常勝紅鹿

欧州に溝をあけられてるのは日本のサッカーメディアの方

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エイバルの乾が柴崎岳についての報道を語っていた。 http://www.nikkansports.com/soccer/world/news/1784443.html

柴崎岳の移籍について、日本のサッカーメディアは何一つまともな情報を発信できなかった。 そして、スペインサッカーについてロクな人脈、情報源を持たないことが露見。故に、その後の柴崎岳の報道も、「そういう彼ら」が発信している以上、大した信用度も真剣度も感じない。

面白いのは、「柴崎岳がバルセロナに行ったが、その目的はわからない」ことがわかった、とか、「テネリフェ帰国後に監督や選手と話したそうだが、何を話したかはわからない」ことがわかった、とか、結局自分たちではわかりませんでした、ということをニュースとして報じていることだ。「わからない」ことが「わかった」と言うのだから哲学的とも言えるが、もっと便利な言葉で言えば、幼稚だ。

そして、スペイン語が不自由な故にスペインで大した取材ができない報道陣が、柴崎を「スペイン語が不自由だ」「なぜ事前に準備しておかない」といって批判しているのだから、滑稽を通り越してあきれてしまう。厚顔無恥ならぬ、厚顔「無知」といったところか。

日本のサッカーメディアの多くが、あまりに欧州サッカーメディアにべったりで辟易する。自ら欧州に行くことだって、自ら試合を見ることだって、そこにいるサッカー通を雇うことだってできるのだろうが、それよりも(楽な?)欧州メディアの記事の翻訳ばかりだ。スペインのニュースも大半が『マルカ』にどう書かれていたとかいうもので、自分でまったく取材していない。監督や欧州メディアの顔色ばかりうかがって、欧州でプレーする日本人を自ら評価しようとする姿勢にも欠ける。『マルカ』の日本語サイトができればお役御免になるような記事ばかりだ。

欧州へは何歳までいかないとだめだとか、欧州内での日本人の評価がどうだとか、日本のサッカーは「弱い個」の集団でなされるだとか、だいたいはどこかの誰かの言葉を受け売りで書いているだけで、自分で取材したり分析したりしたものではない。

そして、欧州サッカーの分析と、欧州サッカーでプレーする日本人の分析を切り離してしまっているのも大きな問題点だ。わかりやすくい言うと、「チームが負けようが勝とうが、選手が試合に出てればそれでいい」といった姿勢だ。 同じく日刊スポーツは、大迫の所属するケルンとライプツィヒの試合を今朝のニュースでこう報じた。

「大迫4試合ぶりゴール、右足でねじ込み今季5得点目」 http://www.nikkansports.com/soccer/world/news/1784282.html

しかし、本文を読めばわかるように、ケルンは1-3で敗戦している。大迫の得点は先制点でもなければ同点ゴールでもなかった。 大迫が得点すればそれでいいのだろうか。Jリーグの試合で敗戦したチームの選手に、「すごいですね、得点しましたよ」と聞くだろうか?もちろん負けた側でも評価できる、あるいは評価すべきポイントはあるだろうが、サッカーで最重要なのは結果だ。0-0の時に入れる1点と、0-2の時に「一矢報いた」形での1点では、難易度も価値も違ってくる。

チームは負けたけど日本人選手が活躍したから良かった、というのは感情的なニュースであっても、サッカーの評価ではない。欧州サッカーもJリーグも同じスポーツである以上、評価する基準も同じでなければならない。

日本代表が世界のトップレベルのサッカーをしてほしいのと同様に、日本のサッカーメディアも世界レベルに到達できるようもっと努力してほしい。

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欧州に溝をあけられてるのは日本のサッカーメディアの方

mostovoi様

コメントありがとうございます。
どういう人物に目をつけるか、という問題はあるかもしれませんね。ビッククラブに行かないと注目されないと判断するのか、将来的に行きそうだと思う選手を自分たちで見つけて煽っていくのか、など色々あり得るかもしれません。個人的には後者の方がメディアらしいと思います。オランダに移籍した小林などは、もうちょっと手厚く取材して良いのではと思います。
ビッククラブに在籍しているとはいえ、本田圭佑がベンチに座る写真と、監督の「ホンダは素晴らしい選手」のコメントの組み合わせの記事など、もう見飽きましたし、そんなニュースに何の意味もないと思います。ビッククラブだからすごい、取材対象にする、というのもやはり評価を欧州人任せにしている点では、あまり好ましく思いません。

欧州に溝をあけられてるのは日本のサッカーメディアの方

それだけお金をかけて取材するに値する日本人選手が、いまの欧州にはいないってことだと思います。
中田英寿がセリエAでブレイクしていた時には、日系イタリア人を雇って取材させていましたから。

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