キキアシワアタマ

W杯出場国枠拡大は、日本代表を悩ませてきたダブルスタンダードからの解放をもたらす

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FIFAは2026年大会からサッカーワールドカップの出場国枠を、現行の32から48へ拡大すると発表した。 ネットニュースでは利益追求主義だなんだと批判的な記事が多かったが、閲覧数追求主義でモラルに欠けた記事を連発する連中がぬけぬけしゃあしゃあとよく言えたものだというのが率直な感想。

今回の決定は日本代表にどんな影響をもたらすか。一番は「アジア予選の壁が低くなる」という事だと思う。

大前提への疑問として人口縮小のスパイラルにある日本がアジアサッカー界で今後も今の立ち位置にいれるのかというクエスチョンがある。これは野球→サッカーへと球技人気が移行している現況があるので心配はしていない。今後も日本サッカーに停滞はあっても衰退はないだろう。

「アジア予選の壁が低くなる」、この事が予選の面白みを失わせてしまうという懸念についてもそこまで心配していない。 日本のトップが集うフル代表戦は無条件で国内サッカーフリークの関心を集め続けるだろうし、多くのサッカーファンにとってはその日行われるアジア予選の相手がどこであるかは関心の対象にならない。サウジアラビアとアラブ首長国連邦にどのくらいポテンシャルの差があって過去はどうだったかという話題は日本では誰の関心も集めないし、今後もそうだろうと思う。例外は日韓戦ぐらいか。 またアジアの壁が今より低くなる事で代表チームに「緩さ」が出てくる可能性が指摘されるかもしれないが、いまどきそういったパーソナリティーの持ち主はJリーガーにすらなれていないのが現状だと思う。

ではアジアの壁が低くなる事でおこる大きな影響とは何か。 勘のいいユーザーならタイトルの時点でお気づきだろう。最近の日本代表強化のなかではアジア予選を勝ち抜くための「対アジア仕様」のチーム作り、アジア予選を勝ち抜いてからの「対W杯仕様」のチーム作りが行われてきた。この2段階式のチーム作りは、ただでさえ強化期間の限られるナショナルチームではあまりにも効率が悪い。 2023年から始まるアジア予選のタスクレベルが少し下がる事で、若手の積極登用や戦術的実験といったような思い切った采配が増え、フル代表の強化がより充実していく。この好循環が日本代表によい影響をもたらし、W杯でよりよい結果が見込めるようになるだろう。だから今回の出場国枠拡大は個人的には大賛成だ。



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