常勝紅鹿

【鹿島】ACL敗退、そして監督解任

このエントリーをはてなブックマークに追加

ACLで敗れた。アジアトップクラスの広州だ、万全の態勢でも勝てたかどうか。それでトータル2-2だったことは、最低限評価したい。 たらればを言えば、レオシルバを広州戦でみたかった。

そして、監督解任。成績云々ではなく、これは一種のカンフル剤なのだと思う。わずか1か月ほど前、我々はリーグ首位、ACLのグループを首位通過、といった状況だった。チームの戦いが不安定だったことは否めないが、絶不調というほどでもなかった。

もともと石井監督はセレーゾ監督解任後の臨時に任命された。そして怒涛の連勝、リーグ杯制覇で「来年もやらせるか」となり、2016年ファーストステージ優勝、CSで優勝し、クラブW杯で準優勝、天皇杯優勝でまた任期が伸びた。セレーゾ体制下、ギリギリのところでリーグ優勝から遠ざかっていた鹿島は、石井監督就任でよみがえり、再びタイトルをとりまくるクラブになった。それは石井監督の手腕だと思う。 いやなにより、石井監督はリーグ、リーグ杯、天皇杯のすべてを制覇した、Jリーグでも数少ない名監督なのである。この輝かしい業績をもとに、これからも監督業を続け、その手腕を磨いていってほしい。

また、石井監督はアントラーズの監督という絶大なプレッシャーの中であっても、新たな若手選手を試すことを怠らなかった。植田や鈴木、三竿健はその期待に応え、開花していった。柴崎、カイオはリーグを代表する名選手となり、海外へ巣立っていった。 また、監督の常に観客への感謝を忘れない姿勢は好感をもたれた。あらゆる点で、彼はアントラーズを活気づけてくれたのだ。感謝してもしたりない。

ただ、石井監督がしたいチームづくりを行う余裕はあまりなかった。今季はそのチャンスだったが、新戦力をうまく融合できず、連係面や得点パターンが安定しないままリーグ前半を過ごしてしまった。それは大きなつまづきであったし、あれだけの資金をかけて結集させた戦力を活用できないのであれば、批判をうけても仕方ないところだ。

大岩監督が新しい監督になった。鹿島を知り尽くし、鹿島の守備を知り尽くしている。もしかしたら穴が目立ち始めた鹿島の守備を徹底的に立て直してくれるかもしれない。 ただ、重要なのはその場しのぎの立て直しよりも長期的なチームづくりだろう。黄金期であったオリヴェイラ体制の後、鹿島の監督は三年未満で交代が続いた。浦和のペトロビッチ体制、ガンバの長谷川体制、広島の森保体制、かつての名古屋のストイコビッチ体制、柏のネルシーニョ体制などのような、ある程度強固な基盤の構築が求められると思う。そのためには次期監督選びは最大の努力でもって行ってほしい。ブラジル人でも日本人でも、それ以外の国の出身者でも、私はいいと思う。

と同時に、夏の移籍市場でも大いに動かねばならないだろう。CBの問題は当然のことだが、私はFWやOMFについても決断を下さなければならないと思う。マルキーニョスの後、コンスタントにリーグで10得点以上取れた外国人FWはダヴィくらいのもので、今季加入したペドロ・ジュニオールは12節終わってまだ1得点。以前のジュニーニョにせよ、カルロンにせよ、ジネイにせよ、成績からいってまったく不十分だった(もちろん怪我などもあったが)。ガンバのパトリック、広島のドウグラス、ピーターウタカ、今季の浦和のラファエル・シルバなど、ライバルチームはその間強力なFWを獲得してきている。選手選考、そして獲得競争の中でアントラーズはずっと後手を踏んでいるのだ。 「マルキーニョス・クラスのFWを」、それを私は2011年以来待ち望んでいる。 (余談だが、2012年に活躍したあのドゥトラ、今はブラジルのクラブにいるようだ。私は中々好きな選手だったが)

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
鹿島アントラーズ
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

【鹿島】ACL敗退、そして監督解任

kuuu様

修正すべき個所についてのご指摘、重ねて感謝いたします。修正させていただきました。
中国クラブについて、日本では「爆買い」の報道ばかりが目立ち、スター選手を付け焼刃的に組み込んだだけだとする見方が強いですが、残りの中国人選手たちの戦い方も大いに研究する必要があるレベルだと思います。現に、東アジア杯で国内組だけで中国と戦うとき、それを圧倒することは未だかつてできていません。広州の助っ人外国人ばかりに目を奪われ、肝心の彼らのチーム力、戦い方などの分析がおろそかだったように思います。
kuuu様が書かれた手紙にまさにあるように、石井監督は鹿島とゆかりの深い監督でした。それに加えて素晴らしい人格者であり、(時に精神的にもろい一面も含めて)人間味のある方でした。だからファンの中にはまだ退陣してほしくない、という気持ちが起こるのだと思いますし、その気持ちが生まれること自体は私も同じです。偉大な監督のもとでタイトルをとりまくる鹿島を見れたことは幸せなことでした。

監督人事については、私は大岩監督はあくまで代行であってほしいと思っています。もし何らかのきっかけで石井体制当初のように連勝を重ねても、有望かつ有力な新監督選びをやめてはいけないと思います。

ACL制覇の野望は今年は潰えましたが、やはりACLを戦う鹿島の姿は誇らしいものでした。来年もそこに挑み、いつかはアジアの頂点に。そのためにも今年再びJリーグでタイトルを一つでも多くとってほしいです。まずは広島戦、選手たちの目とプレーから輝きが失われていないことを見せつけてほしいですね。

【鹿島】ACL敗退、そして監督解任

続きの続きです。 

〇フロント
補強に関しては今年よりも数年にわたって外してばかりだと思います。特に外国人選手に関しては他のクラブに大差をつけられている。(資金力の差ではないです。) 管理人様の意見に完全に同意です。
ただ今回の決断は正しいとみます。 これ以上任せていたら石井さんが去年以上にボロボロになるし勝ち点を考えてもベストなタイミング。 「まだ早い」という鹿島サポーターのかたは2015年2ndStage
の結果を失念していると思います。あの時もstage開幕3試合が重要とみられてましたが結果は1勝1分け1敗。時間を浪費しただけで内容的にも変化がみられなかった。 結局最後は広島には追い付けなかった。フロントはあの時と同じミスをしなかった。
相当な覚悟だったと思います。 そうじゃなきゃ自分が還暦を迎えて翌日に古くからの友人を解任なんて
まねはできません。 


もう広島戦が近い 前を向くしかないですね。 ただクラブは長期的なビジョンの元、行動していると思いますよ。どっかのイタリアのクラブじゃないですから石井さんの作りあげたサッカーが完全になくなるとは思いませんし、デメリットもありますが内部昇格なのでよく理解されてると思います。

今年は甘んじて「内弁慶」のそしりを受け入れましょう。ただし国内のタイトルは全てアントラーズが制する。 その過程で選手層を厚くしていき来年こそアジアをとりましょう。
私はこのクラブにはその力があると信じております。
 最後に管理人様の願いはチームに届いています。2013年12月以降広島相手に負けた記憶がないのですが私の記憶違いでしょうか。 次も勝てるかはわかりませんし、どうやら立て直しに成功しつつあるので厳しくなりそうですが今回も管理人様の「願い」を聞いてくれると思います。

今回は気持ち悪いほどの異常な長文雑文失礼いたしました。

【鹿島】ACL敗退、そして監督解任

すみません。 もう一か所ありました。 準優勝になったのはACLではなくてCWCですね。私も管理人様も石井さんに「しっかりしてくださいよ~」ていわれてしまいますね。
〇広州戦
もう確認されたかわかりませんが、広州は2012年とはまた違った種類の強さを持つチームでした。 ただ勝てる試合でもありました。 余り詳しくは振り返れないですが「チーム」としての敗北というより「クラブ」全体の敗北の印象を受けました。ただこちらは決められずあちらは決めた。それだけのようにもみえます。 私の指摘した守備の穴を修正できなかったですね。昌子はもうだめです。体は意地で動かしてますが判断力が大幅に鈍っています。完全に慢性疲労状態です。こんなこと書くのは昌子は屈辱ととらえるかもしれませんが代表辞退してしっかり休んでくれ。 正直今シーズンは誰も責める気にはなれない。 

〇参拝 
初めて鹿島神宮にいっていろいろやらかしてしまって・・・ でもわざとやったわけじゃないですし、犯罪行為をしたわけでもないです。 参拝の順序を間違えたのと人生初のご祈祷を上げてもらった後に「大玉串」の意味がわからず、外袋をあけてしまったことです。 参拝できるところは全部やりましたし、英語も通じない広州サポーターに一番奥の湧水は煮沸消毒しなきゃ飲めないことをジェスチャーと片言英語で説明したり(多分意味は伝わらなかったか) 御祈祷も「株式会社鹿島アントラーズFC」でしてもらったし、もちろん神の使いの鹿たちには人参あげた。 ここまでやっても「不敬」として神罰が下ったのなら下す相手が違う。私のはずだ。 何ならマチやレオやヤスの怪我を俺に移してくれ。 

〇石井さん
今手紙や電話をクラブハウスにしたところで邪魔にしかならないので、ここに書かせていただきます。

いままで本当にありがとうございました。 石井さんとは直接は話はしてませんが「縁」が一番ある方だと勝手に思ってます。 1994年まだ小学校にも入る前、テレビは小さくHDDもBDもない時代。夕方に一人でテレビをつけるとちょうどサッカーをやっていて赤いチームが攻撃しているところだった。左サイドでNO10がシュートモーションに入る。相手は2人、シュートブロックしてくる。 でもボールはゴールに突き刺さった。 あんな位置から入るとは思はなかった。普通だったらこれでのめりこむはずだったが、東京都の保育園児に聖地カシマとスポーツにあまり関心がない両親の説得はハードル高すぎた。

でも調べるほどこのクラブを身近に感じるようになった。誕生日は野沢さんと一緒だった。 住んでる場所はある人も住んでいた地域だった。でもそれを繋いでくれたのは石井さんのゴールだ。 見返さなくても脳裏に焼き付いている。
そして去年の11月だ。個人的なはなしで恐縮ですが2016年は悪い意味で人生の転機になった。4つも悪いことがつながってもう自分でもわけわからないテンションで過ごしていた。今も正直きつい 普通の人だったら人生が詰んでる。 でも石井さんの率いるアントラーズが「FOOTBALL DREAM」を体現してくれたから今もあきらめずにいきていけてる。感謝してもしきれない。 

引く手あまただと思いますが少なくとも1年は休暇を取ってください。
そして外で経験を積んでいつかまた鹿島アントラーズを率いてください。 本当にありがとうございました。
(ごめんなさい まだ続きます。)

【鹿島】ACL敗退、そして監督解任

kuuu様

コメント、ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。書き出しのところでは、「「来年もやらせるか」となり、2016年ファーストステージ優勝」とちゃんと書けていたのに、なぜか後の方でズレてしまいました(笑)。第二次セレーゾ時代は無冠でしたが、14, 15シーズンはどちらもリーグ最終節まで優勝の可能性を残していたので、その時代に培われた土台はちゃんとあったと思います。
この先どうなるか不安ですが、大岩新監督がどういう采配をしたとしても、長期的なチーム作りは必要になってくると思います。

こんな記事も読みたい

『グランパス』2016年度 クラブ経営情報 速報版から見るクラブの立ち位置【赤の血潮と、青の魂】

【浦和レッズ】勝ち上がれば良し!【スポーツが好き過ぎて】

これが浦和の生命線【地球は青い!】

結果【 TRABALHO LEALDADE RESPEITO 】

石井監督解任決定【鹿浜応援blog】

「勝負強さ」発揮!またもパウリーニョ!広州恒大が鹿島破りベスト8【中国サッカー専門ブログ~BEE FOOTBALL SPIRIT~】

勝利と敗退【 TRABALHO LEALDADE RESPEITO 】

また乗り越えられなかったKOステージ初戦の壁。 鹿島 2(2-2)1 広州恒大【二つの歓喜をもう一度!】

ブロガープロフィール

profile-iconshikao

鹿島アントラーズを愛する元茨城県民。
Jリーグや日本代表のサッカーをもっと面白く見るには、を日々考えています。
  • 昨日のページビュー:1517
  • 累計のページビュー:1690206

(11月25日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 【鹿島】独断と偏見の2017年J1順位予想
  2. 【鹿島】鹿島歴代外国人選手ベスト10を考えた
  3. 【鹿島】続々移籍話
  4. 【鹿島】 vs 新潟 ひどい試合に
  5. 鹿島歴代フォワードベスト10を考えた
  6. 【鹿島】 vs 鳥栖 「無様」の一言
  7. 移籍、20代後半という難しさ【鹿島】
  8. 【鹿島】徐々に、2014年を展望
  9. 【鹿島】こんな終わり方ってあるか?
  10. 【鹿島】今、Jリーグの移籍情報が熱い

月別アーカイブ

2017
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
2014
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年11月25日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss