2007年02月20日

マラソンの距離が42.195kmになったのはいつから?

 2月18日に行われた第1回東京マラソンでは、東京の街中を約3万人のランナーが走り抜けました。42.195kmも走るんだから大変だなぁ~とTVを見ながら感心していると、家人から、「マラソンっていつから42.195kmになったの?」という質問。即答はできず、結局調べるはめになりました。

 皆さんご存じの通り、マラソンは今から2500年ほど前、地中海の小国アテネがマラトンの戦いで大国ペルシャに勝利したことを伝えるために兵士がマラトンからアテネまでを走り、勝利を伝えて息を引き取ったという故事にちなんで、1896年の第1回アテネ・オリンピックを実施する際に、マラトンからアテネのパンティアナ競技場までの約40km走る競技として行われています。

 ちなみに第1回は約40km。第2回のパリ大会が40.26km、第3回のセントルイス大会が40kmでした。第4回ロンドン大会で初めて42.195kmとなっています。この大会でも40km程度にする予定だったと言われています。スタートはイギリス王室所有のウィンザー城。このとき、イギリス国王ジョージ5世のお妃メアリーが、皇室育児室の窓の下にスタート点を移してほしいと要望したため、端数が出てしまい、結果として42.195kmとなったのです。

 第5回ストックホルム大会は40.2kmでしたから、ロンドン大会が契機となってマラソンの距離が42.195kmとなったかと言えば、そんなことはありませんでした。結局、1924年の第8回パリ大会の時に、マラソンの距離は正式に42.195kmとなっています。

 2000年のシドニー大会・女子マラソンは高橋尚子選手が優勝していますが、猛烈な勢いで追い上げてきたリディア・シモン選手の姿を今でも覚えている方は多いと思います。マラソンの距離が大会によって異なり、シドニー大会が43kmだったとしたら、順位が入れ替わっていたのかも知れません。あるいは、1964年の東京大会での男子マラソンが40kmだったら、円谷幸吉選手はベイジル・ヒートリー選手に抜かれず銀メダルに輝いていたのかも知れませんね。


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posted by sclick |13:12 | コメント(0) | トラックバック(0)
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