2007年01月20日
後出しジャンケンと動体視力
Coaching119というサイトがあります。ベースボール・マガジン社が運営するサイトで、スポーツの指導者のための情報を掲載しています。実はこの運営にも携わっているのですが、このサイトの中にアスリート通信というコンテンツがあります。ここでは、コーチや選手に限らずスポーツに関わる仕事で活躍している人たちにお話を聞き、彼らのスポーツ指導に対するノウハウなどを紹介しています。 このコンテンツで最初に紹介した人物が、動体視力ソフトウェア『武者視行』を開発した藤川陽一さんでした。藤川さんにお話を聞いたときに、まず最初に切り出されたのが後出しジャンケンでした。どちらか一方が負け役になるのですが、これが意外に難しく、なかなかテンポよくスムーズにとはいきませんでした。 相手が出してくる一手を素早く判断し、それに対応する次の一手を素早く出す。これが、藤川さんが高めようとしている動体視力でした。どんなに反応の速い素晴らしい筋肉を持っていても、相手の技やプレー、飛んでくるボールへの対応を的確に判断するのは脳なのです。 この判断が鈍ると、一瞬でも動きが止まることになります。特に格闘技のようなスポーツでは、一瞬でも動きが止まってしまっては、相手の攻撃をまともに受けることになります。それ以外のスポーツでも、プレー中にのんびりと次の行動を考えている暇はありません。常に相手の動きや、ボールの動きを目で見て素早く判断することが要求されるのです。 最初に藤川さんに動体視力の話をお聞きする際は、目の前を通り過ぎる特急列車に乗っている乗客がはっきりと見えるようになる・・・のような能力を連想させたのですが、眼から入ってくる情報を瞬時に判断し素早く行動に移すことも、動体視力の大切な要素であることを知った次第です。 ところで、藤川さんがこのソフトウェアを作ろうと思った遠因には、空手の選手時代、顔面パンチへの「首を鍛えろ」という対応に、疑問を持ったことがあるそうです。製品開発のヒントはいろんなところに転がっているものですね。
Coaching119 http://www.cc119.jp/
posted by sclick |07:31 |
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