2009年04月03日
魔裟斗の引退
魔裟斗選手の引退が発表されました。 びっくりしました。 どんな選手のことも引き留めたいけれど 魔裟斗の場合は 仕方ないかな という気持ちになります。 それだけ、やってきたことがすごすぎるし しょうがないよなぁと。 魔裟斗を悪く言う人に会ったことがありません。 それはマスコミでも関係者でもファンでも。 プロレス側の人であっても 「魔裟斗はすごいと思う」 と、みな口を揃えて言います。 魔裟斗「は」すごい、というのが、 その人その人が大事にしているものや その人が本来好きな選手を守る方法なのかもしれません。 たとえばプロレスファンの人が 「魔裟斗はすごい」と言うときは 「他の格闘技選手はともかく、魔裟斗のことは認めざるを得ない」 というニュアンスで言っているのでしょうし K−1が嫌いな人が言うときも同じでしょう。 「K−1は嫌いだけど、魔裟斗のことは認めざるを得ない」 というニュアンスのはず。 とはいえそうやって認めざるをえなかった選手であって。 魔裟斗選手のおかげで、試合のチャンスが増えた選手や 魔裟斗選手のおかげで、選手として食べていけるようになった選手、 たくさんいると思うんですよ。 ジャンルを突き抜けてヒーローになった人という意味で 私たちは、時代を象徴するような選手を 今年いっぱいで失おうとしているのかもしれません。 そして今年いっぱいで、あと2試合で引退という魔裟斗。 「もうやめる」といって引退するのは 立場上、出来なかったのかもしれないけど 今年いっぱい、魔裟斗が試合をするということは 最後の最後に、魔裟斗は今年いっぱいは K−1 MAXを生きのばさせてくれる ということでもあると思います。 いつまでも「魔裟斗はすごい」と言わせていてはいけない。 リミットは、今年いっぱい。 そして魔裟斗はこのままファイターを続けていたら おそらく、名も無き強豪に敗れたり 若い選手の踏み台となるような 望まない戦いをしたりしなくてはいけなかったりも したでしょう。 優勝して引退を決めた魔裟斗は 最後の最後に、勝ち逃げという手段を選ぼうとしているとも言える。 それに逆らった、本人いわく「かっこつけ」の“反逆のカリスマ”を 誰かが、止めることは出来るのか。 もしくは、このまま伝説になってしまうのか。 その後は、何が残るのか。 引き留められないと冒頭では書きましたが 大がかりなエイプリルフールだったらいいのにな とは、思いました。 だけどそんなことはやらないであろうから魔裟斗は魔裟斗であって、 どんな人にも一目置かせる存在感があった。 魔裟斗を同時代で見ていられたことは、幸福だと思います。 フリーライター佐々木亜希がときどき更新するブログ 「ときどきキックアウト」は K-1 MAXと魔裟斗選手をときどき応援しています。
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posted by sasakey |00:49 |
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