2009年11月09日
安藤美姫の新しい強さ
セルフコントロールの術を身につけた今季の安藤美姫は、強い。 NHK杯での安藤は、ショートプログラムでもフリーでも完璧ではなかった。しかし、失敗にも動じず自分の見せたいものを見せたところに、大きな意味があると思う。 安藤は、一人の女性としてもスケーターとしても感情が表に出るタイプだと思う。その性格は安藤の魅力であると同時に、ときにアスリートとしての彼女を苦しめてきた。しかし、今季の安藤は自らの感情的な部分を上手にコントロールしている。個人的なことに立ち入る報道も、自分でも驚くようなジャンプの失敗も、今の安藤は呑み込んで滑ることができているようだ。 安藤の能力の高さは今更私などが言うまでもないことだ。しかし、トリノ五輪シーズンの姿を見て、私はその後の安藤について悲観的な予想をしていた。いろいろな要因で繊細な安藤は押しつぶされてしまったように思えたからだ。しかし、その予想は嬉しくも見事に外れた。「クレオパトラ」の女王として、また一人の女性としての人生を表現できるのは、安藤が苦しい時期を乗り越えてきたからに違いない。安藤は、私などが思っていたより遙かに強く、優れたスケーターだった。 自らの女性としての魅力も、感情的な部分も、今現在のスケーターとしての能力も全て把握し、受け入れているように見える安藤は、大人のスケーターになった。バンクーバーは、安藤にとってトリノとは大きく違う舞台になるように思える。
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posted by satoko |11:50 |
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安藤美姫の新しい強さ
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こんにちは。
読み応えのあるいい記事でした。私は安藤ファンですが、トリノの後、ここまで来るとは予想以上でした。おっしゃるようにバンクーバーが、安藤にとって大きい舞台になることを願っています。では失礼します。
http://blog.livedoor.jp/haru1106/
posted by haru | 2009-11-09 15:49
安藤美姫の新しい強さ
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初めてコメントさせていただきます。
お人形さんのような人間味のない安藤選手に魅力を感じませんでしたが、NHK杯を見て初めて心から応援する気になれました。
成績のためにダウングレードした演技を強いられることへの疑問、優勝しても上手に喜びを表現できなかったこと、次に進むためにEXで自分自身と戦ったこと、そして何よりも最後のインタビューで”気持ちの切り替えでジャンプは跳べる”と言ったことが、浅田選手を応援してるようで感動しました。
今回はジュベールも勝つために4回転を1回にしたと言っていたし、本当に最近のシングルの演技は妥協の演技が多く感動が薄れてしまいました。
ペアとアイスダンスのように、シングルも技術と芸術をそれぞれ分けたらいいと思います。
でなければジャンプは3回転以上禁止にして評価したらどうでしょう?
日本の選手だけは失敗を恐れずどんどん挑戦してもらいたいものです。
posted by cha | 2009-11-09 16:53
安藤美姫の新しい強さ
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安藤美姫ファンのものです。
今回のNHK杯は、美姫ちゃん本人にとっても、ファンにとっても、満足行くものではなかったことは事実ですよね。エキシビションを見ると、「このジャンプだったら、SPは62点はいったかなあ…」と思うほどでした。
でも、自分で考え失敗したこと、そして、他の選手のミスにも助けられ優勝したことを自覚して、インタビューでも受け答えしていた姿は、彼女の成長とともに強さを感じました。
そして、悩んでいた表現力、浅田真央選手の時にもコメントさせていただきましたが、「魅せる」という表現を身につけたことで、彼女はもっと強くなれると思います。
ただ、正確なジャンプ、3-3は入れてほしい。メダルの色にはこだわらないけれど、「安藤美姫」のきれいなジャンプは、ファンだけでなく、本人も望んでいることだから。
真央ちゃんも、今一番つらいときだろうけど、彼女には、大人になるための試練の時だと思うのです。たくさんのことを見て聞いて感じることで、彼女らしさを取り戻すことを願ってやみません。
美姫ちゃんのファイナルは、バンクーバーへの第一歩。鬼門のNHK杯でも、つらかったことを乗り越えたことへのご褒美に、運も見方をしてくれたんだと思います。
ぜひ、まずはファイナルで、美姫ちゃん自身もファンもコーチも応援してくれるみんなが満足して笑顔で終われる演技を期待します。
posted by naop | 2009-11-09 20:23
安藤美姫の新しい強さ
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NHK杯は、モロゾフコーチの勝つためのプログラムでした。
ロシア杯もそうです。
結果的に、2勝できてグランプリファイナルへの出場を決めたのですから良かったと思います。
ジャンパー「安藤美姫」としては、納得が行かない滑りだったことはファンは全員わかっています。
でも今の安藤選手は、自分がするべきことは何かをきちんと理解してリンクに立っています。
その、凛とした姿には感動します。
曲が始まり、安藤選手が動き出すと吸い込まれていきます。
このままの調子を保ちさらなる磨きをかけて、彼女の滑りに期待したいと思います。
トリノで果たせなかった思いを、このバンクーバではらしてほしいと思います。
posted by mayu | 2009-11-09 22:38
安藤美姫の新しい強さ
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皆様ありがとうございました。
「haru」さん、はじめまして。コメントを頂きありがとうございました。
安藤選手は繊細さと強さを持ち合わせていますが、私は彼女の弱い部分だけを見ていたように思います。とてもいいかたちで成長してきた安藤選手、過去には辛いことも多かったように思えますので、バンクーバーで納得のいく滑りが出来ることを願っています。
「cha」さん、はじめまして。コメントを頂きありがとうございました。
安藤選手は気持ちが素直に出るところが魅力だと思います。浅田選手とは種類の違う純粋さかもしれませんね。
プログラムをひとつの作品として見た場合、やはり破綻が多いものに高い評価は下せないという意味で、各要素についての厳しい評価も仕方がない面はある、と個人的には考えます。しかし、それでもなお大技に挑戦するスケーターには感動を覚えます。今季から少し、採点でも大技への挑戦がしやすい配慮がされているようですが、五輪本番ではどうなるのでしょうか。
「naop」さん、またコメントを下さいましてありがとうございました。
確かにNHK杯での安藤選手は本調子ではなかったでしょうし、本人も納得していないのが表情に表れていましたね。でも、それでもきっちり優勝という結果を出せるのは、誇って良い強さだと思います。シーズンは長いですし、五輪本番はまだまだ先です。
確かに安藤選手の三回転-三回転は絶品ですね。是非今後の試合で成功させてほしいですね。
「mayu」さん、はじめまして。コメントを頂きありがとうございました。
今の安藤選手には、たとえジャンプが決まらなくても、外の部分で充分に見応えのあるプログラムをまとめられる力があると思います。五輪シーズンは安藤選手にとって二回目ですから、調子の持っていきかたも良く分かっていることでしょう。
皆様ありがとうございました。今後とも、何卒よろしくお願い致します。
posted by satoko | 2009-11-11 00:20
安藤美姫の新しい強さ
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安藤選手の演技は濡れている。猥雑な次元の話をするのではありません。それはたとえば、「エレジー」という言葉が想起させるものとしての意味なのです。
『レクイエム』の曲調がもたらす悲哀や、絢香の詞の情感に頼らずとも、安藤選手のスケートには苦悩した日々の痕跡が滲み出るし、彼女が陰で流したであろう涙や嘆息さえも、踊りの表情となって現れます。クレオパトラやカルメンのような強い女性を演じても、デリラや夜の女王のような妖艶さを表現しても、彼女の魅力は畢竟、彼女やモロゾフコーチが言うような「セクシーさ」にあるのではなく、恋に悩み、人の世の悲しみに暮れる、泥臭い人間性にあるような気がします。
過去を振り払い四回転を封印しながら、また引きずられ、悔しさに再び迷う。歯切れ悪く煮えきらず、泣きべそをかいて、周囲まで振り回し、いい加減してと叱責を受けるまで揺れ続ける。安藤選手の人間としてのもろさと戸惑いは、まさに孤独にさすらう者の悲歌です。でもそれ故に美しく、愛おしくもある。
そして今、さんざん苦しんだあげくに迷いをどこかで振り切る強さ、葛藤の末の選択が、妥協しながらでも失敗しながらでも、最後はしたたかに勝利をもぎ取る滑りに結実しているのでしょう。結果を出すことで、悲歌は雅歌へ昇華する。素晴らしいことです。
posted by ま | 2009-11-11 01:53
安藤美姫の新しい強さ
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コメント名をまちがえました。『ま』は『まさきつね』です。たびたび、おじゃましております。ごめんなさい。
posted by まさきつね | 2009-11-11 01:57
安藤美姫の新しい強さ
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トリノ五輪の安藤選手の演技をテレビで観たとき、あまりのジャンプの失敗に「演技を途中で止めてしまいそう」と不安になりました。けれど次の瞬間、会場のどこからともなく拍手がわきおこり、安藤選手は滑りきりました。
この選手が自分の強さを発揮するには、周りの人々に「しっかり」支えられる必要があるのではないかなと思いました。
今回のNHK杯でも、指導者との意見の食い違いがそのまま、気力を欠いた演技につながってしまったようですね。
それでも優勝をさらう底力は、おそらくトリノ以降に身についたものでしょう。
この底力に加えて、コーチやファンの皆さんが、安藤選手と同じ方向を見、あたたかく声援を投げかければ、より一層の力を発揮して素晴らしい演技をしてくれるにちがいない…安藤選手はそんな選手だと思います。
posted by neko | 2009-11-11 12:51
安藤美姫の新しい強さ
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皆様ありがとうございました。お返事が大変遅くなりまして失礼致しました。
「まさきつね」さん、またコメントを下さいましてありがとうございました。
そうですね、確かに安藤選手の魅力は、その抜群の身体能力と同時に人としての脆さも持ち合わせているところかもしれません。そしておっしゃるように、今の情緒豊かな演技も最後には勝利をもぎとる強さも、過去の苦悩が昇華した結果だと思います。
「neko」さん、またコメントを下さいましてありがとうございました。
私も、トリノ五輪で競技を終えた安藤選手が、ファンに声をかけられた後「四回転やって良かった」という意味の言葉を発していたことを覚えています。確かに、トリノ五輪後に身につけた強さと同時に、周囲の暖かい声援が安藤選手に良い結果をもたらすのかもしれませんね。
ありがとうございました。今後とも、何卒よろしくお願い致します。
posted by satoko | 2009-11-12 21:41
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