2012年02月06日

世界最高のチアリーダー、マドンナ

「私も戦いに向かっていく戦士の気分だわ」
53歳のマドンナは、トレーニングで痛めた太腿の怪我をものともせず、スーパーボウルのハーフタイムショーという大舞台に臨んだ。

豪華絢爛なショーのところどころに、スポーツを意識した演出が見られた。そこには、母国アメリカにおける最大のスポーツイベントの幕間であることを忘れないマドンナの配慮があったように思われる。高校時代チアリーダーだったマドンナには、母国の名前を冠した競技であるアメリカン・フットボールに対する敬意があるのだろう。何処かでやってくれるだろうとは思っていたが、やはりマドンナは金色のポンポンを振って一瞬チアリーダーになってくれた。

良くも悪くも、スーパーボウルはアメリカのお祭りだ。湾岸戦争が行われていた最中にテレビで見たスーパーボウルには、辟易するようなアメリカ特有の過剰な愛国心が充満していたことが思い出される。

一連の華やかなヒット曲の最後に、マドンナが歌ったのは祈りの曲「ライク・ア・プレイヤー」だった。マドンナがスタジアムから姿を消した後に残された文字は「WORLD PEACE」。ベタな演出と言ってしまえばそれまでだが、過去の軍事介入に自らが傷つきさまよう母国を励ます最強のチアガールとなったマドンナのメッセージが、きっとそこにはこめられている。逆転で勝ったのは、マドンナが愛してやまない街のチーム、ニューヨーク・ジャイアンツだった。

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2012年01月30日

アジアリーグアイスホッケー2011-2012(1月29日 アイスバックス 4 - 0 チャイナドラゴン  日光霧降アイスアリーナ)

プレーオフ進出に向けて勝ち星を落とせない、地元での対チャイナドラゴン三連戦。二戦目の日曜日も、バックスは勝った。

前日王子がプレーオフ進出を決め、いよいよプレーオフ進出枠を巡る争いは大詰めに入った。バックスもレギュラーシーズン最後の日光シリーズで確実に勝ち星を稼ぎたい。
しかし、第1ピリオド前半はゴール前まで持ち込むも最後の連携が上手くいかずシュートが決まらない、重苦しい展開となる。13分6秒、FWアンドリュー・コゼックによる先制ゴールがようやく決まる。
試合の流れをバックスに引き寄せた決定的なゴールは、キルプレーの間に生まれた。第1ピリオド終了まで後7秒という時間帯に、FW・外崎慶がGKとの勝負を見事に制してショートハンドゴール。通路まで立ち見の観客で埋まった霧降アリーナの空気が和らぐ。
第2ピリオドは、12分10秒、バックスにペナルティシュートが与えられるが決まらず、両軍とも無得点。しかし第3ピリオドでは、開始から二分経たないうちに主将、FW・鈴木貴人によるゴールが決まり、更に5分12秒にもFW・上野拓紀が得点。4点差をつけたバックスは、GKを福藤豊から伊藤慶介に交替、そのまま逃げ切って完封勝利を挙げた。

前日からバックスは大幅にセットを変更しているが、FW・内山朋彦は「全然、僕は問題ないです」と言い切った。
(火曜日の次戦のセットについては)「全然分かんないですけど、多分これから明日・明後日練習あるので、そこで決まると思います」
年が明けてから八戸で二連敗して臨んだ日光シリーズだった。
「年明けの東北(戦)はちょっと自分たちのプレーできないで負けたので…この二戦はうちのホッケーできてるし、それで結果もついてきてると思います」

「この三試合はプレーオフに行くためにはキーになってくる試合なので、相手がどこであろうと気は抜けませんでしたし…でも、とりあえず結果が二試合二連勝っていうことなので、それはそれで良かったなと思います」
試合後、地元のファンの前でのヒーローインタビューで、プレーオフ進出を誓ったGK・福藤豊も二連勝にほっとしているようだった。
そこまで試合が続いていた八戸での対東北戦を終えてからは、「体を休めることを第一に考えたスケジュール」をこなしてきたという。
「(プレーオフ進出については)ポイントを見てもまだバックスが優位にいることは変わりないですし、外のチームの結果を気にするよりもやはり自分たちが勝っていかなければいけないと思うので。自分たちの手でつかみとりたいなと思います」

主将の鈴木も、重圧を感じていたという。
「昨日もなんですけど、勝たなきゃいけないっていうプレッシャーの中で、途中まですごいタイトなゲームだったんですけど、キーパー中心に守っててくれたんで。3ピリも、ちょっとでもキーパーに楽させてあげようってことでスタートしたんで、最後まで零で抑えられたっていうのは本当に収穫だったし、また次の一戦に向けて集中していきたいと思います」
セットの組み替えを行った監督の意図については、主将ならではの見解を述べた。
「どのラインに誰が入っても機能するように、っていう意図もあると思うんで。すごくいい意味でチーム内に競争心も出てる」
「すごく外のプレーオフを争うチームの勝敗だったり、気になるところではあるんですけど、やっぱり自分たちが勝ち星積み重ねなきゃいけないんで。自分たちがコントロールできることになるべく集中しながらやっていく必要があるんじゃないかと思ってます」

悲願のプレーオフ進出を目前にしながら、バックスは自分たちの戦いに集中している。

posted by satoko |13:12 | アイスホッケー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月23日

日本シンクロを支えるもの

フィギュアにこそ、シンクロナイズドスイミングの本質がある。

基本姿勢と基本動作を組み合わせたシンクロのフィギュアは、音楽に合わせて泳ぐルーティンに比較するととても地味だ。その地味さ故に現在はジュニアの競技会でしか行われていない。22日・東京辰巳国際水泳場で行われたナショナルトライアル2012(2012年度ジュニアナショナルチーム代表派遣選手第1次選考会)では、あまりない機会と思い前半の選考課題であるフィギュアを凝視していた。しかし、フィギュアは数回しか見たことのない素人に良し悪しが分かる代物ではない。音楽はなく、静かなプールで、ゴーグルをかけた選手が入れ替わって淡々とこなされていくフィギュアは、率直に申し上げて素人が集中力を保って見るのは相当に難しい。

しかし、シンクロの基本がまさにフィギュアにあることは良く分かる。ナショナルトライアルに参加しているのは1994年~97年生まれの選手たちで、決して面白いとは思えないフィギュアの練習に若い彼女たちが耐えられるのは、この基本を身に着けないことには国際舞台での華麗な演技はあり得ないことを熟知しているからだろう。世界ジュニア選手権でのフィギュアの成績を見て、上位にロシアの選手がずらっと並んでいるのに驚いたことがある。ジュニアの競技プログラムにフィギュアが残されていることには、大きな意味があるのだ。

ただ、今の日本のジュニア世代にとり、ナショナルチームの魅力が薄くなっていることは否定できない。日本代表入りがすなわちメダル獲得の使命を背負うことを意味したのは、もう昔のことになってしまった。四月のロンドン五輪最終予選での出場枠獲得が最大の目標である現在の日本は、ドイツオープンで最終予選でのライバルとなるウクライナに勝ったことが良い知らせとなっているような状況だ。

日本の若いシンクロスイマーが厳しい練習に耐えられる動機となるような、明るい未来を日本代表には描いてほしい。

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posted by satoko |11:54 | シンクロナイズドスイミング | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月16日

高橋大輔、今の「ロクサーヌ」

それは、今の高橋大輔にしか滑れない「ロクサーヌ」だった。

15日、代々木第一体育館で「スターズ・オン・アイス」を見る。高橋大輔が演じた「ロクサーヌ」は、二階席の私を立ち上がらせる圧倒的な出来栄えだった。曲がクライマックスに向かうにつれて見る者の期待は膨らみ、しかし高橋の滑りは更にその上をいく。スケートの一蹴りがぐんぐんと伸び、起伏に富んだメロディを従えて滑り切った高橋は、会場を完全に支配していた。

2005-06シーズンのショートプログラム、2006-07シーズンのエキシビションで滑った古いプログラムを敢えて選んだ背景に、過去の自分には出来なかった滑りを見せられるという確かな自信を感じる。円熟の域に入った現在の高橋は、シンプルな衣装でもその滑りだけで充分に人の目を惹きつけて離さない。昨年末の全日本選手権で見せたショートプログラムといい、今の高橋は神懸かり的な滑りを見せられるコンディションにあるようだ。紆余曲折を乗り越えてソチ五輪を目指す高橋大輔は、更なる飛躍を遂げようとしている。

posted by satoko |13:34 | フィギュアスケート | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年12月26日

自らを律する強さ、浅田真央

浅田真央はいつも通りに勝ってみせた。

「いつも通り、が今一番大切にしている言葉」
フィギュアスケートの全日本選手権開幕前、浅田は記者会見でそう語っているが、9日に母親の匡子さんを亡くしたばかりという状況で「いつも通り」に滑ることの難しさは想像を絶する。それでも、浅田は言葉通りにやってのけた。

メディアを通じて見る限り、大会中の浅田は理性で感情を抑え込んでいるように見えた。ショートプログラムもフリーも、全体が破綻することがないよう、冷静に、丁寧にまとめた。練習をしなかった数日の影響が感じられなかったのは、「彼女のこれまでの積み重ね」と佐藤信夫コーチは話している。フリーが終わった瞬間見せた安堵の表情が、全てを物語っていた。

「気持ちの部分でも、いつもと違う状況でした。いつも通りと思いましたが、ショートではやっぱり何か違うという感じがしました。フリーでは、いつもと同じように滑ることが出来たと思います」
「今回(お母さんが)一番近くにいるという感じがしたので、何も報告しなくても分かっていると思います」
精神的に極めて難しい状況の試合で戦い抜くことが出来た自信は、ソチ五輪へ向かう浅田にとって大きな財産になるだろう。また、氷上では母を近くに感じることが出来たことも。

posted by satoko |11:20 | フィギュアスケート | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年12月22日

アジアリーグアイスホッケー2011-2012(12月17日 ハルラ  3 - 2  アイスバックス ダイドードリンコアイスアリーナ)

内容は決して悪くなかっただけに、アイスバックスにとっては悔しい黒星となった。

一週間前には地元日光にハルラを迎え、日曜日には会心の試合運びで勝ったアイスバックスは、東京でも再びリーグ首位のハルラと対戦する。第1ピリオド4分49秒、バックスはFW宋東桓によるゴールで先制、いいスタートを切ったかに見えた。しかし、1分も経たないうちに追いつかれ、更に第1ピリオド終了まであと10秒というところで逆転のゴールを許してしまう。

バックスにとっては嫌な時間帯に決められた印象だったが、第2ピリオド開始早々の3分8秒、バックスのFW瀬高哲雄がゴール。同点のまま迎えた第3ピリオド、しかしバックスはパワープレー中のミスから痛恨のショートハンドゴールを決められる。試合終了まであと20秒、バックスはタイムアウトをとって6人攻撃に出るが、1点差をつめられなかった。

「悔しいですね」
まずそう言ったバックスのFW・内山朋彦は「今日もチームの出来としては全然悪くないと思います」とも話した。
「僕も決められなかったところもあったし…自分たちのミスもあったんで、まあほんと小さなことで負けたって感じです」
「今日の調子で、あとは細かいところいかにミスなく出来るか、っていう感じだと思います」

東京での試合であるためか、メディア対応に慌ただしそうだったバックスのGK・福藤豊も、ミスが敗因と分析した。
「失点シーンを見ても自分たちのミスからなので、そういったところはすごく明確になってるし…やはりああいった細かいミスが多くなってくると、ハルラみたいなチームには勝てないと思いますし、それを修正して明日頑張るだけです」
「60分間見ても決して悪い内容だとは思っていない」と語ると同時に、「細かいミスを救えなかった」と自らのプレーをも振り返った。
「(翌日の対戦相手)ハイワンには1勝4敗とかなり負け越してるので…まあでも、ハイワン相手にどう戦わなきゃいけないのかは選手全員が分かってると思うので。そこをあとは、やるだけかなと思いますけど」

「負けていいゲームはないんですけど」と前置きしつつ、バックスの主将、FW・鈴木貴人も試合内容には手応えを感じていた。「全体通して悪い内容じゃなかった」
「今月厳しい戦い続く中で、気持ちのコントロールがすごく大切になってくると思うんで…控え室でも話しましたけど、今日中にみんなしっかり反省して悔しがって、また明日新しい日なんで、前向いていかなきゃいけないんじゃないかなと思います」
「久しぶりに先週末勝って、チームは悪い状態じゃなかったんで、ほんと今日悔しい負けですけど、また新たな気持ちで前に向かっていきたいです」
「もちろん気持ちだけじゃなくて、コンディションも上手く自分たちでコントロールしなきゃいけないんですけど、そんな万全なコンディションでいつもプレーできないと思うんで。駄目なときでもやっぱりそれなりにチームの助けになるようなプレーしなきゃいけないと思うし。この時期いろいろ疲れもあると思うんですけど、メンタルはしっかりして、チームが勝つためには、ってみんなでプレーすればいい結果出せるチームだと思うので」

厳しい12月、アイスバックスの心が試されている。

posted by satoko |12:47 | アイスホッケー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年12月15日

浅田真央不在のグランプリファイナル、鈴木明子の健闘

5人しかいないグランプリファイナル。浅田真央の不在による喪失感を、鈴木明子は彼女にしか出来ない滑りで埋めた。

シニアデビューのシーズン、衝撃的な優勝を成し遂げたグランプリファイナルに、浅田真央が3年ぶりに進出した。今季はようやく苦しい時期を抜け出しつつあることが感じられただけに期待も膨らむ中、思いもよらないニュースが飛び込んできた。浅田の欠場、そして浅田の母親の訃報である。

ジョアニー・ロシェットといい、人以上に母親とのつながりが強いであろうフィギュアスケートの選手を、よりによって何故母親の早すぎる死という悲劇が襲うのか。好調に見えた今季、浅田が抱えていたものの重さを思う。

女子シングルにおいてはただ一人の日本人としてファイナルを戦うことになった鈴木明子にも、精神的な影響は少なからずあっただろう。しかし、新しい組み合わせの三回転-三回転に果敢にチャレンジしたショートプログラムに続き、フリーでは小さなミスをしても大きくは崩れないベテランらしい安定感、そして体の中から音楽が出てくるような鈴木ならではの表現を見せる。鈴木は彼女らしいしなやかな強さで見事に銀メダルを勝ち取った。

浅田は全日本選手権に出場するという。浅田も、そして鈴木も、自らが満足できる演技で2011年を締めくくってほしい。

posted by satoko |23:57 | フィギュアスケート | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年12月12日

アジアリーグアイスホッケー2011-2012(12月11日 アイスバックス  6 - 2 ハルラ  日光霧降アイスアリーナ)

2011年最後のホームゲームを会心の勝利で飾り、アイスバックスは苦境を抜け出した。

11月から日光に帰ってきたバックスだが、11月の対ハイワン戦、先週の対王子二連戦、前日の対ハルラ戦で勝てず、四連敗という状況で年内最後の霧降での試合を迎えることになった。現在リーグ首位のハルラに、なんとしてでも勝ちたい。

バックスは第1ピリオド立ち上がり1分も経たないうちに失点、嫌なムードが漂う。だが、この日のバックスは粘り強かった。11分49秒、やはりここで決めたのは主将のFW・鈴木貴人だった。一週間前、王子に敗れた後に勝利のポイントとして挙げていたパワープレーで、自ら真ん中に突き刺すような見事なゴールを決める。

鈴木のパワープレーゴールで呪縛が解けたように、バックスは生き生きとハルラゴールに攻め込み始める。第1ピリオド終了まであと35秒というところで、1点目の鈴木のゴールをアシストしたFW・デイブ・ボンクが、今度は鈴木のアシストで得点、逆転して第2ピリオドを迎える。

第2ピリオドが始まると、1分過ぎに失点、再び同点に追いつかれる。しかし、バックスは今度はFW・上野拓紀が10分15秒、ハルラゴール前が空いたところに押し込む逆転弾を決め、更に14分42秒、今度は遠くからのシュートで連続ゴールを挙げ、2点差とする。勢いに乗ったバックスは第3ピリオドにも2点を追加、4点差とハルラを突き放す。胸のすくような快勝に、霧降は大いに沸いた。

再三好セーブを見せたバックスGK・福藤豊は明るい表情で報道陣の前に立った。
「昨日まで四連敗…ずっと負けてましたし、やっぱり精神的にも一番きついときで、それにもかかわらず選手は良くやってくれたんじゃないかなと思います。負けたときも目標を見失わず、同じ方向を向いてたので、今日の結果につながった」
自らについては「振り返ってみればかなり失点が多かった」とする一方で、この日については「しっかりと貢献できた」と評価した。
ハルラについて「ああいったルーズパックに対して速いチームっていうのは、一本目のシュートが見えてないとすごく怖い」と話した。
「一発目のシュートが見えればリバウンドコントロールするのは簡単になってくるので、その辺はすごく(DFと)コミュニケーション取ってます」
「今日みたいにしっかり守って、守りきればスコアリングチャンスも増えてきますし…終わった試合はもう戻ってはこないので、これからしっかり出来るように努力していきたい」
「今日まで四連敗してましたし…それにもかかわらず数多くのファンの皆様が足を運んでくれてたので、その期待に応えられて、嬉しいというより少しほっとしてますね」
「チームの雰囲気もシーズン当初、勝っていたときの雰囲気に戻りましたし、これからすごく楽しみです」


「今日は会心のゲームかと思いますが」と問うと、バックスのFW・内山朋彦は「はい、会心でした」と答えた。
「ゲーム自体は昨日も悪くはなかったので…自分たちのミスで失点して負けたって感じだったので特に修正点はなかったですけど、要は気持ちの問題だったので」
「気持ちの問題」であることはゲーム前にスタッフから指摘され、選手だけのミーティングでも話し合ったという。
「そこを修正したのが今日の結果だったと思います」
現在首位のハルラに引き離されないことが大事だったと内山は言い、「一勝一敗で踏みとどまったので、次につながる」と話した。
「今日の勝ちで勢いづけば…12月はほんと厳しい月だし、勝たなきゃいけない月なので。今日勝ったのはかなり大きいと思います」

「苦しい時間帯もあったんですけど、最後まで集中力切らさずに戦えた試合じゃないかと思います」
バックスの主将・鈴木も、精神的な部分の変化を勝因として挙げた。試合前の選手によるミーティングで出た「ポジティブに、チャレンジする気持ちを持ってやらなきゃいけないんじゃないか」というコメントを、皆しっかり受け止めてプレー出来たという。
「開幕してからスタートはいい状態で、(このところは)連敗もあってなかなか勝ち点が伸びなくて、順位だったり勝ち点を守ろうっていう意識がちょっと強かった」と鈴木は見ている。
「今日はほんとに最後まで相手にチャレンジし続けたっていうところが、良かったんじゃないかと思います」
「ほんとに結果が出たということで、選手がまた精神的に落ち着いてポジティブにいけるっていうことが、一番良かったことだと思うんですけど。苦しい時期をみんなで乗り越えて、今日いい勝ちを得られたということは、チームの成長だと思うので。やっぱりシーズン通して日々成長していかないと、最後に自分たちの目標としてる優勝には届かないと思うので。それを積み重ねて、(優勝)出来れば」

やっと得た勝利は、バックスの成長の証である。

posted by satoko |13:51 | アイスホッケー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年12月05日

アジアリーグアイスホッケー2011-2012(12月4日 イーグルス  3 - 1  アイスバックス 日光霧降アイスアリーナ)

レギュラーリーグ後半戦を地元日光でスタートしたバックスは、王子に連敗を喫した。

第1ピリオドはシュート数2のバックスに対し、15本ものシュートを打ち込んだ王子が攻め続ける展開。序盤からバックスGK・福藤豊の好セーブで何とか持ちこたえるが、8分37秒に遂に失点。第2ピリオドもバックスは体勢を立て直せない。5分29秒、ゴール真ん中にシュートを決められ、キルプレーを守りきれずに8分54秒には3点目となる得点を許す。
第2ピリオド終了まであと31秒というところで、バックスFW・宋東桓が勝利への望みをつなぐパワープレーゴールを決めるが、結局はそこまでだった。第3ピリオド、5対3となる場面もあったパワープレーで攻めきれず、スコアは3-1のまま試合は終わった。

ゴールに向かう意識をしてプレーしていたというバックスのFW・内山朋彦は、しかしFWとして責任を感じていた。
「昨日も1点、今日も1点…FWの仕事としては、1点ずつじゃ勝てないと思いますし…」
「研究されてる」と感じたというパワープレーで足りなかった点を問われると、内山は「セットできないのが結構多くて」と言った。「FWはもっと体でパック守ってセットしなきゃいけない」
「気持ちの面、戦術面をセットで話し合って次につなげていきたい」
王子について「速いですし、守りもいい」として手強いと評価する一方で内山は、「王子の守りもいいですけどそこを打開してかないとこの先につながらない」と先を見据える。「王子倒さないとプレーオフも優勝も見えてこない」
「かと言って落ち込んでるわけにもいかないので。次ハルラ戦あるんで、また一週間準備期間ありますので、そこで準備していい結果出したい」
「ポジティブに考えて、次の試合への準備したいと思います」

バックスのGK・福藤に厳しい場面でも踏ん張っていたプレーの印象を伝えると、福藤は「それが僕の仕事なので」と淡々と口にした。
「王子はすごく守りがいいチームなので、やはり簡単には得点させてくれない」としながらも、福藤は無念さを滲ませた。
「まあでも試合(の間隔)があいて、王子(戦)に集中してやってきましたし、それを生かし切れなかったのはすごく残念です」
「勝つチャンスはあったと思うので、それを今週しっかり見つめ直して次のハルラ戦につなげられたら」
「ハルラすごく調子がいいので、なんとか食らいつけるように…僕自身も勝つチャンスを与え続けられれば」

「全体的な内容としては、昨日より少しフィジカルに、気持ちを出してプレーできたんじゃないかと思う」と評価する一方、バックス主将のFW鈴木貴人が挙げた課題はパワープレーだった。
「昨日と同様、やっぱりパワープレーで得点できなかったっていうところが課題で…」
鈴木も内山と同じように、レギュラーリーグ後半に入ってパワープレーが研究されていると感じている。
「もう一回考え直してパワープレーの精度を上げていかないと、これからの戦い厳しくなるんじゃないかと思います」
王子戦では特に気をつけるというゲームの立ち上がりについては、「1ピリ1点ビハインドでしたけど、まあそんなに悪くない立ち上がりは出来た」とする一方で、鈴木はパワープレーが勝負を分けたとする。
「シーズン前半はパワープレーのチャンスをものにできていたところが、やっぱりできてないっていうところでチームに勢いを与えられなかったのが敗因」
「(バックスは)王子よりシュートをたくさん打つチームではないので、決定率を上げていかなきゃいけない。そこが課題」
「たくさんシュート打たれながらも福藤中心に守って、そこから勝ちのチャンスをうかがうっていうところでは、前半戦と変わらない戦いになると思うので、やっぱり得点力…パワープレーの精度をもうちょっと上げていかないと」
「しっかり反省するところは反省して、次に向かわなきゃいけない」

マークされる存在としてレギュラーリーグを折り返したバックス。後半戦でも真の強さを見せられるかという意味では、次週地元でのハルラ戦は正念場かもしれない。

posted by satoko |13:59 | アイスホッケー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年11月27日

未完の浅田真央、ファイナルへ

浅田真央は、演技を終えると小首をかしげた。それでも勝てるのが、新しい浅田の強さだ。

グランプリシリーズ第6戦、ロシア杯の女子シングルを制したのは浅田だった。ショートに続いてトリプルアクセルを回避したフリーでは、ルッツの着氷で手をついてから、ジャンプのリズムを崩す。小さなミスが重なって、浅田自身納得のいかない内容となったが、それでも浅田は優勝、ファイナルへの進出を決めた。

NHK杯では完璧に克服したと見えた苦手な種類のジャンプが、まだ浅田にとって重荷になることがあるようだ。ただ、正面からそれらと向き合ってきた日々が、必ず浅田に大きな結果をもたらすはずだ。今回の優勝はその証でもある。

トリプルアクセルがなくても表彰台の一番高いところに立てた、その事実は浅田にとって大きな自信となるだろう。トリプルアクセルを組み込んだ「愛の夢」の完成がいつになるのかは分からないが、そのとき浅田はソチ五輪の栄冠へ近づくことになる。

posted by satoko |07:09 | フィギュアスケート | コメント(0) | トラックバック(0)
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