2006年12月03日

浦和レッズのこと~優勝記念~

浦和。

生まれ育った故郷で。

緑が多く、治安も良い。
都心からも遠くないし、都内へ出かけなくても必要なものはだいたい大宮で手に入る。つまり便利な街だ。住むには抜群の街ではないだろうか。


浦和を離れて、大阪で働くことになった。
来阪当初、よく聞かれたことだ。

「どこ出身なん?」
「浦和です」

浦和という地名は今や「区」としてしか残っていない。
でも僕は必ず「浦和」と言うようにしていたし、それは今も変わらない。


僕にとって浦和レッズとは、そういう存在なのだ。


優勝は待望だったし、もちろん嬉しい。
でもそれは単なる結果であって、僕が求めていることの全てではない。

今年、彼らは闘ってくれた。
よく走り、チーム内で激を飛ばし合い、決して妥協しなかった。

僕は、いや浦和人はそれを常に求めていた。
勝ち負けではなく、闘志を、懸命さを14年間求めていた。


Jリーグ創設前、当時の浦和市には市民が一つになれる何かがあったわけではなかった。子供ながらにそう思っていた。
県の県庁所在地にも関わらず、商業施設面では大宮に水を開けられ、著名な観光施設があるわけでもない。
全国的には大きい都市の一つのはずなのに、よく浦安と間違えられていた。
ああ、ディズニーランドのあるとこ、と。

「~~の浦和」

誰もが~~と言えば浦和とわかってくれる枕詞が欲しかった。


浦和レッズとはそんな街に現れたチームなのだ。


浦和には昔から住んでいる、そんな人が多い。

自分の故郷を説明しても、「ふ~んどこだっけ?」なんて言われたら。
まして昔っから住んでいる街をそう言われたら。

みんなが欲しがっていた、みんなが共通して持てるアイデンティティ。


浦和レッズとは、浦和人の大切なアイデンティティの一つなのだ。


出身を問われたら明日からこう答えようと思う。

「浦和レッズのある浦和です!」

僕なりの彼らへの感謝として。

posted by satotetsu |21:07 | コメント(0) | トラックバック(2)
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