2011年11月24日
11.23、TDCホールで行われた
『R.I.S.E. 85』のセミファイナルで
神村エリカ選手とRENA選手が対決。
5Rを戦い抜いて
勝利したのは、RENA選手でした。
戦前は神村選手有利の声しか聞かなかったです。
というか、私もそう思っていました。
ちょっと難しいだろうと。
アッサリと神村選手が勝ってしまうんじゃないかと。
・・・すみません。
この日の試合に向けて、RENA選手は
地元である大阪を離れて
シーザージムに泊まり込んで、
朝も昼も夜もトレーニングをする毎日を送っていました。
当日、RENA選手のセコンドには、
師匠である及川兄弟
(及川知浩選手・ナグランチューン・マーサM16選手)と
シーザージムのタイ人コーチ、
ダムさんがいました。
早期決着するかと思っていましたが
RENA選手がうまく神村選手の距離をつぶしていて、
カウンターをヒットさせる。
プラス、神村選手の左に対して左、
さらに前蹴りを上手く使って入らせずに
神村選手をイライラさせていく。
近づかれると組んでしまう神村選手にイエロー。
3Rにはさらにもう1枚で減点1となってしまって、
これが勝負の分かれ目だったと思います。
最初は神村選手を見ていて
固いな、と思っていたのですが
後半ははっきりと
イライラしてるな、荒っぽいなと感じるようになりました。
蹴ってパンチ、突き放そうとして組んでブレイク、の流れで
その中でうまくRENA選手が
前蹴りやカウンターを取っていました。
神村選手のイライラみたいなのは
増していくばかりに見えました。
それは、自分が主戦場とするR.I.S.E.の大会という
気負いなのか、そしてそれをセコンドも
うまくコントロールできなかったのか。
考えてみれば神村選手が所属するターゲットの伊藤会長は
R.I.S.E.の主催者ですから、セコンドにはつけない。
もしくは、神村選手には
今大会で同じジムの選手が敗れてしまったことで
自分が勝たなきゃという気持ちがあったのかもしれない。
それがもともとの気負いを強くしてしまったのか。
いや、もう少しさかのぼって考えれば
神村選手は、前日計量で100gオーバーした時点から、すでに
らしくなかったのかもしれない。
5R終了。
判定の前に勝ちを確信していたのか、
両手を突き上げて喜びを見せたのはRENA選手でした。
神村選手は、コーナーで下を向いて、
それからもう一度顔を上げて、手を上げてアピール。
減点のポイントを考えればRENA選手勝利、
もしくは延長かと思いました。
判定は46-45、47-46、48-46の3-0で
RENA選手の勝利でした。
マットにつっぷして勝利を喜ぶRENA選手。
そんなRENA選手をかつぎあげて讃えるセコンドのダムさん。
ベルトを腰に巻いたRENA選手。
いつもより少し感情的なマイクの最後に、
「私が女子最強です!」の言葉。
試合後は、たくさんの記者が
RENA選手の言葉を追いかけていました。
「何だろう。今はまだ、何も考えられないです。
夢見てたことが、本当に現実になって。
夢だったら、どうしよう」
もちろん夢ではないです。
「勝ちたいっていう気持ち、
それが勝っていたんじゃないですか。
追う者と、追われる者。
私は、どっちの気持ちも味わったことがあるから。
神村選手が大好きになるくらい、
24時間、神村選手のことを考えていました。
試合のDVDも何度も見て、
ストーカーか、っていうくらい
神村選手のことを考えてた。
神村選手は本当に強い選手で、勝ち続けてて
私は負けちゃったから、普通に考えて
私が不利だし、向こうには勢いがあるし。
でも、それをはねのけて、違うだろ、みたいな。
まだ実感わかないです。
でも、これからみんなの笑顔を見ていくうちに
しあわせっていうのが、1個1個
ふえていくのかなって、思います」
伊藤会長は大会総括の中で
「(神村には)過信みたいなものもあったと思う。
今日は、相手に感情をコントロールされるっていう
今まで見た中で一番悪い戦い方だった」
としながらも
「ただ、それを乗り越えられれば、また一皮むける」と、
これからの神村選手に、期待をかけていました。
そして「大会の主催者という立場でいえば」という前置きのあと
「RENA選手が勝ったことで、
これからが楽しみ。女子の層がこれで厚くなる。
これが横につながっていけば、もっと盛り上がる」
とも。
もっともっと振り返って考えていけば、
RENA選手が勝利した要因というのは、いくつも
さがせるのかもしれません。
ただそれらがあっても
RENA選手の努力なくしては
勝利には、つながらなかった。
思えば『炎の体育会TV』で
男性芸人3人を相手に勝利したのが今年1月です。
そして4月に急遽決まったエキシビションで
神村選手にダウンをとられて赤っ恥(だったと思います)を
かいてしまい、6月に高橋藍選手に負けて
SBレディースのベルトを巻くチャンスを逃し、
8月の再起戦で勝利し、R.I.S.E.に乗り込むと宣言したものの
9月のワンマッチで、外人選手相手に判定負けを喫してしまった。
くさって、落ち込んでしまうことも
いくらでもできたと思います。
「辞めることも考えた」と言っていましたが
それも当然の、アップダウンありすぎの1年です。
それでも、くさらずに
「神村選手に勝てば、今年のことも全部
おつりがついて帰ってくる」と前向きに考えて
自分を追い込んだ。
負けて、くさってダメになっていく選手なんて
いくらでもいます。
選手に限らず、普通の生活の中でも
何かにチャレンジして失敗して卑屈になったり
うまくいかなくて投げ出したりする人なんて
いくらでもいる。
でも、RENA選手はそうしなかった。
そして、くさらずに努力していても
勝てない、という選手も残酷なことに、いくらでもいる。
現実でも、いくらでもそんなことはある。
でも、RENA選手は勝った。自分の力で。
今回の勝利で
モチベーションが切れてしまうのでは?という
記者の質問に対してRENA選手は
「いえ、むしろ『戻ってこれたな』って。
『まだいける』って思えたんで、
もっともっと、強い人と」
不利な状況を、文字通り自分の努力を
つみかさねて勝利したRENA選手。
心から、拍手を贈りたいです。
そして、またいつか、
神村選手との戦いが見てみたいです。
フリーライター佐々木亜希がときどき更新するブログ
「ときどきキックアウト」は
女子の格闘技をときどき応援しています。
posted by sasakey |01:04 |
女子格闘技 |
2011年11月22日
ザ・インタビューズというサイトで
神村選手とRENA選手の対決に向けて質問をいただいたので
それに答えてみました。
直前になって申し訳ない限りなのですが
こちらにも転載させていただければ と思います。
まずは、どっちが勝つんだろう、どっちが負けちゃうんだろう、
結果が見たいようで見たくない、知りたいようで知りたくない!
・・・そんな試合が女子格闘技で、しかもTDCホールという
大きな場所のセミファイナルという舞台で実現することが
とても嬉しいです。
そしてそういう舞台と見る側のワクワクと期待、
全部を背負えるだけのパワーがこの試合にはあります。
期待している反面、見る立場で言えば非常に複雑でもあります。
というのも当たり前ですけど勝負だからどっちかが負けてしまうからです。
二人とも若くて、非常に負けず嫌いで、
この試合で負けることのダメージの大きさというのを
深く理解できる頭の良さを持っている。
そういう2人が戦って、どちらかが勝ってどちらかが負けてしまう。
ほんとうに当たり前のことを書いているようですが、
勝ち負けの残酷さがこれでもかと詰まった試合です。
そして、試合を経て勝敗を手にした二人のこれから、
感情のひとつひとつが興味深いです。
二人とも若いですし、当たり前ですがべつに
ここで終わるわけじゃない。
ただ、この試合で勝つか負けるかで、今後歩んで行く道が大きく変わる。
ありえないことですけど、できることなら
勝った場合と、負けた場合。ふたりの両方の人生を見てみたいです。
予想としては、どうしたって現状の勢いから見て
神村エリカ選手の優位は揺らがないと思います。
ありきたりな言い方になりますが、
追いかける立場であるということが
RENA選手の追い風になるなら、
圧倒的な結果にはならないかもしれない、
もしかしたらがありえるのかもしれない、
というのが正直精一杯です。
ただ・・・・・・
あれだけ勢いがあって、実力もあって、
勝ち続けていて、自分のほうが
優位だということも理解していて、
そこでほんの少しの隙も出来ないとしたら、
それはどういう十代なのっていう。
そんな18歳がいるとは思えない。
いるとしたらそれはもうなんなのですか。
それが神村エリカなんですか、って。
もしかしてそれを止めて、
神村エリカの悔し泣きを見せてくれるのが
RENAなんですか、とも。
神村選手は今回勝利した場合、
より海外志向が強くなるというか、
日本の選手との試合は当分
見られなくなるんじゃないかと思うんですよ。
そういう意味でも貴重というか大事な試合。
R.I.S.E.の会場はRENA選手にとってアウェイですが、
高橋藍戦なんかを思い出すと、むしろSBよりもR.I.S.E.の会場の
ほうがやりやすいんじゃないかなという気もします。
あと、大会のオープニングアクトを務める
あやまんJAPANさんには
ぜひこの試合を観て感想を言ってほしいです!
マイティ・モー選手も神村選手と同じジムで
調整しているようなので、彼女のパンチが
どうだったかとか聞いてみたいです。
観に行かれる方は試合はもちろん、
入場から試合後ふたりが
どうやってリングを降りるかまで、
がっちり見届けてほしい。
きっと目が離せないと思います。
3A-LIFE presents RISE 85 ~RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT2011~
2011年11月23日(水/祝)
TOKYO DOME CITY HALL
開場14時00分/本戦開始15時00分
(オープニングファイト14時15分開始予定)
▼初代RISE QUEEN決定戦 3分5ラウンド無制限延長ラウンド
神村エリカ(TARGET/Girls S-cup2011王者、WBCムエタイ女子インターナショナルライトフライ級王者、WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
RENA(及川道場/Girls S-cup2009・2010王者)
R.I.S.E. オフィシャルサイト
http://www.rise-rc.com/
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「ときどきキックアウト」は
女子の格闘技をときどき応援しています。
posted by sasakey |12:13 |
女子格闘技 |
2011年09月12日
9月11日、新木場1stRINGで行われた
『ジュエルス 16th RING』において、
AACC所属の富田里奈選手が
11ヶ月ぶりにジュエルスのリングへ復帰されました。
富田選手は、2009.2.4プロデビュー。
強豪選手の集まる52kg級戦線の中で苦戦しつつも
存在感を発揮している選手です。
富田選手は166cmと、
女性としてもこの階級の選手としても長身です。
ゼブラ柄のコスチュームもおしゃれですが
(※今回は黄色になってました)
合わせるパーカーやTシャツも非常に
個性的でセンスがいいな、といつも思います。
いわゆる女性誌的ファッションじゃないんですけど、
オリーブやCutie系のおしゃれ&サービス精神と
長身ゆえのスマートな感じが印象的で、
彼女を見ていると「おしゃれ番長」という言葉が浮かんできます。
今年の最初に、そんな富田選手が
子宮頸がんだという発表を聞いて驚きました。
子宮頸がんそのものは
女性なら誰でもかかる可能性のある病気で、
近年では20代から30代の女性の発症率が増加しています。
個人的には、私の友人にも手術された方がいますし、
女子プロレスでは風香さんが、引退後に
同じ病気で手術をされているとご自身の
ブログで公表しています。
発見が早ければ、手術をしても
妊娠も出産も可能な病気です。
今年3月に手術され、無事に成功して、
5月から練習を再開し、
9月の復帰となりました。
試合は、1R4分24秒。
腕ひしぎ十字固めでの勝利でした。
試合後、富田選手は
支えてくれた仲間と、応援してくれた人たちに
お礼を言って、
最後に両親への言葉をマイクにのせました。
「お父さん、お母さん、
また格闘技が出来る体に産んでくれて
本当にありがとうございます」
試合後のコメントを聞きに行くと
「最初に(子宮頸がんだと)聞いたのは1年以上前でした。
それから、月単位で検査、検査で、
段階があって。
落ち込んでいるときは、
年間、4000人の人が亡くなっているとか、
悪い面しか目に入ってこなかったし、
自分も死ぬのかなぁとか、そういう恐怖感もあって。
でも、あんまり人にそういう部分を
見せるのは、恥ずかしくて」
と、おっしゃっていました。
格闘技へ復帰することについて、
御両親から、反対はされなかったそうです。
「復帰よりも、最初に格闘技をはじめたときのほうが
大喧嘩でした。
手術した後は、普通に戻ることが大事だったんで。
格闘技をできる日常に、戻れたのが嬉しいです」
たいへん個人的なことですが
昨年の11月13日、
富田里奈選手は、私の本の出版記念イベントに
協力してくださいました。
富田選手は本には登場しておらず
試合直後でイベントに来られなかった
藤井惠選手の代理のような形で
出て下さったので、それもホントに
すみませんだったのですが
そういう場ながら上手に自分の立場や空気を
読み取ってトークしてくれたのでした。
富田選手のおかげで
イベントが盛り上がった部分も大きかったので、
その富田選手が、子宮頸がんだったというのは、
私にとって、おしゃれ番長うんぬん以前に
驚きと戸惑いがおそってくるニュースでした。
昨日コメントが終わった後で、あらためて
イベントに協力してくださったお礼を言って
あのときはもう、ご自分の病気を知っていたのですか、と
たずねてみました。
「知ってました。はい」
その後、ドイツで試合をされてますよね。
「はい。あの時は、とにかく試合がしたくて、
飛び出していっちゃった感じですね。
手術をするよりも前に、試合しないと、
ふんぎりがつかないって思って」
ドイツで試合っていう話を、私は
イベントの控室ではじめて聞いて、
唐突な話だなぁと思った記憶がありました。
でも、そういう意味だったんだなぁ、と。
今回かぎりの復帰ではなく、
続けてきた練習を糧に
今後も、選手を続けていくという富田選手。
「いつか結婚して、子供を産むまでは、
選手として、やっていきたいです」
そして
「今、まだ検診とかに行っていない人も
多いと思うんですけど、
女性なら、みんななる確率のある病気で、
なおる病気なんで、
みんな検診に行って欲しいです」
とも。
子供を産むという可能性が
女性の体と人生を
すこし複雑にしています。
それは選手に限らず。
複雑だからこそ、女子の格闘技は
ひとつの試合がいくつもの意味をはらんでいたりする。
その場では分からなくても、
あとから思えば、大切な試合になったりもする。
格闘技を思いきりやる、という日常もある。
どんな人の日常も
輝くものでありますように。
子宮頸がん基礎知識のサイト しきゅうのお知らせ
富田里奈選手のブログ サブ魂
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「ときどきキックアウト」は
女子格闘技と女子格闘家をときどき応援しています。
posted by sasakey |16:34 |
女子格闘技 |
2011年06月02日
7.9ジュエルス新宿大会で
ヴァルキリー初代フェザー級女王の辻結花選手と
ジュエルスのエース・石岡沙織選手の対戦が
行われることが決定しました。
ヴァルキリー勢がジュエルスに
対抗戦という形で参戦してきている中、
ネームバリューで考えても実力で考えても
もっとも注目すべき一戦、と見て
間違いない対戦です。
辻選手にとっては
昨年2月以来、1年5ヶ月ぶりの試合となります。
右肩と右ヒザという
選手としてとても大きな手術を
乗り越えての一戦。
ふたりの実力で言えば
印象も含めてですが、
辻選手のほうがずっと上だと思います。
石岡選手が2度負けている
ハム・ソヒ選手に、辻選手は
判定ながらも勝利している
という点から見てもそうですが
10回やったら9回は辻選手が勝つ
と私は思う。
100回やっても多分
95回くらいは辻選手が勝つ
ように思います。
でも、石岡沙織という選手は
その、たったの1回のチャンスを引き込んで
見せてくれそうな選手でもあるのです。
一昨年の藤井恵戦や
5月の浜崎朱加戦で
たしかにそれが、見えました。
そして敗れても
その分、立ち上がって
成長を見せてくれる選手でもある。
そして、辻選手は先にも書いたとおり
怪我からの復帰戦です。
年齢も12歳石岡選手が若い。
金網を主戦場にしてきた辻選手にとって
リングでの試合は3年半ぶりになる。
そうした条件を考えると
石岡選手が、こちらの想像を上回って
辻選手のことを追い越してしまうのではないか。
辻選手が戦ってきた
10年の歴史を超えることは出来なくても
試合が行われる10分の間に(3Rなら15分)
死にものぐるいで辻選手を上回ることなら
できるかもしれない。
石岡沙織はついにそれを
やっちゃうんじゃないか
という、期待をさせてくれる選手でも
有ります。
ただし
見せてくれそうな選手ではある けど
いけそうなところまでいった のは見たことがありますけど
実際に、結果(=勝利)という形で見せてくれたことは
残念ながら、まだ ない です。
今回敗れれば、ハム・ソヒ戦から数えて
(グラップリングの浜崎戦を入れ)3連敗になる。
いつまでも 見せてくれそうな選手
というところで収まっているわけには
いかないでしょうし
本人だってそれに対して
悔しい思いをしているはずです。
そして辻選手。
昨年2月のV一(現在はV.V.meiと改名)選手との
試合に敗れ、怪我が見つかって
2度の手術を行った。
「怪我をしている状態、満足に動かない状態が
当たり前だった」
という辻選手にとっての「怪我の手術」ですから
一般的な復帰戦というイメージは
あてはまらないような気もします。
怪我をしている状態でも試合をしてきたということは
それだけ辻選手の格闘技や試合に対する
情熱が大きいということでもあります。
(それだけ病院が嫌いということでもある)
嫌いな病院に行って手術して入院して
車いすでの生活をして
歩くことも満足にできない状態を強いられた。
金網の中で獣になれると言っていた人が
プールでゆっくり歩くことしか出来ず
そうっと水をかくことしか出来なかった。
動きたい、戦いたいという気持ちの大きい人へ
ずっと動きに制限をかけた上で
さぁ、好きなように動いていいよ と解き放ったとき
どんなふうになるのだろう。
辻選手から、試合が決まったとメールを頂きました。
「目標が定まりました!」
という文面を見て
電話でごく簡単にお話を聞きました。
「石岡選手とは戦ってみたかったんです。
だから、試合決まって嬉しいですよ」
そうなんですか。
でもどうして?
「だって、ジュエルスの“エース”なんでしょ?」
ジュエルスのエースは今、所属している
禅道会のラオス修練所で修行中だそうです。
試合に向けて、日本を離れて
対戦相手のことを考えて
自分が強くなることを考えて
毎日を過ごすって、どういう気分だろう。
なんというか2人ともやることが極端というか
己の道を行くあまりに
気持ちが身体を酷使したり
日本を飛び出したりしているのかなと考えさせられる。
極端な人を見られるのは
格闘技の面白みのひとつだと思いますし
それだけ、人間の生き方や能力というのは
引き出しがいっぱいあるのだとも感じます。
多くの女性が観てくれたらいいなと願う試合です。
格闘技に賭けてきた2人の姿は
女性であってもこれだけのことがやれるんだ と
教えてくれそうな気がするのです。
そして試合後、どちらかが勝ち
どちらかが、負けてしまうのです。
【大会名称】 FIGHT FOR JAPAN 女子総合格闘技ジュエルス 15th RING
【開催日時】2011年7月9日(土) 18:00開場 / 18:30開演予定
【開催場所】新宿FACE(東京都新宿区)
【予定対戦カード】
●トリノコPresents JEWELSvsVALKYRIE対抗戦 JEWELS特別ルール -52kg契約
石岡沙織(空手道禅道会小金井道場)
辻結花(総合格闘技闇愚羅/ヴァルキリー初代フェザー級女王)
【チケット料金】
VIP席(最前列) ¥10,000 / カウンター席 ¥10,000 / RS席 ¥7,000 / A席 ¥5,000 / B席 ¥4,000
※入場時、ドリンク代別途¥500-必要です。
※当日購入は一律¥500-増しです。
【主 催】株式会社マーヴェラスジャパン/ DEEP事務局
【お問合せ】株式会社マーヴェラスジャパン(TEL:03-5458-2536)
【協 力】シュートボクシング協会
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「ときどきキックアウト」は
女子格闘技をときどき応援しています。
posted by sasakey |23:15 |
女子格闘技 |
2011年04月25日
4月24日、渋谷・リバーサルジムで
女性だけの柔術・ノーギワンマッチ大会
「ROLL FES IV」が開催されました。
大会は東北地方太平洋沖地震の
チャリティー大会として開催され、
入場料は全額寄付されたほか
大会後には辻結花選手によるチャリティーセミナー、
さらに女子格闘家によるチャリティグッズの
販売が行われました。
出品された商品はすべてその場で
集まったファンの方によって購入が決まり
その収益もあわせて寄付されることに。
グッズ販売の利益は途中集計で68,200円となっていて、
入場料や募金金額もあわせて、10万円以上が
集まったようです。
チャリティグッズ販売に登場したのは以下の選手たちです。
☆岡田円(闇愚羅所属):グローブ
・5月14日のジュエルスにキックルールで参戦決定、
前回はGirls S-CUPでしたから2年ぶりの試合です。
ひさびさの人前登場と思いますが、笑顔は変わらずでした。
☆辻結花(闇愚羅):柔術着
・なんと7年愛用の柔術着出品!
「夏前までには試合をしたいと思っていますんで、
そのときは応援よろしくお願いします」
セミナーではSACHI選手、岡田選手、Edge選手らを相手に
お手本を披露し、さらに質問に答える形で
ハイスピード腕十字も披露。あまりに動きが早すぎて
ゆっくりお手本をやるのが大変そうでした。
☆SACHI(闇愚羅):グローブ
・足の骨折から1年半、復帰戦が5月14日に決定。
「辻さんの復帰戦の前に、いい勝ち方をしたいと思っています」
辻選手を相手にセミナーでも大活躍でした。
辻選手はお手本であっても倒されるのを嫌がっていました。
☆Edge(闇愚羅):グローブ
・これまた久々に人前に出てきてくれた感じの
Edge選手。ヒザを怪我して休んでいたようですが、
来週からまた大阪の闇愚羅で練習をスタートするとのこと。
「ボコボコにしまくります!
ジョシカクは選手がすごく増えていますけど、
打撃がズバ抜けている選手が
1人いても、いいんじゃないかと」
キレのいいコメントも相変わらずでした。
☆ベティコ(和術慧舟會RJW):宇野薫商店タオル
・5月3日、パンクラス・ディファ有明大会でV.V.mei選手と対戦するベティコ選手。
対戦相手のV.V.mei選手がすぐ後ろにいる状況だったのですが
「想定して、いろいろ研究させていただいています」とのことです。
☆湯浅麗歌子(ポゴナクラブジム):ジュエルスTシャツ、タオル
・地震のときは、プールで子供たちの指導をスタートさせる
タイミングだったそうです。
「プールが津波状態になった」というのが震度の大きさを感じさせます。
この日の「ROLL FES IV」ではグラップリング3試合、
柔術1試合に参戦。すべて1本勝ちのパーフェクトぶりでした。
☆北村ヒロコ(空手道禅道会小金井道場):サリー選手Tシャツ
・アメリカ遠征でサリー・クラムディアック選手と対戦したさいに
サリー選手から直接もらったという、相当に思い出深いTシャツを出品。
さらに同門の石岡沙織選手からもTシャツを3枚預かってきた、
ということでこちらも販売。
☆大室奈緒子(和術慧舟會東京本部):宇野薫商店タオル
・大会ではチェアマン(得点係)として活躍されていた大室選手。
いまのところ次戦は未定で、
「45kgで試合をしてくれる人がいたら・・・」とおっしゃってました。
なかなかいない階級ではありますが、
パウンドの練習を熱心にされているそうです。
☆吉田正子(FIGHT CHIX):自作ラッシュガード
・福島出身の吉田選手。ご実家が半壊されたほか、
ご近所には倒壊してしまったおうちもあったようです。
選手として活躍しているだけでなく、
他の女子選手のコスチュームも製作されてます。
TVドラマ「マッスルガール」の衣装も手がけているそうです。
出品されたのは自作のラッシュガード!
☆V.V.mei(フリー):シュートボクシング提供グローブ、
使用済みオープンフィンガーグローブ
・シュートボクシング協会から預かってきたというグローブ、
なんとその1点を漫画家の太田モアレ先生がお買い上げでした。
4月3日、WINDY智美選手との試合で
パンクラス初の女子によるメインイベント出場を果たしたヴィー選手。
次戦はベティコ選手との対戦で、再度パンクラス出場が決定しています。
☆中井りん(修斗道場四国):コスチューム、ショートパンツ、Tシャツ3点
・チャリティーのために、なんとはるばる
四国からいらした中井選手。頭が下がります。
さらに頭が下がるのがこの日登場したスタイル。
中井りん選手、会場入りはボディコンシャスなショッキングピンクの
ミニのワンピースに太ももまでの網タイツで、
さすがだなぁと思って「目立ちますねぇ」なんて声かけてたんですが
いざお客さんの前に登場したときにはさらに想像の斜め上を行くメイド服姿。
見た目だけじゃなくてなんとベンチプレス120kgを上げるそうです。
すげぇ。
出品されたグッズはどれもすごい競争率でした。
グッズには「HPで公開していない写真」つき。
えー気になるー。
☆高橋洋子(FIGHT CHIX):トレーナー、グローブ、Tシャツ
・この日、飛び入りで参加という高橋選手。
出品されたグローブは「ゼロワンで久保田有希選手と戦ったときのもの」
「真撃」で女子の試合が1試合組まれたことがあったんですよ。
すげぇ懐かしくて購入したい気持ちになりました。
こちらも太田モアレ先生お買い上げでした。
きっと近々、漫画「鉄風」に登場するのでしょう。
☆玉田育子(AACC):AACCよりメッシュTシャツ、
缶バッジ2セット、ラッシュガード3点、Tシャツ
・AACC・アベアニ提供のものとあわせて、
たくさん出品されていたヴァルキリー王者の玉田選手。
地震直後は節電のため、いつも通りの練習が出来ないときも
あったそうですが、今は通常通りの練習をしてらっしゃるそうです。
☆Sakura(和術慧舟會東京本部/TARGET):神村エリカTシャツ、和術慧舟會Tシャツ
・「私のTシャツなんて売れないと思ったので」と
クールに言い放つSakura選手。
なんと神村エリカ選手のTシャツをサイン入りで。
5月15日、J-GIRLSでキックルール初挑戦が決定しています。
このほか、全選手サイン入り色紙、
ジュエルス提供のスマックガールグローブ、
格闘王国からUFCTシャツ、DVD5本セット、
ヴァルキリーより辻選手、中井選手、V.V.mei選手のパネルを
サイン入りで。
最後に主催者の茂木康子さんから。
「長い時間、皆さんありがとうございました。
今日の大会をチャリティーでやろうと思ったんですけど、
漠然とやると言っても、何をしていいのか分からなくて。
そのとき、辻さんが『東京に行きます』って言ってくれて、
そこからセミナーとかが決まって、選手にも声をかけたら
みんな、ふたつ返事で協力をしてくれて
とんとん拍子に話が決まっていきました。
『何ができるんだろう』って思ってましたけど、
私ごときが出来ることって限られていると思うんですけど、
こうやって総額で10万円を超えるお金が集まって、
無駄では絶対になかったと思うんで、
本当にやってよかったと思います。本当にありがとうございます」
震災が起きて『何かできないか』と
もどかしく思う気持ちは
多くの人の胸に芽生えたはずです。
ただ、そうした気持ちがあったとしても
それをひとつのイベントとして
形にするのはとても大変なことだったと思います。
お疲れ様でした。
そして最後に、茂木さんの口から
「チャリティーは今日で終わりじゃなくて、
今日から始まっていくもの」
という言葉もありました。
何かできないか、という気持ちを形にしていくこと。
今回のイベントはその、ひとつの成功例だと思います。
その成功を糧に、
どんなに小さくとも、行動の連鎖が
続いていけばいいと思います。
フリーライター佐々木亜希がときどき更新するブログ
「ときどきキックアウト」は
女子格闘技をときどき応援しています。
震災にあわれたすべての方に
一日も早く、ごく当たり前の生活が戻ってくることを祈っています。
posted by sasakey |02:16 |
女子格闘技 |
2010年11月12日
明日!!
11月13日(土)、渋谷・大盛堂書店さんで
イベントをやらせていただきます!!
『殴る女たち 女子格闘家という生き方』× JEWELS
出版記念トークショー「本には載らなかった話」
日時:11月13日(土) 17時スタート
場所:渋谷・大盛堂書店
(ハチ公口出てすぐのところにある本屋さんです)
「殴る女たち」に登場していただいた
長野美香選手、石岡沙織選手、
そして富田里奈選手をゲストに
おしゃべりしますー。
大盛堂さんで本を購入して下さった方には
サインをさせて頂きます!
当日購入も可能です!
サインなしなら無料ですので、どうぞ
渋谷で遊ぶついでに見てってくださると嬉しいです。
『殴る女たち 女子格闘家という生き方』×JEWELS 出版記念トークショー
■イベント詳細情報
日時 : 2010年11月13日(土)17:00〜(16:30開場)
会場 : 大盛堂書店 3Fイベントスペース
定員 : 先着50名様
内容 : トークショー「本には載らなかった話」(著者:佐々木亜希×ゲスト)
ゲスト : 長野美香、石岡沙織、富田里奈
書籍購入特典 : 著者&ゲストサイン
■イベント参加方法
・トークショー
→お電話(03-5784-4900)、あるいは店頭にてご予約ください(参加無料)。
・サイン会
→当店にて『殴る女たち 女子格闘家という生き方』(草思社、税込1575円)をお買い上げいただき、書籍とレシートを当日ご持参ください。
※書籍は、当日店頭にても購入いただけます。
※事前に当店にてお買い上げの方はイベント当日、レシートをお忘れなくお持ちください。
※レシートがない場合は、購入特典は無効となります。
■注意事項
トークショー中の録画・録音(携帯電話を含む)はご遠慮ください。
また、開店前のお待ち合わせは、固くご遠慮申し上げます。
■お問い合わせ
その他、お問い合わせは店頭あるいはお電話(03-5784-4900)にてお伺い致します(営業時間は10:30〜21:00です)
詳細は大盛堂書店さんのHPにて。
お待ちしています!
posted by sasakey |13:38 |
女子格闘技 |
2010年10月23日
女子格闘家10選手とリングドクターおひとりに
協力いただいたノンフィクション単行本
『殴る女たち 女子格闘家という生き方』が、10月20日発売となりました。
このブログでもずっと
登場する選手の皆さんについて
触れさせていただきました。
これまで辻結花選手、HIROKO選手、
石岡沙織選手、長野美香選手、藤井惠選手、
リングドクターの山田先生、渡辺久江選手、
RENA選手、神村エリカ選手について
書かせていただきましたが今回は9人めと10人目、
NORIKO選手、V一(ヴィーはじめ)選手について。
「 」内の言葉は各章のタイトルです。
☆「継続」NORIKO
シュートボクシングのリングでデビューし、
キックボクシング、ムエタイ、総合格闘技へもチャレンジと
(※『AX』のリングで辻結花選手と対戦したことがあります。
結果は辻選手の勝利でした)
積極的かつ果敢にリングで戦ってきたNORIKO選手。
デビューした2年後に結婚して妊娠。
お子さんを産んでからリングへ復帰し、後に離婚。
4本のベルトを持ちながら、今も戦い続けています。
戦い続けるからには、当然練習もおろそかにはしていない。
いまでも毎日、会社の昼休みにはウェイトトレーニング、
家に帰るとランニング、ジムで練習をして
その後、お母さんとしてごはん作ったりした後も
ジムへ戻って練習を行う。
「選手なら当たり前、足りないくらい」とNORIKO選手は
言うのだけれど、それを続けていく力というのは、
いったいどこから来るのか。
選手として、だけでなく
私から見ると女性として、人生の先輩でもあるNORIKO選手。
それもご本人は「ダメダメ人生」とか言うんですけど、
バイタリティなのか、それとも、
結婚してお母さんになって、それだけじゃなく
格闘技っていう“やるべきこと”があって、ベルトもある、
その上で練習を続けていけるということ。
続けて“いける”なのか、どうしてもそうしてしまうものなのか。
戦う人の、戦わざるをえない何か、
のようなもの。
登場いただいた10選手の中で、お話しを聞いたのは
一番最初で、そのときから
全体の中の、クライマックスみたいな形で考えてました。
その後、タイのリングでボクシングの試合をされたので、
追加でもう一度お話しを聞きました。
そしてそして、本の発売日翌々日となる22日
NORIKO選手はタイで試合をされています。
タイのWIBAフライ級インターナショナルチャンピオンとの
タイトルマッチでした。
吉報を待っていたんですが、残念ながら判定負けだったみたいです。
海外での試合が多く、なかなか試合が見られないのが残念なのですが、
NORIKO選手はいまでも全然強いです。
神村エリカ選手とスパーリングをしたことがあるというので、
そのときのこともおふたりに聞いて本に書きました。
タイトルはベタになってしまいましたがこれでした。
最初にリングに上がるときの勇気は、すごくドラマチックで、
なんというか取り上げやすい場面なのですけど、
続けていくのって本当にすごいことだと思うし
続けた先のようなところを伝えたかったのです。
☆「魂」V一
2010年2月、辻結花選手を破って
ヴァルキリーの赤いベルトを巻いたV一選手。
辻選手について触れたときにも書きましたが
ホントこのときは頭が真っ白になりました。
真っ白になったところから、あらためてV一選手の取材がはじまりました。
あそこで勝利していなかったら、V一選手のことを
この本で取り上げさせていただくことはなかったと思います。
でも、あの試合があったからこそ
ヴィー選手の章があっただけでなく、
他の選手の章もこうなったのだな、と今になって思います。
章の順番は、
ヴィー選手はあいうえお順と書いていましたが
(V一選手ブログ「V一のあたまのなか|「ヴィー、単行本に登場。」)
あいうえお順じゃないです。
(だいいち一番最初の人が「つ」から始まってるじゃないかとマジレス)
辻選手とV一選手の試合、
そしてその半年前の、藤井惠選手と石岡沙織選手の試合で
各選手を変えるくらい大きな意味のある試合があったので、
そこをどう本の中で見せるかというのがポイントでした。
でも、アメリカ育ちのV一選手の
格闘技に至るまでの話が想像以上に面白かったのと、
(自分の家にジャンプ台つきのプールがあったという人に
私ははじめて会いました)
「殴るって、どういうことか」という
こちらの問いに対する、V一選手の答えを聞いて、
この人がラストになる人だな、
と思いました。
2月の試合は衝撃的な試合でしたが、
勝ったのはこういう人だったからだ、
ということを、私が納得したのでした。
あぁなんか、こういう人が入ってくるようになったのだなぁ、
女子格闘技も、と。
だから、あの試合があって、
と同時に、相手の辻選手は、ああいう状態で、
その上でジュエルスでは石岡選手と藤井選手の対戦があって、
旗揚げで石岡選手と長野選手が戦っていて、
シュートボクシングではRENA選手が渡辺久江選手と戦って、
神村エリカ選手がいて、NORIKO選手がいて、
大きな階級にはHIROKO選手がいる。
という感じに、バーッと自分の中でつながったのです。
なので、最初の辻選手の章と対になっているようであり、
読んだ上で、もう一度全選手の章を味わって欲しい、
みたいなことを考えながら書いた章でした。
たくさん書いてきましたが、
なんで書いてきたかといえば、
知って欲しい、読んで欲しい、
読んだ方がさらに楽しんで欲しいからです。
どうぞ、よろしく御願い致します。
読んでくださった方、よろしければ感想をください。
当ブログ右のプロフィール内にあるメールアドレスか
ツイッター(sasakey)等でお待ちしてます!
単行本の詳細は、以下のエントリをご覧ください。
「女子格闘家のノンフィクション本が出ます|ときどきキックアウト」
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☆僭越ながら「殴る女たち」の
発売記念イベントをやらせていただくことになりました。
日程は11月13日(土)夕方、
長野美香選手がゲストに来て頂くことが決定しているほか、
ただいま調整中です。
渋谷・大盛堂書店さんで「殴る女たち」を購入してくださった方が
対象となります。会場も大盛堂書店さんです。
詳細はまた、個人ブログ等でお知らせします。
☆11月6日(土)、デザイン・フェスタの
ジュエルスさんのブース内で、間借り(!)して即売を
やらせていただく予定です。デザフェス自体
かなり面白いイベントなので是非のぞいてみてください!
時間等、これまた詳細が決まり次第お知らせします。
☆11月28日(日)ヴァルキリーさんの大会会場で
本を売らせていただく予定です。サインのほか
何か購入特典をつけたいと思っています!
イベント詳細はツイッターで第一報、個人ブログ「日刊佐々木亜希(仮)」他でお知らせします。
posted by sasakey |00:23 |
女子格闘技 |
2010年10月19日
女子格闘家10選手を取材させていただいた
単行本『殴る女たち』が、明日、10月20日発売となります。
登場している選手たちについて
紹介をかねて書かせていただいております。
辻結花選手、HIROKO選手、
石岡沙織選手、長野美香選手、藤井惠選手、
リングドクターの山田先生、渡辺久江選手について
書かせていただきましたが、
今回はシュートボクシングのRENA選手、
そしてキックボクシングの神村エリカ選手について書きたいと思います。
「 」内の言葉は各章のタイトルです。
☆「居場所」RENA
女子シュートボクシングのエースとして大活躍のRENA選手。
もう「女子シュートボクシングのエース」って言わなくてもいいかもですね。
ふつうに「シュートボクシングのエース」って言っても全然いい感じです。
Girls S-CUP2連覇を果たしたその実力に加え、
明るくて礼儀正しくて、笑顔が印象的なRENA選手ですが、
昔はひきこもりだった、というのも少し知られてきているところです。
前にインタビューをさせていただいて、そのこと自体は知ってたんですけども
どうやって、そこから今の状態にまで自分を持って来れたのか。
ひきこもりから、まず人と接することが出来るようになるということが
簡単なことじゃないと思うんですよ。
でも今のRENA選手は、人と無理して接してる感じは全然しないし、
むしろ積極的にその場にいる人に話しかけて場を明るくするような存在なので。
ご本人に聞いただけじゃなく、ずっとRENA選手を指導してきた
及川知浩選手にお話を聞きました。
昔が、いかに大変な子だったかを聞いていると
本当に今のRENA選手が奇跡のように感じます。
いまのRENA選手と接するのは、全然苦じゃないし
むしろ明るい気持ちになって嬉しいくらいですが、
話の中に出てきた、昔の、ひきこもり時代のRENA選手を指導するのは、
及川先生2人(及川選手と、弟のナグランチューン・マーサM16選手)を
ホントに尊敬するレベルの大変さです。
子供や、小学校高学年、中学生くらいの子を教える難しさを
具体的に知ることが出来る話です。
それをホントに体当たりで一心にやってきた
及川選手が凄いし、また、
投げそうになっても投げ出さずにやってきたRENA選手が凄いです。
だから今でもあんなに及川先生のことを慕っているのだなと思いました。
責任取れないようなこと言うのは、怖いと思うんです。
でも「俺がどうにかしたるから」って、すごい言葉です。
殴る女、なので殴ることにも聞いていますが
同時に、殴る(殴れる)ってことは殴られるということでもあるので、
RENA選手、後の神村選手の章ではその部分にも特に触れました。
女子選手同士が戦った後に互いをたたえ合う絵は
すごく「いいなぁ」と思うのですが
そんな部分についても聞きました。
(本文中では触れていませんが
悔しさのあまり相手に笑顔なんて見せられない、という
感じの選手を見るのも、それはそれで
その選手の気持ちの強さを尊敬したくなります)
☆「決意」神村エリカ
17歳にしてベルトを2本保持している、
女子キックボクサーの神村エリカ選手。
強くて、言うことに迷いがなくて練習熱心という、
すごく、すっきりとした存在です。
空手を始めて、負ければ大泣きしていた小学生の頃。
ぐれそうになったけど、それを留まって
キックボクシングに目覚めた中学生の頃。
ご両親がいい意味で甘やかさずに育てたのだろうな
と感心すると同時に
外の世界で出会った最初の大人(山木ジムの山木会長)が
魔法のような言葉を授けて、
そこからキックボクシングに目覚めていく様というのが
ドラマチックだなと思いました。
山木ジムを離れた後は、同ジムの出身でもある
ラビット関氏や伊藤隆氏が彼女の熱意を理解して
指導し、さらに強くしていった。
高校に行かないと言う神村選手に
伊藤隆会長はちゃんと高校には行けと教える。
そしてリングに上がる上での覚悟。
格闘技は怪我がつきものの、とても危険な競技であるのは
間違いのないことで、
その怖い面も理解しなくちゃいけないということを
正面から語ってくれたのが神村選手でした。
どうしてそんなにしっかりしてるんですか
と聞いてみたりもしました。笑いながらもちゃんと
答えてくれました。
同年代の友達との会話などはとても10代らしいと思いました。
10代の選手に登場いただいた2章は、
彼女たちと同年代の人たちに、ぜひ
読んでもらいたいです。
さて次回でラストです。
NORIKO選手・V一選手について書きたいと思います。
単行本の詳細は、以下のエントリをご覧ください。
「女子格闘家のノンフィクション本が出ます|ときどきキックアウト」
posted by sasakey |12:08 |
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