2008年08月24日

北京五輪サッカー アルゼンチンの攻撃システムについて

北京五輪サッカーで優勝したアルゼンチンのサッカーのシステムに興味が湧いたので、概念図を描いてみた。

Argentina system


アルゼンチンのフォーメーションは、
・4-3-1-2とも、4-4-1-1とも、4-2-1-3とも見えた。
・メッシとアグエロはウィング的な2トップ
・CFはおらず前線中央はトップレス

■システム
0トップ
・アグエロ、メッシはボールをもらいに下がってきて、そのスペースと前線中央に飛び出してくる。いわゆる0トップ的になる。
例えば、メッシが下がれば、主にアグエロ、ディ・マリアが飛び出してくる。
特にディ・マリアは、低い位置からスピードを生かして、この攻撃を支えていた。
・この三人はサイドを変える、縦の入れ替えなど、ポジションチェンジを行う。
・この0トップシステムは、ポゼッション、カウンター時に使用する。

・カウンター時は、普通にメッシ、アグエロに出し、仕掛けさせることもおおい。
・ポゼッション時はボランチとリケルメを中心に組立と崩しを行うこともできる。
・後方でのボール回しで隙を伺い、隙が出来ると長いボールで、FWへパスを出す攻撃も多かった。ダイレクトとみるか、ポゼッションと見るか?



ウィングがトリガーの0トップシステムを利用したシステムであった。
トップレスの状態で、ウィングがやや中央よりの低い位置に下がってきて、という仕組みがレアだと思う。
マスチェラーノは多少飛び出すが、リケルメ、ガゴはまず、飛び出すことは無かった。なので、そのままで0トップをやると、飛び出せるのはもう1人のウィングだけになり、前線の人数が足りなくなる。
ディ・マリアがマークのつきにくい3列目辺りから飛び出すことで、意外性と人数不足をカバーしていたと言える。
なんといっても、単純に個人で何とか出来るのが大きいが。

得点シーンは、この0トップシステムであったと思う。

攻撃の特徴で他に気になったのは、ペナルティエリアのサイドのスペースを使うことが少なかったことだ、とりわけ、このエリアからのクロスはセットプレイがらみ以外では、数本しか無かったと思う。
まあ、背の高いFWがいなかったので、GKとDFラインの間が空いている時に送り込む速いクロスぐらいしか効果的でないので当然とも言える。あと、逆サイドに戻し気味で出すクロスもあるか。


posted by same_frequency |09:31 | Extra Game | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年08月03日

JOMO CUP2008 雑感

オールスターとは言い難いメンバー構成など、
賛否両論がわき起こったこの試合。


削るような守備が控えめだったことや、セットプレイの練度などを除けば、かなり本気に見えた。
しかも日本代表の試合を見ているよう。


前半失点するまではJの方が支配率、シュート数とも上だった。
ただ、シュートの内容に大きな違いが。
ミドルメインのJのシュートに対し、Kはペナ内でのシュートチャンス、シュートが目立った。
ペナ内に限定なら、数にすると、Jと同数ぐらいじゃないかなぁ?


序盤は、サイドを崩して、ヨンセン、テセをおとりに相手DF陣をゴール直前まで下げて、やや深めからのクロスを戻す形で、ペナに走り込んでくるフリーになった選手を使う作戦か。
もっとも、クロスの精度や連携からか一歩届かない、トラップミスなどで相手に詰められるなど、かなりチャンスを潰していた。

あらためて、日本人はディフェンスでの1対1が強くないなぁ、と。
それはいいとして(いや良くないけどさ^^;)、
なまじ本気だったので、こんな疑問が拭えなかった。

「日本の得点力不足はFWがいないことが問題ではないのでは?」ということだ。

ヨンセン、チョン・テセはアジアレベルなら屈指のFWだろう。
その論理なら、FWに日本の中盤のパスワークがあれば、勝つのは水物だとしても、得点、あるいは得点チャンスは見られるはずだ。
しかし、そのFWを生かし切れていなかった。

もちろん、憲剛→チョン・テセ ラインを含め、チョン・テセのシュートシーンも見られたし、連携面の問題(ことヨンセンに関してはチームメイトがいなかったわけだし)、FWの組み合わせの問題(事実かぶる場面も見られた)、花試合ならではのメンタリティなども考慮はすべきだ。
ただ、花試合であることは、それほど言い訳にならない。
守備面はともかく攻撃にはそれほど関係しないからだ(先制点を獲られていなければ、もっと攻撃がうまくいったという意見はあるかも知れない)。


重要なのは、ヨンセン、テセがフリーで、あるいは1対1程度の状態でほとんどシュートを打っていないことだ。
しかもボールは回せていたのだ(失点までは)。

そういう状況を作れていない、これはMFをはじめとするゲームを作る側の問題だ。
(個人的には、ヨンセン、テセコンビになら、もっとサイドから単純に放り込んでも良かったし、ヨンセンを頻繁にポストプレイのために下がらせる必要もなかったと思う。)

そう、日本の得点力不足は、FWを云々を語る以前の問題だった。
FWという得点の可能性がもっとも高い人物がゴールする所からの逆算してのゲーム構成を出来ないのだ。
って、今更か。。。まあ、少なくても証拠になる試合だった。
(代表の試合だと日本人FWなわけで、Jだと中盤以降が代表じゃないし、ほんとの花試合だとそんなのわからんし)

あと、仕掛けが少ないというのも、同じ話で仕掛けられる”状況を作れていない”だけだろう。

そういう意味で、幸か不幸か結果的に、日本の悪さ・Jの悪いところを引き出す非常に面白い試合であったと思う。
解決策は、まずプレーイメージの成功体験を積むことだと思うが、長くなるので割愛。


試合の趨勢という視点では、山瀬がPKを入れていれば、勝つ可能性も十分あっただろう。
そういえば、山瀬がサイドから突破するシーンを初めて見た。
中央ばかりではなく、サイドからの突破も多いと武器になると思う。

闘莉王の得点というのが良くも悪くも今のJを体現しているよなぁ~。
闘莉王良い選手だよ。ほんと。高いレベルで攻守両面の能力にメンタリティ(たまに暴走するけど)を備えている。もっと讃えようっ。

金崎の評価が高いようだけど、この試合に関してはそうか?、という感じ。
動けるのは、途中出場なら当たり前だし、仕掛けで、単独突破を高確率で出来るわけでもないし、決定的なパスも出していないし、ミドルは見飽きていたし・・・(苦笑)

キム・ナミルが底の小笠原、憲剛、山瀬の中盤は結構面白かった。

posted by same_frequency |01:58 | Extra Game | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008年08月01日

プレシーズンマッチ 雑感

浦和レッズ vs. バイエルンミュンヘン


(挑戦者?)レッズがレギュラー温存。バイエルンがレギュラー組ぽい。


エジミウソンやエスクデロが動いているんだから、パスだしてやれよ・・・
浦和の使う人がいない病は深刻。
闘莉王がいないとラストパスが、(精度の悪い)クロスだけと言っても過言ではない位の攻め手の少なさ。
ビルドアップも不安定。

後半の4CBの4バック、闘莉王のリベロシステムにびびった。
中央のCBの闘莉王が頻繁に上がって、3バックになるの。
闘莉王のフォローにあまり気を使わない面とか守備面の4バックの利点を享受するには良さそう。
そういや、後半は、右SBが攻撃的な選手(山田か高橋)だったような。
どっちみち、ちょっと変則的な4バックの使い方。

啓太は、パス精度はともかく、判断がいいよなぁ。狙い所とか、走るところ、走り方とか。
阿部は、もっと積極的にやった方がチームにプラスだよな、なんか未だに、遠慮している感じ。後半途中からエンジンかけ始めるとめちゃ良い判断と活躍度。

梅崎はFW扱いにした方がいいかもね。守備がアリバイだし、パス出せないし。
ついでに得意のドリブル不発ばかりだし。スタメンで使われないわけだ。フロントは、一応、ポンテの代役のつもりだったはず。梅崎なりの形でチャンスメイク出来れば、浦和の攻撃が楽になるのに。今は、梅崎は使われるか、単発1人で仕掛けるかだもんなぁ、もったいない。
ドリブルで守備組織をずらして、パス&ゴーとか、高い確率で1人抜いて数的優位を作るとか(そしたら周りが信頼して走ってくれる)、クロスの精度を上げるとか。ミドル打つのは良いんだけど、枠とばせとか思うし、そればっかでもねぇ。

山田もなぁーまだ調子悪そう。


相馬はなんだ、ミランとやった時といい、今回といい、やたらと抜く。
印象の問題なんだろうけど、Jでもやる気出せっ、とか言いたくなる。。。

若手の原口は相馬に似た動きをするなぁと思いました。高橋といい、若手も活きのいいのが揃っているね。


バイエルンに関しては、強いことが分かった(笑)
FC東京もそうだけど、レッズ目線、J目線で見過ぎた。

インパクトを受けたのは、ポドルスキーとゼ・ロベルトがやっぱスゴっ。
浮かしたパスをボレーの場面でご飯3杯いける。
日本選手とは運動能力が違いすぎ。パスのアイデアはともかく
”日本化”の役に立たない例の一つ。

中盤の深い位置からの決定的なパスがなかったのが気になった。
ファンボメルはその気になれば出せるだろうけど。



FC東京 vs. オリンピア

今野のボール奪取力が目立った。
エメルソンがいるだけマシだけど、こちらもラストパス出ない病。
ひょっとして、J全体的にパサー不足になってきた?ドリブラーが増えてきた代わりに。。。
羽生をパサーに使うはしんどいって。使う方より、使われる方が真価を発揮するでしょ。
標榜する程、ムービング出来ていないし。
やっぱ、パサー無しのムービングは難しいのかなぁ~。
参考 パサーの必要性とオシムの凄さ
エメルソンも後方でボールを落ち着かせて捌いた後、上がってゲームメイクだから、精度の良い攻撃がスピードアップ出来ない。
精度悪ければ速い攻撃できるけど。

カボレはともかく、赤嶺もサイドに開くことが多いなぁ。
両人が、両サイドに開くんじゃんなくて、左サイドから攻めるときは、左にスライドして、右サイドから攻めるときは右にスライドする感じ。
昨シーズンのアーセナルぽいのかな。


でた、噂の平山トップ下。ちなみに川口が1トップ。
見た感じ、カウンター仕様だと。
自陣の深めの位置でボールを奪って、
裏への長いボールに川口が走ってもよし、平山めがけても長いボール蹴って落としても良し。
平山の競り合いの勝率悪かったけどね。
石川が川口をおとりに裏へでてくることも多かった。


大竹は?

他にも若い子がたくさん出てきてたんだけど、追いきれなかったorz。

石川、41分の2対2のカウンターチャンス潰して、笑顔はどうなのよ。
大チャンスだよ。


オリンピアは南米のチームだな(笑)、と。
ヒメネスとか目立ったんだけど、バイエルン見た後だと、まぁーって感じ。


アマラオは、良い選手だったよなぁ。
私の一番古い記憶は、東京ガス時代の(天皇杯でJのチームを破った、だったよな?)試合。アマラオがふらふらになりながらめちゃ走ってて、気持ちがある選手だなぁと。なんか東京ガスにはまって次の試合も見て、惜しくも負けちゃったけど、アマラオはやっぱり走ってた。

posted by same_frequency |20:04 | Extra Game | コメント(2) | トラックバック(0)
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