2008年09月22日
1.基本のフットボールスタイル
2.ポゼッションをもう少し
3.ムービングを考慮しよう
4.間の概念を埋めよう
5.間の概念を埋めてください
6.どんなスタイルを併用しているのか
■ムービングとは
ムービング(Moving):動ごいていること。現在形なので、躍動感がある感じ?
もう少し具体的に言うと、ポジションチェンジや、オーバーラップ(追い越し)、ポジションブレイクを積極的に行うこと。また、それをやり続けることとする。
今回は攻撃面を取り上げているが、攻撃をムービングさせれば、守備面でも結果的にムービングせざるを得ないことが多い。
FC東京の城福監督がムービングサッカーを掲げたのが有名。(個人的には、マラソンサッカーだと思っている。)実は、カウンターとかポゼッション(アクティブ&パッシブ)とかそういうスタイルは選ばない。なぜなら、人やボールが(沢山)動くことが目的だから。動く量を増やすには、マイボールの時間が多くないと無理なので、結果的に、ポゼッションスタイルになるかも知れない。ただし、守備の時に動くこともムービングに入れれば、スタイル問わずになる。
ムービングの逆は、”動かない”ではなく(サッカー出来ないって^^;)、ポジションを崩さずに、なるたけフォーメーションを維持することとする。
専門用語で、なんて言うんだろう?
ムービングはポジションブレイク、守備に穴がある状況を作ってまでポジションを壊すリスクをかけたものや、
ポジションチェンジ、オーバーラップはするが、それは一部のポジションでのみ行って、全体のバランスをその他のポジションの選手が動くことで保つものなど、色々バージョンがある。
パッシブ・ポゼッションのムービングというのは後者を指せば齟齬が少ない。アクティブ・ポゼッションは、ムービングが多い方が実現されやすいだろう。
また、ムービングをする方が、”走っている”感じがするが、
ムービングが無くても、ポジションを維持したり、フォーメーションを維持するには、良いポジショニングが必要で、それなりの運動量を必要とする。
■お断り
最初に立ったポジションから一歩も動かずにサッカーをすることは不可能である。(あるいは、棒をガチャガチャやるサッカーゲーム並のポジション固定も現実あり得ない)。ポジションが完全にぐちゃぐちゃのままサッカーをすることもあるいは可能かも知れないが難しい。
割合の問題であることは、心に留めておきたい。
■ムービングとスタイルを組み合わせてみる
ムービング・カウンターとか、ムービング・ポゼッションとか、普通言わないし聞かない(と思う)。その逆のポジション維持の方も、なんチャら・ポゼッションとか言わない。
呼んでも良いのかも知れないが、”割合”の問題で分別が難しいのだろうと思う。ので、ムービングがあろうと無かろうと、スタイル名は変わらないぽい。第1部でポジション維持のポゼッションのみを指して、パッシブ・ポゼッションとしなかったのもこの理由と上記したムービングをしたパッシブ・ポゼッションが考えられるからだ。
・ムービング+アクティブ・ポゼッション
極めて、当たり前の感覚で理解出来ると思う。よって、割愛。
・ムービング+パッシブ・ポゼッション
上記したような、ポジションチェンジ、オーバーラップはするが、それは一部のポジションでのみ行って、全体のバランスをその他のポジションの選手が動くことで保ちながら、ポゼッションをすることが一つ。
他の例も思いつく、それは日本代表。
ペナルティエリアのサイドから逆サイドへボールを動かしてボールを保持する。この際、SBがオーバーラップしてきたり、ボランチが飛び出したり、ポジションチェンジをしたりと忙しい。
単にゴールを狙えない、というツッコミもあるが、
理想を言えば、相手陣内近くで相手の隙を伺い、相手がバランスを崩すまで(あるいは崩すように)、ボールを回し、崩れた所を狙ってゴールを狙えば良い。オシムは狙ってか、狙わずかこのスタイルも指向していたと管理人も思う。
・ムービング+カウンター
初期ポジションが崩れた状態で、ボールを奪ったときのカウンターや、トランジションの瞬間に、オーバーラップをかければ良い。後方の選手は、ボールを追いかける(状況を追いかける)ことが多いので、事態が終わってしまうこともあるし、(こぼれ玉を拾うとか)二次的な攻撃に繋げるためにムービングすることもある。
・ムービング+ダイレクト
これも、カウンターと同様に、ボールの方が大抵速いので、ムービングすることは、事態を追いかけ、二次的な攻撃になることになるだろう。
posted by same_frequency |07:56 |
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2008年09月15日
■スタイル
ウルグアイ戦で見られなかった
前からの守備とネガティブトランジッション直後のプレスが戻ってきていて安心。
(まあ、ウルグアイの選手の方がより上手いので単純比較は難しいけど)
今回のバーレーン戦は、三次予選最終戦のバーレーン戦のパサー多用型ではなく、
オマーン戦(概ね3次予選のベース)を改良した感じ。
参考 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/32
スタイルはカウンター主導で、連動して崩すというよりは、個人で局面打開(→ファール)が多かった。この辺は、先制点が早めに獲れたことも影響しているだろう。相手にボールを渡すことが多かったとも思う。
相手の退場後は、パッシブ(受動的な)・ポゼッションも見せた。(もうちょっと徹底しても良かったかも知れない)
■全体的に見て
初戦、アウェーということもあってか、
内田はそれほど上がらず、
阿部はそれよりもっと上がらず、3バックの形が多かった。
3列目の基本は、長谷部が高い位置まで飛び出していって、遠藤が中盤の底に残り、俊輔が高めの位置でゲームを作るのだが、この試合はかなり流動的であった。この際のキーマンは長谷部。俊輔、遠藤の状況に応じて、高い位置に出ていったり、低い位置に留まったりしていた。
3次予選初戦のバーレーン戦の3-5-2のイメージって今回のような感じだったのかなぁ、とも思ったり。。。
3列目の位置からDFラインの裏へのパスが結構出ていたのが好感。
FWがサイドに開き気味で、2列目中央も含めて、相手陣内に入ったとき中央がフリースペース(色んな選手が使うこと)になるのがより顕著になった。
それにしても、先制して、相手が10人になったってのに、まだ、流れの中から点をとれんか・・・ペナにも結構侵入出来ていたし・・・
(憲剛のシュートは単発って感じだったし・・・)
■左サイド
オマーン戦と違う選手は「阿部」と「田中」。
これにより、主に”左サイド”の様相が変わった。
以前は、松井と左SB(駒野、長友)の関係は使う場所がかぶっており、やや機能不全であった。
今回は、田中がサイドに流れることで、多少松井とかぶるが
松井の方がよりサイドライン際、田中がペナ中央側を使っており、SBと松井との関係よりスムーズに見えた。田中と松井は縦にも若干ずれていることも機能性の好影響を与えたかも知れない。
松井が高い位置に残っていることも多く、玉田と含めて3トップのような形になることもしばしばであった。
左サイドのコントロール(ゲームメイク)は遠藤がやっているような、松井がやっているような・・・で、そのフォローを阿部、闘莉王が行う感じ。
左サイドは、個人技カウンターの機能性が強いサイドであった。
左サイドはまだまだ、改良の余地がありそう。
■右サイド
左サイドが”個人技”に傾倒するような形になり、左SBの上下動が無くなったことで、サイドチェンジが減り、右サイドとの連動性の意味合いが変わった。
これにより、右サイドは俊輔システムの様相がはっきりしたと思う。
もっと言うと、左サイドとの連動性が減った、もしくは、長距離の繋がりによりサイドチェンジの際に左サイドに攻撃がチェンジしていたのが、それが顕著ではなくなった。
右サイドは、俊輔を中心に、長谷部、内田、玉田が動くといった意味合いが見てとれる。
玉田、長谷部、内田、俊輔と上下左右に動くので、なかなかごちゃごちゃ動いて、相手にとって捕らえにくかったと思う。
■三列目の憂鬱
・ボランチに啓太のようなタイプの選手を置かないこと
・前から当たる守備に連動して、ボランチが高い位置まで上がってしまうこと
・バーレーンが、ロングボールを多用すること
以上の理由より、DFラインの間とボランチの間が試合を通して空いていることが多かった。
このスペースは、CBが埋めるのを手伝っていて、阿部が下がり気味で3バックにしているのもこの事が関係しているかも知れない(3枚の内一枚が前に出ていっても、DFラインに2枚残る。ただ、普通に専門職のボランチを置いて置けばいいという考えもあるので一概には言えない)
1失点目のシーンはこのスペースがぽっかり空いていたことが原因だと思う。
試合を通じて、ボランチがこのスペースを埋める作業をする機会が少なくて、ディフェンダーが相手のマークのために、このスペースを埋める作業が出来ないときに、どうするか?ということを考えるシーンがなかったことがスペースを空ける原因になったように思う。
具体的には、今野が埋めるべきスペースだったと思うが、ボランチがそのスペースを埋める状況というのが、このゲームを通じて多分初めてだったことが、DFラインとの修正の不具合を産んだ可能性があるということだ。もちろん、今野自身が交代選手でゲームに慣れていなかったこともあるだろう。
それにしても、長いパスを通させすぎ。。。サイドの際から、見事にバイタルエリア斜めに素通りさせるようなパスを通されるのはどうかと思う。。。
今後も、3列目とDFラインは前から当たるという戦術の中で、このスペースをどうするかという憂鬱を抱えそうだ。
今野は長谷部の様に前に飛び出すことも出来るし、もっとディフェンシブな役割もできる。そして、SB、CBでもいざとなったら使える。
今野は、よりディフェンシブな意味合いで使ったのか、長谷部と似たような機能性を求めて使ったのかは知りたいところである。
チームの体幹である、ボランチを途中交代させたことはテストの意味合いが強いとは思う。
■達也と大久保
田中が目立っていたので、大久保とどっちを使っていくのか楽しみ。
■阿部
阿部は、CB業務、ボランチ業務、SB業務をこなせるまた、試合途中におけるシステム変更を可能にする自由度を得るための存在で、ベンチにしておくのがもったいないと思っているのかなぁ~
今野でもはまりそうだなぁ
■憲剛の投入
この投入の意味は、パラグアイ戦と似たものだと思う。
パサーでフタをして、ボール回しを中心にしてしまえ、と。
まあ、3点リードで、相手10人、そのおかげで相手が守備を崩してくれるから、攻めちゃう気持ちはわからんでもないですが、なんかもっと徹底して回して、あとはシュートするだけ待ちのFWに渡すだけの形にして欲しかったな、と。難しいんだろうけど。
結構早めに裏を狙う形が多かった気がする。
■まとめ
EUROのスペイン(2トップ裏へのカウンターとパッシブ・ポゼッション)とロシア(ショートカウンターからの攻撃)とオリンピック決勝のアルゼンチンのシステム(ちびっこFWがサイドに開き気味のところ)が混ざっているような感じに見えた(それだけ混ぜれば、何にでも見えるだろうけど^^)。
今後は、今回のシステムがベースになっていくのだろうか?
posted by same_frequency |08:34 |
日本代表 |
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