2009年02月12日
田村潔司とU-FILE CAMP
西調布アリーナで開催された 『U-FILE 39』の取材に行ってきました。 まぁ記事としてはやはり 大晦日以来、はじめて公の場に姿を見せた 田村潔司と、同じく大晦日で大会ベストバウト(※私的)を 見せた、中村大介の発言がメインになりますが それはスポナビで見て頂くとして(コチラやコチラ) ここでは、大会の感想と雑感を。 意外と、と言ってはなんですけど 結構、よくU-FILEの大会、取材に行ってたんですよ。これまでも。 あ、でもフリーになってからは始めてです。 メインはU-FILEとCOREの対抗戦、 なぜ対抗戦を偶数でやるのかは分かりませんが 両軍の応援団が盛り上げて、かなり沸いてました。 アマチュア大会や、無名選手の試合を見るときのスタンスは 人それぞれですが、私は、多分、すごい冷たい目で心を閉じて見ています。 前は、見つけよう見つけようと思って食い入るように 見ていたのですが、そうすると逆に いいも悪いも分からなくなることが分かりました。 不思議なもので、冷たく突き放して見ていると逆に 「それでも目に入る」選手が 勝手に目に入ってきてくれるのです。 今日は、大変申し訳ないことに 全部の試合をそうしてきちんと見れたわけでは ないのですが いい選手だなー、いい試合だなーと思ったのは 近藤向平vs谷中戦。右が近藤で左が谷中。 近藤、目が鋭くて、ルックスも良くて、 スリーパー取ったかと思えば足取り返されて、 その「スキのある」部分含めて、 ああ、いい選手だなと思いました。 近藤も谷中も、近々か、2年後くらいに違う大会で見ることが できるはず。続けていてくれれば、きっと。 全体的にアグレッシブな選手多かったです。 選手じゃなくて大会に対してちょっと感じたのは 5分1Rのアマのワンマッチで判定をつけて 結果ドローになるのなら、ZSTと同じに 「一本もしくはKOできなかったら全部ドロー」で いいんじゃないのかな、という点でした。 多分、判定で勝ったり負けたりして内容を考えるよりも 「自分が取れなかったからドローなんだ」と感じるほうが この段階の選手には、いいんじゃないのかなー。と。 あとプロレスルールもありました。 田村(小)&竹田 vs 大久保&柴田戦、10分引き分け。 これまたこんなこと書くのもなんですけど 思ってたより、ずっといい試合でした。 竹田誠志のことを書いたことはあまりないですけど、 私は人から驚かれるくらい期待しています。 ZSTで活躍していた頃から葛西純好きを表明していた竹田は 念願叶って? 大日本プロレスに参戦しています。 いまの時代に総合とプロレス両方に足を置いて 両方に夢を抱き続けることは 多分、想像以上に苦行だと思うのです。 U-FILEに籍を置きながら 己の「かっこよさ」を探し続けている竹田には もうしばらく、じたばたし続けていてほしいな、 と思っています。 さて、U-FILE CAMP代表の田村潔司は 大会に立ち会い、全部の試合を見届けていました。 あらためて考えてみると U-FILE CAMPを成り立たせているのは やっぱり田村潔司の努力です。 現役の選手がジム運営を行うのは わりと、危険が伴う行為ではあります。 運営や育成に力を入れすぎるあまり、自身の選手としての 維持と成長が後回しになってしまったりする。 たぶんU-FILEはマット界でも有数の成功例ですよね。 今回の囲み会見にしても、ジム主催大会の後に 自分の取材を受けるとか、まぁ正直言って露骨だなと思うくらい 自分の名前をジムのために使ってきている。 でも努力というか、力を注いできているのは確かですよね。 おそらく、こちらが思う以上に。 力を使っているということは、 対象に対する感情があり、思いがあるということで。 例えばの話ですけど、忙しく仕事をして 友達との関係を楽しんで、ということをしていたら 家族や恋人に使う時間が少なくなりますよね。 仕事場からはもっと仕事に時間を使えと要求されますし 友達からはもっとたくさんくだらなく遊ぼうぜと 要求されることもありますし そういう中で、いや、自分は家族や恋人のために 時間を使いたいんだと主張するのは、 それなりに戦いでもあったりしますよね。 それでも田村潔司はそれを U-FILEにやってきたんだろうなぁ と。 だからこそ頑固者だと言われるのでしょうけれども だからこそ 「田村さんの名前を出すなら、まずは僕が相手になる」 と言うような、中村大介のような選手も、 出てきたり、するのかなぁって。 いやぁ、あの試合をしてこれを言う中村は、かっこいいですよ。 今回の囲み会見では まぁ記事には弱気発言連発って書きましたけど、それは 「桜庭戦の後で、安易な試合をしたくない」 って、もっともなこだわりがあるゆえで。 まぁ記事には失恋とか書きましたし 本人にも燃え尽き症候群なんですかとか このままフェイドアウトする気ですかとか ずいぶんな質問してしまいましたけど 「僕は(再戦への)気持ちを示したので、それが受け入れられないなら、 それで終わりでいいと思います。 結果として僕の4戦4勝で、それでいいと思います」 「桜庭との試合は、自分の中で大きなテーマだったんで。 何年もタイミングがあわなくて、ずっとこだわりや思いがあって、 ようやくやり遂げたっていう気持ちがあるんで……。 今後については練り直さないと。 お客さんあってのもの、田村の試合が見たいと望まれてのものだし、 試合については僕個人がいくら頑張っても成り立たないでしょう」 「1月の間は本当に好きなもの食べまくってましたね」 とかの言葉は、それだけ、あの試合が大事だったということで。 見出しが欲しい記者にとっては、扱いの難しい言葉なんですけど、 それでも、きれいに包んで生かしたい言葉でした。 少なくとも、田村潔司が 桜庭和志との戦いにプラトニックラブしていたんだということは、 いまさらながら、あらためて感じました。 ただの頑固者じゃないと十分に分かった上で あえて、頑固者と呼んだのが おそらく最初に、田村へ「頑固者」とついた流れではないかと思います。 桜庭戦を終えて、いま、あらためて 自身が何をすべきか考えつつ、そろそろと心技体を整えようとしている 田村潔司という選手は、 やっぱり「頑固者」なんだなぁ、と。
フリーライター佐々木亜希がときどき更新するブログ 「ときどきキックアウト」は 田村潔司とU-FILE CAMPをときどき応援しています。
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posted by sasakey |01:09 |
DREAM |

右が近藤で左が谷中。
近藤、目が鋭くて、ルックスも良くて、
スリーパー取ったかと思えば足取り返されて、
その「スキのある」部分含めて、
ああ、いい選手だなと思いました。
近藤も谷中も、近々か、2年後くらいに違う大会で見ることが
できるはず。続けていてくれれば、きっと。
全体的にアグレッシブな選手多かったです。
選手じゃなくて大会に対してちょっと感じたのは
5分1Rのアマのワンマッチで判定をつけて
結果ドローになるのなら、ZSTと同じに
「一本もしくはKOできなかったら全部ドロー」で
いいんじゃないのかな、という点でした。
多分、判定で勝ったり負けたりして内容を考えるよりも
「自分が取れなかったからドローなんだ」と感じるほうが
この段階の選手には、いいんじゃないのかなー。と。
あとプロレスルールもありました。
田村(小)&竹田 vs 大久保&柴田戦、10分引き分け。
これまたこんなこと書くのもなんですけど
思ってたより、ずっといい試合でした。
竹田誠志のことを書いたことはあまりないですけど、
私は人から驚かれるくらい期待しています。
ZSTで活躍していた頃から葛西純好きを表明していた竹田は
念願叶って? 大日本プロレスに参戦しています。
いまの時代に総合とプロレス両方に足を置いて
両方に夢を抱き続けることは
多分、想像以上に苦行だと思うのです。
U-FILEに籍を置きながら
己の「かっこよさ」を探し続けている竹田には
もうしばらく、じたばたし続けていてほしいな、
と思っています。
さて、U-FILE CAMP代表の田村潔司は
大会に立ち会い、全部の試合を見届けていました。
あらためて考えてみると
U-FILE CAMPを成り立たせているのは
やっぱり田村潔司の努力です。
現役の選手がジム運営を行うのは
わりと、危険が伴う行為ではあります。
運営や育成に力を入れすぎるあまり、自身の選手としての
維持と成長が後回しになってしまったりする。
たぶんU-FILEはマット界でも有数の成功例ですよね。
今回の囲み会見にしても、ジム主催大会の後に
自分の取材を受けるとか、まぁ正直言って露骨だなと思うくらい
自分の名前をジムのために使ってきている。
でも努力というか、力を注いできているのは確かですよね。
おそらく、こちらが思う以上に。
力を使っているということは、
対象に対する感情があり、思いがあるということで。
例えばの話ですけど、忙しく仕事をして
友達との関係を楽しんで、ということをしていたら
家族や恋人に使う時間が少なくなりますよね。
仕事場からはもっと仕事に時間を使えと要求されますし
友達からはもっとたくさんくだらなく遊ぼうぜと
要求されることもありますし
そういう中で、いや、自分は家族や恋人のために
時間を使いたいんだと主張するのは、
それなりに戦いでもあったりしますよね。
それでも田村潔司はそれを
U-FILEにやってきたんだろうなぁ
と。
だからこそ頑固者だと言われるのでしょうけれども
だからこそ
「田村さんの名前を出すなら、まずは僕が相手になる」
と言うような、中村大介のような選手も、
出てきたり、するのかなぁって。
いやぁ、あの試合をしてこれを言う中村は、かっこいいですよ。
今回の囲み会見では
まぁ記事には弱気発言連発って書きましたけど、それは
「桜庭戦の後で、安易な試合をしたくない」
って、もっともなこだわりがあるゆえで。
まぁ記事には失恋とか書きましたし
本人にも燃え尽き症候群なんですかとか
このままフェイドアウトする気ですかとか
ずいぶんな質問してしまいましたけど
「僕は(再戦への)気持ちを示したので、それが受け入れられないなら、
それで終わりでいいと思います。
結果として僕の4戦4勝で、それでいいと思います」
「桜庭との試合は、自分の中で大きなテーマだったんで。
何年もタイミングがあわなくて、ずっとこだわりや思いがあって、
ようやくやり遂げたっていう気持ちがあるんで……。
今後については練り直さないと。
お客さんあってのもの、田村の試合が見たいと望まれてのものだし、
試合については僕個人がいくら頑張っても成り立たないでしょう」
「1月の間は本当に好きなもの食べまくってましたね」
とかの言葉は、それだけ、あの試合が大事だったということで。
見出しが欲しい記者にとっては、扱いの難しい言葉なんですけど、
それでも、きれいに包んで生かしたい言葉でした。
少なくとも、田村潔司が
桜庭和志との戦いにプラトニックラブしていたんだということは、
いまさらながら、あらためて感じました。
ただの頑固者じゃないと十分に分かった上で
あえて、頑固者と呼んだのが
おそらく最初に、田村へ「頑固者」とついた流れではないかと思います。
桜庭戦を終えて、いま、あらためて
自身が何をすべきか考えつつ、そろそろと心技体を整えようとしている
田村潔司という選手は、
やっぱり「頑固者」なんだなぁ、と。
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