2008年09月09日

K-1 60kgに何が出来るのか?

丸藤正道の全日本プロレス参戦に仰天してるそばから
K-1 60kg級のカードが発表されました。(会見記事はコチラ)
前回は日本人vs外国人、3対3でしたが
今回は、いきなり日本人対決!

・大月晴明 vs 梶原龍児
・大宮司進 vs 上松大輔

の2カード。

これは……。

面白そうです。面白そうですが、
2回目にしてもういきなり、60kg級が試されているんだと思いました。

舞台は、魔裟斗 vs 佐藤嘉洋が行われる10.1武道館。
K-1 MAXとしても、近年ど真ん中に分かりやすい、
かつ、とっておきのカードが行われる日。

それを見に来る観客を相手に、
60kg級が何を見せられるのか。

だって。外国人選手だって、
60kg、いないわけじゃないと思うのですよ。
いないわけじゃないけど、
あえてこのカード。

勝ったって、次にどうなるってことも見えないじゃないですか。
まぁ勝者同士がやればいいんですけど、そのくらいしか浮かばない。

次より何より、いいから今回、しっかり見せてみろ、
K-1 60kg級を残す必要があると分からせてみろ、と、
そういう課題が突きつけられているんだと思うのです。
死にものぐるいになれ、と。
“上松、負けたら丸坊主”の提案なんて、まさにその
必死感のあらわれに見えるし。

個人的な提案ですけど、K-1の爆発するきっかけには、
いつもトーナメントがあったように思います。

わたしが印象深いのはK-1 MAXのはじまり、
決勝で魔裟斗と小比類巻が対戦した2002年2月11日のMAXです。

それまでにも魔裟斗はワンマッチでK-1に出場したりしていましたが
「はじまり」は、この日だったと言っていいのではないでしょうか。

K-1 60kg級、日本人トーナメントの開催。
それをやってからでも、60kg級に見切りをつけるのは
遅くは、ないと思うのです。

というか、やってほしいんです。
やってもらうまでは、K-1 60kgに対する
やりのこした感は、消えないと思うし
その「やりのこした感」は
キック界にいつまでも呪いのように残ると思う。

ただこれも個人的にひとつ「うーん」と思うことを書かせてもらうと、
MAXが出来た時や、いまのK-1甲子園と比べてみて、
60kgを目指す選手は、あまりにも
帰るところがありすぎるようにも見えます。

当時と今とでは立ち技業界を取り巻く環境も変わったので
いちがいに選手をせめるわけにはいかないし、そんなつもりもないけど
「人がなんと言おうと、俺はこの場をなんとかしないと」
と言うような、せっぱつまり感は誰にもないですよね。
退路を断って来ている人はいない。

魔裟斗には、その「せっぱつまり感」は、
誰よりも、あったはず。

別に団体やめてこいとは言いませんが
K−1甲子園のキッズたちの
「10代」っていう、かけがえのないものに背を向けてきてる様が
谷川さんのハートを捕まえているのも、間違いはないと思う。

そして、問題なのは、せっぱつまってないわりに
「もう少し、頑張れたんじゃないのかな……」
と、発言にしろ、試合にしろ、思わせてしまうものがあったんじゃないか、
という点なんです。

だとしたら、当面どうしたらいいのか。

とてもありきたりですけど、すごい試合をするしかないですよね。
魔裟斗vs佐藤嘉弘を超えるような、すごい試合を。

おんなじ日本人同士って条件で、年齢もそんなに変わらなくて、
人生かかってるのだって同じなはず。

魔裟斗は、本気で人生かけて試合に挑んでるだろうし、
佐藤だって、一生一度のチャンスに、死にものぐるいで挑んでくるはず。

魔裟斗のことばかり例えに出してしまいますが
(だってK-1 MAXの創世者であって象徴だし!)
彼は、武道館の観客全員を、自分ひとりで満足させようと思って
試合に挑んでるはずなんですよ。

結果がどうなろうと、それはやっぱ、会場にいる人にも、
番組を作ってるスタッフにも、テレビの向こう側にも届いている。

10月大会は、K-1 60kg級が
K-1 MAXと並ぶコンテンツとして発展するきっかけになるか、
それとも、K-1 JAPANのように
毎回奮起を期待されるコンテンツとなるのかが
問われる日に、なるのだと思います。

私は、どっちになったとしても、トーナメントはやってほしいです。

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フリーライター佐々木亜希がときどき更新するブログ
「ときどきキックアウト」は
K-1をときどき応援しています。


posted by sasakey |01:49 | K-1 |
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