2009年03月23日

『戦極』で印象に残ったこといくつか

3.20は『戦極』でした。
コメントルームに居つつ
モニターで試合を見ていました。
ZST勢の闘い方は、さわやかでアグレッシブでした。
山田、勝てずに残念でしたが
ああいう闘い方をしている選手には
これからいつでもチャンスがあると思います。

日沖発、一夜あけ会見のときに
エレベーターが同じになったんですけど
長身でメガネですらーっとしていてスーツで
一瞬、選手かどうか分からなかったです。
コメントもしっかりした青年だなという印象でした。
礼儀正しさとか長身ぶりとかメガネとか
そういうパーツに、同じ名古屋の
佐藤嘉洋との共通点を勝手に感じます。

過去、今大会で金原に敗れたキム・ジョンマンに
判定2-1で敗れていることとか
『DREAM』フェザー級に参戦している高谷裕之に
修斗の新人王トーナメントで敗れていることとかを
考えると、当たり前だけど簡単に強くなった
選手じゃないのだなぁと、このように思います。
(ジョンマンはDJ.taikiや前田吉朗とも引き分けています)

國保取締役の総括を聞いていると、
試合を評価する言葉の語彙が豊富だなぁと思います。
こちらも勉強しなくてはいけないなぁと。

あと、英語の通訳を担当している女性が、
『戦極』の大会を重ねていくごとに、どんどん
通訳がうまくなっていくのに、これまた感心しています。

最初の頃、緊張していたのか、たどたどしい時があったんですよ。
格闘技の通訳、というのも特殊だから
難しいんだろうなぁとか見ていて思っていたのです。
でも、今ではもう全然止まることもなく超スピーディ。
人は成長するのだなと、選手以外のところで感じさせられました。

すごいですねって言いたいんですけど
いつも忙しそうなので言う機会がないのです。
ご覧の方で彼女をご存じの方がいたら伝えてください。

『戦極』がスタートして1年、自分はこの1年で
どのくらい成長できたのかなぁと、選手の頑張りや
選手じゃない人の頑張りを見ていて、顧みる気持ちになりました。

キング・モーだって、半年前はどう考えても一発屋だと思っていたしなぁ。
名前、キング・モーだし。


フリーライター佐々木亜希がときどき更新するブログ
「ときどきキックアウト」は
『戦極」と『戦極』の周辺にときどき注目しています。

posted by sasakey |23:51 | 戦極 |
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2009年03月19日

2005年の桜井マッハ速人 vs 青木真也

4.5『DREAM』名古屋大会のカードが次々と
発表されています。

ミノワマンvs柴田勝頼に続き
今日は桜井マッハ速人vs青木真也が発表されました。

23日前後発売の格闘技雑誌たちには間に合っているのかな。
いないとしたらもったいない話ですね。

もっと詳しい方やもっと語るにふさわしい方がいるとは思いますが
行った大会ではあったので
当時、書いた記事を参考に覚えている限りのことを書いておきます。

前回の対戦は2005年8月20日、修斗横浜大会。
メインではギルバート・メレンデスに
佐藤ルミナ選手が額をカットされて敗れた大会のはず。

2005年の激突のとき、前日の公開計量にも
取材に行ってた のですが
(水道橋のホテルだったと思う。暑かった。懐かしい。
 たしかマッハが遅刻してきてた)

青木は

「桜井選手の幻想に惑わされることなく、向かって行けたらいいと思います」
「修斗の現役ランカーとして、桜井選手と向かい合います」

と言っていて。

対するマッハは

「相手は若手のホープ。どんな展開でもいいから勝ちたいですね。
 あえて言えば、ミスをしてくれれば一番いい(笑)。
 出だしでずっこけて欲しいですね」

と、リラックスムード全開でした。

試合は、僅差の判定でマッハ勝利。

というか、個人的な印象では当時、見終わった瞬間は
「あ、マッハ負けた」
と思いました。

固い展開でしたが
ポジションとかを考えると青木が優位に見えたのです。
青木がテイクダウン取ったしマウントも取りましたしね。

でも結果は3−0でマッハの勝利でした。
パウンドとかの有効打を考えたら
たしかに、マッハだったのかなぁ、と納得させました。

試合後のマッハは

「判定はダメージをとったんだと思う。
 柔術じゃないんで。マウントはとられたけど、何もやってこないし。
 バーリトゥードとして、僕のほうが勝ったんだと思う」

と言っていました。
たしかに選手としたらそう言うしか無いし。そうなんだろうし。

そのあとマッハは

「KO、したかったんですよ。KOしたいんですよ、ずっと。
 打ち合ってくれる人がいないんです。
 そういう意味で、やりづらい。楽しい試合したいですね。
 僕は面白い試合、やりてーなー」

とも言っていた。

青木は、リングサイドにいた方から聞いたところ
試合終了のゴングの後、判定が出るまで、ずっと下を向いて

「これが修斗だ、これが修斗だ、修斗、修斗、修斗」

って言っていたそうなんですよね。

当時の青木が何を考えていたのかは分かりませんが
その「これが修斗だ」という言葉が

「修斗の闘い方としては、これがベストだ」
「これは修斗なんだ、こういう闘い方をすべきなんだ」

ということを言っていたのか

「このうまくいかなさが修斗なんだ」

という意味で、言っていたのか。
それとも

「修斗としてはこの闘い方なら勝ちになるはずなんだ」

という意味だったのか。

それにしても、こんな青木に対して、マッハの

「打ち合ってくれる人がいない。
 俺は面白い試合、やりてーなー」

っていう発言は、なんともマッハらしく、かつ残酷です。

判定が下された後、青木は、試合後もいっさい語らずに
記念撮影の間もずっと涙を流していました。

あれから3年と8ヶ月。

当時は、マッハが勝って『PRIDE武士道』の
ライト級GPへ、という流れの中の試合だったはず。
それが今では『DREAM』の起爆剤として
救世主になってほしいと期待されて組まれるカードになっている。

2009年のふたりは、どんな試合を見せるのか。
どんな現在の、ふたりを見せるのか。
そしてその結果、勝つのはどっちなのか。


さて、記者会見の席で、最初にカード聞いたとき
どう思いましたか、と質問したところ、青木真也は

「いやぁ、どんな公開練習しようかなぁって思いましたねぇ。
 さすがに全部脱ぐのはまずいかなぁとかね。
 ねえ、笹原さん。まぁ、そんなどうでもいいことは
 さておいて」

と、言っていました。

きっと、ものすごい公開練習を
やってくれるのだろうと思います。

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『DREAM』と日本の総合格闘技をときどき応援しています。


posted by sasakey |19:29 | DREAM |
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2009年03月16日

Krushに壊されたもの

3.14は全日本キック後楽園大会
「Krush.2」でした。

K−1ルールとキックルールの違いを
考えさせられた大会でもあり
せっかくのチャンスに何をしているんだ と
じりじりさせられた大会でもありました。

谷川さんが見に来てるから というだけじゃなくて
超満員のお客さんが見に来ているっていう状況で
どうしていいところ見せようとしないのかな、
と、いう面も含めて。

◇第1試合 嶋田 vs 林
前半戦、休憩までの個人的ベストバウトでした。
嶋田翔太いい選手だと思っていたけど
くらいついていった林も、すごくよかった。
延長で嶋田勝利だったけど危ない場面ありました。
なんていうかK−1甲子園らしい試合。

◇第2試合 卜部 vs 石井
K−1ファイターとキックボクサーの
スピードのとらえ方の違い? みたいなものを
強く感じました。
ずっとK−1の人とキックのベースが有る人の
違いなんでしょうか?
思い切りの良さとか端的に動くスピードとかが
卜部のほうが全然早い。石井がついていけてなかったと思う。
でも卜部は大月晴明を目指すのか山本真弘を目指すのか
アピールからはいまいち掴めなかった。

◇第3試合 白濱 vs 森井
白濱1Rでダウン2回取ったのに
倒しきれないとなると急に失速でした。
失速しすぎ。
わるーい建武館スタイルというか、教えられた基本をなぞってるだけ
みたいな闘い方になっちゃって逆に押されたりして
なにやってんだみたいな感じでした。
押されると弱いのかなぁっていう面が見えてしまって。
Rookies Cup優勝おめでとうって言いづらい内容でした。
でも優勝おめでとう。

◇第4試合 ファイヤー vs 岩切
私の勘違いだったら申し訳ないんですけど
ファイヤー原田ってあんなに動けない選手でしたか。
試合前と終わったあとのアピールだけ立派で
肝心の試合で足が動かないような選手でしたか。
たしか梶原龍児と延長まで戦うような選手じゃなかったでしたか。
石川直生にキックボクシングの楽しさを教えられるような
そういう選手じゃなかったでしたか。
ひどかったです。
ファイヤー原田がファイヤー原田をなめている。
あんな試合したらファイヤー原田に失礼。
プロとして出てきていいレベルじゃないくらいに感じました。
ていうかそういう選手を倒しきれない岩切もなんなんだ。
2人とも苦手なのかK−1ルール。

◇第5試合 喜入 vs 後藤
内村の欠場を受けて決定したカードだから
あまり強いことを言うのも気の毒な感じがします。
でも喜入の課題は倒して勝つだけで終わりじゃないですよね?
後藤は善戦だけで終わりじゃダメですよね?

◇第6試合 廣野 vs 山内
山内裕太郎、一生の不覚。
2009年のやっちまった大賞当確です。
笑いを獲りにいったのかというレベルのやらかし具合ですよ。
他に言葉が思い当たらない。ていうか怪我したんですかね?
それにしてもなぁー。
ガード固めてひたすら前に出る廣野の作戦は当たりなのだけど
あの闘い方はどこで見ても誰がやってても好きになれないです。
有効ではあるんだけどどうしても試合が面白くならない。
佐藤嘉洋もK−1に移ったばかりのころは
同じような闘い方するカラコダに苦戦していましたね。
そんなことを思いつつもいたたまれなかったです。
やっちまったとしか言えない。
絶対王者ってコール含めてやっちまった大賞です。

◇望月竜介引退セレモニー
お疲れ様でした。VTRのBGMがユニコーン。
時事ネタってことも含め選曲グッジョブ!
誠実な人柄を感じる挨拶でした。
ていうか山内が勝ってたら感動もひとしおのはず!山内!

◇第7試合 元気 vs 梶原
山本元気さすが!
だけどパンチもらいすぎ!
打ち合いが見たいという希望は希望だけど
打たれてくれという希望はしてない!それは梶原もだけど!
ていうか面白い試合だったけど倒して勝つというだけじゃなくて
倒しきらなきゃいけないんじゃないのかな。

◇第8試合 真弘 vs 国崇
真弘パンチ強くなったなー。
K−1ルールが向いているんですね。これはきっと。
スピードという面で一番対応してた選手だけど
そこに倒す力が加わって余計に。
髪切ったら若返ったというか、K−1甲子園の選手なみに
若返りましたね。
ていうか国崇はもっと出来た選手じゃなかったのか・・・。
藤原あらし戦の貯金(?)が満期になってここでおりるのかと
思っていた私がおろかでしたか。時は経ったのですか。
真弘はすごかったけどやっぱ倒しきってほしかった。

◇第9試合 大月 vs 石川
序盤は正直、2度目の大月vs増田戦みたいになるのかなと思ったら
しっかり罠にはめて勝った、という内容でした。
大月はやっぱりすごいな。すごかった。
「倒しきる」ってことがちゃんと出来ている。
でもK−1でやった試合との差を考えると
なんだかんだ言って大月も、モチベーションというか、
試合に向けて追い込まれないとダメなんじゃないのかな?
一昨年の60kgトーナメント決勝の時、ザンス山田こと山田英司さんが
「大月の強さの根源は臆病さにある」ということを書いていて
すげーなー山田さんって思ったんだけど、そのことを思い出した。

全部見終わった印象として、
K−1ルールは難しいんだなと思いました。
「K−1ルール」の試合として見たら、
上の試合は別だけど、ずらっと並べた全体の印象は
普通のK−1の大会のほうが専業ゆえにレベルが高いので
キックボクサーが赤っ恥をかくことになってしまいそうです。
当たり前かもしれないけど、その選手の
K−1ファイターとしての実力や魅力を裸にしてしまう。
ブラックバスですよ。
キックボクシングの生態系を壊してる感じ。
壊れるほうが弱いというならそれまでだけど
そういうものでもなかろうと。
最初の大会の山本元気vs桜井洋平がレベル高すぎたのかな・・・。

というか「K−1ルール」という言葉は必要なのでしょうか?
ヒジ無しのキックルールは、それはそれで
本気で取り組む価値のある戦いだと思うのですが、
K−1ルールとして取り組むべきものなのかどうか。
いや魅力なのは分かる。分かるんですよ。
分かってるつもりなのですがなんか
K−1であってK−1じゃない、
キックであってキックじゃない、みたいなのが
K−1の下みたいな感じで少しイヤなだけです。
でも、もうそういう突っ張りも時代遅れなのかもしれない。

石川はどうするんだろう。
意中の相手と望んでいなかった形式で戦って敗れて
ある意味、去年積み上げてたものを一度失った形になって。
大月は勝って生き残ったけど、K−1に行っちゃいますよね。
石川がようやくここまできたのに敗れてしまって、
というかキックボクシングをやりたいって心から言う選手に
K−1ルールで土をつけてしまって、
全日本キックはどうなるんだろうと思ってしまうんですよ。

どうしたらいいんだろう。
ファイターだから立ち上がるしかないんだけど
立ち上がり方がみえない。
立ち上がった目線を向ける先はどこになるんだろう。

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キックボクシングとK−1にときどき注目しています。


posted by sasakey |00:16 | キックボクシング |
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2009年03月03日

どうでもいい公開練習

青木真也と今成正和がコスプレ公開練習 だそうで。
スポナビの記事はコチラ。

ちょっと真面目に思うんですけど
なんかもう、こういうの
やめたほうがいいんじゃないでしょうか。

自演乙は真剣そうなんでいいんですけど
(記事中のコメントからもコスプレに対する
 真剣さがうかがえます)
どうも、そうじゃないですよね。

某選手がメイド服で公開練習をやたらやっていたとき、私、

「変わった公開練習するときほど、
 内容や結果がともなってないように思えるんですが」

と、聞いてしまったことがあります。

別にサラッと流した記事書くことも出来るけど
真剣に公開練習の意味を伝えようとしたら
それを聞かなきゃいけないんじゃないかと思ったのですよ。

でも、正直こういう格好してこられたら
真面目に質問するほうがバカみたいですよね。

だとしたら、どうしてやらないといけないのか。
記事を見る限りは確実に面白半分に感じます。

せめて

「動きづらい服でどこまで動けるかを試したかった」

とか

「人前に出るってことに慣れすぎている自分がいた。
 そういう自分に活を入れたかった」

とか、そのくらいの理屈があって
しかるべきじゃないんでしょうか。

ないんなら
公開練習って、なんなんでしょう。

自演乙クラスでコスプレやってるならまだ別だけど
そうじゃない悪ふざけが許されるレベルの公開練習だったら
もう、あってもなくても
いいんじゃないんですか。

ていうか、そんなに余裕有るのかなと。

これやってて『DREAM』が大変とか
格闘技界が大変とか言ったって
もうまったく説得力ないですよね。

あんまりせっぱつまってなさそうですよね。

どうでもいいんだろうなと思われていいんだろうな
と思ってしまいます。


私、どうでもよくないんですよ。

でも、もう、
どうでもいいと思うくらいで
見たほうが、いいのかなと感じてきました。

こういうのが許せるくらいの気持ちで見るべきなのかなぁって。

そう考えると、あのとき質問したあの選手にも
申し訳なかったかなぁって思い始めてきました。


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公開練習の在り方にときどき注目しています。

posted by sasakey |01:38 | DREAM |
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