2008年03月06日

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

『ポリバレント』と『スペシャリスト』・・・対立論の無意味。

以前に少し書いたことがある。最高のポリバレントはサッカーのスペシャリストであると・・・
今もテレビや雑誌では二つは対立するものとして議論の対象になる。「ポリバレント」か?「スペシャリスト」か?この二つは全く対立しないと僕は思っている。
オシムの言うところの「ポリバレント」なタレントとは、決して器用な選手を指して言っていることでも、複数のポジションをこなせるという意味でもない。ましてや、素晴らしいドリブルやパスやシュートというスペシャルな能力を持っていないという意味でももちろん無い。
例えばオシムの言うところの「ポリバレントな能力」というのは、ロナウジーニョにペロッタの運動量があれば、加地にベッカムのクロスがあれば・・・という問いかけのようなものでもある。
今では代表でいわゆる「ワンボランチ」として使われているらしい鈴木啓太・・・今の代表ではDFラインの前の掃除屋に過ぎず、去年のプレイに比べるとスケールダウンの印象は否めない。これはシステムやフォーメーションが変わってしまったのが原因ではないと思う。
「オシムさんに頭の中を変えてもらった」という鈴木啓太は、オシムによくこう言われていたそうである。
「啓太!もっとシュートを狙っていいんだぞ!」
自分に出来ることをするというのは悪いことではない。ただ、限界を自分に決めてしまってはサッカー選手としての伸びは期待できない。彼の前に出る力や、誰よりも早く守から攻へと切り替え、カウンターの起点にすらなっていた姿は今の代表では殆んど見られない。そこでのプレイが彼に向上心を与え、さらには自分に足りないものを強く自覚させていたに違いないと僕は想像する。

現代サッカーの潮流は、一つの仕事だけしてればいいというのを殆んど許さない。攻撃の選手は攻撃を・・・守備の選手は守備を・・・というのは殆んど許されてはいない。
「自分の得意なプレイだけをしようとしていた選手がまだいた。」
これは、アジアカップの総括でオシムがいった言葉だ。誰のことかは正直分からないが、全員に当てはまることだとも言える。オシムの選手達へのメッセージだと僕は思っていた。見るからにそういう怠惰な選手は居なかった。

ポリバレントな能力は現代サッカーに適応する為には必要な能力だ。必要とあれば、俊輔もロナウジーニョも、サイドバックの仕事をする必要がある。中澤がゲームメイカーにならなければならない瞬間はあるし、駒野がウイングになったりFWになったりする必要も試合の中には必ずある。そこで何が出来るかがオシムが求めていた能力でもあると僕は思っている。
俊輔がパサーだから、守備が出来ないとか、駒野はDFだから、前線に行っても脅威にはならないとか・・・それは決して相手チームは見逃してはくれない。内田のクロスの精度が加地より上だとしても、覚束ない守備を見せていれば、そこはたちまちにしてチームの弱点になってしまう。

攻撃な得意な選手には守備を、守備の得意な選手には攻撃をするように仕向けるのはオシムの常套手段であった。この事一つとってもオシムの言わんとしていた「ポリバレント」が透けて見える。

仕掛ければ失敗してもいいのか?その意気込みやヨシ!とは僕も思う。ただ、仕掛けても失敗してもいいとは思わない。せめて二回に一回くらいは勝たなくては、チームの走る姿勢すら奪いかねない。そういう執念が無ければ勝てないかもしれないし、それでも仕掛けることが出来なければ、シビアな場面では勝負できない。・・・かもしれない。勝負するとはそういうことだと僕は思う。過保護な中では、そういう勝負心は洗練されないのではないか?
また「スペシャリスト」の間違った解釈は、スケールの小さなドリブラーや、シュートを打つことが素晴らしいと勘違いするFWを育てることになりはしないか?
ヘディングのスペシャリストである巻は、カウンターつぶしのスペシャリストでもある。予測やマークに優れた阿部勇樹は、ボールを奪えば攻撃の起点になり、ドリブルでも持ち上がることが出来る。またその流れのまま攻めあがれば、相手にとっては危険なフィニッシャーでもある。
恐らくはプレイの選択肢の少ない巻を、オシムはポリバレントなタレントに分類はしないが、ジェフ時代に相手のエース・・・守備の苦手な選手に、度々阿部をマッチアップさせていたことを考えても、間違いなくトータルな能力に優れた阿部はポリバレントなタレントである。そして、彼自身は今も足りないものに気づき続けているのではないか?
オシムが「ポリバレント」な能力を選手に求め続けていたのは、選手としての「引き出し」を増やす為だったのだと今は感じている。そして一般的にはその「引き出し」が多い選手は、いい選手とされているのも事実だと思う。

オシムは選手に「均質」を求めていたわけではない。ただ、チームに対する責任として、最低限の仕事を求めていただけだと僕は思う。いわゆる「スペシャリスト」を嫌っていたわけではない。


敬称略

  • 共通ジャンル:

posted by モーリー |20:48 | コメント(17) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/samurai103/tb_ping/66
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

   失礼致します。

 私の「ポリバレント」の捉え方は、サッカー選手としての資質が高い選手と考えておりました。
 資質が高い選手は、例えば良い攻撃の選手は、自分のチームのどこを相手が狙ってくるか予測できるものと思います。それを守備に応用すれば、(少なくとも危機察知では)良い守備者になれます。そしてその逆も有りです。
 そういう意味で、ポリバレントと言うのは、フットボーラーとしての基本能力が高いと言うイメージですね。オシム前監督の意図とは違うかも知れませんが。
 このシリーズがどういう結論を用意してるのか知りませんが、管理人さんに合いそうな言葉を見つけました。
 (前略)私を捨て君たち自身を見出す事を。そして、君達の全てが私を否定する事が出来た時、私は君達のもとに帰ってこよう。―ニーチェ(この人を見よ)
 どこかのブログでニーチェの名前を見て、久しぶりに本棚より取り出して読んでみました。私が持っているのは、これ一冊ですが。
 私の見解では、ニーチェは、その当時ならともかく、現代人なら理解しやすいと思ってますよ。
 長文失礼致しました。

posted by 傍観者 | 2008-03-06 22:55

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

 ご無沙汰しています、あきら@です。またお邪魔しますね(モーリーさんも私と同じ79年生まれでしたか。どうしてもサッカーに熱入りますよね)。

 マルチロールなスペシャリスト。数年前、ミランのアンチェロッティ監督がWSDのコラムで書いていましたね。その頃オシムさんもジェフ監督でしたから、世界の潮流をジェフで体現させようとしていた、ということでしょうか。

 ビジネスの世界でもそうなりつつありますが、ポリバレントとは、
 
「複数こなせる仕事の中から、今自分がなすべき仕事を的確に選択し、それを高いレベルで成しえる人材」

 ということなのでしょうね。私の中では、ポジション論ではなく、「多才」「慧眼」「高質」の総体をポリバレントと考えています。

 「今だ!」と判断したときは、遠慮なく自分の武器を使う。オシムさんは、選手のそういう判断力と決断力を育てていたように思います。結局サッカーは選手がやりますから、誰が監督になっても自分のプレーができる、そういう状況が行き先だったんでしょうね。

 長文に追伸で恐縮ですが、開幕戦、日産スタジアムに行きます。マリノス×レッズ、お互い期待したいですね。  

posted by あきら@ | 2008-03-06 23:09

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

書かれていることは、正に仰る通りだと思います。

ただ、少し疑問に思っていることがひとつ。

今回書かれていることは、今やサッカー界の常識だと思っていたのですが、違うんでしょうか?

オシム以前には、確かに私も含めてあまり理解出来ていなかったことかもしれませんが、オシムさんが代表監督時代にやっていたことや話していたことを素直に解釈すれば、普通に分かることだと思えるんですが、これは私の思い違いなのでしょうか?

ちなみに、以前、私が「彼(オシムさん)は、まだ自分の考えをピッチに3割も表現していなかったと思います。」というコメントをしましたが、それはオシムの考える最低限の仕事をこなせる選手が、昨年12月時点では、代表にはほとんどいなかったから、という意味を含めています。

最低限の仕事ができるようになった上で、そこにスペシャリティを上乗せできる選手が、オシムの考える「スペシャリスト」なんじゃないでしょうか?
だから、俊輔や松井は「スペシャリスト」ではないでしょうね。

ちなみに、オシムのスペシャリスト好きは有名だと思いますよ。
ただ、ユーゴスラビア代表には「スペシャリスト」がいたけれど、いまの日本代表には「スペシャリスト」がいないだけで。

でも、それを育成しようとしてましたよね。

2010年に、オシムの言う「ポリバレント(最低限の仕事ができる選手)」9名+「スペシャリスト」2名で構成される日本代表を見てみたかったですね。

それから話は逸れますが、監督が岡ちゃんに代わってから想像以上に代表がひどくなったので、がっかりしています。

オシムの下は、各選手が自ら伸びようとするのが見てとれました。
自助努力を促す、とでも言えばいいのか、方法や考え方、モチベーションをオシムが与えて、それをきっかけに各個人が伸びていき、少しずつ代表が強くなっていたと思います。

しかし、岡ちゃんが監督になってから、それがすっかり消えてしまったように見えるのです。
たった6試合で判断するのは早計かもしれませんが、サイドチェンジが少なくなった、とか、走らなくなった、ということよりも、それが一番ショックです。

これでは、「日本化」は遠い。

オシムが「日本化」するのではなく、オシムが与えた方法・考え方をきっかけとして、日本人選手達が「自ら日本化していく」というシナリオが崩れてしまった感があります。

杞憂だといいのですが、、、、、。

posted by ジダ | 2008-03-07 00:23

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

個人的な理想はスタメン全員がスペシャリストであればいいのですが・・・無理ですね。
無難にこなす選手は何人かいると思うので、スペシャリストが出てくることを期待しています。

posted by k | 2008-03-07 00:51

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

お早うございます。再開ですか、
私はポリパレントの意味が多様性と世間では解釈されていますが、
誰が訳したのか、根本が間違っているのではないかと思っていました。
politic⇒思慮深い、分別
parent⇒生み出す者、(親)
このあたりが原義の意味ではないかと、
すなわち、その刹那、刹那に、
思慮深い(正確な)判断とアイデアを産み出せる者を目指せという意味ではないかと、
リスクやチャンスを察知しろとかの意味もあるのでしょうが、
例えば、相手の最終ラインにプレッシャーをかければ、数的優位を作れず、
回りまわって相手の攻撃力を弱体化できたり、
相手のFW等攻撃的選手にプレッシャーをかければ、相手のフォローが前に集まり、守備ラインあたりを手薄にできたり、
相手のサイドにプレッシャーをかければ相手FWを孤立させやすくなったり、
相手のDHにプレッシャーをかければ、
相手のCBを前につり出し裏を取りやすくなったりというように、
風が吹けば桶屋が儲かるの例えに似た面がサッカーにはあると思います。
守備的になれば相手の攻撃を誘発し逆に危険を招いたり、
攻撃的になれば味方の守備機会を減らして、逆に守備的になったり。
サッカーは何かをする事で意図したものと別の効果が別の場所で現れる事も多い等を踏まえれば、
常に思慮を張り巡らせて、
攻撃にも守備にも使えるアイデアが瞬時に次々生み出せる選手になれ、
という感じかと取っておりました。

posted by weed | 2008-03-07 07:01

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

そろそろマリノスサポなら今年の展望とか順位予想などされてはいかがでしょうか?

posted by かむ | 2008-03-07 12:21

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

今思うと、オシムは結局「日本化」をする為、あるいはその「日本化」へのスピードを速める為に「ポリバレント」という言葉を使ったのではないかと思う。
世界サッカーの流れから見てもそれは必要だったし、日本人の器用さや「守備も攻撃も!」と言われれば素直にそれに取り組む愚直さなど端から理解してたんでは?とも思ってしまう。(まぁ、完成系を見れなくなっただけに美化してるフシはあるが^^;)

個人的に思うことは攻撃的MFにもう少し「得点」への意識が欲しいということ。
FKを含むセットプレーのキッカーとしては世界でも「スペシャリスト」に分類されるであろう俊輔も「得点力」となると完全にランク外ですからね。。。
俊輔が守備力をつけることも立派な「ポリバレント」ですが、「得点力」をつけることも同様でしょう。
遠藤・憲剛はじめ、啓太にミドルシュート(得点力)の正確性が身につけば・・・。

ただ、間違いなく「スペシャリスト」も必要でしょう!オシムは嫌ってたわけでも排除しようとしてたわけでもないでしょうし。
それについては次回記事を楽しみにしてます♪

posted by DGS | 2008-03-07 19:39

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

weedさんのおっしゃるような「ポリパレントな選手」観、オシム前監督も、選手にそのような要求をしていたのかもしれません。
ただ、ポリバレントは「polyvalent」で、もとは科学用語ではないでしょうか?
横から失礼しました。

posted by ric | 2008-03-07 20:06

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

ricさん訂正有難うございます。
私の間違いのようです。
「は」に○のpaではなく「は」に(゛点々)
をつけたvaだったのですね。
大変失礼しました。
フランス語の「プリヴァランpolyvalent多彩な、多用途、多様性」
接頭語poly多数の、多量の
+接尾語valent 価値、という意味だんですね。
ならば、意味がちがってきちゃいます。
申し訳ありませんでした。
モーリーさん削除してください。

posted by weed | 2008-03-07 20:41

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

ポリバレントとは、心の問題でもあるということですね。
仰る通りだと思います。
A代表に呼ばれるだけの力を持った選手が、ほんとうに「一芸」しかないわけは無いという意味でも、説得力がある論説だと思います。
鈴木啓太選手の例を取っても、「危険なスペースを予見して、カバーするセンス」を攻撃に発揮すれば、「危険なチャンスメイカー」足り得る。
だからもっと「シュートを狙える」ポジションに飛び込んでいいんだぞ、という事だったと想像できます。
パスミスよりシュートミスの方が、味方へ与えるダメージが少ないということもきっとあるのでしょう。

「自分の得意なプレイだけを・・」というのは、「自ら可能性を狭めている」という歯がゆさを選手に感じていたために出た台詞なのかもしれないとも想像できますね。

posted by Tadahide | 2008-03-08 02:19

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

 おお!再開ですね!!

 「多様性」と「専門性」は反しない。両方あるもんですね。自分・味方がボールを奪われたその時点でいる位置で、どうすべきか。自分・味方がボールを保持した時点でポジショニングしている位置で、どうすべきか。ほかの仲間の得意分野や、自分の得意分野を理解したうごき。なんというかな、局面局面の対応力といったらいいのか、判断力と言ったらいいのか。

 仕事でも、似たような状況が多いような気が。いや、下手に手をだして、最悪な状況になるってこももあるけど、担当分野でなくても、取れうる最善の策はあるわけで。なんもしないで、ボーっと見てるってのはダメですもの。

 weedさん、語源は違ったかもしれないけど、言わんとしていることは、ものすごくわかりますよ。

 

posted by HemRcok | 2008-03-08 06:15

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

 連投&横槍すみません。
 
 >傍観者さん
 ニーチェ、読んだことないけど、この言葉は、すげえ来るものがあります。いま、読んでる本も読み終わってないのに、読みたい本のリストのみ増えますなぁ。こういう話が聞けるのが、スポナビのいいところなんだよなぁ。

posted by HemRock | 2008-03-08 07:43

返信

コメント投稿者ID :

遅くなりましてスイマセン。
ご機嫌の管理人から返信です!試合のほうは帰って見るのですが・・・スタメンは11人中10人ビンゴでした!!うーーん。惜しい!!

傍観者さん。
いつもありがとうございます。
僕のポリバレント解釈は、サッカーを良く知っていて、優先順位を場所や局面で変えられる人・・・それをピッチで具現化する体力を持っている人・・・という感じでしょうか?
傍観者さんの言うところの資質の高い選手と多分同じですね。いい選手というのは常に相手にとって嫌なプレイをするものです。恐らくは、オシムさんも同じようなイメージを持っていたと思いますよ。少なくとも僕はそう思っています。
ニーチェですか!難しそうですが読んでみることにします。(感想は次あたりのコメント欄にでも)あ、あとネタばらしを、ちょっとするならば私は決して彼の帰還をこのシリーズで訴えることもなければ、いわゆるオシムサッカーに回帰せよ!とも言いません。オシムをこえてゆけ!という気持ちを込めると思います。
いつもありがとうございます。勉強になります!

あきら@さん。
お久しぶりですね。
あきら@さんもゴールデンエイジですか!うふふ、まだ僕達の同級生が頑張ってくれてますね!
アンチェロッティのそれは読んだことがあるかもしれません。マルチロールと言われはじめたのは、たしかザンブロッタとネドベドのいたリッピ・ユベントスだったかと思います。このメカニズムというのは戦術的な柔軟性を持たせるというよりも、既にあるフォーメーションの人の入れ替えによって敵を混乱させたり、選手交代に柔軟性を持たせるというイメージが僕は強いです。アンチェロッティはどういう意味合いで使っていたのかなあ・・・
僕はビジネスでも「ゼネラリスト」であるべきだとは思っているのですが、ある分野のスペシャリストになればある種の理も見えてくると思っているので、何を鍛えるべきなんでしょうかね?コレばっかりは難しいです。
「多才」「慧眼」「高質」の総体とは結構言い得て妙ですねえ。サッカー選手における、それらは何か?というのを考えてみれば、やっぱりポリバレントに行き着きそう!
多分前にも書いたのですが、彼は選手の判断力を鍛えたことによって、より多くの自由を選手に与えていたように思います。裁量と言ったほうがいいのかな・・・ともかく能力を全て引き出していたように思います。
ああ・・・開幕戦行けたのですか!!いいなー!僕は四月まで身動きが取れそうもありません。結果については・・・まあサッカーにはそういう事もあるという事でしょう。ただ・・・オジェックがなぁ・・・

ジダさん。
コメントいつもありがとうございます。
疑問に思っている事は簡単です。僕は何も発明をしていないと言う事と、こんなものは常識だ。ということだと思います。
忘れない為に、定着させる為に、僕は書いているのです。これが「常識」として定着しているとは思えないことが多いので・・・それについては~1~で書いてますので良かったらどうぞ。
オシムは決して満足することが無い監督ですから、何割・・・というのはわかりませんが、少なくともどんどん学んでいき、成長していく選手達を見れたのは良かったことだと思います。
オシムの考えるスペシャリストは少し難しいのですが、「~しか出来ない選手」をスペシャリストと呼んでいたことがあります。ただ、これすらも否定的な意味合いでは使っていないので、それについては次回をお楽しみに・・・
ちなみに松井は「スペシャリスト」寄りで、俊輔が「ポリバレント」寄りだと、オシムは考えていた節があるように思います。それもまた次回に書く予定です。
ただ純然たる「スペシャリスト」は居ないというよりも、存在できていないでしょうね。
それから・・・おっしゃるとおりに、随分と酷くなりました。僕はガッカリどころか、少し虚しさすらを感じています。何が守備的で、何が攻撃的なのか?根本から間違っているような気がしてなりません。
オシムの元に集う選手は、常に(選手として)伸びて行こうという意志を感じることが出来ましたが・・・失った一番大きなものはコレかもしれませんね。杞憂だといいんですけど・・・

kさん。
コメントありがとうございます。
そういうチームが世界に存在するかどうかはわかりませんが、マンUあたりはイメージが近いかもしれませんね!
ジダンやロナウドの出現は日本の悲願ですね!

posted by モ-リー | 2008-03-08 18:56

返信

コメント投稿者ID :

weedさん。
どうも!いらっしゃい!
僕がブログを始めてから一つだけ自慢があるとすれば、どんなに憎悪に満ちたコメントも削除したことがない!ということでしょうか!
しかも、かなり勉強になることも書かれているので、消せませんねー(笑)weedさんも、消してくれなかったし(笑)!!
いや、元の意味はricさんの言うとうりに科学用語ですが、どういう意味かは忘れました。多様性という意味ですらなかったと思います。サッカーにおけるポリバレント解釈・・・広がりが更に期待できて、よさそうです。しかし、weedさん。外国語に詳しいですね。僕なんかは日本語すらも怪しいというのに・・・
サッカーも風が吹けば桶屋が儲かるとは・・・すごく分かりやすい。何度見ても、何が意図なのか?分からないというプレイすらするサッカー選手というのは、やはり尊敬せざるを得ませんね。体が反応する。というレベルまでいっているとしか思えません。
ただ、このポリバレント解釈は、少なくともオシムの理想である「トータルフットボール」には欠かせない能力ですね。見事なポリバレント解釈だと僕は感じます。

かむさん。
コメントありがとうございます。
うーーん。今年は試合のレポートを書こうと思ってはいますが、順位予想は・・・今年までが、準備の年だと僕は思っています。
今年の展望は・・・期待しています!という事で!!何しろ久々のJ復帰の桑原さんがどんなことをするのか?予想がつかないのです。PMも選手の入れ替わりが激しかったようですしね。

DGSさん。
コメントありがとうございます。どうですか?ドラゴンズはww
オシムは元々が「トータルフットボール」の心棒者とは言われていますが、日本化の為か、どうかはわかりませんが、世界の潮流は日本の望む方向に行っているとは言っています。
そして得点力を身に付けるのも「ポリバレント」と言われれば正にそのとうりでもありますが、そればっかりは特殊な能力に分類されるというべきか・・・生まれながらの殺し屋、天性の才能・・・点獲り屋を評する言葉です。うーん・・・待ってますww
オシムは俊輔にも遠藤にも「FWのような動き」を求めていたのは間違いありません。それは点を獲る能力を鍛えるというよりは、より多くのチャンスを得るため・・・とオシムは思っていたかもしれません。
これも次回に少し触れてみます。難しいですが・・・

ricさん。
コメントありがとうございます。
サッカーの本質を真摯に考えれば、語源を間違えても、より正解に近づけるとweedさんは示してくれましたwwオシムが遠藤や憲剛を重用したのもそのあたりが理由かもしれません。
「憲剛は優れた予測でより良い守備が出来る。ただ・・・止められるか?どうか?はわかりませんが(笑)」
だそうですww
親切にありがとうございました!

posted by モ-リー | 2008-03-08 19:21

返信

コメント投稿者ID :

Tadahideさん。
度々ありがとうございます。
やはりいいサッカーをしようという志を持てば、自然と「ポリバレント」な能力を求められるという事でしょうか!
これが俺の持っているもの!と言わんばかりの限定はサッカー選手としての怠慢かもしれません。ただ・・・それが全てではないという事も次回に書くつもりですので、良かったら見て下さい。
オシムはサッカーに関しては誰よりも貪欲だと思います。出来る能力があるのにしないというのは、オシムにとっては許せないことだったかもしれません。
ポリバレントは心の問題でもある・・・そういう意図は無かったのですが、自分の書いている事はそういう事かもしれないと思ってきました(笑)

HemRockさん。
お久しぶりです!いや、久しぶりに書きましたww
サッカーを専門にする人は、ポリバレント・・・とも言えるかもwwいや、全く対立しないと僕は思いますね。やっぱり両方あるもんです。
やっぱり判断力と対応力というキーワードは、現代サッカーにおいてはより多くのウエイトを占めているやもしれませんね!
ただ仕事(ビジネス)と、サッカーの違うところは、サッカー選手には失敗する権利があるという事です。そうでなければ成長できないのですから・・・それにしてもサッカー選手の頭の回転はどうなっているのでしょう?一試合で僕の一生分回しているに違いありません(笑)
それにしても、僕はコメンテーターに間違いなく恵まれています。よし!ニーチェを買いに行こう!!

posted by モ-リー | 2008-03-08 19:36

オシムイズムの体現者たれ! ~4~

コメント投稿者ID :

どうも…非常~~~にご無沙汰しておりました。よいどれ銀河系軍団(UJプレゼンツ)の末席を汚す男です。
私信――色々と、いろいろあったのですが、まぁ生きています。そして、モーリーさんにメールを送りました。届いているでしょうか。もし未到着、もしくは「ゴミ箱へポイした」(笑)ようならば再送いたします。
それから、ブログもほうも再開しておりますので、そちらもぜひよろしくお願いします。

さて。
オシムと日本代表について思いをはせると、浮かんでくるのは青い鳥の話ですね。
オシムが言わなくても、きっと誰かが言ったかもしれません「日本人は自分たちの長所を見逃している」と。
でも、それは決して「日本人は優れている」という意味ではないんですよね。
優れている点もあるし、劣っている点もある。その中で、優れている点を見つめなおそう、そういうキャンペーンであったと思います。

私は、サッカーはいつも教育とリンクしているように思えてならないのです。
で、日本の教育とサッカー界に共通する問題は何か。それは、「失敗を認めない風潮」なのかなと。過度の完ぺき主義でもありますね。
学生時代を思い出して、教わった教師の中に、どれだけ「まちがったっていい」と本音で語ってくれる先生がいたか。すごく少なかった。
そりゃ、「失敗をしてもいいや」と伝わってしまうのはダメですから、そのあたりのサジ加減がすごく難しいことは確かですが、「常に正しいわけじゃないこと」を知らせてあげなければならないと思うんです。

で、サッカーにおいても、後ろ向きのミスは、やっぱりそれは批判されて当然ですし、それを当人は受け止めて反省する必要はあります。
でも、前向きのミスは、まずはそのチャレンジを褒めるべきですし、褒めた上でミスはミスですから、何が足りなかったかを明確にする必要もあるでしょうね。
そして重要になってくるのは、ミスの質を見極める眼だとも思います。
前向きと後ろ向きのミスの差を、なるべく正しく判断できるかどうか。
後ろも前も一緒にダメという社会だったら、そんな眼も育たないのでしょうし。


ちょっとカタくなってきたのでおふざけ気味の話題を…。
そうですね、日本人はパスが得意なので、いっそシュートという概念を隠す。で、「ゴールにパスをしろ」というのを発展させて、「キーパーの手と足の隙間を通すようなスルーパスを狙え」…みたいな…?

posted by 相原 | 2008-03-21 03:51

返信

コメント投稿者ID :

ん?相原君?
んんー相原君だな!もちろん覚えているぞ!サッカーちゃんと見てるか?
いやー、最近リンクを整理した時に、飢え死にしたか、過労死したかと確信して消してしまったぞ!またコメントしたときにでも、そっちのブログの住所を貼っておいてねww
オシムは日本人の可能性をかなり信じていたみたいですね。ただ、いつの時代も彷徨える日本人・・・というところでしょうかww
教育の外からスターは生まれるでしょう。そもそも教育なんて関係ないと言えるくらいでなければ!まあ、勉強が出来るいい選手も居るしww
ミスについては、仕事においても、特にサッカーにおいては前提として考えなければならない!と僕は思っています。いずれにせよ、見守る者たちの目が大事である事は間違いありません。
アメリカニズムの侵食のほうが、僕には問題のように思いますね。近代的合理の末路が、今!なのかもしれないと感じる事は多いです。「信頼」こそが日本社会のベースだと叫びたい衝動に駆られますねww

最後のシュートをパスへ論wwwこれは中々難しいですよ。遠藤すらゴール前では、簡単なボールをトラップミスしますからねww
いっそのこと、ゴールマウスを見ないようにしてノールックパスをキーパーの横に通す・・・というのはどうでしょうww

あ、あと申し出喜んで受けさせてもらいますよ。君の頑張りが込められた本ですから!ただ、僕の書評は厳しいww明日にでもメール送ります。では!

posted by モ-リー | 2008-03-26 20:59

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」