるのと思いきや何故に優先的に蹴らせなかったのかと思いました。
スンテは残ってくれるのでしょうか?少し不安もあるんですがどうでしょうね。

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