2009年01月12日
パスサッカーの勝利(広島皆実×鹿児島城西)
広島皆実と鹿児島城西の戦いとなった今年の高校選手権の決勝。どちらが勝っても初優勝と言うフレッシュな対戦となりましたが、取ったり取られたりの接戦の末広島皆実が初優勝を飾りました。 ここまで大会記録の27得点を取るなど攻撃力が持ち味の鹿児島城西と、総失点1で勝ち上がってきた広島皆実。一見正反対の両チームですが、しかしどちらもマイボールを大事に繋いで行くパスサッカー、と言う意味では同じ指向性を持ったチームでした。しかし、大迫勇と言う絶対的なエースを持つ鹿児島城西と、強烈な「個」に頼らない広島皆実、と言う違いが、そのパスサッカーの徹底度と言う点に現れていたような気がします。相手が強引に突破を図ってきても、あるいは体力的に厳しい時間帯になっても集中を切らさず戦った皆実が勝ったのは、ある意味必然だったのかも知れません。 かつては「サッカー御三家」の一つに数えられていた広島ですが、高校選手権での優勝は41年ぶりと言うことからも分かるように長らく「冬の時代」が続いていました。特に1980年代から90年代にかけてはぱっとした成績を挙げることができませんでした。しかし99年に皆実が高校総体で優勝。その後ライバルとして成長した広島観音も全国大会で上位進出するなど、徐々に力を付けて来ました。 その裏には、サンフレッチェの下部組織の存在が大きな影響を与えたことは想像に難くありません。全国でも有数の力を持つユースが身近なライバルとして存在すること、またジュニアユース育ちの選手が高校に進むことで、広島の高校サッカーの全体的なレベルが上がったのは間違いない、と思います。皆実の高校選手権優勝は、ここまでの広島県の高校年代のサッカーのレベルアップの結果である、と言って良いのではないでしょうか。
- 共通ジャンル:
- その他のサッカー
posted by sanfreccediary |15:59 |
高校選手権 |
コメント(5) |
トラックバック(0)


