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何も変わらない日本代表メンバー。「監督、あなたこそデュエルしてますか?」

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アジア最終予選2試合を戦う日本代表メンバーが発表された。 https://soccer.yahoo.co.jp/japan/players/men

率直に言って、何の変化もないリストだ。ハリルホジッチ監督はJクラブの様々な試合に足を運んだようだが、欧州でベンチに座っている選手たちの方がデュエルも、パスの速度や精度も質が上だと見えたのだろう。もちろん、ベンチでデュエルなど見せられるはずもないのだが。 特に異常なのが、川島と本田の招集だ。彼らはここ数か月、ほとんど試合に出ていない。「メス 川島永嗣」と検索してもここ1か月記事すら見当たらない有様だ。それでも日本人で最高のゴールキーパー3名に選ばれているということは、何らかの競争に勝ち残ったということなのだろう。あるいは東口の負傷によるものなのかもしれないが、それでも川島より活躍している選手は山ほどいる。 クラブW杯で曽ヶ端が神がかったセーブを見せていた間、川島は何かしていただろうか?と愚痴をこぼしたくもなる。

本田もミランでは完全に戦力外で、にも関わらず本人が移籍を望まないという状況にも関わらず、選出された。マラソンで大会に出ていない選手が国の代表として選ばれたような、近頃一冊も小説を書いていないのに芥川賞に選ばれたような、そんな状況だ。 「実力はある」「経験値はある」というが、それらはどうやって測られたのか?過去のビデオではなく、現在のビデオを見てそう判断したのだろうか?

宇佐美もクラブでほとんどまともな成績を残せていない。彼や本田、川島が素晴らしい選手であることは私も当然認めるが、結果を残せていないならば代表に呼ばれるべきだとは思わない。サッカー選手の選考は、あくまで彼らが最近試合でどう活躍したかであり、試合に出ていない以上は選考の対象にすらなりえないと思うが、私の考えはシビアすぎなのだろうか。

Jリーグで頭一つ抜けた戦力を持つ鹿島と浦和からも、目立った招集はなかった。昨年のCS、クラブW杯で偉大な活躍を見せた鹿島の金崎は、本田や宇佐美より劣る評価のようだし、台頭著しい鈴木優磨も特に気になる選手ではなかったということなのだろう。攻撃陣が好調の浦和からの選出も少なすぎるように思う。

選ばれなかった有力選手は何も国内でプレーする選手たちだけではない。オランダで活躍する小林やオーストリアで安定した成績を残している南野、スペイン2部で人知れず戦い続ける鈴木も、ベンチに座っていた選手たちよりも動きが鈍いと判断された。理不尽な話である。

本田、香川、岡崎、吉田、長谷部、川島といった面々は、ハリルホジッチが見出した選手たちではない。結局のところ、ハリルホジッチ監督の人選とは、岡田時代、ザッケローニ時代のものをそのまま無難に踏襲しているだけで、気鋭の若手を見出し、代表に定着させることはできていない。もちろん、新しいメンバーを試すよりも、既存のメンバーで臨む方が確かにリスクは少ない。しかしそうしたやり方では決して進歩や成長は見られないだろう。代謝のないチームは緩やかな下降線を描いていくだけだ。 「監督、もっと勇気をもってデュエルしてください。現代サッカーの常識なんでしょ?」と問う声があっても良いと思うが…。

心配は尽きないが、ハリルホジッチ監督のことだ。私のような素人のたわごとなど吹き飛ばすような素晴らしい結果を「絶対に」もたらしてくれることだろう。 「2連勝」は絶対条件だ。日本代表にとっても、監督がその後も監督であるためにも。



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何も変わらない日本代表メンバー。「監督、あなたこそデュエルしてますか?」

kisk様

コメントありがとうございます。色々なニュースでも、本田や川島を精神的支柱として招集した、という書かれ方がなされています。私は正直、精神的支柱という言葉の意味が今一つわからないのです。香川にせよ吉田にせよ、森重にせよ西川にせよ、もう代表に呼ばれ続けて久しく、本田や川島がいないだけで精神的にグラついてしまうなんてことがあるのか、と感じています。みなさんベテランのプロなわけですし。
いずれにせよ、こうした人選が監督の好みなのは明白ですね。育成に関してですが、私は下の世代も育ってきていると思いますよ。これまではドルトムントが評価したから、とかシャルケが評価したから、といって評価を海外に丸投げしていただけだと思います。
監督や協会がそこに勇気をもって眼差しを送れるかどうか、勇気をもって自分たちで自分たちの国のサッカーを評価できるか、だと思います。

何も変わらない日本代表メンバー。「監督、あなたこそデュエルしてますか?」

初めまして。
確かにハリルは「出場機会のない選手は使わない」という趣旨のコメントはしましたが、時間が経てば状況が変わることもあるんですよ。今回は負けられない戦いということで経験のある選手を招集したと思われます。特に本田に関しては「試合に出なくても今の代表は本田を必要としている」という言葉にもある通り、おそらく精神的支柱としての招集でしょう。川島についても同じ理由であると思います。また、宇佐美を招集したことに関しては、これはもう監督の好みなのでどうしようもないですね。もし、UAEかタイに負けるようなことがあれば解任もアリかと思いますが、監督だけ変えて終わりという風にはしてほしくないですね。日本代表がこのような状況になっているのは、育成を怠ったツケが回ってきた結果であると思います。監督を代えるのも良いと思いますが、協会も選手の育成方法をもう少し見直してほしいです。

何も変わらない日本代表メンバー。「監督、あなたこそデュエルしてますか?」

neudi様

コメントありがとうございます。
なるほど欧州でもそういう事例はあるのでしょう。ただそれが起こった時、メディアやサッカーファンたちはどれほど受け入れたのでしょうか。批判は無かったのでしょうか。私はそうした選出方法が健全な発想だとは思えません。
なるほど国内リーグが低調であったり、他の候補選手らの怪我など、様々な問題でやむを得ずそうした判断をしなければならないことはあるでしょう。ただ、今回に関しては、Jリーグが非常に活気を帯びている中、鹿島や浦和などが目に見えて良い成績を出している最中のことでした。そう考えると、監督の思考が硬直しているように思えてなりません。
レスターが快進撃を見せたら、その中核を担ったヴァーディが20代後半だろうが代表に呼ばれる。そして得点する。そうしたあり方の方が私は世界的に見て健全だと思います。

何も変わらない日本代表メンバー。「監督、あなたこそデュエルしてますか?」

本田、川島、宇佐美について他の選手を呼ぶべきだった、というご意見は理解できます。
特に私も宇佐美の選出には賛同しかねますし、本田は冬に移籍して少しでも試合に出たほうが良かったとも。
邪推ですが川島は語学堪能ゆえ意思疎通役として…?

ただ、試合で活躍している選手のみ呼ぶ、というのは一概に世界のスタンダードというわけではないようですね。
某セルジオ氏などは日本でしかない奇妙なことだ、と主張していますが。

最近だとアフリカネーションズカップで半年間無所属だったアデバヨールがトーゴ代表のキャプテンとして試合に出場したようです。
強豪国でも、去年マンチェスターUでほぼ時間稼ぎのみでありながら四試合しか出場のないメンフィス・デパイが11月にオランダ代表に選出され、W杯予選に出場した例もあります。同じチームのダルミアンも出場機会が少なくともイタリア代表に招集され続けています。

他にも調べればあると思いますが、ともかくオランダやイタリアのようなチームでもこういうことは起こりうる、ということだけは把握しておくといいかもしれません。
もちろんその上でなお試合で活躍した選手のみ呼ぶべきだ、というのも一つの意見ではありますが。

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