2010年02月05日
煌きのベガルタ仙台編 その2
こんにちは。ひさおです。 またしばらく空いてしまいました…。 前回までの記事はこちら。 ガンバ編 天皇杯連覇へ!ガンバ大阪編 その1 天皇杯連覇へ!ガンバ大阪編 その2 ベガルタ編 煌きのベガルタ仙台編 その1 それでは前回の続きです。 開門待ちの列に入りこんでから、しばらくして… 10時。 開門しました。 ゴール裏へと進んでいきます。 テンメイさんは、まるで自分のホームかのように、 テンメイさん「この辺は、危ないからもうちょっと離れてた方がいいよ。あ、その辺は幕張るから……」 と一般のサポーターを先導していきます。テンメイさん「今日は俺たちの試合じゃないから、上の方行こう、と」
テンメイさんは、華族の他のメンバーの場所とりのため、スタジアムを上がっていきます。 上から客入を見てみると…
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まるで、大洪水で侵水してくるかのように、みるみる、仙台サポが入ってきます。 テンメイさん「しかし、今日、開場早いね。11時かと思ってた」 ひ「今日は高円宮杯がありますからね。」 テンメイさん「あ、そうだった!あれ?じゃあ、試合始まんの、何時?」 ひ「天皇杯は確か…15時からじゃなかったでしたっけ?」 テンメイさん「15時?!うわー……完全に勘違いした。13時からだと思ってたよ…」 テンメイさんは、U-15ユースの大会、高円宮杯のことをすっかり忘れていたようです。 この日約束していた仙台のサポの方との待ち合わせまでには、まだしばらく時間があったので、疑問であった 「なぜ、仙台と川崎のサポは仲が良いのか?」 という疑問をテンメイさんにぶつけてみることにしました。 ひ「ちょっと疑問だったんですけど…華族の方たちって、すごく、仙台のサポと近い気がするんですけど…なんでなんでしょう。」 テンメイさん「ん?そうだね。仲いいね……。なんでだろ。そういえば、なんでだろう」 え。 理由がない? ひ「理由がない、ってことはないと思うんですが…」 テンメイさん「うーん。でもいつの間にか、って感じかなあ。あ、でも、仙台も複雑でさ」 ひ「複雑?」 テンメイさん「応援団、分かれてるんだよね」 ひ「えっ…そうなんですか?」 テンメイさん「もともと、ウチは、さっきのKくんのグループとは別のグループと仲良かったんだけどね。 ほら、ゴースタのアメ食い競走企画みた?」 ひ「あ、はい、みました。面白かったです。」 アメ食い競走とは、この試合の前、ユアテックで行われた、天皇杯準々決勝・仙台-川崎戦で、試合の裏で行われた、サポ同士のアメ食い競走のことです。 詳しくはゴースタ を御覧下さい。 テンメイさん「あれとかさ、いろいろ面白い企画するグループがあんだよね。前は綱引きなんかもやってさ。 で、そこと仲良くて、でもまあいつの間にかKくんのところのグループとも仲良くなってるな。」 ひ「そうなんですか…」 テンメイさん「しかしさ、あのアメ食い競走、ひどいんだぜ。 あの試合、俺らアウェーだからさ、めちゃくちゃ、白い粉盛られてれているの。全然飴まで届かないのよ。窒息するかとおもったよ、本当。 あいつらは、自分らのホームだから、粉の量少なくてさ(笑)」 ひ「へえ。でも楽しそうですね!他に、ここは仲良いっていうクラブあります?」 テンメイさん「うーん、あ、そうだ、山形とかは仲良くやってるよ」 これは以外なクラブ。 ひ「山形?これまた接点なさそうですけど…」 テンメイさん「いやさ、昔、ダンマクの貼り方だかなんだかでもめたことがあってさ。喧嘩になったのよ。それがキッカケで、それから定期的に交流会みたいなのを開くようになって。仲良くなったね。」 喧嘩きっかけ……。 このあたりもなんだか、サポーターらしい感じで。 でも、お互いの曲げられない主張があった上で、モメて… お互いにマジだからこそ、喧嘩の中でもお互いを尊重する部分はあり、結果、仲良くなっていく… ということでしょうか。 クラブを第一に考えて応援する、という根はどこのクラブのサポーターも同じはずですし。 結局、テンメイさんからは、仙台サポと川崎サポが仲良くやっている、という事実は確認できましたが、それが何故かはわからずじまいでした。 テンメイさん「ダンマクはりでも手伝うか」 と、暇を持て余したテンメイさんは、仙台のダンマクはりを手伝いに向かいます。 僕もそれについていきます。 テンメイさん「ん?なんだ、あいつ、こんなところに」 …と、テンメイさんが、見つけたのは…… 赤い服を来た人でした。 ベガルタゴールドの中にひとりだけ、鮮やかな赤いユニ。 よく見ると、コンサドーレ札幌のユニです。 Kさんたち、仙台のコアサポの中で談笑していたのでした。 ?「おお、テンメイさん!久しぶりだね」 テンメイさん「あんた、なにやってんの」 その謎の札幌の人と談笑を始めるテンメイさん。 テンメイさんは僕に、その人を紹介してくれました。 「この人、札幌のコールリーダーやってる人。すげー面白れー人なんだよ。 あ、そうそう、こちら、セガでサカつく作ってるひさおさん。 ゲームに役立てるために取材しているらしんだ」 ひ「はじめまして」 札幌コールリーダー「へええ、大変だねえ。」 ひ「いつかぜひ、札幌にもお邪魔しようかと…」 札幌コールリーダー「そんな、そんな、無理しないで~。こなくていいよ(笑)」 テンメイさん「ところであんた、こんなとこで油売ってて良いの?」 高円宮杯の決勝は、札幌U-15対神戸ジュニアユースの試合なのですが… 札幌はホーム側で、真逆。 札幌コールリーダー「いいんだよ、いいんだよ」 すると、反対側のゴール裏から…… 「We , Are 札幌!We are 札幌!! We , Are 札幌!We are 札幌!!」 と、サポの応援が始まりました。 Kさん「ほら、コールリーダー不在で、始まってんじゃん(笑)」 札幌コールリーダー「大丈夫、大丈夫」 何が大丈夫だか分からないのですが、この方は、ビールを片手に談笑を続けていたのでした。 お話をしているうちに、仙台サポの方との待ち合わせの時間となっていました。 ひ「あ、今日約束していた人との待ち合わせがあるんで、僕は一旦ここで」 テンメイさん「はいはーい。じゃあがんばって」 ということで、テンメイさんと別れ、仙台サポの方のもとへ。 この日、約束していた人、誰かというと… 仙台サポの方の間では有名な方なのではないでしょうか。 「武藤文雄のサッカー講釈」というブログをつけていらっしゃる、武藤氏です。 氏とは、以前とある飲み会で面識を得て、今回の取材をお願いすることになったのでした。 11時きっちりにスタジアムに現れた、武藤さんと、まずは挨拶。 そして、一緒に応援されるという、お友達の方々とも挨拶。 すると、一人のお友達の男性の方と武藤さんが、 「とりあえず、コールリーダーたちに挨拶にいきましょうか」 僕はすでに、Kさんたちには挨拶をしていたのですが、勢い的に抗えず、ふたたび、ゴール前で準備を進めるKさんたちの前へ。 武「こんにちは。今日もお願いします」 Kさん「ああ、こんにちは。こちらこそお願いします。」 武「こちら、今日、セガさんからの取材と言うことで…」 Kさん「さっき聞きましたよ(笑)」 ということで、再びの挨拶を終了。 武藤さんのお友達の方が、なにやら、いかつい身なりのコアサポの方とお話していました。 「この人(僕のことです)、応援の時に、ここで、応援させてもらえる?」 コアサポ「うーん、いや、いいけど、大丈夫なの?きついよ、俺らの応援は」 ひ「…大丈夫だと思います。ある程度行って慣れてますので」 コアサポ「ふーん。まあ、気が向いたらこの辺にくればいいけど、まあ大変だよ。 今日は、人も一杯いるし、どこにいても同じ質の応援はできるはずだから。 どこで応援するかってより、どこからでもいいから、自分の思うさま、応援してくれたらいいよ。」 その方は、いかつい外見に似合わない、すごく無邪気な笑顔でそう言いいました。 ひとまず席に戻り、高円宮杯がはじまるということで、着席。 他の仙台サポも着席し、ユースへ声援を送ったり、お酒を飲んで本番に備えたり、雑談したりと各々、自由に過ごしています。 僕は武藤さんと、そのお友達の女性のMさんとの間に座らせてもらいました。 ユースの試合を観ながら、武藤さんはなにやらブツブツとひとりごとのように、つぶやきます。 武「うーん、すばらしいサッカーをするなあ、神戸は。 U-15のサッカーじゃあないねえ。」 僕は、いまだに、サッカーの試合展開とかには疎く、良くわからないところが多いのですが…。 ピンポイントでのうまいプレイ、とかっていうのはわかるんですが、組織的な動きとか、大局的なプレイってピンとこないんですよね…。 なので、武藤さんのいうところの、神戸の上手さ、というのが、正直、分かりません。 U-15だから、中学生、というので、それにしてはかなり上手だなあ、程度。 武「とても大人びたサッカーをしているねえ。これはすごいわ。」 武藤さんはしきりに神戸のサッカーに関心している様子でした。 武藤さんが感心する通り、神戸ジュニアユースは札幌U-15を圧倒してはいたのですが、結局はスコアレスのまま前半を折り返します。 ハーフタイムには、武藤さんのブログでも度々語られている「大分問題」についての講釈を聞くことができました。 大分トリニータの経営問題については、深く嘆かれているようで… ちょうど、この日、大分の前社長・溝畑氏が観光庁長官に就任する、ということが決まったというニュースが入ったばかりで、その問題を切り口に話は始まりました。 これについては、武藤さんのブログに詳しく書かれてあることですし、僕がこの時聞いたことをまとめて、このブログでアップしても、曲解や誤解が入って、武藤さんの仰りたいこととかけ離れてしまうかもしれませんので、このとき聞いたことは書きませんが、ともかく、武藤さんは ひとつの地方のJリーグのクラブが消えてしまうかもしれないと言うことに強く危機感を覚え、また、そうならないように、様々な施策を考えられているのでした。 危機に瀕した大分を「友」と捉えて、時に痛烈な批判を交えて熱弁しながらも、クラブが生き延びることを強く願うその姿からはサッカーそのものへの大きな愛情を感じました。 ああ、この人はベガルタ仙台のサポーターである、ということの大前提に、本当に、サッカーというものを愛していてサッカーの持つ様々な可能性を信じているのだなあ、と感じたのでした。 大分問題を話しながら、試合は後半を迎えていました。 神戸が先制し、札幌も負けじと、返す。 しかし、結局は神戸が追加点を決め、2-1で神戸ジュニアユースが高円宮杯を勝ち取ったのでした。
神戸の選手たちは、神戸サポーターに挨拶をした後、仙台サポーターが陣取るゴール裏正面にも来て一礼をしていました。 仙台のサポーターは、彼らの健闘に対し、スタンディングオベーションで迎えます。
神戸のサポーターからは、仙台の応援に対し、感謝の気持ちと、そしてこれから迎える天皇杯準決勝での健闘を願ってエールが贈られました。 「ベガルタ仙台!ベガルタ仙台!」 神戸サポーターがそうエールを振ると、仙台からも、大会の優勝を称え 「ヴィッセル神戸!!ヴィッセル神戸!!」 と大音量でのエールが贈られます。 これが数度続き、互いに盛大な拍手を送り合いました。 なんだかこういうのって無条件に鳥肌が立ちますよね…。 さて、いよいよ、試合開始…… ですが…… なんとまだ試合まで2時間近くもあるのでした…… つづく。
posted by ひさお |11:23 |
煌きのベガルタ仙台編 |
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