競技場の片隅から

アジアリーグアイスホッケー2013-2014 (3月2日 フリーブレイズ 5 - 3 バックス ダイドードリンコアイスアリーナ)

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 アイスバックスは、今季を象徴するような惜敗でシーズンを終えた。

 レギュラーリーグ最終戦、既にプレーオフ進出の可能性がないバックスだが、試合開始前の段階ではプレーオフ進出に望みを残していた東北フリーブレイズに対して、気迫の面では劣らない戦いを見せた。先制点を許すも14分29秒、5人対3人のパワープレーの場面でFWデイビッド・ボンクによる同点ゴールが決まり、第1ピリオドは同点で終える。この日はバックスの第1セットが好調だった。第2ピリオド3分59秒、バックスのFW上野拓紀がゴールを挙げ勝ち越し、その後追いつかれるも10分27秒にまたFW上野によるゴールが決まり、再び勝ち越す。しかし、第3ピリオドのフリーブレイズは本来の強さを見せ、序盤に同点弾、続いて勝ち越し弾を決めて逆転する。試合終了直前、バックスはGK福藤豊をベンチに上げて6人攻撃を仕掛けるが、バックスの無人のゴールにフリーブレイズのシュートが決まる。バックスの今季最終戦は、またも惜敗だった。

 試合終了後「今日の戦いぶりを見ると、終盤に向かって良くなっていったシーズンだったのでは」との問いに、バックスの主将である福藤は「そうですね」と言いながらも「でも、やはり」と言葉を継いだ。
「ああいった勝てるチャンスがある試合を落としてしまうのが今年のバックスの悪いところだったかなとは…本当にああいった一点差、二点差っていう試合を数多く落としてきましたし。そこで僕も踏ん張ることが出来なかったので、僕自身の責任でもありますけど。それが修正されずにここまで来てしまった結果が、うちの敗因だったかなとは思いますね」
―修正されないままだった要因は
「この間のクレインズ戦もそうですけど、勝てる試合なんですよ。展開的に勝てる試合なんですけど、自分たちのディフェンスゾーンでミスをしてそれが決定的な失点になってしまったりとか…そういった判断力というものが、シーズン通して向上してこなかったのかなとは思いますけどね。毎試合毎試合しっかり確認していますし、それでも出来ないっていうのは、やはりまだまだ外のチームに較べてレベルが落ちるとこなのかな」
そこで「逆に言えばまだまだ伸びる余地はある」と問いかけた記者の言葉に、福藤は間髪を容れず.「もちろん、そうです」と応じた。
「それがしっかり出来れば、もっと多くの試合で勝てたと思いますし。全然ネガティブに考えることではないですよね。これから先、将来のある選手ばかりなので、すごく楽しみなチームではあるのかなと思います。まあ、そこにひとつの魅力を感じるところでもあるんですけどね、バックスは」
「悔しいことって、日々の生活の中で徐々に薄れていってしまうものなので…悔しさを選手一人一人がどれだけ持ち続けて、考えて行動して、どうしたらチームの成功に繋げられるかを一人一人再確認するオフにしてほしいですね」
―主将として過ごす、初めてのシーズンでした
「やっぱり苦しいシーズンでしたね。結果が出ないこともそうですし、期待に応えられない歯がゆさだったりっていうのはすごくありましたけれども。でも選手はどんな状況でもチームのために頑張ってくれましたし、いろいろな不満がある中で闘ってくれたことはすごく誇りに思ってます」
―キャプテンとして気を遣った点は
「若い選手に自分のプレーで何かを感じてほしいなっていうのは、一番強く思っていたことです。後は、辛い時期だったり落ち込む試合もあるので、そういったところで盛り上げられる言葉を一言二言かけられるようには、常に意識していましたけど」
―怪我もあり、難しい時期もあったのでは
「ここ何年か、一番苦しい時期だったり大事な時期に怪我してしまうことがすごく多くて、自分自身のそういった情けなさもありますけど…やぱり一シーズン怪我なく乗り切ることはすごく大事なことなんだな、って改めて気づかされましたね」
―ソチ五輪が行われました
「そうですね、見ていてすごく楽しかったし、勉強になりましたし…やはりあの舞台で女子(日本代表)を見て、一人のスポーツ選手としてやっぱりあの舞台は夢の舞台ですし、僕が現役である以上はそこを目指したいなとは思いますね、はい。ただ、今の段階では見ていてまだまだ難しいのかなとは思いましたけど」

 日本アイスホッケー界の希望ともなり得るアイスバックスが、来季こそプレーオフで旋風を起こすことを期待したい。



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