常勝紅鹿

【鹿島】 vs 川崎。天皇杯優勝、すべてはここから

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天皇杯決勝@吹田

鹿島 2-1 川崎

42, 山本 94, ファブリシオ

CS以来の川崎との戦い。そして、延長戦を制して川崎の悲願を再び打ち砕いた。前回の対戦と比べ、鹿島は金崎を欠き、川崎は小林を復帰させて臨んだが、我々の方ががわずかに川崎を上回った。 小林の得点や、その後のポスト直撃のシュートなどは本当に脅威だったが、延長戦で勝ち越した後の鹿島の鉄壁はそれを軽々と上回った。川崎はボールをFWに送ることすらできず、中盤でボールを奪われてはカウンターを浴び続けていた。川崎GKの活躍がなければ、決定的な3点目を奪われていたことだろう。 これで石井監督は昨年のナビスコ制覇とともに、3大タイトルを制覇したことになる。Jリーグクラブ多しと言えど、3大タイトルを、しかも1年半の内にすべて獲得できた監督がどれだけいようか。この事実はもっと称えられるべきである。

思えば11月23日の川崎戦の際、アントラーズファンの中で、「今年は最大あと何試合やれるのか」と話題になった。川崎戦に勝つことで浦和戦の2試合が加わり、浦和戦に勝つことでクラブW杯に進め、その後の天皇杯も勝ち進めば…川崎戦も含め最大10試合。そして2017年1月1日、アントラーズは本当に川崎戦から10試合目の試合に臨んでいた。しかもクラブW杯は決勝まで、そして天皇杯は優勝しての10試合であった。

これは自説になるが、現在のJリーグは「強いからタイトルを取る」のではなく、「タイトルを取ると強くなる」のだと思っている。タイトルを取るチームと、寸前でそれを逃すチームの「強さ」は本当に紙一重だ。CSの浦和戦でも、天皇杯決勝の川崎戦でも、鹿島が負ける要素は数多くあった。決勝の舞台で敵味方の特徴を見極め、その場その場に適した戦い方を冷静に選択できるか、という点で、鹿島の方がしたたかだっただけなのかもしれない(それも含めて「強さ」だと言えばそれまでだが)。 敢えて言えば、11月12日の天皇杯は大きな画期だったかもしれない。リーグを4連敗で終えた鹿島は、アウェー神戸戦で安定した守備をと勝利の喜びを取り戻した。一方で川崎と浦和は壮絶な「殴り合い」の試合を展開した。トーナメント戦では殴り合い試合になろうが何だろうが勝ち進むことが必要だが、鹿島にとっては、両チームの守備のほころびを見つけられたのではないか。

「勝った」後の鹿島は強かった。クラブW杯も初戦に苦戦したものの、徐々に自信を持って戦えるようになり、天皇杯が再開するころには、守備からの戦い方に絶対の自負をもっていたようにみえた。

結果、鹿島はリーグと天皇杯の2冠と、約7億5000万という膨大な賞金を手に入れた。もはや誰も4連敗のころなど覚えていない。日本の、世界のサッカーファン、少年少女たちに、「2016年、鹿島はとにかく強かった」と刻み込めたのである。意地悪を言えば、リーグの年間勝ち点で秀でた浦和や川崎の記憶さえ、勝者である鹿島に上書きされてしまう。タイトル獲得には、それだけの大きな効果がある。

しかし、鹿戦士たちに安堵の時間はない。「勝つことで強くなる」のであれば、我々が強くあるには勝ち続けるしかない。ここまでの躍進を1年だけのものにし、Jリーグを再び群雄割拠の乱世に戻してはならない。来季はACLもナビスコも逃してはならない。もちろんまもなく訪れるタイ遠征も、ゼロックス杯もだ。絶対に負けられない戦いはもう始まっている。



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