2007年01月21日
子供を取り巻くスポーツ環境について
週末は時間のある限り、近所の小学校の体育館でスポーツを教えています。朝の9時から11時までの2時間なのですが、いろんなことを考えさせられます。バリバリとスポーツをしている子供たち、という訳ではなく、時間の半分は友達同士でおしゃべりをしたり、カードやDSやPSPなどのゲームをしている子供もいます。 統計的に有効と思われるデータを収集したことはないので、はっきりとしたことは言えませんが、私の子供時代に比べて、立派な体格の割には体力がありません。また、経験則であり断言はできませんが、上手な子とそうでない子の中間に位置していたような子供が、減っているような気がします。 もちろん、彼らに能力がないわけではありません。技術だって体力だって、最初に会った頃に比べると格段の進歩を遂げています。結局、今まではそんな機会に恵まれていなかったか、積極的にスポーツに携わるような環境ではなかっただけなのかも知れません。 インターネットの発展など、今の方がスポーツに関する情報が豊富なのに不思議ですね。まあ、氾濫しているという言い方の方が適切かもしれませんし、スポーツ以外の楽しい情報も同様に氾濫していますから、趣向が多様化していることも一因かもしれません。 スポーツは人々の心を豊かにする万能薬ではありません。万能薬という幻想にとらわれている人も少なくないでしょうが、そんなことを声高に発言したところで、最近のスポーツ選手が引き起こす事件を見ていると、崩壊しかけているかつての社会のロールモデルでは説得力に欠けます。しかし正しい処方で使えば、地域コミュニティの再生、コミュニケーションの促進、体力の向上など、様々なプラスの恩恵を私たちにもたらしてくれます。 そんなスポーツに触れる機会を作っていくことは、少なくともスポーツに関わる仕事に従事する私たちだけでなく、スポーツを楽しんでいる大人たちの大切な役目なのかも知れません。そういう志を持った大人は世の中に少なくないはずですが、一方で活動する場が見つけにくいということは言えるかもしれません。 そういった活動を自ら立ち上げるとなると、もの凄いエネルギーが入ります。自分の子供が通う小学校の体育館を借りようとしても、限られたスペースを限られた時間帯の中で確保するのですから、すでに活動している団体の方にお願いして譲ってもらったりなど、非常に煩雑な手続き発生します。学生ならともかく、社会人が仕事の合間にこんなことを行うのは至難の業です。 ところで、私が体育館でスポーツを教え始めた頃、私自身がインターネットに関連した仕事に携わっていましたから、ネットを使って参加者を増やして・・・など色々と考えを巡らせていました。しかし実際には、参加してくる子供たちは、友達に誘われたケースと、親御さんが連れてくるケースがほとんどです。友達がやっているからという安心感は、スポーツを始めようとする子供やその親御さんにとってはとても大切なポイントなのかもしれません。 そこそこにスポーツを齧っている子供ならば、有名選手が教えてくれるからや、かつてバリバリプレーしたお父さんが教えてくれるということも、スポーツへの参加を導く大切なポイントなのでしょうが、その前段階の子供たちにとっては、同年代の友達が、スポーツとの関わり持たせてくれる大切なポイントに違いありません。
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posted by sclick |08:53 |
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