2009年08月16日
J1リーグ第21節前半33分
清水×新潟の前半33分の岡崎の先制ゴール。中距離のワンタッチパスがこれだけ繋がると守る方もどうしようもないでしょう。いや、本当に良いものを見せてもらいました。
posted by sanfreccediary |19:38 |
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清水×新潟の前半33分の岡崎の先制ゴール。中距離のワンタッチパスがこれだけ繋がると守る方もどうしようもないでしょう。いや、本当に良いものを見せてもらいました。
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サンフレッチェの第13節を終えた時点で6位、と言う成績は2年前に良く似ています。ペトロヴィッチ監督の2年目だった2007年は、その攻撃的なスタイルが徐々に姿を現して来た年。ウェズレイ、佐藤寿の「J1最強」とも言われた2トップを軸に、リーグで3番目に多い22得点を叩き出していました。またリーグ戦の展開も良く似ていて、G大阪が勝ち点28でやや抜けていた以外は混戦。3位の川崎Fから12位の横浜FMまで10チームが勝ち点5差の中にひしめいていました。サンフレッチェが第13節時点で持っていた勝ち点21は、降格圏の16位とは11の差。当時は、まさかそれから10しか勝ち点を積み上げることができない、なんて思ってもいませんでした。 前年度残留争いに巻き込まれながら勝ち残り、上昇気流に乗りかけていたサンフレッチェの転機となったのは、リーグ戦再開直後の第15節鹿島戦(第14節浦和戦の日程は8月に組まれていた)でした。ウェズレイが怪我で出れなかったサンフレッチェは15分に先制点を許しましたが、その後は内容的に圧倒して前半のうちに追いつきました。しかし後半は鹿島がその実力を発揮して5分に勝ち越しを許し、終盤にリスクをかけて攻めに行ったものの逆にカウンターから2失点。結果としては1-5で敗れることになりました。そして、この試合がターニングポイントとなったと言う意味では相手の鹿島も同じ。この勝利で順位を8位から4位にジャンプアップすると、その後も順調に勝ち点を積み重ねて歴史的な逆転優勝に繋げています。クラブとして持っていた「体力」の差、と言ってしまえばそれまでですが、それにしても強烈なコントラストを描くことになってしまいました。 2年前は2トップ頼りでマークが厳しくなると次の手が無く、点が取れなくなったのに対して今年はどこからでも点を取れるチームになっています。また守備組織が甘く「安い失点」が多かったのに対して、今年は粘り強く守ることもできています。神戸戦で見られたように、苦しい状態から反発する力も見せています。監督にも選手にも「2年前の二の舞いは避ける」と言う気持ちはあるでしょうから、同じことにはならないだろう、とは思います。ただ、だからと言ってまだまだ安心はできません。 その最大のポイントは「選手層」ではないかと思います。2007年シーズンに本当に苦しくなったのは8月以降。夏場に運動量が低下して思うようなサッカーができなくなり、守れず、点が取れずの悪循環に陥りました。そしてそのきっかけとなったのはU-20代表と五輪予選で、チームの主力となっていた青山、柏木らが疲れていたにも関わらず起用せざるを得なかった、と言う問題がありました。また上野、前田の放出によるFWの駒不足も深刻で、ウェズレイ、佐藤寿のパフォーマンスが落ちても代える選手がいませんでした。更に8月にストヤノフを獲得したもののなかなかフィットしなかったのも誤算でした。シーズン終了後にペトロヴィッチ監督は「特定の選手にこだわり過ぎた」と反省の弁を述べていますが、しかし練習で良いパフォーマンスを見せなければ試合に起用しない、と言うのが監督のスタイル。チームとしての層の薄さが2年前の降格の根本原因の一つだと言うのは間違いない、と言えます。 では今年はどうかと言うと、オフシーズンの補強と若手の成長のおかげで2年前よりは層が厚くなっているのは確かです。GK2人と森崎兄弟が不在、と言う緊急事態にも関わらず、サッカーの質を落とさず戦えているのがその証拠だと言えます。ただ、仮にこれ以上離脱者が出てもやって行けるか、と言うと厳しいところ。特に森崎兄弟の復帰の目処が立っていない事を考えると、不安は拭いきれません。 クラブの経営状態や「育てて勝つ」と言う方針を考えれば、少なくとも今の段階で補強を考えることは無いでしょう。とすれば、層を厚くするためには選手を育てるしかありません。思えば3年前、降格の危機に瀕していたチームを救ったのは、20歳の青山と18歳の柏木でした。そろそろブレイクして欲しい平繁。ナビスコ杯で起用されて結果を出した横竹や橋内、大崎。昨年から何度か出場機会をつかんでいる清水。サポーターからの期待も大きい岡本。更に2年目の丸谷、内田、篠原。彼らの中から1人でも2人でもレギュラーに匹敵する力を付けるかどうかが、今後のチームの浮沈を左右することになるのは間違いありません。
posted by sanfreccediary |08:25 |
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2004年に同時にJ1昇格を果たした川崎フロンターレと大宮アルディージャの試合。前半は完全な川崎ペースで大宮はどうするんだろう、と思って見ていたのですが、後半に3点を奪って見事な逆転勝ちを収めました。 それにしても思ったことは、得点を奪うために「個の力」がいかに重要か、と言うことです。川崎の1点目、2点目はいずれも鄭とジュニーニョが1人で打開したもの。大宮の2点目のデニス・マルケスも同じです。更に決勝点となった小林慶行のシュートは、相手の隙を見逃さなかったことと言いシュートの正確性と言い、スーパーなゴールでした。 昨年は最後まで苦しみながらJ1残留を果たした大宮が今季順調に勝ち点を積み重ねてきているのは、デニス・マルケスの力を有効に活用しているから、と言って良いでしょう。一方の川崎は、「個」に優れたフッキを放出したことで、安定した戦いができるようになりました。チームを生かす「個の力」と壊すこともある「個の力」。そのバランスポイントを見つけることが、チーム作りに最も重要な事なのかも知れません。
posted by sanfreccediary |20:54 |
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クゼ監督を解任して再生を図った千葉が京都を下し、今季初勝利を挙げました。 これまで千葉を何試合か見ていて、悪いサッカーはしていない、と思っていたのです。でも、それでも勝てないのが「流れ」と言うもの。負けが続くと自分たちのサッカーに自信が持てなくなり、つまらないミスから失点したり、あるいは運が悪いとしか思えないような事が起きて敗戦を重ねるものです。千葉が苦しい戦いを続けていたのは確かですが、しかし例えば2006年の広島(小野監督が解任された年)のようにサッカーの中身までは崩れていなかったのだろう、と思います。監督交代をきっかけとしてわずかにリフレッシュできたこと。それがこの勝利の原因なのではないでしょうか。 一方の京都ですが、前節せっかく連敗を脱出したのに勢いに乗るチャンスを逃した、と言う感じでした。こちらは昨年までの流れを維持しつつ新戦力をフィットさせてチーム力をアップさせる、と言う方針で来ていましたが、ここに来てやや閉塞感を感じているのではないでしょうか。この試合の結果は、決してフロックではない。加藤監督も言うように相手に「運動量でも出足でも負けて」いたのでは、「本当に勝ち目がない」と言って良いでしょう。ここを乗り切らなければ、またもや「エレベーターチーム」に逆戻りしてしまいます。千葉が正念場なのはもちろんですが、京都もまた、厳しい状況にあるような気がします。
posted by sanfreccediary |17:53 |
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千葉、いいサッカーしてるんだけどなー。選手が抜けても、監督が代わっても、良く走るひた向きなサッカーは同じ。新居の素晴らしいゴールで同点に追いついた時は、そのまま逆転まで行けるんじゃないか、と思いました。が、最後は力で押され、2点差での敗戦となってしまいました。 今日はこの試合の前に横浜FM×柏もテレビ観戦していたのですが、千葉×大宮の方がずっと面白い試合だったと思います。千葉には、それだけのポテンシャルがある。でも大宮に負けてしまったのは、結局のところここぞというところで決める事ができたかできなかったかであり、個人の力の差だったように思います。 こんなふうに、いいサッカーをしながら勝てない、と言うのが一番苦しいんですよね。千葉はとにかく、今は自分たちを信じてやり続けるしかありません。頑張れ。
posted by sanfreccediary |17:52 |
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Jリーグ最終節のG大阪戦。出場停止や怪我人も含めてレギュラーの半分を休ませたサンフレッチェは、G大阪に押し込まれ一度は逆転されながらも粘り強く戦い、終了間際に槙野のゴールで追いついて引き分けに持ち込みました。 このゲーム、広島にとってはホーム最終戦とは言えほとんど消化試合と言うべきものでした。対するガンバはマグノ・アウベスの突然の解雇や明神、家長の欠場などあったものの、それ以外はほぼベストの布陣でした。 そして試合展開は予想通り、ボールを支配するガンバに対して広島がカウンターを狙う、と言う構図でした。しかしそれが見事にはまって先制点は広島。その後地力に勝るガンバに一度は逆転を許したものの、終盤は逆に押し込んで最後のセットプレーのチャンスで引き分けに持ち込みました。 普段、サンフレッチェを見慣れていない人は「なんで控えメンバーでこれだけの試合が出来るのに、16位に終わってしまったの?」と思うかも知れません。いや、サンフレッチェのサポーターでさえ、解せない気持ちが強いでしょう。 しかし実際のところ今年のサンフレッチェは、控えを多く出した方が良い試合ができることが多いのです。例えば5/9のナビスコ杯G大阪戦。主力4人を休ませたにも関わらず1-0で勝っています。また7/8のナビスコ杯準々決勝では、フル代表とU-19代表5人を欠いて鹿島に競り勝ちました。更に8/18の大分戦では、出場停止の柏木に加えて青山、森崎浩が突然欠場したにも関わらず2-0で勝っています。 にも関わらず、なぜ「サンフレッチェは層が薄い」と言われ続けたのか。それはおそらく、ある試合で若手が良いプレーを見せたとしても、それが次の試合や普段の練習で続けることができない、ということなのです。例えばナビスコ杯の準々決勝2nd leg。勝った1st legと同じメンバーで戦ったものの調子が出ず、U-19代表組を途中から投入することになっています。やればできるのは分かっている。でも常に力を発揮できるとは限らないのが、このチームの最大の問題なのです。 別に若手に限らず、このチームが「やればできる」のは確かです。それは前半戦の戦いを見れば明らかだと思います。でも常にその力を発揮できるとは限らないと言うのもまた、このチームの明確な課題なのです。来週水土に予定されている入れ替え戦。普通に考えれば広島の優位は動かないと思います。仮に今日のメンバーで戦ったとしても、勝つ可能性は十分にあると思います。しかしそのために必要なことは、試合を平常心で戦えるかどうかだけなのです。相手がどうかと言うこととは関係なく、自分たちの本来の力を発揮できるかどうかだけが問題なのではないか、と思うのです。
posted by sanfreccediary |16:56 |
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広島ビッグアーチで行われた今日の浦和戦。先に3点取られ、途中から追い上げたものの突き放され、終了間際にもらったPKも決めることができず2-4で敗れ、浦和戦の「勝てない記録」は13に伸びてしまいました。 この試合、内容にスコアほどの差があったかと言うとそうでもなかった、とは思います。ウェズレイが失敗したPKだけではなく、前半早々の青山の突破や駒野から寿人へのクロスなど何度も決定機を作ってますし、チャンスの数だけから言えば浦和とさほど違いはなかった、と思います。特に前半30分ぐらいから盛り返したこと、一時は1点差に迫ったことなどチーム全体の前に行く力は評価して良い、と思います。 ただやはり問題は失点の多さ。今日も失点シーンは身体の寄せが甘かったりマークの受け渡しに失敗したり、と守備の組織の拙さを突かれたものでした。点を取られてはいけない時間帯にあれだけ簡単に点を取られたんではいくらやっても勝てないし、また代表組の疲れのためパフォーマンスが上がらなかった浦和にも、余裕を持って戦いを組み立てさせてしまいました。 なぜ広島がこのようなサッカーになってしまうのか。それはペトロヴィッチ監督がトルコキャンプから取り組んできた攻撃サッカーにある、と言えます。DFラインは相手と数的同数になるのを怖れずどんどん前に出ること。またマイボールの時には最終ラインからでもパスをつなぐこと。そしてボールが前に行った時には両サイドともに攻撃参加して人数をかけて攻めること。これらの基本戦術がある程度浸透したからこそ0-3からでも追い上げることができたわけですが、しかし勝つためにどう守るかと言うことが整理されていないのが失点が減らない原因なのではないか、と思います。 思い出してみれば2001年、ヴァレリー監督がチームを率いた時も似たようなものでした。あの時のバランスの悪さは今以上と言う感じで、久保、藤本、大木の強力な3トップで点は取るものの失点もまたあっさりしたものでした。いくらリードしていても終了間際にひっくり返された試合も多く、まるでザルで水をすくうような戦い方でした。 当時ヴァレリー監督は勝てるチームを作るためにいろいろと試行錯誤を繰り返し、4バックを止めて3バックにしたり、3トップも封印したりしてようやく守備が安定して勝てるようになりました。高い理想を掲げてスタートしたもののなかなかうまく行かず、理想と現実をすり合わせながらの戦いでした。 一方ペトロヴィッチ監督は、昨年は理想を追いながらも現実的な戦い方でJ1残留を決めたわけで、おそらく守備を固めて勝ち点をちょっとずつ積み重ねる、と言う戦い方のオプションは持っているはずです。しかしそれはなるべくならしたくない。なぜならそれをやってしまったら、トルコキャンプから積み上げてきたものをリセットすることになるからです。 この敗戦は広島サポとしては哀しいし、また失点シーンは情けないのですが、しかし半年前のガンバ戦を思い返してみれば、ほぼ一方的に殴られっぱなしと言う感じで、チームとしての完成度の違いを見せつけられたものです。それに比べればこの試合を見る限り、選手もチームも成長していると思います。監督と言うのは、うまく行かなくなると色々といじりたくなるもの。監督はそれを必死で我慢しているんですから(たぶん)、我々サポーターは信じて待つしかないように思うのです。
posted by sanfreccediary |19:44 |
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昨日三ツ沢で行われた横浜FC戦は、ボールを支配される時間が長く苦しい試合となりましたが、ウェズレイの2ゴールでサンフレッチェは2-1で何とか勝つことができました。 前節ホームで完敗を喫したこと、連戦の疲れが極限まで来ていたこと。そして相手は最下位に低迷していたこと。そう言う難しい状況の中でペトロヴィッチ監督の選択は、最も信頼する11人をピッチに送り出すことでした。そしてその策は、だいたいのところは成功していたと思います。更に疲れから足が止まり、得点が入ることで流れが変わりそうになると、それに対する対応も素早いものでした。その典型だったのが、後半14分の交代のシーン。途中から投入した桑田の動きが悪いと見るや惜し気も無く槙野を投入し、戸田をボランチに上げて守りを固めました。また勝ち越した直後にはすかさず柏木に代えて高柳を入れ、中盤の運動量を増やして横浜の逆襲に備えました。前節は疑問の残る采配で勝ちを逃した、と言う感じでしたが、昨日は流れを見た的確な采配で勝利を引き寄せた、と言って良いのではないでしょうか。 しかし勝利の一番の要因は、90分間を通して選手の集中力が切れなかったことだと思います。前節ミスから失点に絡んだ木寺やストヤノフ、森崎和ら守備陣は、ボールを支配されても、あるいは中盤の選手がペナルティエリアの中に上がってきていても落ち着いて対応し、シュートを味方よりも少ない11本に抑えました。失点シーンだけは一瞬の隙を作ってしまいましたが、それ以外はボールを支配された割には決定的なピンチは少なかったと思います。集中力、と言う意味では攻撃面でも同様です。中国新聞によると佐藤寿は横浜FCについて「つなぐサッカーに慣れていない。プレスをかけた時にミスが多い」と分析していて、2点目につながるチェイシングは相手のミスを予測してのものだったそうです。疲れが溜まっているため90分間走るのは難しいと言うことで、ラインを下げて戦わなければならないと言うチーム状況。しかしその中でも一瞬の隙を突いてゴールを奪うことが出来たと言うことは、攻撃陣の集中力の賜物だと言えるでしょう。 試合後にペトロヴィッチ監督は高木監督について語った中で「私自身も、今日負けていたらクビになっていたおそれもあります」と言っていますが、これはある程度は本音も含まれていたのではないかと思います。昨年6月に就任してどん底にあったチームを立て直し、更に上を目指してチーム作りを進めてきた今シーズン。守備重視の戦術から攻撃中心に転換してある程度は成功し、また若手選手も育ちつつあるものの、綻びもまた目立ち始めていました。特に代表招集や過密日程の影響がじわじわとチームを侵食して狙いとするサッカーができなくなり、内容も結果も悪い状態に落ち込みつつありました。ここでもし負けてしまえば残留争いに巻き込まれ、上を目指すようなサッカーを諦めなければならなくなったはず。つまりペトロヴィッチ監督にとってこの試合は、チーム作りの上では正念場、とも言える戦いだったのだろうと思います。ここまでの勝ち点29と言うのはJ1残留の安全圏だとは言えませんが、しかし残り10試合で2、3勝と考えればそう難しいミッションではないでしょう。次節は2週間後となるのでその間にしっかりと休養し、また戦術を練り直して次の戦いに臨むことができる。そのためには非常に重要な勝利だった、と言って良いのではないでしょうか。
posted by sanfreccediary |11:52 |
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FC東京に惨敗を喫した試合後に広島のペトロヴィッチ監督は「0-5と言う試合の後では何を言っても言い訳に聞こえる」と語っていますが、確かにその通り。終盤の5分間に3点を奪われたのは自滅としか言いようが無いもので、せっかく平日の夜にスタジアムに来たファンに見せるような内容では無かった、と言わざるをえません。リードされてリスクをかけて攻めに行って追加点を奪われると言うのは良くあることですが、昨日の最後の3失点は攻めに行って取られた、というものではなく集中力の無さからのもの。2点差でも5点差でも負けは負けですが、それにしても不甲斐ない失点でした。 ではなぜこのような結果になってしまったか。それはやはり連戦と暑さからの疲れ、と言う面は否定できないと思います。この日のサンフは中盤から後ろのパスミスが非常に多かったのですが、これはいつもよりも選手が動けていないから。普通なら味方の選手が走り込んで来るべきスペースへの動き出しが遅れてしまい、相手に先に触られていたと言うことでしょう。またパスの出し手の方にも判断のブレがあり、パスコースとスピードに狂いがあったと言う側面もあります。チーム全体が動けていないところでいつも通りのサッカーをしようとしても上手く行かないのは当然で、それが最後まで修正できなかったところに敗因がある、と言って良いと思います。 もちろん、幸運がわずかに足りなかった、と言う側面もあります。例えば前半37分の森崎浩のヘッド。あるいは前半終了間際のCKからのチャンス。仮にどちらかで同点に追いついていれば後半に臨む両チームの気持ちにも違いがあったはずで、結果が逆になっていたとしても不思議ではなかったと思います。更に4 バックにして攻勢に出た時間帯でもストヤノフのパスやドリブルから何度もチャンスを作れていたので、そこで得点を奪うことができていれば流れは変わっていたでしょう。こちらに来た流れをつかめないままに推移して一方的な試合になると言うことは、サッカーでは時々あること。それがたまたまこの試合に出てしまったと考えれば、それほど深刻に考える必要もないのではないかと言う気がします。 ただ、やはり敗戦の原因として監督の采配の問題は指摘せざるをえない、と思います。まずは、前節で機能した布陣を変えて臨んだこと。また後半から今季初めての布陣に切り替えたこと。これまでほとんどやり方を変えずに我慢することでチームを作ってきたペトロヴィッチ監督とは思えない采配が、チーム全体の混乱を呼んだと言わざるをえないように思います。また、疲れのため普段通りのサッカーができない状態なのにも関わらず、有効な手が打てなかったのもどうでしょう?大分戦で良い働きを見せていた桑田や李を起用する、と言う手はなかったのか。疲れのためにボールキープもままならない状態だった柏木を90分間引っ張る必要があったのか。こう言う言い方をするのは本当は好きではない(結果論でしかないから)のですが、それにしても采配次第ではもう少し何とかなったのではないか、と言う思いは捨て切れません。 とは言え、次の試合はまた2日後に巡ってきます。相手は最下位・横浜FCと言うことで、今度こそ絶対に負けられない試合です。いかに昨日の敗戦を頭から振り払って切り替えるか。そして疲れた身体を癒して、試合に向けてのコンディションを作って行くのか。「戦術」や「メンバー」や「戦う気持ち」などよりも、今はそちらの方がずっと重要なのではないでしょうか。
posted by sanfreccediary |09:38 |
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この試合のポイントは、新しいメンバー、新しいシステムでどのように戦うか、と言うことだったと思います。その中でも特に初先発の木寺とストヤノフの守備陣がどのように守るか、戸田と青山のダブルボランチが機能するか、そして佐藤寿のワントップが点を取れるかどうか、と言うことでした。そして結果は、と言うとまずまずだった、と言って良いのではないでしょうか。失点シーンはどちらもあっさりしたもので、特に1点目はカバーリングが遅れたことが原因だったと言えます。また2点目もファーサイドでフリーになっていた田中隼へボールが通るのを許し、そこにカバーに行けなかったのが問題でした。しかし守備が崩されたシーンはこの2回ぐらい。全体的に横浜は攻め手が見つからず、サイドから放り込まれるボールとそのこぼれに気をつければ良い、と言う感じでした。戸田の前からの厳しいチェックとDFライン、及び木寺の奮闘があったからこそ引き分けに持ち込むことができたと言うべきで、今後に向けて得るところが大きかった、と言えるでしょう。 一方の攻撃ですが、佐藤寿が相手を引きつけ2列目からの飛び出しでゴールを奪う、と言う形で2点取ることができました。これまでのサンフレッチェの攻撃は、と言えばウェズレイのキープ力と展開力、そして決定力に頼ることが多かったのですが、それ無しでも攻撃の形が作れたことは重要な結果だったと言えます。特に森崎浩に今季初めてのゴールが生まれたことは、今後に向けて大きな意味を持つのではないかと思います。 後半、特に横浜がマルケスを投入してからは受け身になる時間が長くなってしまい、リードを守れなかったのは反省材料として残ります。しかしそもそも暑い中での連戦で運動量と集中力が切れても不思議では無かったこと、にも関わらずしっかりと勝ち点1を取ったことは高く評価すべきでしょう。また終盤に投入された若手選手が自分の仕事をやりきった事も、引き分けに持ち込むことのできた要因でした。好調の横浜FMのホームゲームだった事なども考えれば、無理に攻めて逆転を食らったりすることなく引き分けることができて良かった、と言って良いのではないでしょうか。
posted by sanfreccediary |07:59 |
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