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アジアの新しい国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の開催が決定

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年末に出ていたアジアの新しい国際大会の正式な概要が発表されました。 名称は「アジアプロ野球チャンピオンシップ」 まあアジアチャンピオンシップ(=アジア選手権)は既にありますからこうなるんですね。 NPB、KBO、CPBLの共催。 東京ドームで3カ国で11月に開催されるようです。さらに第2回大会は4年後の2021年に行われること。 ボールはミズノの統一球=WBSC公認球。 新しい情報としては、基本的には24歳以下という制限が加えられること(3人のオーバーエイジあり)。WBCまでの4年のサイクルで考えたらその1年目。 WBC開催したシーズンなので各国がフルメンバーで足並みをそろえるのはたぶん難しい、ということを考えるとルールとしてこうしたほうが位置付けもはっきりして分かりやすそうですよね。 年齢制限があるので、中国を加えるのも難しかったのかなあ、と。 かつてのアジアシリーズのチャイナスターズみたいな特別枠のチームでもよかったのに。 アジアの枠からはみ出ますが、かつてアジアシリーズにも参加していたオーストラリアも加わらず。 去年準優勝したU23ワールドカップ豪州代表も結構良いチームだったんですけどね。 まあNPBエンタープライズの今村司社長は「世界の野球振興としてアジアが何ができるか。アジアから発信していきたい。(将来的には)WBC、プレミア12と並ぶ大会にしていければ」と語っているようなので、将来的な発展にも期待したいところ。 アジア選手権というアジア野球連盟加盟の全ての国が予選から参加できる大会が既にあるので、無理に広げる必要もないとは思いますが、興行的な意味でも、もうちょっと将来は増やしてもいいかなと。 今回も初期のアジアシリーズ同様、NPBが主導権を握れているのは、侍ジャパンがあることや、それを土台に資金やスポンサーがあることが大きいのではないかと。東京開催時代のアジアシリーズは、スポンサーが撤退し、NPBも当時は財源がなかったことから廃止になったのですが、そこの心配はしなくてよさそう。 台湾は台湾版の侍ジャパンの立ち上げ、つまり代表を常設化してブランド化するということを台湾プロ野球主導でやろうとしているとか。ちなみに現在台湾代表を組織しているのはWBSCの加盟団体であるアマチュアの協会です。プロとの対立が表面化していて、WBCの編成にも大きく影響が出ています。 まあ元々台湾は国際大会に積極的にプロを送り込んでる国もありますし、それほど常設に対するハードル自体は高くなさそう。 侍ジャパンがWBC前にやる強化試合が台湾代表ではなく、「対台湾プロ野球選抜」になっているのも、この大会や台湾版侍ジャパン創設のことが大きく関係しているものと思われる。侍ジャパン側としても、仲間が出来ることによるメリットは大きいでしょうし。 日本側が巻き込む形で「常設」になると言えば韓国もそう。 常設を宣言しているわけでは全くないのですが、アジアプロ野球チャンピオンシップ→アジア競技大会→プレミア12となるので、ほぼ常設に近い状況になります。 兵役免除のかかったアジア競技大会は常にプロで編成されたドリームチームを組むのが韓国なのですが、このアジアチャンピオンシップは翌年のアジア大会に繋げるためにも韓国にとって有益なイベントになるのかもしれません。

アジアのプロリーグが連携を深めるという意味でも良いイベントになりそう。WBCで主導権を握っているMLBが政権与党だとしたら、最大野党のNPBを中心としたアジアの3カ国が連合を組むようなイメージでしょうか。 プロ選手の参加する国際大会というまだまだ未開の畑が、どんどん耕されていくことに期待したいと思います。



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