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2-79 コーナーキックの事情 国際親善試合 ブラジル代表 1-1 なでしこJAPAN(Tournament of Nations 第1戦)

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先制したものの、沢山有ったチャンスを決めきれず、88分に同点弾を浴びてドロー。 ほぼ互角で、面白い試合ではあったが、勝ち切れないのが、今のなでしこの実力なのでしょう。

63分 (中央)坂口(ライン際へ展開)中島(クロス)籾木(ヘッド) 88分 (ゴール前)宇津木(クリア30m)カミーラ(ドリブルから正面20mミドル)


熊谷選手がクラブ事情、川村選手は右膝故障で長期離脱中、中村(楓)選手が直前に怪我と、これまでの中心メンバーだったセンターバックが招集できなかったので、この試合では鮫島選手がセンターバック。市瀬選手と合わせて強さ・高さよりスピードのコンビ。 試合を通しブラジル相手に良く守ったと思う。抜け出されてしまっても、高い位置で追いつけていたので、ピンチを軽減できていた。 ただ、ブラジルは地上戦中心の攻撃だが、オーストラリア・アメリカは空中戦やパワー勝負を挑んでくる可能性が高い。このメンバーにとって残り2試合の方が難題だ。

攻撃は良い形を何度も作ったが、決めきれない。 特に田中(南)選手には、そろそろ一皮むけてもらわないと。

システム的には、前半は宇津木選手がセンターバックの間に入って、ビルドアップ。 両サイドバックを高く配置し、さらにその前のサイドハーフを内側目に配置し 3-3-2-2のようになっていた。

このシステムでは、前が空いたサイドバックや、サイドハーフとして中でも戦いたい中島選手にとっては、良さを出しやすくなっていた。 反面、同じサイドハーフでも、外で戦いたい長谷川選手にとっては、勝手の悪いシステムで、 同じ事が、前が詰まった阪口選手にも言えそうだった。 しかし、逆に言えば、2人の消耗を減らすためには良いシステムとも言える。 また、大矢選手の消耗ぶりを見ていると、両サイドバックにとっては体力的に厳しいシステムだったのだろう。後半は普通の4-4-2からのビルドアップに戻ったが、その影響と理解してよさそう。

本番のW杯や五輪では、負荷バランスを考えて、システムを組み合わせ戦わねばならないが、この試合の前半のような戦い方も一つのカードになり得ると思う。良いトライだったと私は評価する。

ついでに強いて個人的な不満を言えば、 泊選手を出すなら、横山選手とセットで使って欲しかったことと、 長谷川選手が特徴が出にくい状況のままHTで下がったことの2点。

あと2試合、高さ・強さで不安があるメンバー構成でどう戦うか見物である。 また、初招集で出場しなかった櫨選手・坂本選手が、体格の大きい選手に対しどれだけできるのかも興味あるところだ。


では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく。


(1)両チームのディフェンスシステム

なでしこJAPANはいつも通りマンツーマン中心で、3名のゾーン固定配置。 熊谷選手が抜けて、高さ的には不安。

ブラジルは、攻撃選手のフリーランには全く対応せず、ボールにのみ対応する(原始的な)ゾーンディフェンス。

ゾーン固定の選手のみ図にする。


(2)統計

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記事カテゴリ:
ゾーンディフェンス
なでしこJAPAN
タグ:
セットプレー
コーナーキック
ブラジル代表
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