世界の野球

イタリアリーグの中堅2チームが元メジャーリーガー(マーク・ティーエン、エデュアルド・サンチェス)をそれぞれ獲得

このエントリーをはてなブックマークに追加

(※国際野球ニュースのカテゴリーに含まれている記事はfacebookにも掲載されている内容のものです。)

欧州最強リーグとしてイタリアリーグが存在感を見せている最大の理由は、外国人選手の質と量に優れているところでしょうか。 イタリアリーグの移籍市場は今年も活発。 そして今オフ象徴的なのはイタリアリーグの中位層が元メジャーリーガーを獲得していることです。 このこと自体も特に珍しいというわけでもないのですが、今回は特に印象的なような気がします。 昨日発表されたのですが、かつてロイヤルズで3度の二ケタ本塁打を記録したマーク・ティーエン(MLB通算67本塁打、09年WBCカナダ代表)をイタリア球界では新興球団の部類に入るトマシン・パドーバが獲得しました。

現在のイタリアリーグの3強であるボローニャ、リミニ、サンマリノの3チームより格が落ちるチーム。 優勝することなんてのはまず考えられない戦力の中位球団です。 そんなチームが数年前はMLBでレギュラー格の選手を獲得するところが、イタリアリーグの面白さの一つ。 ティーエンは14年春に引退して約3年ブランクがあるのですが、再び野球への情熱が蘇ってきたのでしょうか。 イタリアリーグは中南米出身が大半で、それはメジャーでの実績があるような選手でも変わらない。 それだけに、カナダ人選手というか、くくり的には北米の選手がやってくるのは珍しいパターン。 実績は抜けているだけに、イタリアの地で打棒を復活させることが出来るか注目です。 なぜカナダの独立リーグあたりじゃないのかというのがある意味不思議ですが、ブランクのある選手にも関わらずそこそこのサラリーをパドーバは提示出来たのかもしれません。 今オフメジャーリーガーを獲得したイタリアの中位球団のケースはもう一つ。 歴史あるイタリアリーグの名門パルマは2011年-13年にメジャー登板のある元カージナルスのベネズエラ人投手、エデュアルド・サンチェスを獲得したようです。 パルマは2010年のイタリアリーグの初年度の王者だったり、歴史あるイタリア野球の名門なのですが、財政的な問題もあって近年は低迷。 最も底だった時期は脱したのですが、それでも戦力的には中位から下位のチームといったところでしょうか。 サンチェスは2011年に22歳でメジャーデビューを飾った元プロスペクト。MLB初年度は16試合・30イニングを投げて防御率1.80。 当時は平均で95マイルの速球とスライダー一本でねじ伏せる荒々しいながらも魅力的な剛腕だったようです。 ただ、大きな故障でもあったのか2014年にリリースされ、メキシコでちょろっと投げてからは登板がありません。 WLも含めると15-16シーズンに母国のリーグで8試合投げたのが最後です。もともと魅力的なスピードを持った剛腕ですが、今年で28歳とまだまだ若いので復活の余地はありますよね。 近年はイタリアリーグでプレーしたベネズエラ人投手が米球界へ復帰し活躍するパターンも出てきています。 象徴的なのが昨年ブルワーズで9勝を記録し、今年のWBCのベネズエラ代表候補にも挙がっているジュニア・ゲラ。 彼は2014年にイタリアリーグのサンマリノでプレーし、30歳でホワイトソックスとマイナー契約を結んで米球界復帰を果たしました。その流れに続き、昨年12月にはボローニャのリリーフエースだったベネズエラ人投手のラウール・リベロもサンフランシスコ・ジャイアンツと契約。 西武が獲得したドミニカ人投手のアレクシス・キャンデラリオも昨年までリミニでプレーしていましたが、一旦今オフにドジャースと契約を結んでいました(その後その契約を破棄して西武入り)。 彼らはイタリアでのパフォーマンスというよりは、ウインターリーグでの活躍の評価を受けての米球界復帰という感じですが、パルマ入りを果たしたサンチェスも彼らに続けるポテンシャルを若さはまだまだ持っています。欧州行きは片道切符ではなく、遠くてレベルもはるかに高いメジャーリーグともしっかり繋がっています。 ティーエンとサンチェス、この二人がどんな活躍をしてくれるのか非常に楽しみですね。

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
国際野球ニュース
ヨーロッパ野球
イタリア野球
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

「気づき」の大切さとは【倉俣監督BLOG】

遊びが大切【倉俣監督BLOG】

【大阪ベースボールアナウンスアカデミー】第1回【ベースボールコミュニケーション 野球セミナーブログ】

ブロガープロフィール

profile-iconsekainokakyu

一般的に思われているよりはいろんな国でそれなりの規模の野球が世界中で行われてたりするんですよね。
そういった世界の野球事情を語っていくブログです。
用事やご質問、ご要望のある方はsekainokakyu@yahoo.co.jpまでお気軽にどうぞ。ごくたまに書くお仕事をさせてもらったりもしてます。
facebookにて国際野球ニュースをリアルタイムで更新してるほか、twitterもやってます。アカウント名は共にそのまんま「世界の野球」になります。
  • 昨日のページビュー:1494
  • 累計のページビュー:3484293

(05月19日現在)

関連サイト:facebook

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. WBC2017予選大会の組み合わせがついに発表! 全参加国を戦力分析しましょう ver.4
  2. プレミア12の組み合わせからざっくりとした概要・展望を語ってみる 最終版
  3. NPB選手会のWBC最終結論に対する個人的な見解をまとめてみた
  4. 現地の日本人選手が語る「WBCに出てない中で最強の国」アルゼンチンの野球事情
  5. 2013WBC本大会の組み合わせ、開催地が発表 参加国戦力分析
  6. ヨーロッパの「高校野球」の挑戦
  7. U18アジア選手権 日本×香港 マッチレビュー ※ほぼ香港側から見た視点でしか書いてません
  8. 2013WBC本大会の組み合わせ、開催地が発表 参加国戦力分析 改訂版
  9. WBC2017 組み合わせ・日程の発表を受けてのざっくりとした展望・概要など ver.3
  10. 世界から見た「甲子園」

月別アーカイブ

2017
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2009
12
11

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年05月19日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss