競技場の片隅から

アイスホッケー

あきらめなかったフライヤーズ

試合終了まで4分を切ったところで決めた同点ゴールは、フィラデルフィアのファンを熱狂させた。 NHLのスタンレーカップ決勝第6戦、シカゴ・ブラックホークスが延長戦を制して優勝した。シリーズを通して、ブラックホークスがフライヤーズをいろいろなところで少しずつ上回っていることが素人目にも伝わってきた。だが、フライヤーズの粘り強さが、ファイナルを頂上決戦にふさわしいものにしたと思う。 結局フライ......続きを読む»

勝負の分かれ目、ブルーライン

決勝点を生み出したのは、ブルーラインでの踏ん張りだった。 ブラックホークスとフライヤーズが勝ち上がって始まったNHL・スタンレーカップファイナル第1戦は、ブラックホークスの地元シカゴで行われた。点の取り合いとなった初戦は、6-5でブラックホークスが制した。第3ピリオドの決勝点を挙げたのは故障明けのコペツキーで、角度のないところからの素晴らしいゴールだったが、印象に残ったのはゴールを生み出したブ......続きを読む»

クロスビー、敗れる

「何故出足でつまずいたのか、分からない」 シドニー・クロスビーが沈痛な表情で語る。スーパースターは、ホームリンクであるメロン・アリーナでの最後の試合を、勝利で飾ることが出来なかった。 クロスビー率いるピッツバーグ・ペンギンズが、イースタンカンファレンス準決勝・第7戦でモントリオール・カナディアンズに敗れ、姿を消した。ペンギンズは終始歯車がかみ合わない戦いぶりだったが、最後はクロスビーが何とか......続きを読む»

巻き返せるか、クレインズ

二戦連続の惜敗から、クレインズは巻き返せるか。 アジアリーグアイスホッケーのプレーオフは大詰めを迎えている。レギュラーリーグ3位の日本製紙クレインズは、セミファイナルで2位の王子を退けてファイナルに進出した。レギュラーリーグ1位のハルラのホーム・韓国で幕を開けたファイナルは、第1・2戦とも延長の末ハルラが勝った。 昨季、最後のシーズンを優勝で終えるという西武の夢を、ファイナルで打ち砕いた......続きを読む»

「ホッケーの『神』」、鈴木貴人

日本ではマイナーなアイスホッケーというスポーツに対する情熱が、鈴木貴人を支えている。 「逆境からの挑戦~アイスホッケー 鈴木貴人~」(「スポーツ大陸」、NHK)を見る。常に日本のアイスホッケープレーヤーとして一番の高みを走ってきた鈴木が、昨季まで所属していた西武の廃部後、新たな出発の場として選んだ日光アイスバックスでの最初のシーズンを追った秀作だった。 コクドで有力新人として華やかにデビ......続きを読む»

真のスーパースターとなったクロスビー

スターになるべくして生まれた、と思わせるアスリートが希にいるが、シドニー・クロスビーは間違いなくその一人だろう。 ペンギンズのキャプテンとしてスタンレーカップを獲得した翌シーズン、地元のカナダでの五輪に22歳で出場するという巡り合わせからして、まず幸運だと言っていい。しかし、いやが上にも高まる期待の中、その状況を「幸運」だと前向きに受け止めるのは実は難しいことなのではないだろうか。 「もちろ......続きを読む»

カナダが愛するアイスホッケー

「アメリカ人や世界中の人々に説明するならば、ホッケーはエドモントンやカナダの人々にとって、オリンピックが年中続くようなものだ」(ウェイン・グレツキー) バンクーバー五輪の開会式で最終点火者となったのは、やはりアイスホッケーの英雄・グレツキー氏だった。カナダにおけるグレツキー氏の存在は、日本における長嶋茂雄氏のようなものだと思う。それはつまり、日本における野球がカナダにおけるアイスホッケーにあた......続きを読む»

アジアリーグアイスホッケー2009-2010 (2月7日 フリーブレイズ 6 - 5 アイスバックス ダイドードリンコアイスアリーナ)

バックスの今季最後の試合は、シーズンを象徴するような善戦した末の惜敗だった。 東京周辺のホッケーファンが集まり、立ち見も出ている東伏見のアリーナで、今季のレギュラーリーグ最後の試合が行われた。アイスバックスとフリーブレイズはどちらもプレーオフ進出を逃しており、両チームにとっては5位か6位かが決まる大事な試合になった。 前日フリーブレイズに敗れ、第3ピリオド終了までに勝ちを決めないと5位に......続きを読む»

アジアリーグアイスホッケー2009-2010 (1月10日 クレインズ 3 - 2 アイスバックス 日光霧降アイスアリーナ)

アイスバックスは、2010年最初の対戦カードであるホーム・日光での対クレインズ二連戦でいきなり山場を迎えた。リーグ四位のクレインズと五位のバックスは、四位までのチームが進出できるプレーオフを見据えるとこの対戦では絶対に譲れない。 立ち見も出ているホームリンクを、バックスは先制点で沸かせる。第1ピリオド、FWバド・スミスのパワープレーゴールが決まる。更に第3ピリオド序盤、主将のFW瀬高哲雄が追加......続きを読む»

アジアリーグアイスホッケー2009-2010 (12月6日 イーグルス 2 - 0 アイスバックス 日光霧降アイスアリーナ)

霧降アイスアリーナは立ち見も出てほぼ満員の盛況だったが、アイスバックスの連勝は3で止まった。 前日競り勝った王子に完封負けを喫したこの日のアイスバックスは、攻め込まれる場面が多かった。アイスバックスFW・内山朋彦は、19と少なかったシュート数について語った。 「王子も昨日より全然良かったんで…もうちょっと打ちたかったですね。打てればもっと展開も変わったと思います」 「点数とれなくて波乗れな......続きを読む»

アジアリーグアイスホッケー2009-2010 (11月15日 アイスバックス 4 - 2 クレインズ 新横浜スケートセンター)

立ち見も出て満員の新横浜スケートセンターで、アイスバックスは快勝した。 今季から、東京近郊でアジアリーグアイスホッケーの試合を見る機会は非常に限られる状況になってしまった。集結戦が行われた新横浜スケートセンターは、観戦機会に飢えているファンで賑わっていた。アイスホッケーファンは、確実に存在している。 アイスバックスはクレインズに先制を許すも、パワープレーゴールで口火を切った第2ピリオドの......続きを読む»

アジアリーグアイスホッケー2009-2010 (10月4日 アイスバックス 5 - 0 ドラゴン 日光霧降アイスアリーナ)

元西武の選手を加えたアイスバックスは、良いシーズンのスタートを切った。 遅ればせながら、開幕したアジアリーグアイスホッケーを今季初めて取材する。開場時間が迫った日光霧降アイスアリーナの前には、長い列が出来ている。日光のファンの、アイスバックスへの期待がうかがえるようだ。 試合は大量点を挙げての見事な完封勝ちで、地元の観客を十分に満足させる内容だった。廃部になった西武から移籍したGK・菊地......続きを読む»

開幕前に

HC TOCHIGI日光アイスバックスの選手が傷害容疑で逮捕されたという。アイスバックスも謝罪会見をしたようだ。 廃部になった西武に所属していた選手が加わり、今季のアイスバックスには今までとは違う期待もかかる。東京での試合が数えるほどしかないこともあり、日光での試合を楽しみにしていた。事件の真相は分からないが、がっかりしたというのが正直な気持ちだ。 チームスポーツには、一人の選手の行動が......続きを読む»

新天地での出発

廃部となった西武に所属していた選手たちが、プロチームで再出発する。 アイスホッケー・アジアリーグのHC TOCHIGI日光アイスバックスに、前西武から6人の選手が移籍した。先月23日に行われた会見で、西武の主将だったFW鈴木貴人は 「日本唯一のプロチームで成績を残せば、日本アイスホッケー界のレベルアップにつながる」 と語ったそうだ。 西武最後の試合となった昨季のプレーオフ・ファイナル第7......続きを読む»

Take The First Step

千葉のリンクに集まった、アイスホッケーファンの人数に驚かされた。  日本人として初めてNHL公式戦に出場し、来季はオランダリーグでプレーすることが決まっているGK・福藤豊選手が代表を務める団体「Take The First Step」主催のチャリティーイベントが、アクアリンクちばで開催された。21日はあいにく朝から雨の日曜日となったが、イベント開始の時間には雨は上がり、シーズンオフの今ホッケ......続きを読む»

勝利の女神はゴールポストに住む

 ジョー・ルイス・アリーナの観客は沸いたが、同点ゴールかと思われたシュートはクロスバーに弾かれた。  スタンレーカップファイナル第7戦、第3ピリオドも残り2分少々となったところで、一点差を追うディフェンディングチャンピオン・レッドウイングスの同点ゴールは決まらなかった。結局スコアは2-1のままで試合は終わり、ペンギンズが優勝、レッドウイングスは二連覇を逃した。  優勝を争うシーズン最後の......続きを読む»

来季へ向けて

気持ち良く晴れた日曜日となった6月7日、東伏見のダイドードリンコアイスアリーナ駐車場で、SEIBU プリンセス ラビッツ開催のフリーマーケットが行われた。解散したSEIBU プリンス ラビッツ関連のものが多数出品され、選手も会場に姿を見せていた。 西武から初の移籍として報道された3選手の一人である小原大輔(日本製紙と来季の契約で合意)は明るい表情だった。昨季の日本代表にも選ばれている小原は、来......続きを読む»

ホッケータウン・デトロイト、レッドウイングスの強さ

 レッドウイングスは本当に強い。そして本拠地・デトロイトがその強さを支えている。  今季のNHLに関しては、レギュラーシーズンは試合を全く見ないまま過ぎてしまい、プレーオフも進んでとうとうスタンレーカップファイナルが始まってしまった。スティーブ・アイザーマンが現役を引退してからかなり経っているが、やはりデトロイト・レッドウイングスは気になるチームだ。今更試合を見るのが我ながら恥ずかしい気がする......続きを読む»

クラブチームという選択

 西武を、またアイスホッケーを愛する人たちは、東京にたくさんいるということを改めて感じる。  三月末に廃部した西武に代わるクラブチーム創設の準備が、本拠地西東京市の商店街「東伏見商栄会」と「ラビッツ存続を求める会」を中心として進められているという。不況下で廃部した企業チームを、クラブチームとして存続させる動きには厳しさもあるだろうが、実現出来れば素晴らしいことだ。経営上の困難を抱えながらもHC......続きを読む»

西武の解散という現実

 覚悟はしていたが、やはり落胆は大きい。  年度末である三月から四月にかけては区切りの時期だが、今季限りでの廃部が決まっていたアイスホッケーの名門・西武の解散は「区切り」と言ってしまうにはあまりにも悲しい現実だ。  三月三十一日の午後、西武の親会社・プリンスホテルの広報さんからリリースを頂いた。チームの引き受け先が見つからなかったことだけは伺ったが、記者会見にはどうしても出席できなかった......続きを読む»

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