常勝紅鹿

サッカーの伝え方。テレビ中継の方法

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浦和のペトロビッチ監督がACLのウエスタン・シドニー・ワンダラーズ戦前の記者会見で、シドニー・ダービーのことを語っていた。 そこでyoutubeにあるFOXでのダイジェストを見た。 https://www.youtube.com/watch?v=ComkyZHT4RE

試合それ自体よりも、こういった動画でまず圧倒されるのが、スタジアムの雰囲気だ。空席が結構あるので、観客数がとてつもなく多いのでは決してないが、観客の息を飲む声、歓喜、審判の笛などの音が非常に鮮明に聞こえる。ゴールシーンではこちらまでアドレナリンが出てしまいそうだ。欧州サッカーのダイジェスト動画なども同様のスタイルである。

比較してもらいたいのが、Jリーグ公式のゼロックス杯のダイジェストである。 https://www.youtube.com/watch?v=-4Sv-4j5KaQ

ゴールシーンや試合終了時などでの歓声の聞こえ方が大きく違うのがわかるはずだ。シドニー・ダービーではスタジアムが揺れんばかりのリアルな歓声が聞こえてくるのに対し、ゼロックス杯のそれは非常に小さく、ザワつきのように聞こえてくるだけだ。双方ともサッカー専用スタジアムではないのにも関わらず、である。

これは日本の観客が声を出していないのではなく、報道する側がスタジアムのマイクのボリュームを絞っているのだと思う。ゼロックス杯の動画でも、カメラが選手よりになるシーンで歓声が大きくなっている。全体を見渡すカメラの際には、歓声を絞ってしまっているのだ。 実際にスタジアムに行けば、対面の相手側の観客席からビリビリくるような声援、歓声、その反響音を耳だけでなく肌で感じることができるし、それはとても「ザワつき」のような次元ではない。 日本の放送では、実況・解説の声をクリアにするためか、ピッチの音を小さめにしていることが多い。結果として、スタジアムの臨場感は視聴者には伝わりにくい。実況の声がかき消されんばかりの歓声を、日本の放送では人為的にありえなくしている。

これは好き嫌いの問題だ。スタジアムの臨場感を騒音として、「うるさい」としか感じない人にとっては、その音を大きく拾うことは不快でしかないのかもしれない。太鼓などを多用するJリーグの応援のスタイルでは、大音量で拾うと特にそう感じるのかもしれない。

しかし、私はそうした観客の息遣い、歓喜の声、審判の笛の音などすべてを含めて「サッカー」だと思うし、ゴールが決まった瞬間、試合が終わった瞬間の雰囲気をテレビ視聴者も味わえた方がリアルな「サッカー」を感じれると思う。スタジアムで起こっている様子を伝えるのがテレビ放送であるなら、もっとリアルさを追求しても良いのはなかろうか。

スタジアムの臨場感の伝え方、この日本の放送の方法の独自性は、もう少し改善の余地があるように感じた。



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