2007年01月22日
名前が分からなかった金メダリスト
スポーツには、心に残るシーンがたくさんあります。五輪やワールドカップなど、舞台が大きくなれば、そのシーンを共有する人たちは増えることになります。昨年のトリノ冬季五輪女子フィギュアスケートで見事に金メダルを獲得した、荒川静香選手のイナバウナーなどはそんなシーンの1つです。 ところで、そんな五輪ですが、草創期にはメダリストの名前がわからないということもあったそうです。JOCのHPにも掲載されていますが、時は1900年、第2回パリ大会のボート舵付きペアでそんな珍事が起こりました。優勝したオランダチームは、急きょコックスが必要となったため、フランス人の少年を代役に立てたのです。 表彰式でも記念写真に写っていたこの少年ですが、その後の消息が分からず、記録上はunknown French boyとなっています。ちなみに、2、3位となったフランスチームもコックスは不明になっています。 この大会は、万博博覧会に吸収される形で開催されたため、5ヶ月間以上もの長期に渡り各種競技が実施されたのです。そのため、前出のボート以外にも記憶にすら残らなかった多くの選手が存在したと言われています。メダルについても、2年後に渡された陸上競技以外はよく分かっていないそうです。 蛇足ですが、この当時は五輪への参加は個人単位でした。各国の五輪委員会が初めて参加選手を選出したのは、この大会から8年後の第4回ロンドン大会から。今や世界最大のスポーツイベントの1つに数えられる五輪も、のどかな時代があったんですね。
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posted by sclick |12:38 |
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