2007年03月23日

自然体

先週の17日(土)。
東京・早稲田にあるセミナーホールにて、
元ソフトボール日本代表監督にして
現在、実業団のルネサス高崎・総監督の
宇津木妙子さんのセミナーを開催しました。
僕自身、宇津木さんとは、いつかご一緒にお仕事したい、
そう思っていました。

今回のテーマは『勝利に導く指導者の資質と選手育成法』。

西は大阪から、東は栃木まで熱心な指導者、選手が詰め掛けました。
セミナーはVTRから始まりました。
これは宇津木さんが以前、
ドキュメンタリーを制作した民放関係者から贈呈された、
いわば宇津木さんの半生を振り返る
バイオグラフィービデオです。

彼女の生い立ちから監督を務めた最後の五輪・アテネまで、
約20分間に凝縮されたドラマに、
われわれ観る者はグッと引き込まれました。
特に白血病を患った少年とのエピソードは、
忘れがたいものでした。

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「私は、ただ一生懸命ソフトボールをやってきただけです。
 でも、一生懸命にやっていれば、いつか報われる。
 ソフトボールのおかげでこの少年とも出会えた。
 たくさんのマスコミから取材を受けたり、
 皆さんとこうして会えるのも、
 一心不乱にソフトボールに取り組んできたからです」

アトランタ、シドニー、そしてアテネと
指導者としてオリンピックに関わった9年間を含め、
長きに渡ってひとつの競技に関わってきた宇津木妙子さん。
妙子は“耐え子”だと、
自分自身に言い聞かせて、
度重なる苦難に立ち向かってこられたそうです。

そうした経験の中でいつも心掛けてきたこと。
それが、自然体でいること。

「喜怒哀楽を素直に出さないと、本当の付き合いはできない。
 私はしょっちゅう選手の前で泣いてる。
 だって試合に負けたら悔しいでしょ。
 勝ったら選手と一緒になって喜ぶ。
 練習だって辛いことも選手と一緒になってやるしね。
 人付き合いでも一緒よ。肩肘張ってもダメ。
 自然体が一番よ、自然体がね」

人は時に、
自分を大きく見せようとしたり、
自分を必要以上に卑下してみたり、
自分に嘘をついたり、
自分を見失ってしまったり…。

宇津木さんもご自分に
苦い経験があるからこそ
自然体でいることの大切さを、
いま改めて痛感していらっしゃるのです。

「私たち人間も“自然”には勝てない、でしょ?」

確かに。
もしかしたら一番難しいことかも知れません。
“自然体”は。

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posted by seminar |09:50 | トラックバック(0)
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