2009年12月30日
こんばんわ。ひさおです。
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起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その1
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その2
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その3
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その4
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その5
では
続きです。
例によって、結果報告のミーティングです。
山「……仙台だったね…」
ひ「そうですね…」
仙台だった、というのは、ジャイアントキリングを起こしたチームが、ということでした。
仙台は、準々決勝で、川崎を破っていたのでした。
ひ「でも、初のアウェー、J2クラブということで、いつもとはまた違った体験が出来ましたよ」
山「じゃあ聞かせてもらおうか」
ひ「まあ、アウェー、という雰囲気は正直そこまで感じることは出来ませんでしたが…J2の地方クラブの苦労、というかそういうものは一番感じたところです」
山「ほう」
ひ「ゴール裏の雰囲気もやはり、マリノスや川崎、東京といった大きなチームとは違っていましたね。
とにかく、これから、サポーターの輪を広げていこうという意識が強くて、ともすれば、排他的になりがちなゴール裏の雰囲気とは違い、誰でも気軽にゴール裏で観戦できるような雰囲気はありました。
川崎なんかも、新たなサポーターを開拓するための企画をいろいろやっていますが、どうしても、いきなりゴール裏に入っては行きづらい雰囲気はありましたからゴール裏に、跳びはねる集団と、座ったままじっくり観戦するひとたちが共存していたのは新鮮に映りましたね」
山「岐阜は、いま経営がピンチだから特にそうなのだろうね。
とにかく、経営面で見ると入場料収入を増やすためにもサポーターの開拓は必須だろうしユニフォームスポンサーだって最近ようやく決まったもんね」
ひ「それなんですけど、スポンサーロゴを入れたユニフォームを着ていたサポーターの方がいて、感動しましたよ」
山「へえ。これまでのスポンサー不在の歴史を考えると、それはかなり泣けてくる話だな。その辺、きっちり調べて記事にするように」
ひ「はい。あ、そうだ、岐阜のクラブからお土産を頂いたんでした」
山「クラブから?それはありがたいね」
お土産は…
うちわ、クリアケース、卓上カレンダー、サポーターが製作したビラ…
そして
来季、岐阜のホームスタジアムとなる、メドウスタジアムのシーズンパスチケット申し込み用紙……。
山「どうすんだよ、このシーズンパスチケットの申し込み用紙(笑)」
ひ「とにかく必死なようです」
山「ところで、負けちゃったけど、ジャイアントキリングについて何か感じるところはあった?」
ひ「そうですね…。とにかく、負けない!という執念は感じましたね。
しかも、それ、格上相手だからこそなおさら燃えている、という感じがありました」
山「名岐ダービーというのもそれに華を添えてる感じがするな。
ジャイアントキリングというところからは離れるけど、岐阜としては、賞金もリアルに欲しいところではあったとも思うし。
そういういろんな要素があって、燃えていた、というところもあるんだと思う」
ひ「それはそうかもしれませんね。しかし、観たかったなあ、岐阜が名古屋を倒すところ…」
山「心配するな。まだチャンスはある」
ひ「?来年、とかですか?」
山「違うよ、天皇杯の準決勝のカード、どうなった?」
ひ「名古屋は…次、清水と…。
川崎を倒した仙台は…ガンバ………あっ!!」
山「決まりだな。次は仙台。今度こそジャイアントキリング!」
ひ「……なんと」
墓穴を掘ってしまいました。
29日(火)……僕は仙台側に行くことが内定。
山「チャラ男はどうする?」
これまで沈黙を守っていたチャラ男さんに話が振られます
チ「ボクすか……どうせ行くならボクはガンバの方が…」
山「お前、マジで言ってんの??」
チ「え?マジですよ。遠藤とか観たいし。僕大阪住んでたし馴染みあるんで」
山「…俺は知らんぞ。何があっても」
チ「どういうことですか?」
山「そもそも、アポはどうやってとるの?」
チ「大丈夫ですよ、華族のYさんに聞いてみますよ。
多分紹介してくれると思います」
山「…そうか…。俺は言ったからな。やめておけ、と」
山田さんのプレッシャーにも、全く動じることのない、チャラ男さん。
いつもはこの体験取材、面倒くさがっているのに、なぜかガンバ行きを曲げないのでした。
なぜなのか、はまたチャラ男さんに直接書いてもらうことにしましょう。
これを書いている現在のところも、僕には謎なので。
と言うわけで、次の取材場所は、僕、ひさおがベガルタ仙台。
チャラ男さんが、ガンバ大阪
ということになったのでした。
次回、天皇杯準決勝……と行きたいところですが…
年末、今年お世話になったマリノスや川崎のサポーターの方々の忘年会なんかもあったのでそちらの様子をお届けしてから、ということで予定しております。
といったところで、今年の更新はこれが最後。
次回更新はおそらく1月5日頃になりそうです。
来年もこのブログは続いていくと思います。
Jリーグは天皇杯を最後にシーズンオフに入るので、その間、何が出来るかは、いま、山田さん、チャラ男さん、僕で考え中です。
今年の10月あたりに突然始まったこのブログ。
お邪魔させていただいたクラブのフロント、サポーターの方々
コメントを寄せていただいた読者の方々
本当にありがとうございました。
そして、来年もこのブログを是非宜しくお願い致します。
ではみなさま、良いお年を。
posted by ひさお |18:41 |
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 |
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2009年12月29日
こんばんわ。ひさおです。
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起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その1
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その2
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その3
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その4
それでは続きです。
試合までまだ時間があったので、アウェーな雰囲気を体感しようと、岐阜のゴール裏を離れ、メインスタンドに単身のりこむことにしました。
岐阜のゴール裏近くには、岐阜のグッズが販売されていました。
僕はユニフォームは着ていってたのですが、マフラーを持っていなかったので、購入。
そのマフラーをかけ、そのまま、メインスタンドの奥(名古屋側)にある、喫煙所を目指します。
この岐阜グッズショップを越えるとそこは最早、死地。
混んでいるコンコースはオレンジ一色。
ちょっとビビリつつも進んで行きます。
途中で、なにやら行列があったので、覗いてみると…
写真ピンボケですいません。
なんと、天皇杯優勝カップが飾られてありました。
メインスタンド中央のコンコースあたりでしたが、
このあたりはまだ、家族連れが多く…
穏やかな雰囲気だったのですが…。
喫煙所は、このコンコースから階段を降りた、中二階のような場所にありました。
階段を降りた瞬間…
あたりを包む空気が変わります。
喫煙所までの道には…
さっきまでの家族連れとはまた一風異なった方々が溜まっておいででした…。
さすがにここまで、とは正直…思っていませんでした。
喫煙所はここしかないので、岐阜の人も中にはいるだろうと、若干甘く見ていたのですが…
そこは、一面、鮮やかなオレンジ色で染まっていました。
……岐阜サポの格好をした人間は1人もいません…。
このゾーンはあまりに危険だ……
……ということで、ジャージを羽織り…完全にユニフォームを隠して行くことにしました……。
しかしそれでも、チキンな僕は緊張のあまり、思うように煙草も吸えず、逃げるようにしてその場を後にしたのでした。
やはり、相手側ユニフォームの集団の中に1人…という威圧感は半端ではありません。
間違ったアウェーの雰囲気の感じ方かもしれませんが…
岐阜のゴール裏に無事たどり着いたときは本当にほっとしました…。
岐阜のゴール裏では、ダンマク張りなどの準備はすでに整えられ、
こうしたポスター(?)も貼られてありました。
ゴール裏で「手拍子」についてもわざわざ言及しているあたりに、これからのチーム、これからのゴール裏という雰囲気を感じます。
▲瑞穂見参のゲーフラを掲げるサポーター
用意していただいている、自分の席に戻ってしばらくすると、俳優の照英さんに似たコールリーダーの方が現れ、「ミーティング」が始まりました。
コールリーダー(以下コ)「じゃあ、これから、ミーティングを始めます!!みなさん!もっと近くに集まってください!!」
岐阜側は、ゴール裏と言っても、跳ねて応援しそうな人たちは、ゴール裏の中心部に集まり、中心から離れると、
飛び跳ねての応援行為に参加しない方々が座って観ていました。
コ「今日は、天皇杯、準々決勝!ようやく我々もここまで来ました!」
全員「オオオオオ」
コ「おそらく、奴ら(と言って名古屋側を指差す)は大変です!ビビッてます!」
全員「ははははは」
コ「もしも、俺達に負けたら、どうしよう、とビクビクしているに違いありません!!
俺達に負けたら、奴ら、恥ずかしい!
俺達だって、松本に負けたら恥ずかしいだろ?!それと同じだ!!」
全員「オイ!」
コ「いま、俺達には、失うものは、何もありません!」
全員「オイ!」
コ「だから、ここにいるみんなで、精一杯声だして、選手を後押ししようぜ!」
全員「オイ!」
コ「それで、元日、国立、その舞台で闘うためにも、この試合、一生懸命応援しようぜ!」
全員「オイ!」
コ「重要なのは最初の15分!とにかく最初の15分は、必死になって声だしていこう!15分で一気にたたみかけよう!」
全員「オイ!」
コ「エ、フ・シー、……岐・阜!!!」
全員「FC岐阜!!!!」
コ「エ、フ・シー、……岐・阜!!!」
全員「FC岐阜!!!!(ドンドンドドドン!!)
FC岐阜!!!!(ドンドンドドドン!!)
FC岐阜!!!!(ドンドンドドドン!!)
FC岐阜!!!!」
コ「もう一度言います!!
今日、折角ここまで来たんですから、もっと中央に固まって!
みんなで!
みんなで、応援しましょうよ!!
今日は、なんのために来たんですか!!
応援しに来たんでしょう!!
それなら全員で固まって!
みんなで、声出していきましょうよ!
中央!!まだ、空いてます!!
まだ、入れます!!
みなさん、友達、知り合い、いたら、中央に引き込んで!
みんなで、応援しましょう!!」
コールリーダーのアツい声かけに、中央にいた人たちは、遠くにいるひとたちを自分達のもとにひき込むべく、動き出しました。
このあたり、僕がこれまで経験してきた、クラブとは違いました。
今まで行った、マリノスにしても、フロンターレにしても、東京にしても、ゴール裏とは有無を言わさず、応援しなければならない雰囲気がありましたが…
岐阜のゴール裏は必ずしもそうではありません。
もちろん、【ゴール裏にいる=立って、跳ねて、声を出して、応援する】ということを必ずしも肯定するわけではありませんし、いろいろなサポーターのスタンスがあって良いということはこれまでの経験上理解しているつもりです。
ただ、岐阜の場合は、まず、このゴール裏の雰囲気作りから行なう必要があるのだなあ、とコールリーダの必死の声かけから感じたのでした。
きっと、マリノス、フロンターレ、東京のそれぞれのゴール裏も、かつてはそうした道を通ってきたのだろうな…ということも同時に感じました。
そして、岐阜のゴール裏の中央で感じた雰囲気は「蝮」の名から想像されるものとは全く違う、とても暖かい空気。
コールリーダーの声かけも、一生懸命なのですが、終始笑顔で、その笑顔は引き込まれそうになるほど、魅力的でした。
G-styleのTさんは、最初に会った時にこんなことを言っていました。
Tさん「いろんなクラブのゴール裏を見ていらっしゃるようですけど、どうですか」
ひ「そのクラブによって特色があって一概には言えませんが…
外に対しての威圧感はすごく感じました。
もちろん、内側に入れば、みなさん良い人なのですが…」
Tさん「うちの場合は、威圧感、見たいなものはないかもしれません。
というかないです(笑)
岐阜は、まだまだサポーターを増やしていかなければいけません。
だから、ゴール裏では、みんなで応援できる雰囲気、一見さんでも、一緒に応援できる雰囲気を作り出さなければなりません。
だから、意識的に威圧した雰囲気は出さないようにしています。
ゴール裏=怖い、というイメージがついてしまったら、誰も寄り付けなくなりますからね」
「蝮」という名前を聞いて、そのインパクトから、忘れてしまいかけていましたが…
「蝮」は外に向けての顔で、それにはもちろん威圧感が必要だと思いますが、内側に対しては、あくまでも門戸を広く、穏やかに接しているのでした。
それも要因なのかはわかりませんが、ふと周りを見回すと、若い女性のサポーターが多いように感じました。
また、特定の選手個人を応援している、数人の女性グループも見受けられました。
これについて、何故なのかわからなかったので(といっても僕の思い過ごしなのかもしれませんが)体験後、別途Tさんにメールで聞いてみました。
G-styleとして、特定の層をターゲットに、普及活動を行なっているわけではない、とのご回答でしたが、
考えられる点として、以下のようなことを挙げてくださいました。
・選手に大学卒のルーキーが多いこと。
・小学生から高校生にかけて比較的効率的に招待券を配布したこと。
・普段の練習場所が非常に開放的なところが多く、練習後のファンサービスを選手それぞれが熱心に取り組んでいたこと。
・かなりの選手がブログで情報発信をしていて非常に若年層向けの表現でサポーターとの距離感を埋めていること。
若い選手が多く、ファンサービスに熱心、というのはおそらく要因になっているように思えます。
また、選手のブログを拝見しましたが、本当に多くの選手が、まめに更新しています。
こうしたことも地味ながらも、実は効果があったりするのかもしれませんね。
さて。
話が逸れてしまいましたが…
いよいよ、試合開始です。
選手入場と共に…
「日曜からの使者」(THE HIGH-LOWS「日曜日よりの使者」の替え歌)が厳かに歌われます。
全員「We are GIFU We are the GIFU ラララー ララララー
We are GIFU We are the GIFU ラララー ララララー」
そして、間髪いれず、チームコール。
コ「エ、フ・シー、……岐・阜!!!」
全員「FC岐阜!!!!」
コ「エ、フ・シー、……岐・阜!!!」
全員「FC岐阜!!!!(ドンドンドドドン!!)
FC岐阜!!!!(ドンドンドドドン!!)
FC岐阜!!!!(ドンドンドドドン!!)
FC岐阜!!!!」
試合開始前のこの高揚感が、最近病みつきになってきました…。
毎回そうなのですが、僕の応援は、まず、そのチームのチャントを覚えることから始まります。
跳びはね、手拍子を入れながら…聞こえてくるチャントから、まずは歌詞を覚えていきます。
リズム感がない僕としては案外、歌詞よりも手拍子を入れるタイミングの方が難しかったりするのですが…。
岐阜の場合、コールリーダーとの掛け合いのチャントが多くて助かりました。
たとえばこんな感じ。
コ「オーオーエフシーギーフ」
全員「オーオーエフシーギーフ」
コ「おーれーたーちととーもにー」
全員「おーれーたーちととーもにー」
コ「オーオーエフシーギーフ」
全員「オーオーエフシーギーフ」
コ「すべてをかけーたたかえー」
全員「すべてをかけーたたかえー」
全員「オーオーエフシーギーフ
おーれーたーちととーもにー
オーオーエフシーギーフ
すべてをかけーたたかえー」
僕の前で大声を張り上げてチャントを歌い、跳びはねるGさんに勇気付けられ、僕も精一杯の声援を送ります。
コ「さぁ胸を張って戦おうぜ 緑の勇者アーレー 」
全員「オー オオーオオーオオー オオ FC岐阜アーレー
オー オオーオオーオオー オオ FC岐阜アーレー
さぁ胸を張って戦おうぜ 緑の勇者アーレー」
(エンターテイナー)
コールリーダーのコールの振りを聞いていて思ったのですが…。
岐阜の選手が些細なミスをしたり、相手選手のラフプレイを受けたり、といったときに絶妙に新たなコールを入れてくる印象を受けました。
僕の勘違いだったら申し訳ないですが、そういったブーイングを送るようなシーンで、あまりブーイングが起きないようなムード作りをしているのかな、と感じました。
例によって試合展開はほとんどわかりませんが、前半、名古屋を相手に、決して引けをとらず、戦っていた岐阜でしたが…
前半終了間際の44分…。
ゴール前に飛んだクロスをケネディが頭で合わせて……
名古屋が先制。
一瞬の出来事でした。
しかし、岐阜のゴール裏ではこの失点に肩を落とすのではなく、逆に発奮し、さらに声を上げて応援が始まりました。
……が、間もなくハーフタイム。
しばしの休憩で体力を回復させ、後半に臨みます。
1点ビハインドの岐阜は、最初から攻勢に出ます。
それを後押しするかのようにサポーターもチャント攻勢。
コ「ネットを揺らせユラユーラー」
全員「ネットを揺らせユラユーラー、ネットを揺らせユラユーラー!」
(ネットを揺らせ)
買ったマフラーを回し、ゴールを呼び込もうとしますが…。
惜しいところまで行って、なかなか決まらない。
コ「いざ 今戦おう!」
全員「バモ岐阜バモ 友よさぁ行こう
ナダレろ 暴れろ 我等と
熱い気持ち バモ岐阜バモ
いざ 今戦おう」
(バモ岐阜バモ)
ヒザがガクガクしてくる。
しかし、選手達は、格上の相手のプレッシャーを受けながらも、必死で戦っています。
それに答えるように、サポーターはさらに声を張り上げます。
けれども、勝負は無常。
67分。
またもケネディによるゴールで名古屋2点目。
勝ちたい。
不意にそう思いました。
正直、僕は、岐阜というクラブに思い入れがあったわけではありません。
あくまでも取材、という体でゴール裏に参加していました…。
しかし、ふとそれを忘れたのです。
名古屋という強敵を相手に、2点を失ってもなお、諦めることがない、選手、そしてサポーター。
2点差をひっくり返して勝利を収める岐阜を見たい、と思ったのです。
しかし…
最終的にケネディにハットトリックとなる3点目を決められ、試合は終了。
瞬間、僕の目の前でGさんが崩れ落ちました。
こめかみに血管を浮かべ、号泣するGさん。
タオマフで口元を押さえ、声を発さない横の女性。
目を伏せるコールリーダー
これが負けるということなのか…。
前回、チャラ男さんは、ナビスコの決勝で負け試合を経験しました。
そして僕は、今回、初めて負け試合を経験したのでした。
試合後…
ゴール裏に挨拶に来る「緑の勇者」たち。
この試合が、今シーズン、最後の試合になってしまいました。
「ありがとう!!」
サポーターの皆は、口々にそう叫び、この日で一番大きな拍手が選手達に送られました。
残念ながら、ジャイアントキリングを起こすことは出来ませんでしたが、最後まで、だれひとりとして諦めることなく、全力を尽くしていました。
こうした気持が、ときとして、格上のクラブを圧倒し、または格上というところからくる油断と言う隙に入り込み、ジャイアントキリングが起きることもありうるのかも知れない、と感じました。
Gさんは、最後に、泣きながら、周りの人たちと強く握手をして回っていました。
僕もGさんと、健闘をたたえあい、その場を後にしたのでした。
ゴール裏の中央部を離れると、Tさんが待っていました。
Tさん「クラブからお土産をもらってきたので、どうぞ」
ということで、FC岐阜グッズの入ったお土産を持たせていただきました。
帰りの新幹線…
いつも、とても長く感じる名古屋から新横浜までの間……
全く記憶にありません。
体感時間1分ほどで、品川に到着していました(笑)
そうそう、いただいたお土産の中身は……
次回の総括編で明かすとしましょう。
というわけで。
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編
終了です。
次回は、総括編。
岐阜編の総括を以って今年最後の更新となりそうです。
それでは。
posted by ひさお |21:20 |
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 |
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2009年12月25日
こんばんわ。ひさおです。
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起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その1
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その2
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その3
それでは続きです。
「蝮」という名の応援団が存在するということに、一気に硬直した僕でしたが…
ひとまず瑞穂運動場東駅に到着。
▲ぞろぞろと、緑の人たちが続きます。
公園を抜け、スタジアムへ。
公園を抜けたところに、我々の到着を待つ団体が…。
そう、「蝮」の方々です…。
▲入場ゲートの前で旗を振るメンバーの方…。
着いたときにはすでに開門を待つ行列が出来ており、蝮の方への挨拶の前に、ひとまず行列に並ぶことになりました。
▲僕たちが着いた時点で随分と長い行列が……。
この行列は、僕たちのあともずっと並び…非常にながーい列となったのでした。
ここでもSさんは僕と一緒に並んでくれていたのですが…
おもむろに上着を脱ぎだしました。
上着の下にはユニフォームを着ていたのですが…
ひ「あ、すごい!スポンサー入りのユニフォームだ!」
岐阜は第51節 徳島ヴォルティス戦でJ2入会後初めて胸スポンサーが決定していた、という情報は知っていました。
しかし、そんな直前に決まった胸スポンサー。
スポンサー着きのユニフォームなんてどこで買えるのでしょう。
僕も、この日は岐阜のユニフォームを着ていましたが、当然、スポンサーなしのものでした。
ひ「これ、もう売っているんですか?!」
Sさん「実は……。自作です、これ」
なんと、これ、Sさんが、ネットからロゴをダウンロードしてつくったものだそうです。
ひ「ええええ!すごい!全然わかりませんよ」
Sさん「ほら、よくみると、線がガビガビだったりするでしょ(笑)」
たしかに、かなり近寄ってみると、そうなのですが…。
よくもここまで…。
Sさん「岐阜は、去年なんて胸どころか、背中も、袖にすらスポンサーがつかなかったんです。
今年も本当にいまのいままで無かった。今西さんが記者会見でここままでは今年のオフには資金が底をつく。倒産も覚悟しなければならないとまで言われたんです。」
ひ「……スポンサーがつかない事情って、何があるんでしょう…大きな企業がない、とか…?」
この質問には他のサポーターの方が入ってきます。
「もちろんそれもあります。どうしても全国区の企業は少ない。
これは土地柄的にどうしようも無い事実です。
ただもっと重大なのは…広告の価値というところですね」
ひ「広告価値ですか」
「うん、そう。まず、ホームの平均観客数はだいたい3000人程度。
名古屋が近いこともあって、昔からサッカーをみている人はすでに名古屋を応援している人も多いんですよ。
今の岐阜サポも、昔は名古屋サポだった人は多いですよ。
まあ、観客の入りはそんなところ。…で、地上波のテレビ放送なんて、J2のクラブなんて殆どないでしょう。
今日みたいな天皇杯の準々決勝ですら、ようやく、東海三県のみ地上波放送ですから。
あ、BSでは夜中の1時から再放送しますけどね。
……まあ、そんな感じで露出は少ないから、広告をだしてもスポンサー料に見合うだけの効果はないって判断になってしまうんですよ」
ひ「失礼ですけど、アメットビー?ってなんの会社なんですか?」
Sさん「わからないでしょう。当然です。」
「だって僕も知りませんでしたからね・笑」
Sさん「このロゴになっているアメットビー自体は会社名ではなく商品名です。簡単に言うと、車のガラス用の撥水コーティング剤です」
ひ「なるほど。でもなんでこんな時期なんでしょう?」
「ほんとうはね、一応来季からってことだったんですが…
クラブ側としては借金を返す目処をつける必要があったということがあって、いま、天皇杯で勝ち進んでいるというのが早めの契約を後押ししたんだと思います。
さっきも言いましたけど、今日の試合は東海三県は地上波生中継ですから」
ひ「それで、時期を早めて、今、なんですね」
Sさん「いわば、現状は天皇杯用スポンサーみたいな感じですかね。でもこのスポンサーは本当に大きい。本当に感謝してます」
「みんなでアメットビー買いにいったもんな」
不況の中で、多くのクラブが経営に苦しんでいるとは聞きますが…
こうした、大企業の少ない地方で、しかも動員力も大きくはない、となると入場料収入だけでは当然経営をまかなえずでもスポンサーも広告価値を見いだせず、つくことがない、という悪循環に陥ってしまうのだな…と感じました。
そんな中での、このタイミングでの胸スポンサーを出してくれたということは岐阜にとっては本当に神様のように感じられたのかもしれません。
Sさんたちとの会話を踏まえて、この胸スポンサーつきのユニフォームを改めて見てみると、サポーターの熱い気持ちと、感謝の念が伝わってくるのでした。
と、同時に、おそらく、スポンサー契約が前倒しになった背景としてある「天皇杯ベスト8進出」という事実にカップ戦が持つ経営面への影響力の大きさ、というのも考えさせられました。
……スポンサー問題について盛り上がったあと…
Sさん「じゃあ、列の場所もとったので、蝮のみんなにひさおさんをご紹介しますよ」
ひ「あ……は、はい…そうか、そうですね」
列にG-styleの方を残し、僕はSさんに連れられ、蝮のみなさんが待つ正面ゲートへ…。
やや気が重いまま、蝮の方々にご挨拶。
蝮の方も、基本的には穏やかな雰囲気が漂っていたのですが…
やはり、何名かは…
なかなか威圧感を持った見た目の方もいらっしゃいました…。
挨拶をし、応援に混ぜていただくことをお願いして、また列へ戻りました。
列に戻っていくときには、さっきよりもさらに多くの人がまだまだ長い行列を作っていました。
列に戻ると一緒に並んでいた、あるG-styleメンバーの方は…
「開門前にこんなに並んだのみたことない!」
と興奮気味。
また、別の方は
「今日は、今までのアウェー戦で最高くらいの人数が来るんじゃね?」
とも言っていました。
一緒に並んでいたSさんは
Sさん「岐阜サポはね、いっつも遅いんですよ、スタジアムに来るのが(笑)
試合開始直前まで来ない。これは岐阜の県民性なのかも知れませんけどね…。
だから、開門時には、人少ないなーなんて思っていても…最終的には案外入っていた…なんてこともよくあります(笑)
でも、だからそれだけに、今日のこの行列は驚きですよ」
「場所と、相手が名古屋っていうことと、天皇杯ここまで勝ち進んだっていうこと全部が上手く作用しているんだろうね」
普段の岐阜の実際の客入りを僕は知りませんが(データ上では知っていましたが…)、確かにかなりの人が並んでいました。
そして、開門。
さしたる混乱もなく、入場。
ゴールの真裏あたりに来たところで、
Sさん「じゃあ、あとは、Gさんにお任せしていますので…」
と、Gさんという方を紹介されました。
Gさん「よし、じゃあ応援ではいっぱい飛んでもらうけど、大丈夫?ちゃんと応援しなかったら怒るよ!」
Gさんからはいきなりこのようなお言葉を…
でも、僕もさすがにこれで4クラブ目。
応援に対するある程度の覚悟は出来ています。
ひ「はい、大丈夫です、慣れてますから。容赦なくお願いします」
Gさん「容赦なんてしねえよ!」
…と通されたのが
この辺。
コールリーダや太鼓隊の直ぐ真後ろ、3列目あたり…。
いわば激戦区。爆心地…。
やっぱりこういうことになるんですね。
覚悟はしていましたが…
まさかゴール裏ど真ん中とは。
試合開始まで、まだ余裕があり、例によってダンマク入れのお手伝いとかもやらせていただきました。
ふと前を見ると、ホームである名古屋側のゴール裏も続々と人が入ってきています。
ゴール裏にいた感じでは、あまりアウェーな雰囲気を感じません。
そういえば、今回、アウェーだった…という感じ。
この日は岐阜サポが多かったのでなおさらそう感じたのかもしれません。
試合開始まで、ちょっと暇だったので、煙草が吸いたくなり、警備員の方に、喫煙所を尋ねることにしました。
ひ「すいません、喫煙所って…」
警「あー、試合が始まったら、こっち側でも喫煙所が設置されるんですがね…。試合開始までは、あちらの方にしか…」
警備員の方が、「あちらの方」と言いながら指差した方向は…
メインスタンドの限りなく名古屋ゴール裏側…。
ひ「あ……そうなんですか…。ありがとうございます…」
試合が始まると、煙草なんて吸っていられないことはこれまでの経験から明白。
もちろん、我慢することはできます…。あんな敵中突破するのなんて怖いし。
一方で、「これは、アウェーを体感するチャンスなんじゃないか?」
ということも頭をよぎります。
しばし考えた結果…。
アウェー体感と煙草を吸う、という目的のもと…
メインスタンドの限りなく名古屋ゴール裏側にある喫煙所を目指すことにしたのでした…。
次回、奇しくも体験することになったアウェーな雰囲気をご紹介します。
そして、その後、いよいよキックオフです。
つづく。
posted by ひさお |18:47 |
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 |
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2009年12月24日
こんばんわ。ひさおです。
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起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その1
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その2
それでは続きです。
Tさん「それでは、そろそろ行きましょうか」
ということで、出発。
この時点で、緑の人は40名程度でしょうか。
みんなでぞろぞろ、岐阜駅のホームに向かいます。
駅のホームでは、TさんからSさんという方を紹介していただきました。
Tさん「今日一日、ご案内をさせていただきます、Sさんです。Sさんは仕事的にもひさおさんと繋がりがありそうなんで、是非にと、案内を志願してくれました」
Sさん「はじめましてSです」
Sさんと名刺交換。
Sさんはゲーム・DVD、その他諸々を扱う某ショップの店長さん。
Sさん「サカつく、売れてますよ!」
とのありがたいお言葉もかけて頂きました。
Sさんは、周囲のサポーターの方々にも、僕のことを紹介してくださいました。
なかには、このブログを見ていただいている方もいて
「チャラ男とひさお、どっちの方?」
と聞かれる方も。
「しかし、今日、本当は長良川やったかもしれんのに」
…と、また別なサポーターの方。
ひ「…というと?」
「今日、駅伝なんですよ」
ひ「駅伝?」
突然のことで、なんのことかわかりませんでしたが
その日は「実業団女子駅伝」が岐阜で開催される日だったのです。
「駅伝で、長良川使うで、今日、瑞穂に行かなかんのよ。駅伝と日にちがズレとったら、長良川開催もあったらしいんやけどね」
長良川とは、岐阜のホームスタジアムである、長良川陸上競技場のことです。駅伝で使用するのだそう。
Tさん「昨日、長良川にダンマク取りに行ったら、すごかったよ。いろんな会社の横断幕やら旗やらがもう用意されてて」
電車が来るまで、しばらく時間があったので、いろいろと話し込むことができました。
応援についてちょっと気になったので、質問。
ひ「ここにいるみなさんで、指揮をとって応援されるんですか?」
Tさん「いえいえ。それはまた別なんですよ、実は。私たちは、スタジアムでの応援を表立ってやるのではなく、サポーターの輪を広げて行く活動を主にやっているんですよ。」
ひ「なるほど…では応援団は全く別?」
Tさん「団体としては別ですけどね。横の繋がりはありますよ。
まあ、応援も大切なのですが、その前に岐阜の場合はより多くの人にスタジアムに来てもらわないといけない。
私たちは、なんとかしてグループとかに属さないサポーターの人たちや、まだFC岐阜を観たことがない人達に、岐阜について知ってもらい、スタジアムに足を運んでもらおう、としているのです。
なので、広くサポーターを集める係とでもいえるでしょうか。
今回の、なんとなく固まって~ツアーもその一環です。
FC岐阜にちょっと興味があっても、なかなか単独では行きづらい面もあったりするので。
じゃあ、みんなで行けばいいじゃないか、ということで企画したのです」
たしかに、岐阜のように、これから、というチームではこういった活動は重要で、地道に地域に浸透させていく必要があるのだと思います。
ひ「なるほど…。この、なんとなく固まって~ツアーって、アウェーのときには良く開催するんですか?」
Tさん「いやいや、まず、近隣のアウェーってないんですよ…」
ひ「あ、そうか」
Tさん「まあ、あって大阪、ですが大阪だと、高速道路、ETCで1000円じゃないですか。みんな車で行っちゃうんですよ」
ひ「なるほど…あと気になってたのが…あの駅前の信長像…」
と言うと、別のサポの方が話に入ってきました。
「すごいでしょ、あれ(笑)3000万くらいかかったっていうよ」
3000万!
なんでも岐阜市制120周年を記念して建てられたのだそうです。
そんなこんな話をしていたら、電車がやってきました。
まずは、2次集合場所である金山駅を目指します。
▲緑の人が固まって乗った車内。1両目にみんなで乗ったので1両目だけ、ぎゅうぎゅう。
Sさん「そういえば、ひさおさんにいいものを持ってきたんですよ~」
電車に乗るなり、Sさんは、ちょっと古い、サッカー誌の記事を見せてくれました。
そこには、JFL時代のファジアーノの記事が。
Sさんも、このブログを見ていただいていて、僕が岡山を応援していることを知っていたのです。
Sさん「岡山とはね、割と因縁があるんですよ。
いや、岐阜側はあまり因縁だと思ってないけど、多分、岡山側からしたら因縁の相手になるかな、と」
ひ「…というと?」
Sさん「たとえば、3年前の地域リーグの決勝。岐阜は岡山とあたって、勝って、JFLに進みました。
岡山は負けて、悔しい思いをしたと思います。それで結果的に、J参入が1年遅れましたからね」
ひ「…ああ、それ、聞いたことがあります…。しかも、その地域決勝以来岐阜には勝てていないという…」
Sさん「でもね、岡山の雰囲気って素晴らしいんですよね。
スタジアムの立地は良いし、サポーターもすごく温かい。人気もすごいじゃないですか。あれだけの人を集めるなんて…岐阜も見習いたいところですよ」
岡山の印象はずいぶんと良い様子。嬉しいことです。
いろいろとお話を伺っているうちに、電車は金山総合駅に到着。地下鉄の名城線に乗り換えます。
地下鉄に乗るまえに、一旦、駅改札前で合流するサポーターと待ち合わせ。
▲仲間がどんどん増え、100人を超えました。
多くのサポーターの方々が気軽に集まってきます。
みなさん、かなり穏やかな雰囲気…。
▲地下鉄へ。
この写真をとっていると、副コールリーダーの方が
「冬だでみんな厚着しとるから惜しかったね。」
と言ってましたが、確かにこれ、夏の試合とかなら、もっと緑で綺麗だっただろうな、と思います。
▲…で、また電車待ち。
ここでまた、新たなサポーターの方を紹介して頂きました。
その方は、サカつく6をプレイしていただいている様子で
「今回のは、今までで一番面白いわ」
とおっしゃって頂きました。
「ただね…一ついわせてもらうとしたら、岐阜、スタート時の資金多いわ。もっと少なくて良かったのに」
とも。すると他の方も
「そうそう、資金マイナススタートとかのが面白いて」
と、乗っかってきました。
ひ「マイナスは、さすがに…。ちょっとマゾすぎるでしょ(笑)」
「そんなことないよ。きっと岐阜サポなら、良くできとるわ~ってなって、感動するよ(笑)」
話はゲーム内のチーム強化の話から、リアルのチームの強化の話に…
「岐阜はね、今西さんがGMになってから変わったんよ。今西さん…知ってる?」
恥ずかしながら僕は存じ上げませんでした。
「とにかくね…僕たちからしたら神様みたいな人でね。
岐阜の前は、広島の総監督なんかもやっていた人なんよ。
広島のマスコットの熊いるでしょ。あれ、今西さんがモデルらしいよ」
別の方も加わる。
「でも偉ぶった人じゃなくてね、ふらっとスタジアムとかに現れたりする。
前、広島との試合の時にも来ていて、広島のサポも今西さんの前で不甲斐ない試合はできないって奮起してましたしね(笑)」
ひ「そんな方がGMをされているなら…安心ですね」
「あとは、経営だわ。問題は。…岡山の社長が経営を見て、GMが今西さんだったら最強だと思うけどね(笑)」
たしかに…それは最強のタッグっぽい…。
電車が来る。
電車に乗り、瑞穂運動場東駅を目指します。
電車の中では、今度はスタジアムの話に…。
「来年はスタジアムがメドウに戻るから…また厳しいんよね…」
ひ「メドウ…?」
「岐阜がJFL時代に使ってた競技場。
これが小さいんよ。マックスで3000人入ればいいんじゃないか、くらい」
ひ「えっ、3000?!それ。Jリーグ的にオーケーなんですか?
そもそもなんでまたそこに?」
「長良川を改修するんだわ。
で、仮設スタンドを増設して、メドウを使うってことでぎりぎりオーケーをもらった感じかなあ。
まあ仮設スタンド入れても4500とかかな」
ひ「それは、ますます…経営も厳しくなりそうですね…」
「うーん。岐阜は、だいたい常時スタジアムに足を運ぶ人たち、サカつくでいうコアサポーター、かな。これが2000人くらい。メドウはアウェー席なんか200人くらいしか入んないからアウェーチケットは争奪戦になるよ、きっと」
ひ「スタジアムはどんな感じなんですか?」
「コートと近い。とにかく近い。」
「片桐 (淳至、現甲府)のシュートが失速せずそのまま俺の膝に当たったときは感動したよ(笑)」
ひ「サッカー専用のスタジアムなんですね!」
僕がこういうと、周りは失笑。
「ははは、専スタっていうと聞こえはいいけどね…」
「客席の問題の他にも、ラグビーの試合もしたりするから、結構芝が痛んでたり、いろいろと問題があるんだ」
フロンターレのときにも浮上していたスタジアム問題。
岐阜でもなかなか深刻な問題として上がっていました。
やがて、電車は瑞穂運動場東駅に到着。
なんとなく固まってツアーも終りが近づいてきました。
しかし、この和やかな雰囲気はなんなんだろう。
試合前の殺伐さが
…あまり感じられない。
そういえば、応援団はまた別に存在するって言っていたっけ…。
なんとなく嫌な予感を感じつつ、Sさんに聞いてみました。
ひ「そういえば、みなさん、どういう形で応援されるんですか?応援を仕切る方は別でいるとは聞いたのですが…」
Sさん「ああ、応援団の人たちは、スタジアムで待ってますよ。
蝮の人たちが…」
ひ「マ…マムシ…?」
S「そう、蝮」
マムシ。美濃のマムシといえば…。
かの、稀代の謀将…マムシの道三と恐れられた…斎藤道三…
道三が長良川で討たれてからおよそ450年…
岐阜のゴール裏に「蝮」は生きていたのでした…。
…ていうかやっぱりまた威圧的なお名前!
Sさん「そうそう、せっかくなんで、ひさおさんには、応援の際には、蝮の中に入って応援していただきます。
ゴール裏の前方の方に席をおとりしますので」
あああああ……
結 局 そ う な の だ 。
ユルいなあ、穏やかだなあ、と思っていましたが、やはりこういうことは長くは続かないのですね…。
というわけで、次回、蝮の方々にご挨拶をさせていただきます。
つづく
posted by ひさお |19:43 |
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 |
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2009年12月21日
こんにちは。ひさおです。
前回の記事はこちらからどうぞ。
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 その1
岡山に帰郷し、友人の結婚式に出て、やっぱ結婚式っていいなあー、なんて思いながら他の出席した幼なじみ達と久しぶりに飲んだりして、リフレッシュしながらも、意識は「明日、朝いちで岐阜か」とすでに、天皇杯の方向に向いていました。
しかしそれはネガティブな意味ではなく、割とポジティブに。
単純にいろいろなクラブのゴール裏でのサポーター体験というものに楽しみを覚えているのと同時に初めてのJ2クラブで、しかも岡山の1つ上の先輩のところにお邪魔できるというのは、岡山を応援している身からしても、なかなか興味深いものがあったのです。
いままでのクラブは、すでにJリーグ屈指のクラブで、ちょっと遠い存在のような感じがあったのですが、勝手ながら岐阜は、なんとなく親近感を持って体験出来る気がしたのでした。
ちなみに、ほぼ一年ぶりの帰郷ということで、軽く岡山のことに触れさせてもらうと、前回帰ったときは、ちょうど岡山が、J2入りの内定を貰ったくらいのタイミングでしたが今回は、J2一年目が終わった年。
ちょっとは街もファジアーノカラーで染まっているかな、なんて淡い期待をいだいていたのですが…
僕が見たところ特にそんなことはなく…。
とはいえ、時間がなくて、街の隅々までみていないので、明確なところは分かりませんが、パッと見は、あんまり、ファジアーノが押されている雰囲気は感じられませんでした。残念。
※以下、ローカルネタとなります。
岡山のメインストリートである桃太郎大通りの街頭とかにファジアーノのタペストリーやペナントなんかはないものか、とみていたのですが
特に見つかりませんでした…。
奉還町や表町の商店街、スタジアム周辺には行けなかったので、そのあたりはどうなのでしょう。
ちょっと気になります。地元の方にコメントなんていただけたら嬉しいですね。
以前、プライベートで湘南-岡山の試合を平塚まで見に行ったときは、平塚駅からスタジアムまで、湘南カラーに染まっていたし、川崎の街なんかも商店街なんか特にフロンターレカラーで染まっていたりします。
岡山の街もあのファジアーノレッドに染まればいいのになあ…
なんてことを思いながら、ふと、新幹線のホームから見える西口のNHK岡山放送局が入っているリットシティビルをみると…
▲山陽新聞社ニュースサイトより
でっかいタペストリーがあったー!!
これに関する、ニュース動画も山陽新聞社のサイトから観ることが出来ますね。
これを見て、やや幸せな気持ちになって、新幹線に乗ることができました。
余談の余談ですが…
岡山駅西口の開発は本当に凄まじい勢いで進んでいますね。
西口に限りませんが、僕が高校時代を過ごした2000年あたりから考えると、岡山駅周辺はもはや別の街です。
地元の発展…
嬉しいやら、ちょっと寂しいやら。複雑な心境ですね。
……と。
久しぶりに実家に帰っていたので、いろいろとレポートしたいことが多くて、前置きが長くなりました。
岡山についてはまたいつかネタにする日もくるかもしれない…ということで本題に入りましょう。
岡山駅を8時14分発の新幹線のぞみ号に乗って、出発。
9時50分頃に名古屋に着きます。
そこから東海道本線新快速に乗り換えて、わずか19分で岐阜…。
近っ!!
名古屋と岐阜ってこんなに近いんですねっ!
ちなみに僕が、歴史が好きなことは前々から触れているのですが、やはり、織田信長という破格の人にはいつまで経っても憧れを持っています。
なので、名古屋にも岐阜にも、よく行ったものですが、以前は、名古屋から友人の車で清須や犬山に寄ったりしながら金華山(岐阜城)に行ったので、電車で行ったことはなかったんですね。
だから、電車での近さにはびっくりしました。
しかし岐阜駅到着後なにより…
僕を驚かせたのは…
金ピカの信長像……。
衝撃の信長像はこちら。
集合時間よりちょっと早くついたので駅前をぶらぶらしていて、びっくりしました。
しかもこれがデカイ。
像自体は3メートル、台座を合わせると約11メートルもある巨大なもの!
信長も、まさかこんなことになっていようとは。
町の名を岐阜という名前に変え、岐阜を拠点に天下を窺った信長なので、たしかにわからなくはないのですが…
やはり歴史ファン的には、斎藤道三の像とかで渋くせめてほしかった(笑)
信長だとどうしても尾張のイメージが強いんですよねえ。
なんてことを思いながら…
集合時間を待ちました。
10時30分頃に、集合場所である、駅2階のみどりの窓口前に向いました。
すると、ぞろぞろと、緑の人たちが集まり始めてきました。
▲「緑の人がなんとなく固まって~ツアー」…たしかになんとなく固まってる…
まずは、連絡をとったTさんを探します。
G-styleのメンバーらしき方に聞いて、Tさんを呼んでもらい、まずは挨拶。
ひ「セガのひさおです。今日は突然のお願いにも関わらず、取材を受けてくださり、ありがとうございます」
Tさん「どうも、はじめまして!いえいえ、こちらこそウチなんかを選んでくださって、光栄です」
うーん…
なんて感じが良いのだ。
それにみなさん、とても優しそう。
すぐさま、Tさんは、他のG-styleのメンバーに紹介をしてくれました。
Tさん「今日は、特別ゲスト、セガのサカつくの開発者の方が、いらっしゃってます!みなさん、いろいろと協力をしてあげてください。」
みなさん、拍手で迎えてくださいました。非常に温かい。
今回は、
「緑の人がなんとなく固まって瑞穂競技場を目指そうツアー」
ということで、G-styleが主催している、「どうせ一緒の場所にいくなら岐阜のサポーターみんなで固まって行ったらいいんじゃね?」
的なノリの企画から参加。
そういう趣旨なもので、もちろんG-styleの方の他に、一般のサポーターの方がたくさんいらっしゃいます。
集まったメンバーを見ても、女性だったり、家族連れだったりする人が多く、文字通り、アットホームな集団となっていました。
▲なんとなく固まって瑞穂競技場を目指そうツアーはここですよ~と案内をして回るメンバー。
なんで、緑地の紙に書いてこなかったのか、と他のメンバーに責め寄られていました(笑)
そんなこんなで、次回から、いままでになく緊張感のない、ゆるーい感じの岐阜編、本格的にスタートします。
次回は
「緑の人がなんとなく固まって瑞穂競技場を目指そうツアー」の全貌に迫ります。
つづく。
posted by ひさお |13:39 |
起こせ!ジャイアントキリング! FC岐阜編 |
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2009年12月18日
おはようございます。
ひさおです。
また新たなクラブにお邪魔してきましたので
チャラ男さんに代わりまして、僕がレポートさせていただきます。
プロジェクト休暇が明けて、僕とチャラ男さんのふたりが揃ったところで山田さんに招集され、次にお邪魔するクラブはどこにしようか会議が始まりました。
とはいってもすでに、シーズンは終了。
時期は天皇杯の準々決勝の前、ベスト8が出揃ったところです。
勝ち上がってきている8クラブの中から、どこかのクラブにお邪魔しようか…
という話になりました。
12月12日鹿島-G大阪(カシマサッカースタジアム)
12月12日仙台-川崎(ユアテックスタジアム)
12月12日新潟-清水(アウトソーシングスタジアム日本平)
12月13日名古屋-岐阜(瑞穂陸上競技場)
で、このうち、地理的に…
鹿島スタジアムが妥当だ、という流れになってきたのですが…。
山「うーん…鹿島-ガンバ戦か…」
チ「マジすか…」
山「うーん…地理的にはそこくらいか…でも、今回の意図とはちょっと違うんだよなあ…」
いつになく歯切れの悪い山田P。
チ「でも鹿島-ガンバは見たいなあ…」
チャラ男さんは京都の出身で、入社前は大阪に住んでいたので、ガンバへの思い入れは強いようです。
…というよりも、両チームのスター軍団が見たいだけなのかもしれませんが…。
ひ「あの…僕、12日は友人の結婚式で、岡山帰らないといけないんですよ」
チ「は?!またかよ!じゃあまた俺ひとり?!」
山「まあまてまて」
トーナメント表を見ながら山田Pはつぶやきました。
山「13日の名古屋-岐阜はどうだろう」
このつぶやきを聞いた瞬間…
チャラ男さんから衝撃の発言が飛び出ました
チ「えっ!!岐阜FCってまだ残ってんの?!
岐 阜 F C っ て J F L で し ょ ? ! 」
その瞬間、山田さん、僕はもとより…
その場にいたサカつくチームの全員が凍りつきました。
山「……お前は…今まで何をやってきたんだ…」
完全にあきれ果てた表情の山田P
チャラ男さんは、「何か間違ったことを言った?」くらいの表情できょとんとしています。
ひ「まず…JFLじゃなく、J2です。そして…岐阜FCではなく、FC岐阜」
チ「えっ!!J2なの?!マジで言ってる?」
……。あなたがマジで言ってるのか、と。
チ「名古屋かー。でもアツいっすね。ケネディや玉田が見れる。ピクシーも見えるかも!サポーターもそんなに過激そうじゃないし…」
山「何言ってる。行くなら岐阜側だろ」
ひ「そうですよ。断然岐阜のがアツイでしょ」
チ「はっ?岐阜側?!なんで?名古屋でしょ、どう考えても」
山「お前、休暇前に俺が言った、ジャイアントキリングについて、ちゃんと考えるなり、調べるなりしてきた?」
前回、チャラ男さんは山田Pとの総括で、ジャイアントキリングを知っているか、と問いかけられていましたが…
チ「あ……忘れてた」
山「そんなとこだろうと思った。ジャイアントキリング…読んで字の如く…」
チ「巨人、殺す…」
山「ほんとにそのまんまだな。まあ、だいたいニュアンスはわかるだろ?大物喰い、要するに、格下のチームが格上のチームを倒すことだ。そうだな…相撲で言うところの金星を挙げる、とかが近いかも。」
チ「なるほど…」
山「天皇杯の醍醐味は、ジャイアントキリングにあるんだ。今回だって、明治大学が、湘南、山形を降したり…あと最も象徴的だったのが、松本山雅と浦和の試合」
チ「あ!それ知ってます。松本なんとかってチームにレッズがまさかの敗退を喫したという…」
山「松本山雅は今年、JFLに昇格を決めたばかりのチームだ。
そのチームがJリーグ屈指のレッズを降した。
これを大物喰いといわずなんと言う?
そしてサッカーではこういうことが往々にして起き得る、というのが恐ろしいところなんだ。
同時にこれこそが、天皇杯の醍醐味でもあるわけ。だから、J2中位の岐阜が、前回のジェフに続いて、J1中位の名古屋を倒す、これがアツいんじゃないか」
チ「…なるほど…でも、岐阜の選手、全然わかんねーよ」
山「……。選手を観に行くのが目的じゃないだろ。
今回はチャラ男はいい。岐阜がJFLだと思っていましただなんて、失礼すぎる。
お前に行かせても良いレポートが上がってくるとは思えん。…ひさお、行ってくれるか?」
チ「そんな……。」
ひ「日曜日は特に予定はないし…東京に戻ってくる途中なので、行けなくはないですよ」
山「まあ場所が場所なんで無理だったらいいんだが」
ひ「いえ、行きます。ナビスコは僕、行けなかったんで、今回は僕が行きましょう。
それに、ジャイアントキリング、興味があります。
残念ながらJ2最下位に終わった岡山を応援しているだけに」
J2クラブ、しかもアウェー、というシチュエーションはこの体験記を始めて以来、初のことです。
そもそも、僕は判官びいき、的な…そういう面が強くて、すでにビッグクラブというよりも、まだ発展途上のクラブとかのほうが感情移入しやすいんですね。
そんなクラブが、ビッグクラブを倒す…考えただけで痺れますね。
山「ただ、流石に、俺も岐阜にはツテはないな…。どうしようか、いい機会だから、今回はお前が自分でアポとって行ってくるっていうのは」
ひ「そうですね。わかりました」
というわけで、岐阜…。
まずはサポーター団体の検索から始まりました。
で、見つけたのが、こちら
G-styleさん。
サイトからしてなんだかアットホームな雰囲気。
トップには可愛いイラスト入りの、応援ツアー告知も。
早速、このサイトから、アポを取ることにしました。
G-Styleさんからはすぐにお返事を頂くことができました。
SEGA ひさお様
FC岐阜サポーターズクラブG-styleのTです。
お申し出いただいております、12/13天皇杯名古屋戦の体験取材の件お受けいたします。
どうぞよろしくお願いします。
当日は岐阜方面からみんなで電車を乗り継ぎ瑞穂を目指す
いわゆる電車ジャック「緑の人がなんとなく固まって瑞穂競技場を目指そうツアー」を開催します。
…ということで、まさに上の絵の電車ジャックから参戦することになったのでした。
「1次集合場所のJR岐阜駅でも2次集合場所の金山総合駅でも構いません。」
ということでしたが、せっかくなので、1次集合場所の岐阜駅から参加させていただくことにしました。
集合時間は10時45分。
僕は前日に岡山にいるため、岡山を8時頃に出る新幹線に乗り、一度名古屋で降りて、岐阜に入り、また名古屋方面をめざすという旅になったのでした。
つづく…
posted by ひさお |10:36 |
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