競技場の片隅から

日光アイスバックス、歴史を変える優勝

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 日光アイスバックスが、遂に頂点に立った。

 第82回全日本アイスホッケー選手権で、バックスが初優勝を飾った。6日の準決勝から、バックスの勢いにはただならぬ気配があった。前日のミーティングで「歴史を変えよう」と話し合ったというバックスは、前王者日本製紙クレインズに完勝。バックスの岩本裕司監督は、試合後明言している。 「明日しっかり勝って、歴史を変えたい」

 7日、日光から新横浜に駆けつけたバックスファンが埋めてオレンジ色になったスタンドを背に、バックスは東北フリーブレイズと対戦する決勝戦に臨んだ。第1ピリオド4分6秒、バックスのFW今野充彬が先制点を挙げる。しかし、連日の接戦を勝ち抜いてきたフリーブレイズは粘り強く、第2ピリオド終了まであとわずかという時間帯に同点に追いつかれる。更に第3ピリオド開始早々に勝ち越された時には、個人的には「良く戦ったが、残念だった」試合を何度も繰り返してきたバックスの過去が頭をよぎった。

 しかし、バックスの選手、そしてファンは決して諦めていなかった。試合終了まであと17秒、バックスは同点に追いつく。ゴールを決めたFW上野拓紀が跳び上がり、ガッツポーズをする。オレンジ色の旗が振られ、歓喜に揺れるスタンド。日光霧降アイスアリーナにいるようだった。

 延長でフリーブレイズがゴールの枠に放ったシュート3本は決まらず、終了2秒前、DF佐藤大翔によるバックスのたった1本のシュートが、結果的に決勝点となった。得点か否かの判定に時間がかかったが、バックスは初めて日本一の座に就いた。

 狙っていたというMVPを獲得した上野は、試合後の囲み取材の冒頭で言った。 「嬉しいですけど、もっと嬉しいのかなと思ってたら、普通です」 エースの言葉は、バックスが「強くはないが、愛されるチーム」であることを脱却し「最高であり、最強のチーム」になりつつあることを物語っている。



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