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99-2015.11.03② 余談:バスケットボールにおける中学生のゾーンディフェンス禁止

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2015年06月に日本バスケット協会が、 「15歳までは基礎的な技術を学ばなければいけない年代なのに、ゾーンディフェンスを順守することで1対1の対応が出来なくなっている」などという理由から、 中学生までのゾーンディフェンスを禁止する方針を立て、8月に決定しました。

それについて、色々なコメントが出ています。

JBA 2015年8月12日【重要】15歳以下でのマンツーマンディフェンス推進について JBA マンツーマンディフェンスの推進 The Page 日本バスケ「15歳以下のゾーンディフェンス禁止」 指導者はどう考える? Number Web 15歳以下のゾーンディフェンス禁止!日本バスケット界、強化へ荒療治。

しかし、これには私は異議があります。

試合でゾーンディフェンスをするからと言っても、 練習メニューの2対2や3対3の中では、マンツーマンなのです。 決してマンツーマンをやらないわけではなく、むしろ練習では中心なのです。

そして、そもそも、ゾーンディフェンスが中学校ではなぜ有効なのかです。

中学校で言うゾーンディフェンスとは、いわゆる「2・3のガチガチのゾーン」で、 小さく守ってゴール下への侵入を防げれば良いという考え方です。 ガチガチのゾーンディフェンスでは、人に対応するということをほとんどしません。 入ってくるドリブラーやパスに対して対応するだけ。 ボールだけを見ていて、自分の近くにボールが来た時に対応すれば良いと言うディフェンスです。 確かに、バスケット選手育成の妨げになっているのでしょう。

しかし、マンツーマンに限定したって、 マーク相手との間隔を広く取ってゴール下を厚くし、 ヘルプに行きやすい状況を作ってしまえば、 ガチガチのゾーンディフェンスほどではないにしても、インサイドへの侵入だけなら防げます。 一応ボールサイドの守備には1.5mの間隔制限があるようですが、 逆サイドには制限はないようですし、 ボールマンに対しても抜かれないことを主眼とする、いわゆる「腰の引けたディフェンスを」 すれば良いのです。 要するに、マンツーマンディフェンスと言いながら、厳しいマークの1対1を 放棄することも可能なのです。 おそらく、来年からはそのようなディフェンスを引くチームが山ほど出るでしょう。

ところで、これらは、ミドルやロングシュート率が低いという前提に立ったディフェンスです。 特に3ポイントシュートが次々に決まるような相手には何の力も発揮出来ません。

シュート力があるから、ディフェンスはタイトに付くことになり、 そこから1対1の厳しい戦いが始まるはずです。 また、良いシューターがいるから、インサイドのディフェンスの密度も下がり、 センタープレーヤーによるポストプレーや、 ポイントガード・パワーフォワードによるペネトレート(侵入)も生まれ、 1対1の局面が増えるはずです。

そもそも、日本は、バスケットボールにおいてインサイドでゴリゴリやって 世界に勝てるのですか? 違います。 外角からのシュートを中心としたスタイルであるべきなのです。 よって、世界に対するにはシューターの育成が根本的に必要なはずです。

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記事カテゴリ:
ゾーンディフェンス
タグ:
マンツーマンディフェンス
ゾーンディフェンス
バスケットボール

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