2010年01月18日

バンクーバーへの道を切り開いた鈴木明子の思い

「何やってるんだろうと笑ってしまった」
バンクーバー五輪代表最終選考会となった全日本選手権、フリーで転倒した直後に鈴木明子は笑ったという。

テレビで見ていた私は思わず声が出ていたが、鈴木は小さなミスで揺るがないだけの強さを身につけていた。「最高の『ウエストサイド・ストーリー』を見せたい」という鈴木の思いは、ぎりぎりの戦いでもぶれなかったようである。ショートプログラム四位から、プログラムを魅せることだけに集中した無欲ともいえる滑りで二位まで駆け上った鈴木のフリーは圧巻だった。八月にアイスショーで観たときから代表枠を巡る激しい競り合いを予想させたプログラムは、遂に鈴木にバンクーバーへの切符をもたらした。

同時に、二大会連続で五輪代表の座に迫りながら後一歩とどかなかった中野友加里、最後まで誇りを持って滑り切った村主章枝の姿も忘れることが出来ない。もし日本代表が五輪でメダルを獲得できたとしたら、代表枠争いのレベルを押し上げた彼女たちは陰の功労者であると思う。

そこにはいない多くの選手たちの思いを背景にバンクーバーで幕を開ける五輪まで、一か月を切った。

posted by satoko |12:04 | フィギュアスケート | コメント(5) | トラックバック(0)
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2010年01月11日

アジアリーグアイスホッケー2009-2010 (1月10日 クレインズ 3 - 2 アイスバックス 日光霧降アイスアリーナ)

アイスバックスは、2010年最初の対戦カードであるホーム・日光での対クレインズ二連戦でいきなり山場を迎えた。リーグ四位のクレインズと五位のバックスは、四位までのチームが進出できるプレーオフを見据えるとこの対戦では絶対に譲れない。

立ち見も出ているホームリンクを、バックスは先制点で沸かせる。第1ピリオド、FWバド・スミスのパワープレーゴールが決まる。更に第3ピリオド序盤、主将のFW瀬高哲雄が追加点を入れ、2点差とした。

しかし、そこからクレインズの猛攻が始まる。ノーゴールの判定を受けクレインズの得点が認められなかった直後、FWユール・クリスがパワープレーゴール。更にあと二分で試合終了というところでFW小原大輔が同点とするゴールを決めると、延長もその勢いで攻め続け、再び小原が決勝ゴールを挙げた。バックスは痛い逆転負けを喫した。

「年末がかなり悪い終わり方だったんで、クリスマスゲームズの後からチームで結構ハードに練習してて」
同点・逆転の2ゴールを決めたクレインズの小原は語った。ノーゴールの判定が、逆にゲームの流れをクレインズに引き寄せたという。
「ゴールに向かう姿勢が出たのが勝ちにつながった」
勝負を決めた延長でのゴールは、早稲田大学時代にラインを組んでいたFW・西脇雅仁のアシストによるもの。
「(西脇の)あの粘りがあったから、ゴールにつながったんで。良かったです、コンビ復活したんで」
「声出さなくても大体いる場所とか、やりたいことが分かる」という西脇と、この試合通常のラインでは組んでいなかったが、小原にこだわりはない。
「僕たち二人だけ一緒にして好き勝手やってるのもチームではいいのか悪いのかちょっと分かんないんで、そこらへんは監督に任せて、与えられたポジションで全力でやってます」
今季のバックスの印象を尋ねてみた。
「(元)西武組入ったことによって戦い方が上手くなってるんで、僕たちにとってはかなり厄介な相手ですね」
「明日は1ピリから自分たちのプレーすることと…僕たちの(第1)セットはパワープレーが上手くいってなくて、ゴールにつながらないようなプレーしか出来てないので、そこらへんを修正して頑張りたいと思います」

痛い敗戦を、アイスバックスのFW・鈴木貴人は既に呑み込んでいるようだった。
「チームにとってすごく大きな敗戦になってしまったことは事実なんですけど、まだプレーオフのチャンスがありますし」
クレインズの勝負強さについて聞いてみた。
「得点力のあるチームなんで、逆にうちが二点差にしたことによって攻めるしかないっていう作戦になったと思うんですけど…全員で攻めてきたときにそれを守りきれなかったっていうことは、敗因だったとは思います」
「今日も50分間はいい流れで試合運べましたし、最後は負けましたけどいいところもたくさんあったんで、悪いところをしっかり反省して明日新たなリンクに立てれば、もちろん勝てるチャンスある相手だと思います。新たな気持ちで頑張りたいと思います」

バックスのFW・内山朋彦は、この日のクレインズを強いと感じていた。
「今日は(年末試合が行われた)札幌とは全然違うチームな感じで、チェックも速かったし結構アグレッシブにきてたんで…今日ほんと強かったです」
しかし、今季のバックスにとってクレインズは決してやりにくい相手ではない。
「今日も変な負け方してないし、明日につながる接戦でいいプレーしてたんで、全然問題ないと思います。明日いけると思います」
最近のゴールラッシュで、1月10日の時点でゴールランキング四位に浮上しているが、内山はいつものように自分のポイントはあまり気にとめていないようだ。
「調子はいいんで。ポイントっていうより、ほんとプレーオフに行きたいです」

posted by satoko |11:15 | アイスホッケー | コメント(0) | トラックバック(0)
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